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2011年3月20日 (日)

切られてしまった思い出の桜

 大震災以降、ガソリン買いが殺到したため、どこのスタンドも軒並み在庫切れとなって、入荷すると渋滞する光景が繰り返されています。スタンド渋滞は交通障害になっていて迷惑極まりないですね。

 渋滞に並んで給油するのはご免なので、我が家の石油燃料の節約が始まりました。ちょっとしたお遣いや子供の習い事は自転車で出かけるようになりましたし、石油ヒーターも控えめに。そして、遂に車を利用したレジャーの禁令が発令されてしまいました。山登りや釣りには行っても構わないが、車は利用してはいけないとのこと。「行けるものなら行ってみろ」と言わんばかりです。折から春分の日が絡んだ3連休+自主休暇の4連休が到来。暇で暇で仕方ありません。「こうなったら歩くしかない!」と近場を歩き回ることにしました。

 初日は子供らが学校に行っている間に地元を歩いてみようと、9時に我が家を出発し、裏山の農道を登り始めます。南向きに相模湾を臨む道は日当り良く、歩いていても気持ちが良いものです。ちらほらと咲く桜を楽しみながら尾根道を進むと正面には大山や塔ノ岳が奇麗に見えました。大磯町の通称「山」と呼ばれる地区を抜け、ゴルフ場の縁を進んでいくと、大磯丘陵の最高峰鷹取山(219m)の山頂鷹取神社に到着。湘南地区の低山特有の常緑照葉樹の大木がここにも多いです。神社の狛犬と並んで砲弾が置かれていましたが、戦時中はこの山頂に高射砲陣地が置かれ、アメリカ軍機を射撃していたそうです。

 鷹取神社にお参りをした後、神社前の急坂を下り生沢(いくさわ)に下ります。この道は関東ふれあいの道に選定されていますが、飛び出したところは農家の庭先。牛舎の番をしているワンコに散々吠えられ、道端に座って話し込んでいたおばちゃんが突如裏山から出現した不審者に怪訝なまなざしを向けています。こういう場面で愛想笑いをすると更に不審度を増してしまいますが、どうも私は澄まして通過することが出来ません。

 この辺りは私が生まれ育った土地ですが、良く通ったプールは取り壊され、畑の中に立派な幼稚園が建っていました。この幼稚園は私が通った月京(がっきょう)幼稚園が移転して、たかとり幼稚園として再スタートしたものです。懐かしい我が家の跡地は整地され、町営アパートの建設予定地となっておりました。庭先に亡き父が植えた桜の木は伐採されておりました。この桜は父が開花時期が違う2種類の桜を1本に接木して、長期に渡ってお花見が楽しめる工夫がされた銘木でした。7年前に新居を建てたときに、どうにかしてこの木を移植出来ないか大磯町や植木屋さんに相談しましたが、大きくなりすぎて不可能でした。家は壊され更地になってもずっと残っていたこの桜を、たまに見に来るのが楽しみでしたが残念です。生まれ育った土地が少し縁遠くなってしまったような寂しい気持ちになりました。

 

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コメント

新芽の枝先から移殖すれば、新たに根付いたかも。

でも、貴方の心に桜はいつも満開なのでしょう。

そうですね。樹木のことをもう少し学べば可能だったでしょう。2色桜にこだわり過ぎたかもしれません。でも、5月連休前に満開になるあの白い桜花は鮮明に心に甦ります。

私も先日久しぶりに街中を歩きました。
と言っても、全く縁もゆかり(ゆた)もないところです。
しかし、そこにはそれぞれの日常があり、当たり前のように時が流れているんですね。
旅行好きの私は、こういった日常空間の中に自分だけが非日常としている感覚がすきです。
はい、歩く!すぐ歩く!

 休日も日常のひとつだけど、むしろ平日こそがその地域の生活観が出ていて良いと思いますね。現代は野郎がフラフラしていると、直感的に「不審者」のレッテルを貼られてしまうのが辛いところではありますが・・・負けずに楽しみましょう!

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