春休み親子企画 その1(釣りの巻)
子供は春休みです。春休みの10日間は短くもあり、クラス換えを控えて子供も緊張している?と勝手に解釈して、半ば強引に遊びに連れて行くことにしました。最初は絵に描いたような春山ハイキングを考えていたのですが、我が家の子は親のせいもあって山嫌いになってしまったので、山で笑えなければ海で笑えと、釣りに連れて行くことになりました。
さて、3月27日(日)。子供連れですから近場ということで、平塚の船宿庄治郎丸にやってきました。狙いは手軽な道具でいろいろ釣れるライトタックル五目(LT五目)にしました。出船時間は7時ということで、6時過ぎに駐車場に入り受付を済ませます。当日は他にヤリイカ、マダイ、アジ釣りのお客さんが待合所で待機しておりました。6時半に船着場へ移動し、7時前に出船。当日は日曜日だったのですが、大震災から半月しか経っていないからでしょうか同船者は6、7人と空いていました。
海上はやや寒いものの、風もなく海は穏やかです。出船後、船は西に10分ほど移動して花水川河口沖で停止。「はい、どうぞ。水深は30メートルで底から3~5mに反応があるよ。」船頭さんから開始の指示が出ました。
さて、ライトタックル五目釣りを簡単に解説しますと、主に20~50mの浅場のアジをメインに狙うため、軽めの40号のコマセカゴがついた片天秤に、3m程度のハリスに3本針のついた仕掛を使用します。針のうち、上2本はウィリーと呼ばれるナイロン質の疑似餌が針に巻かれ、一番下の針は空針でこれにオキアミをつけます。コマセカゴには撒き餌(コマセ)としてアミ(体長5mm程のエビ似の甲殻類)を詰めます。タックルは40号を背負える先調子の竿に、道糸2号を100mほど巻いた小型両軸リールです。このタックルは、同じアジを狙うにも従来からのスタイルである130号カゴ(ビシ)で電動リールを使用した、いわゆるビシ釣りに比してライトウェイトであり、手軽さが釣り人に受けて、相模湾や東京湾のアジ釣りの主流になりつつあります。五目釣りですから、アジの他に夏から秋はサバ、イサギ、ワカシ、イナダ、ソーダが、冬から春はイシダイ、ハナダイ、アマダイ、イトヨリ、メバル、カサゴなどが交ざるお楽しみ企画であります。
釣り方は、まず仕掛を底まで落とし、船頭さんから指示のあったタナまで巻き上げてコマセを振り出し、そのコマセに仕掛が隠れるように2mほど巻いて当たりを待つ釣り方で、当たりがなければ2~3回繰り返して、それでも当たりがなければコマセがなくなるので仕掛を巻き上げてコマセを詰めなおします。手返しの良さが釣果に繋がる釣りです。
最初のポイントではなかなか渋く全く反応がありません。30分ほどしてようやくククッククッとアジ特有の当たりがあり、25cm程度の中アジをゲットできました。そこでは1尾でしたが、とりあえず顔を見れたのでホッと一息。船は更に西へ進み、大磯港の前にやって来ました。
大磯港前の水深15~30mの浅場を狙います。地名のとおり大磯前は岩礁帯で、地球釣り(根掛り)に注意が必要です。ビシが着底したら間髪いれずに底立ちをします。流れ藻が多く、このようなポイントにはメバルやカサゴといった根魚が多く生息します。以前大型の黒メバルやイシダイをゲットしたことがあるポイントです♪ここでは35cm程の大型のアジが顔を出しました。隣に座す方はやや小型ですがメバルが釣れています。大磯港前からロングビーチ前まで、小幅に移動をしながらアジを拾っていきます。
スタートから3時間程経って、当たりが渋くなってきたので、船頭さんから「じゃあ烏帽子沖にマルアジを釣りに行こう。」とアナウンスがあり、船は踵を返し、今度は東へ向かいます。平塚、茅ヶ崎沖を通過して江ノ島が大きく迫ってきます。烏帽子とはおなじみ茅ヶ崎沖に浮かぶ烏帽子岩のことです。
海岸線で分かりづらいですが、左よりの白い部分が烏帽子岩です。
ポイントは水深60mとやや深場です。小型リールではやや辛いのですが、タナ取りと同時に当たりがありマルアジが釣れだしました。しかし最初は快調でしたが、カタクチイワシがコマセに寄ってしまい、アジのタナに達する前にカタクチが針掛りしてしまい、なかなか釣果が伸びません。お昼過ぎまでやって最後のポイント平塚沖に戻ることになりました。ここではアジの他にサバとハナダイが顔を出しました。
最後の平塚沖でアジを拾い、14時前に納竿になりました。今回の釣果はアジ25尾とサバ、ハナダイが1尾ずつとやや渋い結果でしたが、飽きる子供をなだめつつ、竿を貸し合いながらの釣行ですので良しとしましょう。さて、次回は何にしようかなぁ・・・
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美味そうなアジですねぇ・・・
ってか、16日(もしくは23日)の外道会はどうなってるんですか!!!!!!
投稿: どっちー | 2011年4月 4日 (月) 20時42分
今のところ16、23と拮抗しております。16日で行けそうですか?
投稿: 海笑 | 2011年4月 5日 (火) 05時13分