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2011年3月24日 (木)

山行 小さなアルプス三峰山

 前回は蓑毛から登って大山山頂を踏んだところまでレポしましたが、その後三峰山を縦走し、清川村煤ヶ谷に至る後半をレポします。

 大山山頂から急階段を下る。北東向きの斜面は日当たりが悪く、登山道はかなりぬかるんでいる。水溜りやぬかるみを避けながら歩くので、想定外の時間がかかっているようだ。10分ほど下ると左手に三峰山が見えてきた。

Dsc01643 大山三峰山

 丹沢山地には三峰山が2つ存在する。その1つは丹沢山から宮ヶ瀬ダム方面に落ちる尾根上にある3つのピーク。これを丹沢三峰山と呼ぶ。そしてもう1つが今回の三峰山である。こちらは丹沢三峰山と区別するため大山三峰山と呼ばれる。

 大山山頂から20分ほど下って、日向薬師へ下る大山の雷ノ峰尾根と分かれて北に延びる尾根に入り、急な階段を下っていく。北向きの斜面には残雪がかなり残っている。ここ数日下界はかなり暖かくなったので、登山道にまで残雪が残っていることは誤算であった。この辺りはかなり急なので、滑らないようかなり慎重になるも2、3度は尻餅をつくことになる。

Dsc01647 残雪残る急階段 

 しばらくすると傾斜はゆるくなり、正面に三峰山を臨みながらの尾根道を進む。振り返り大山を見上げると随分標高を下げてきている。登り返しが大きいのはくたびれるが・・・

Dsc01648 なだらかな尾根道 Dsc01649 前に三峰 Dsc01650 後ろに大山

 下りきってやや右巻きの登りとなる。小ピークに達すると唐沢峠で道は右手(東)へ下っていくが、道標は不動尻を指している。ここで直感が働いた!三峰山に延びる尾根から不動尻に下りてしまうと、再び三峰山への登り返しが厳しくなる。地図には廃道のような点線が尾根伝いに延びているではないか。道標が案内していないとなると、かなりの悪路を覚悟しなければならない。意を決して唐沢峠から尾根伝いに直進することにした。

Dsc01658 この辺りは人間が少数派のようだ。 Dsc01657 直進が近い! 

 歩いてみると踏み跡はついているし、木には登山道を示すテーピングが付けられているので、迷うことはないだろう。しかし、この辺りから三峰山の山域に入ったようで、岩場やガレ場が目立ってきた。尾根は砂礫で両側が切れ落ちている。大山のコースとは明らかにハイレベルになっている。思えば大山の尾根から分かれて以来、誰にも会わない。山が深い分、少し不安が芽生えてきた。

Dsc01656 尾根の両側は深く切れ落ちている。

が突如、そんな不安を癒してくれる山の住人が出現した。

Dsc01651 ルート左先の斜面から視線を感じる。お分かりだろうか?

Dsc01653 ニホンカモシカ(山での遭遇は初!)

 ニホンカモシカがこちらに視線を向けている。実は昨年の秋に、この尾根の麓に位置する不動尻まで林道をハイキングをしたとき、ツキノワグマに遭遇したことがあったため、唐沢峠を直進して以来、わざと手を叩いたり、声を上げたりして人間の存在を示して鉢合わせないようにしてきた。先ほど、大山に登る途中にシカの群れが私に気付いて逃げ去る光景を見たが、カモシカは肝が据わっていて逃げようとはしない。こちらも強気で「おい!」と声をかけても動じずこちらを見つめている。この急峻な地形では己が人間よりも優位に立っていることを知っているのであろう。

 森の住民に勇気付けられて進むと不動尻からのルートに出合う。いよいよ三峰山に取り付くのだ。三峰山は北峰、中峰、南峰と文字通り3つの峰が南北に並んでいる。最高地点は南峰の935mと低山であるが、ナイフリッジの切り立った尾根はかなり危険である。鎖場と梯子が連続する南峰の崖のような急登をよじ登る。このような自分の姿は久しぶりである。まだまだ自分もいける!

Dsc01668 こんなところや・・・ Dsc01669 こんなところ・・・

Dsc01670 おっとっと、わき目は禁物!

 喘ぎながら登っていくと上から賑やかに談笑する声がする。仙人たちの宴会に出くわしたかと思っていると、ピークに10人ほどの中高年ハイカーが昼食をとっている。「ここが頂上ですか?」と尋ねると、「三峰山はまだ先だよ。この先は危ねえぞ~」と呑気な答えが返ってきた。いやいや、こんな急峻なコースに踏み入れる今どきの中高年、恐るべしである!先述の急登を更に15分ほど進むと急階段となり、それを登りきると三峰山南峰頂上である。

Dsc01672 急登を登り切ると・・・ Dsc01674 南峰頂上(934.6m)

 頂上は樹木に囲まれ展望が開けない。苦労した割には報われない山である。達成感は抜群であるが。頂上のベンチでひとり昼食をとった。

 あー長くなった。(つづく)

★コースタイム

10:20大山山頂→10:40日向方面分岐→11:15唐沢峠→11:45不動尻出合→12:15三峰山南峰

Photo

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コメント

カモシカをモフモフしたい衝動にかられたわたしはウマシカ!

モフモフとはソフランCですか?ロシア人ですか?私は絶滅したウシウマも好きですけど。

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