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2011年5月14日 (土)

いたわりドライブ 鉄道の町山北

 夜遊び明けの土曜日。最近ちょっと家に籠りがちなかみさんをどこかに連れ出そうと、ブラブラ出かけてみました。長男は同行を拒否し、天然児がお供です。小田原にあるかみさんがお気に入りのカフェに寄って、足柄方面に向かいます。

 小田原駅裏から山の手に南足柄市の大雄山まで延びる広域農道を、南足柄市に入った辺りから更に明神ヶ岳登山口(二宮金次郎芝刈りコース)方面に山の中へ入って行きますと、矢佐芝という集落があり、ここに「天豆(そらまめ)」という天然酵母と石窯焼きのパン屋さんがあります。ここのパンは素朴な食感で風味が良く、我が家では以前からハマッていますが、ちょっと遠いので遊びついでに寄ってきました。早速天然児がパンに飛びついていましたので、私もパンを片手に。車は山を下ります。

110507_152306 天豆店舗 110507_155107 ドライブのお供

自然製酵母 石窯パン「天豆」 南足柄市岩原1094 TEL0465-72-0712

                   ※水木金土営業

 お次は前々回のネタになった長井さんちの藤。滝のような藤の花にかみさんも満足そうでした。

 JR御殿場線山北駅前にやってきました。ここ山北は今でこそ緑豊かな静かな町ですが、その昔鉄道の町として賑わっておりました。昭和9年に熱海-函南間の丹那トンネルが開通するまでは、現在の御殿場線が東海道線で、東京-神戸間の大動脈は最盛期1日130本の運行本数を誇っておりました。その中で、山北-御殿場間は山間部かつ酒匂川の渓谷部を線路が通る東海道線最大の難所といわれておりました。25‰の急勾配(距離1,000mあたり高度差25mの勾配)を乗り切るため山北に機関区が置かれて、下りの列車が補助機関車を増結していたのです。そこで働く鉄道員たちで賑わっていた時代があったのですね。現在山北駅の線路脇には往時を偲ぶ鉄道公園があり、D52機関車が静態保存されています。ここ機関車や御殿場線が見れる天然児オキニスポットで、この日も運転台でフルテンションでした。

110507_161346 D52-70号機 110507_161446 山北機関区跡地

110507_161458 「鉄道院」時代を感じます。 110507_161900 機械仕掛のワンちゃん

 蛇足ながら、御殿場線は鉄道遺構の宝庫でもあります。旧東海道線時代は複線でしたが、大東亜戦争の資源不足からレールを撤去し単線化になってしまいました。複線時代の遺構が松田の川音川橋梁や黄瀬川橋梁、山北-駿河小山間の廃トンネルとして残されています。また、静岡県側の岩波や富士岡駅付近にはスイッチバックの土盛りが残されています。私が小学生の頃、小田原まで買い物に行くときに国府津駅に残されていた機関庫を見るのが楽しみでした。扇型の素晴らしい機関庫でしたが、今は住宅地になってしまいました。残念なことです。

 鉄道公園から去るのに抵抗する天然児を人さらいさながらに車に担ぎ込み、車は山北の市街地から高松山の山道に入ります。尺里川沿いに新緑と滝が美しい九十九折の山道を上がると高松という集落があります。ここには河村小学校高松分校の廃校舎があり、以前高松山をハイキングしたときに通りかかり、ノスタルジックな雰囲気に魅了されました。残された遊具で天然児は大喜びでしたが、かみさんは疲れたようなのでこの日はここが最後となりました。

110507_164218 高松分校跡 110507_164906

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コメント

山北はそんなににぎわっていたとは知りませんでした。
私も国府津に機関区があったことは何となく覚えています。
沼津にも機関区があり、転車台があったことを知っています。

最近は何でもかんでも現代化してしまい、寂しいですね。
東海道線がオレンジの色でよく表現されますが、
あれはあのオレンジと緑の車両から来ているものです。

もう東海道線にオレンジ色を使っていないんだし
東海道線をオレンジで表現する必要はない
などと言い出すスッコトドッコイが今後出そうで怖いです。


イカ釣りに行かれたんですね。
私も最近、3ヶ月に1回くらい沼津に遊びに行っています。
釣りではありませんが(笑)


とれたては最高に美味しいですよね。
私は最近畑をやってます。
ほんのちょこっとですが。

 平成18年のダイヤ改正までオレンジと緑の113系・通称湘南電車が走っていましたね。幼い頃から慣れ親しんだ車両だけに残念でした。幼稚園の頃は先頭に郵便車なんか連結してあったことを覚えていますね。
 沼津湾は波穏やかで良いところですね。釣りだけでなく、葛城山から見る富士山をバックにした沼津湾や淡島、湾奥の西浦に洋上ホテルとして係留されていたスカンジナビア号の風景は大好きでした。あの船は元々ノルウェーの客船で、戦時中はドイツ海軍Uボート部隊の休養船になり、戦後は我が国で洋上ホテル&レストランとなる数奇な運命を辿りましたが、外国に売却され、曳航中に紀伊半島潮岬沖で沈没してしまいました。これまた残念なことですよ。
 イカは実家や親戚にほとんどあげてしまったのですが、それでも煮つけとお刺身、沖漬けになりました♪

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