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2011年5月 5日 (木)

山行 丹沢山天王寺尾根コース その1

 5月3日(火)GW後半戦がスタートした。私も含めて仕事が暦どおりの人はGWというよりは3連休である。まあ年休でプラスアルファしているので実質はGWなのであるが。今回は半日自分の時間をもらえたので、未登であった丹沢山地の高峰を狙う企画第1弾として、丹沢山(1567m)に登ることにした。しかし、最短コースである県道70号線(秦野清川線)の最深部塩水橋からのピストンではつまらないと思い、丹沢山到達後、南に転じて塔ノ岳(1491m)に渡り、長く北東の札掛に伸びている長尾尾根をトレイルランニングで下山して塩水橋に戻るコースを選択した。

 もらえた時間が半日なので、日の昇る前にスタートしようと考えていたが、起きてみると4時を少しまわってしまった。4時30分スタートを考えていたので、慌てて取るものもとりあえず車を出し北へ。GWだけあって、早朝にもかかわらず交通量がある。東名の表示では静岡県内で渋滞が出ているようだ。県道70号の山道に入っても対向車がちょくちょく下りてくるので危なっかしい。また、この道は夜間動物の横断が多いので、速度は控えめにしなければならない。最もこの交通量では動物のおびえて道路に近づかないとは思うが・・・

 5時15分塩水橋に到着。塩水林道のゲートや路肩、空き地には10台ほどの車が早くも停車していたが、登山者だけでなく、中津川上流部は岩魚や山女の釣り場であるので、入漁者も多いようである。警戒心の強い渓流魚を狙うには早朝が有利なのである。橋のたもとに停車し、身支度をして5時25分に林道ゲートをくぐった。

 塩水林道を歩くとすぐに本谷林道との分岐である。左は本谷川から天王寺尾根経由、右は塩水川から堂平経由、どちらもほぼ同じ時間で丹沢山へ向かうコースである。今回は左へ進み天王寺尾根を歩くことにした。本谷川の渓流は澄んでいて、青緑の美しい水面と新緑が最高のコントラストである。神奈川の水源もすてたものではない。岩魚や山女が潜んでいそうな深い淵も結構ある。

110503_053131 天王寺尾根と堂平分岐 110503_105946 本谷川の清流

110503_053647 石の上にも三年ですか

 しばらく渓流の音を楽しみながら林道を歩いていると、後から大きなものが迫る気配がした。振り向くと!?トヨタセルシオ?塩水林道は一般車通行禁止で、ゲートに施錠がされていたはずである。営林署や山小屋関係者なのであろうか?何とも不可解な状況である。本谷橋の天王寺尾根登山口の手前でその車は停まっていて、その脇で渓流釣りの支度をしていたおじさんは、私の接近に気づくと道具を携えそそくさと河原に消えてしまった。なにやらきな臭い。山小屋の主人が宿泊者に供する魚を釣りに来たとは到底思えない。せっかく山に入っても、このような場面を見たくはなかったのだが・・・

110503_105403 一般車通行止のはずだが・・・一般車ではないのか?

110503_054746 本谷橋

 本谷橋の手前を右に入り天王寺尾根に取り付いた。植林帯をジグザグと登っていくと上方からクマ避けの音が聞こえてきたが、明るい尾根道に出ると親子連れが一息入れていた。ここは天王寺峠と呼ばれる場所で、ここからが天王寺尾根の始まりである。天王寺尾根は左手のキューハ沢側が植林帯で右手の塩水川側が天然林である。鹿柵に沿った道は急になったり平らになったりと登りやすい。植林はやがて天然林になり、モミの大木が目立ってきたが、ここから南東の札掛辺りはモミの大木が多いところである。右手にブナが目立ってきた。そういえば、北に位置する堂平は丹沢一のブナ林といわれている。それぞれの植生の境界に位置している尾根である。やがて標高を上げていくと左手前方に一筋の滝が見えたが、キューハ沢の最上流であろうか。後ろを振り向くと大山が見えた。

110503_062201 天王寺尾根へ 110503_062207 モミとブナ 110503_064532 大山

 アセビ林の急坂を登るとブナ林の平坦地に出た。右手から堂平コースが上がってくる合流点である。広々したこの辺りは一息入れるのに適しているが、あいにくこの日は曇り気味で、標高1千mの高地の空気はひんやりしており、暖かな陽射しの下、ブナの新緑を楽しむのはもう少し先のようであった。

110503_071717 堂平コース出合 110503_072135 この辺りの春はもう少し先である。

 平坦地に一安心したのも束の間、その先は両側が大きく崩落した場所になり、露岩には鎖がつけられた難所であった。ガレ場は樹木も少なく周囲の展望が良く、北側には丹沢三峰が間近で、振り向くと登ってきた天王寺尾根、南側には塔ノ岳への表尾根が見える。岩場をクリアし、一汗かいたところでお腹も空いたので朝食をとることにした。

110503_072703 崩落箇所 110503_072714 北に丹沢三峰 110503_073049 天王寺尾根

 岩場の上は木道が架けられ、いよいよ丹沢山の頂上が近いようである。気がつくと、周囲のブナの根元に青々とした植物が目立つ。これは恐らく高地性の植物バイケイソウである。丹沢では保護の対象であるが、強い毒性があり、ギョウジャニンニクと誤食する事故がたまにあるらしい。

110503_075032_2 木道の先が主脈 110503_075142 バイケイソウ

 間もなく宮ヶ瀬から伸びる丹沢三峰のコースと出合い、左折するとすぐに丹沢山の広い山頂に到着した。時刻は8時ちょっと前で、塩水橋から2時間30分で登ったことになる。山頂には10名ほどの人がいたが、丹沢主脈縦走コースはこれから南の塔ノ岳方面から人が押し寄せてくるであろう。山頂にはみやま山荘が建ち、その前にはタンクが2つ、ヘリ輸送用のネットに包まれていた。GWの人出に対応するためか、水を下界から上げているらしい。北には不動ノ峰と蛭ヶ岳が見えたが、西に見えるはずの富士山は見えなかった。山荘で記念のピンバッチを購入した後、南に位置する塔ノ岳に向かった。(つづく)

110503_075754 みやま山荘と空輸品 110503_080125 日本百名山!

110503_080332 北に位置する不動ノ峰(左)と丹沢最高峰蛭ヶ岳

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