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2011年6月

2011年6月29日 (水)

山行 レンゲツツジ咲く三窪高原

 秩父から雁坂嶺を越えて山梨県に入って、中央市のシルクの里に泊まりました。夜はホタルが飛んで、水田ではカエルが大合唱ののどかな里山風景でした。

 翌6月19日(日)今回の旅の目的だった三窪高原に向います。中央道勝沼ICから甲府盆地の東縁を通じるフルーツラインを経由して、国道411号線に向います。さくらんぼ狩りがシーズンのようで、沿道の農園は賑わっておりました。大菩薩ラインこと国道411号線に入り、クネクネとした峠道を登りきると標高1450mほどの柳沢峠に至ります。峠の茶屋裏の駐車場に入ると、駐車場は満車状態。意外と知名度が高いようです。今どきの日本人は西で桜が咲けば押し寄せ、東で藤が咲けば押し寄せる。花大好き人間でありますが、三窪高原のレンゲツツジもそのターゲットになっているようです。

 三窪高原というと、バブル期のリゾート開発が破綻し、山中に別荘の廃墟が点在する心霊スポットとして、ディープな面の知名度がありますが、それ以上にレンゲツツジの名所としての知名度があります。しかし、近年の花の名所で有りがちな鹿の食害が噂になっていて、どこまで見事なものか?付きの訪問となりました。昨年、同じ山梨県内の櫛形山にあるというアヤメの群落を見に登りましたが、ものの見事に食害にあっていてアヤメは全滅状態でした。かといって、鹿ばかりを責めるわけにはいきません。人間によって里山を追われた鳥獣が、山奥の聖域を荒らしているという構図なのです。

 トイレを済ませて「さあ、出発!」という場面で、天然児はお決まりのひっくり返りって号泣して抵抗します。やや強引に山の中に引っ張りこんで、お尻を叩きながら慣れさせると、歩きやすい登山道(散策道?)なので自分から歩きだしました。

110619_111415 ブナ林を行く天然児

 柳沢峠から30分ほどで最初のピークである柳沢の頭(1671m)に到着。当日は残念ながら曇り空で、富士山の展望は望めませんでしたが、この辺りから所々レンゲツツジが咲き誇っています。

110619_111832 これだけ見れれば十分ですね。

 柳沢の頭から東屋のある十字路を経て、この辺りの最高点であるハンゼノ頭(1693m)に到達しました。相変わらずの曇り空で展望はアウトでしたが、お昼時でもあったので、昼食をとるハイカーで賑わっておりました。最高所でお弁当をとるのはハイカーの心理ですね。

110619_113646 十字路付近の群落 110619_114551 場所によっては見事ですよ!

 ハンゼノ頭から少し進むと東屋があるツツジの群落があり、多くのカメラマンがシャッターを切ってきましたが、この辺りは鹿の食害がひどいらしく、金網で保護されておりました。

 散策コースの最端部である電波塔に到達すると、地元塩山に移住されたという紳士に出合いました。周辺部の自然の現状について、丁寧に説明していただきましたが、貴重なお時間を割いていただいてありがとうございました。この方が作成している地元観光の応援サイトをご紹介させていただきます。→ http://yssoho.blog.ocn.ne.jp/

 さて、復路は笠取林道に出て舗装された林道を柳沢峠に向います。檜洞丸で聞いたエゾハルゼミのセミ時雨が初夏を感じさせてくれました。林道は所々沢を跨ぎますが、この辺りは分水嶺であり、流れは山梨側ではなく東京都奥多摩方面に流れて小河内ダムに集まります。東京都の水源林なのであります。

110619_123816 東京の水 110619_124837 潤いの森はキノコ天国 110619_130100

 林道をランナーが勢い良く下っていきます。天然児もランナーを追っかけます。林道出口でタイムを計測していた方に聞くと、トレイルランニングの計測会をしているらしく、山麓から60kmほどを5、6時間で走っているそうです。恐れ入りました!

 国道411にぶつかり、山梨側に少し戻ると柳沢峠の駐車場に戻れました。花の見頃は短いもの。今頃は散っているころでしょうか。遅いアップでスイマセン。

110619_125057 ランナーと競う天然児 110619_130010 天然児甲州に進軍!

2011年6月28日 (火)

奥秩父の風景

 6月18日(土)山梨にツツジの群落を見に行こうと計画しましたが、あいにくの天候のなってしまい、翌日に持越すことにして、秩父方面から迂回して山梨に向かうことにしました。

 圏央道青梅ICから飯能を経由して国道299号線で秩父へ向かいます。高麗川と西武池袋線に沿って山間部をクネクネのんびる国道は、走り屋の聖地として名高い正丸峠をトンネルで抜けると秩父地方へ入ります。正丸下の道の駅芦ヶ久保で一休み。農産物の直売所は多くの人で賑わっていました。天然児は道の駅の上にある芦ヶ久保駅が気になるようです。

110618_130021 直売所が賑わう道の駅芦ヶ久保

 近年芝桜で有名になっている羊山公園を左手に過ぎると秩父の中心街です。国道140号線に入って、今度は秩父鉄道沿いに秩父の奥部に進んでいきます。雲に霞んだ山々は墨絵のような風景です。やがて左手には巨大な浦山ダムがそびえたっています。ダムといえば山奥の谷川を塞き止めているイメージですが、このダムは秩父市街を見下ろすように建っています。決壊したら秩父は壊滅するでしょう(恐)

 秩父鉄道の終端駅三峰口駅にやってきました。お目当ては・・・

110618_134805 SLであります! 110618_135718

 熊谷から三峰口まで延びる秩父鉄道には、土日祝日と観光シーズンに1日1往復SLを走らせています。このSLはパレオエクスプレスと命名されていますが、秩父地方で発掘された恐竜パレオパラドキシスにちなんだ名称なのだそうです。出発シーンを見ようと入場券を購入し、プラットホームに上がります。この日は雨だったので乗客も少なく、写真撮影も楽々でした。やがて14時過ぎにけたたましく汽笛を山々に響かせて出発。天然児のテンションもMAXで、雄たけびが山々に渡りました。三峰口駅構内には、機関車の方向転換をする転車台や往年の車両が展示され、ミニ鉄道博物館さながらの光景でした。

110618_135337 転車台 110618_135414 ミニ鉄博

 三峰口から国道を更に進むと大きな鳥居が建っていますが、信仰の山三峰山が近いようです。ちょっと寄り道して140号線旧道に入り、秩父湖に向かいます。秩父湖手前のトンネルは交互通行で、5分ほど待たされる長い信号でしたが、山奥の道路らしく雰囲気をだしています。更にトンネルに入ると、三峰山と山梨方面にトンネル内で分岐していました。トンネルを出て国交省二瀬ダムと秩父湖を眺めて新道に戻りました。この辺りは沿道には大きな野猿がうろついているような深山です。

110618_143913 こういうの好きです♪ 110618_144023 二瀬ダム

 新道に戻り広い国道を進むと前方に巨大なダムが見えてきました。国道はこのダムの正面でループしてダムサイトに出ますが、さながら展望道路のようです。このダムは独立行政法人水資源機構の滝沢ダムで、今の職場の同僚が以前勤務していた場所のようです。このような山奥で働いていれば、お金も貯まるでしょうけど、山中の禁欲生活は欲求不満も高まりますね(笑)休日は下界に下りて派手に遊んでいたことが伺える同僚であります。

110618_150215 ループ橋 110618_150648 雲が登ってきます。

110618_150047 昔は狼も生息していたのでしょう。

 ダムを過ぎて間もなく、武甲国境の雁坂嶺を抜く雁坂トンネルを通過し、トンネルを抜けると甲州塩山奥の西沢渓谷です。人間は奥秩父の深山に次々と巨大インフラを構築してきました。極端な言い方をすれば、人力が山奥に伸びる過程でニホンオオカミなど野生生物は追いやられ、絶滅していったのでしょう。

 三窪高原のレンゲツツジに続きます。

2011年6月23日 (木)

山行 迫り来るヤマビルとの闘い 三ノ塔

 先に結果をお伝えしたワンニャン譲渡会の朝は、小雨がぱらつく梅雨空であったが、雨天時の歩行練習として、おなじみの三ノ塔尾根を歩くことにした。最近の雨具は性能が良いので、多少の雨ではびくともしない。このような雨具を非常時のものとしてザックの底に眠らせておくのはもったいない。山が遠くなりがちな梅雨時も楽しんでいこうと思う。

 三ノ塔尾根はなだらかであるが、その分アプローチが長く、効率よく表尾根の主峰塔ノ岳を目指すハイカーには敬遠されがちである。しかし、このなだらかなコースこそ雨の中を歩くには安全で適していると思う。

 やや遅めに県立戸川公園の諏訪の原駐車場をスタートし、山岳スポーツセンターを通過して荻山林道を15分ほど進むと登山道に入る。伐採された木々が雨に濡れて匂っている。これこそが森の香りである。雨とっても霧雨程度で冷却効果が心地よい。逆に歩いているとレインウェアが暑苦しくなってきたのでザックにしまう。

110617_100509 木々の匂いを感じながら・・・

 靴紐を締めなおして歩き出そうとすると、足首のスパッツを這い上がってくる物体がある。ヤマビルのお出ましだ。レインウェアをしまっている隙に取り付かれてしまったらしい。ためらうことなく潰して先へ歩き始めると、今度は手の甲を微かにチクリとした感覚が・・・これまたヤマビルである。この先、表丹沢林道が横切る牛首に到達するまでに数匹のヒルを退治した。少しでも歩くペースを緩めるとヒルに取り付かれそうな気がして、気忙しくて嫌気が差してきたが、不思議と牛首から先の三ノ塔のピークまではヒルの姿を見ることがなく快適であった。

110617_105029 今期のツツジは終わり

 三ノ塔山頂は雲の中で一面「白」の世界である。三ノ塔尾根では表丹沢林道を雨傘と長靴姿で歩いてきた山小屋の管理人と思しきおじさんと出合ったのみであったが、塔ノ岳方面に通ずる表尾根には新しい踏み跡がついていて、雨の登山を楽しむハイカーがいることをうかがわせた。三ノ塔避難小屋の前で一息いれるが中に入る勇気はない。晴れている日でも避難小屋に入るのは勇気がいるものだ。

110617_102701 避難小屋 110617_102739 白い世界

 一息入れて軽食をとっていると足下に動くものがある。ここもヤマビルの生息域であった。それもかなりの生息密度のようで、注意してみるとそこかしこに確認された。長居は無用のようである。

110617_103058 方位盤の上にも・・・

 下りは二ノ塔尾根を歩き、表丹沢林道に出たら葛葉川源流の沢を見ながら三ノ塔尾根牛首に向かった。林道を 歩いていると雲の晴れ間から相模湾が望めた。

110617_112153 葛葉川源流 110617_112441 小田原方面の海

 さて、諏訪の原駐車場に戻ってスパッツを外してみると、裏側にヒルが2、3匹くっついていた。ヤマビルの行動範囲は狭いといわれている。三ノ塔尾根でも牛首より下の区域に多い一方で、牛首より上ではあまり確認できなかったように、部分的に生息しているようである。しかし、シカなど野生動物やハイカーに付着して生息域を広げている。丹沢全域が「ヤマビルの持ちたる山」になる前に、媒介を担う我々ハイカーも塩水を靴やパンツに吹いて防止策をとると共に、こまめにチェックして見つけ次第退治しなければならない。

2011年6月21日 (火)

SLバーへようこそ♪

 オヤジ天国新橋といえども、素人目では安く飲める場所を探すのはそう簡単なことではありません。やはり居酒屋チェーンが一番お得感が高いですね。

 でも、ちょうど良い頃合で追い出されてしまうのがチェーン店の悲しいところ。このまま帰るのは少々物足りないし、店をハシゴすると高くなってしまいます。そこで最近、居酒屋を出た後に缶チューハイと乾き物を買って、新橋駅前のSL広場に向かいます。夕方はサラリーマンの待ち合わせ場所として賑わうSL周辺も、この時間になると人もまばらで、ちょうど良いカウンター(?)もあるので、程よく飲めて話せる2次会の会場になっています。

110614_213507 汽笛一声新橋の~♪

 開放感があり、夜風が心地よく、何といっても家路を急ぐOLさんを眺められることが得した気分になります。見ているだけですからただですね♪やがて、駅に向かう人の群れも少なくなって、足早なサラリーマンが増えてくると潮時です。飲み残し、食べ残しなく奇麗に平らげ、ごみはくずかごへ。駅前なのでそのまま電車に直行なので、終電も気にすることなく楽チンですよ。(但し乗り過ごしの保障はありませんけど・・・)皆さんもこんな場所を探してみてください。

2011年6月20日 (月)

滝が見頃ですよ~

 南足柄から足柄峠を越えて静岡県の古戦場で知られる小山町竹之下へ通じる道は足柄街道と呼ばれ、日曜日の午後に東名高速やR246の上りが渋滞するときの抜け道に重宝する道であります。この道に平行して古の足柄古道が通っていますが、大和政権下に七道が整備されたときは、この道が東海道の本筋でした。その後富士山の噴火によって被害を受けたため、現在の箱根越えが整備されました。

 その足柄街道を南足柄市の中心地関本から進んでくると、お椀を伏せたような形の良い矢倉岳が右手前方に見えてきますが、この辺りは矢倉沢と呼ばれる地区です。この矢倉沢の奥に地蔵堂があって、その脇に「万葉うどん」といううどんの名店があります。「お昼は外食にしたいけど、なに食べよう?」と迷うとき、ここを選ぶことが結構多いです。

 今回も万葉うどんを食べに出かけましたが、お昼時にドライブがてらに立ち寄る人で混んでいたので、地蔵堂の奥にある名瀑夕日の滝を見学することにしました。夕日の滝までは車で入ることも可能ですが、歩いても片道15分ほどの距離なので、昼食前の軽い運動で歩くことにしました。

 この間、数件の民家があるのですが、山間の田畑を耕作し、木材で家具を製作し、猪や鹿を狩る現代の山師たちの集落です。また、この一帯は足柄茶の産地としても有名ですが、原発事故の放射線量の影響でしょうか、刈られてしまったお茶畑が痛々しかったですね。

110612_132520 矢倉岳山麓のお茶畑 110612_131847 猪の毛皮が干されていました。

 そして何よりこの集落こそが、あの童謡でおなじみ金太郎出生の地なのです。金太郎長じて坂田金時は平安時代の中期、摂津源氏の祖源頼光に使えた強力の武者で、頼光が足柄峠を通過したときに金太郎の強力、かつ山姥に対する孝行振りを見止めて家臣に取り立てました。後に京北大江山に住み都を脅かした酒呑童子を退治したという伝説は有名です。集落内には金太郎の生家や遊具とされた巨岩が残っていました。「足柄山の金太郎、熊にまたがりお馬の稽古」「足柄山の山奥で、獣集めて相撲の稽古」そんな光景が浮かんでくる山村風景です。

110612_124226 金太郎生家 110612_123855 金太郎遊石 110612_123810 天然太郎

 集落の奥には夕日の滝キャンプ場があります。昔からあるキャンプ場ですが、オーナーがせっせと改修作業に追われていました。オートキャンプ場に整備するのでしょうか。キャンプ場内を通過して間もなく、目の前に夕日の滝の大瀑布が現れました。梅雨時期ですので水量豊富で見ごたえがありました。滝つぼに叩きつけられた水が霧となってマイナスイオン満点です。ここは山姥が金太郎の産湯を使った場所だそうです。滝の下では滝行を行う白装束の人たちがいましたが、最近は男女を問わず結構若者も多いようです。ちょっと目のやり場に困りましたね。そんな理由ではありませんが、水量豊富なこの時期はぜひ滝見物がお薦めです。

110612_125903 夕日の滝 110612_125529 キャンプ場 110612_130558 力水だそうです。

2011年6月17日 (金)

ワンニャン譲渡会

 6月17日いよいよ犬猫譲渡会であります。定刻13時30分の少し前に動物保護センターに着くと既に駐車場は満車。近くの農道に誘導されました。先日のワンニャン講習会以上の人が来ているようです。会場に入ると30人ほどの人が来ていました。夫婦、親子で来ている人がいるようなのですが、夫婦で受講証明を持っている人もるので、抽選権があるのはこの内25人ほどでしょうか。先述しましたが6月の譲渡は犬3匹と猫4匹で、参加者の大半は犬希望のようなのでかなり厳しい状況です。参加者それぞれに思い入れが強いようで、14時の抽選時間までの見学時間もピリピリした空気が漂い、暗雲天を突くような空模様になってきました。

110617_135343 暗雲漂う丹沢 110617_132838 ニャンコ1 110617_132849 ニャンコ2

 抽選前に保護センターの職員から個々のプロフィール紹介がありました。前回紹介した2匹の犬は、センターに保護された母犬がここで出産した姉妹で4ヶ月だそうです。もう1匹は1才になるコンパニオン犬で、老人ホームや幼稚園に訪問経験があり、しつけも良くできたワンコでした。ニャンコ4匹も4ヶ月程度の子たちでした。

110617_133810_2 先述の子達と・・・ 110617_135104 新顔です。この子もいいね。

 抽選は受付けた順番に参加人数分の番号が書かれた棒を引き、1から順番に犬猫混合で指名権を得られるものです。私は6番微妙な順位です。ニャンコは確実ですが、あくまでワンコ狙いですからね。最初の方はワンコ(姉妹1)gawk2番目ワンコ(姉妹2)coldsweats023番目ニャンコcatface4番目ニャンコlovelyキター!5番目・・・・・・ワンコ(新顔)cryingアウツだぞー!

 我敗れたり・・・まあ結局、犬猫7頭全てが新しい飼い主に巡り会えたわけで、それはそれで良かったですね。幸せになれよー!来月の機会にまた来ることにしましょう。飼い主となった人たちは手続きで残り、残念だった皆さんは帰ります。でも・・・私も残りますねsmile

 我が家の新しい家族を紹介します。犬猫意外は事務所に問い合わせとHPに書いてあったので聞いてみたところ、インコとリクガメがいますとのことだったので、家族に諮ったところ長男が犬よりもリクガメに好反応だったので決めました。「犬猫は死んだとき悲しい思いをしなければならないけど、カメなら長寿だから」だそうです。最近すっかり生意気になっても優しい面は変らない我が子であります。この先、子供たちにとっては、このカメが私たち両親よりも長い付き合いになるのかもしれません。カメくん(♀)天然児もよろしくね。

110617_161957 キャベツが大好きheart01

 ロシアリクガメなので密かに「クロパトキン」と名付けた私ですが、家族は認めないでしょうね。

2011年6月15日 (水)

ヤマビル注意報!

 梅雨時期ですので雨の日が多いのは仕方ないこと。でも昼間から家にいるのは耐えられませんね。あー変な意味ではありませんよ。paper

 雨の山歩きも生木の香りがプンプンしていて好きなのですが、さすがに雨脚が強いとそんなことも言ってられないので、湧き水汲みに出かけました。秦野市にある葛葉の泉は表丹沢二ノ塔の麓にあり、街中からもアクセスが良いので利用頻度の高い場所です。

 泉に到着すると、沢登りのグループが装備を片付けていました。泉の脇を流れる葛葉川本谷を遡行してきたのでしょう。沢登りなら濡れ遊びなので雨でもOKですね。rain時折装備の汚れを湧き水で落としていましたが、「ヤマビルが沢山着いてきちゃったので注意してください。」とか。え!血を吸われてはかないません。注意して目を凝らすと・・・

110611_140311 いましたよ~shock

 取水口の近くで「ここなら水汲みの奴等を餌食にできるぞ~」とばかりの位置に陣取って盛んに胴体を動かしています。ヤマビルは人の出す二酸化炭素や体温を感じて取り付いてくる吸血動物です。一昔前までは表丹沢には生息しておらず、裏丹沢の奥地にひっそりと侵入者を待つ地味な存在だったのが、増えすぎた鹿や猪にくっついて生息域を拡大しているとか・・・最近は登山口に塩水の入ったヤマビル除けスプレーを置いている光景を良く見かけます。無理に引っ張ると血がなかなか止まらなくなってしまうとかで、食いつかれたら火の気smokingを近づけるか塩水を吹きかけて、ヒルが自分から離れるようにするのが良いみたいです。それと、忘れちゃいけないのが、血を吸われたら必ず塩をかけるか石で磨り潰すなどして殺しておくことです。血を吸ったヒルは産卵して増えてしまうからです。写真のヒルも消えてもらいましたが、ジメジメした湧き水周辺にはまだまだ潜んでいそうな気配がしたので、10本ほどポリタンクやペットボトルを満たすと早々に退散しました。rvcar

 さて、帰宅して車を降りようとすると、アクセルペダルに乗せた足に違和感を感じます。蚊が入っているのかな?と見てみると・・・!足首にヤマビルがくっついて血をすっているではありませんか。すぐにはがして石で潰しましたが、しばらくにじむ血が止まりませんでした。油断も隙もありませんね。これからの夏山シーズン。沢筋を歩くときなどはコイツにくれぐれも注意しましょう。

2011年6月13日 (月)

ぶらり箱根ドライブ

 ワンニャン講習会を終えたその足で、天然児を学校に迎えに行きました。家に帰ってもテレビ漬けなのでどこかに連れて行こうと思い、学校がある平塚市内の漁港に釜揚げしらすを買いにいきました。が、「本日不漁につきお昼で閉店とします。」残念。

 平塚から西湘バイパスで一気に小田原まで行って、駅裏の山中にある大きな遊園「わんぱくランド」で遊ばせようと思いましたが、駐車場有料の看板にどうも嫌悪感が沸きそのまま素通り。車は更に山奥へ入っていきます。この先にある足柄幹線林道のゲートが気になったからです。この林道は小田原の山の手・久野地区から、箱根外輪山明星ヶ岳の縁を回って箱根町の宮城野に抜ける林道で、国道や新道が渋滞したときは抜け道として知る人ぞ知る道路であります。林道なのでゲートが閉鎖されていることも多く、ダメ元で行ってみると開いていました。

 新緑の中を我が愛車は快走します。車も少なく何とも気持ちのよいドライブです。標高500mほどの塔ノ峰で外輪山縦走の登山道が横切ります。天気の良い休日は、箱根登山鉄道の塔之沢駅から明星、明神ヶ岳方面に多くのハイカーが通過する場所です。

 箱根の奥に向かって快走していると、天然児が「催しサイン」を出しましたので路肩に停車。暫しの「スズメ射ち」。木々の間から早川対岸の宮ノ下や堂ヶ島(箱根)温泉郷が見えて、富士屋ホテルや大和屋などの有名旅館が一望できました。

110610_151752 新緑の中快走! 110610_151738 宮ノ下温泉郷

 さて、林道は宮城野の外れの別荘地で終点になります。国道138号線を渡って反対側の強羅温泉郷を上っていきます。箱根登山鉄道の強羅駅付近からは対岸にそびえる明星ヶ岳の大文字が良く見えます。お盆に強羅温泉に宿泊する人はこの大文字焼きを見ながら贅沢な避暑を味わうのですね。

110610_154534 明星の大文字 110610_155847 早雲地獄の噴煙

 ケーブルカー沿いに早雲山に上がります。ケーブルカーからロープウェーの乗換駅である早雲山駅前に駐車して休憩。天気は下り坂の予報通り、山に雲がかかってきました。駅近くの早雲地獄からは噴煙があがっていました。ここまで来たら大涌谷に行ってみようと更に上りましたが・・・

110610_161121 案の定、雲で視界なし

 芦ノ湖畔に下りた頃は雨が降り出しました。仙石原から金時山登山口の乙女峠を経由して御殿場に下り、東名高速で帰るコースは雨のドライブとなりました。鮎沢のパーキングでふたりでソフトクリームをパクリ。こういうあてのないドライブは若かりし頃を思い出します。今やパートナーは天然児ですが。

110610_161848 過ぎし日を想うドライブになりました。

2011年6月12日 (日)

山行 ヤマツツジ爛漫!檜洞丸 その2

 檜洞丸山頂で朝食のおにぎりを平らげ、東側の斜面を少しばかり下ったところに建つ青ヶ岳山荘へ立ち寄った。ハイカーを送り出して一息入れていたところであろうか、女将さんが山頂周辺のツツジの状況を丁寧に教えてくれた。犬越路方面は富士山をバックに満開のツツジが見れる最高のロケーションだそうで、石棚山方面も360度シロヤシオに囲まれるところがあるそうだ。但し、石棚山方面の下山路は下りと上りが交互に来るので疲れるそうだ。往路のつつじ新道は絶対下ってはならないそうだ。これからの時間は人が一斉に登って来るので、下りられなくなるそうだ。目的の山バッチを購入しようとしたが、「あんな一銭の儲けにならないのはやめちゃったよ。」だって・・・シロヤシオがデザインされた赤、青、緑の三色バージョンを楽しみにしていたのだが。記念の「洞」マークがデザインされた手ぬぐいを購入して山頂に戻り、北に延びる犬越路方面に下山を開始した。

110605_071817 東側斜面に建つ青ヶ岳山荘

 山頂から北の尾根に入るとトウゴクミツバツツジの赤紫が見事である。頂上から急降下する斜面では、大室山の雄姿をバックにした手前の熊笹ノ峰は赤紫と白で彩られて箱庭のようである。ちょうど山頂にいたカップルが先行して記念撮影に大忙しであった。横浜辺りからかと思いきや、千葉から夜行で来て4時から登り始めたとか。いやはや、上には上がいるものである。富士山は残念ながら霞んで見えなかったのだが、何はともあれこの素晴らしい景色をご覧いただきたい。

110605_073014 110605_073059 110605_073532 110605_073556 110605_073656 110605_073736   

 犬越路への尾根道は、熊笹ノ峰、大笄(おおこうげ)、小笄(ここうげ)の小ピークが並び、急降下をしては少し登り返し、また急降下の繰り返しである。鎖場などで先行するグループにちょくちょく追いついてしまう。その度に道を譲ってもらうのだが、調子に乗って足を速めると転倒しかねない急下降が続いている。思えばつつじ新道上部でお会いした婦人は昨日この急坂を登ってきたのだから驚きである。

 更に驚かされたのは、大笄から小笄辺りのブナ林で、鳥とは違うセミらしき鳴き声が聞こえている。「ヒャーヒャーヒャー・・・」と下界では聞くことのない珍しい鳴き声だが、以前塔ノ岳方面で聞いたエゾハルゼミのようだ。しかしまだ6月に入ったばかりだというのにセミの声を聞けるとは思ってもみなかった。日中は20度を上回るものの、夜間はかなり冷え込む環境である。タフなセミである。気がつけば檜洞丸は遠くなり、大室山が近づいていた。

110605_080049 遠くなる檜洞丸 110605_081301 近づく大室山

 1時間も急下降しているといい加減足も笑ってくる。背丈ほどある笹をかき分けながら進んでいると、突如として対向してくるグループがあったりして驚かされる。犬越路が近づくにつれて登って来るハイカーが増えてきた。犬越路経由のコースでこれである。青ヶ岳山荘の女将さんが言っていたように、最短のつつじ新道は下りるのに難渋したことであろう。

110605_082544 このような鎖場も多い。 110605_083255 深い熊笹の道

 檜洞丸山頂から1時間30分ほど下ると犬越路避難小屋が見えてきて、間もなく犬越路の十字路に飛び出した。犬越路では多くのハイカーが休憩をとっていた。思えば1ヶ月前に大室山を目指したときに、左手の用木沢から登って来て、正面の大室山方面に向かって通過しているが、あの頃より緑の濃い季節になっているのが感じられた。

110605_085510 新緑の中に避難小屋 110605_085637 賑わう犬越路

 犬越路を通過して用木沢に下る沢沿いの道を進む。浮石やザレた箇所が多く危なっかしい。檜洞丸のツツジを見に来たというアジア系の若い山ガール?を励まして、鼻の下をのばしている矢先、見事足を滑らせて丸い体を落石のように転がしてしまった。何たる醜態。待てよ?前に鍋割山のミズヒ沢でもこんなことがあったなぁ・・・山の神は女神というが、自分の領域で女にうつつを抜かす男に神罰を下すのであろうか・・・恐ろしいことであるが、願えるなら現人神となって直接チョメチョメしてもらいたいものである。「いてっ!」またこけた。標高を下げるにつれて沢音が近づく。

110605_091318 コケまくり 110605_093307 用木沢源流部

 やがて梅雨時期の豊かな水量を誇る用木沢に下ってきた。透き通る水と新緑が心地よい沢沿いの桟道を進み、何度か沢を渡って用木沢と白石沢の出合に到達した。ここから西丹沢自然の家までは舗装された林道歩きである。ここまではマイカーで入れるので、登山道入口のスペースいっぱいに駐車がされていた。

  110605_093541 すばらしい透明度 110605_094158 至るところに車・・・

 白石林道から県道76号線に下ってくる。キャンプ場を見下ろすと、遅い朝食を摂ったり撤営するキャンパーで賑やかである。やがて道路左に早朝入山したつつじ新道の入口が見えた。これから登って行くハイカーも多い。そして10時ちょうどに無事西丹沢自然教室に帰着。ここも予想通り空き地という空き地に車だらけとなっていた。パトカーが数台見られたが、前日あった遭難事故の現場検証か。それとも車上荒しの取締りか。人あるところに犯罪あり。山も物騒になったものである。

110605_094917 キャンプ場を見下ろす。 110605_100117 自然教室前のつり橋

110605_100249 私の車はこの列の後方に隠れています。

 さて、丹沢主峰も残すところ蛭ヶ岳と菰釣山。夏休み前には前者を征服し、夏は県外遠征を目指したいものだ。

☆メンツ:単独

★コースタイム:5時間20分(休憩等35分含む)

西丹沢自然教室4:40→5:15ゴーラ沢出合→5:40小休止(5分)→6:40石棚山分岐→7:00檜洞丸山頂(朝食)~青ヶ岳山荘7:30→7:55熊笹ノ峰→8:55犬越路→9:15用木沢→9:40用木沢・白石沢出合→10:00西丹沢自然教室

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2011年6月11日 (土)

山行 ヤマツツジ爛漫!檜洞丸 その1

 話は前後するが、梅雨の中休みに手をこまねいていては山笑海笑の名が廃ると、6月5日(日)丹沢山地の副将とも言える西丹沢の檜洞丸(1601m)に登ることにした。実は今年中に丹沢の主峰は制覇しようという作戦であるが、この半年間で大室山(1588m)、丹沢山(1567m)、塔ノ岳(1491m)、加入道山(1418m)、畦ヶ丸(1293m)、鍋割山(1273m)、大山(1252m)・・・と登ってきて、この檜洞丸を制覇すれば残るところ最高峰の蛭ヶ岳と西丹沢の深山菰釣山(こもつるしやま)を残すばかりである。それだけに士気も高まり気合の入った登山となった。

 また、檜洞丸はこの時期、山頂付近に群生するヤマツツジが花期を迎えるお楽しみがついてくる。それだけに多くのハイカーがこの時期山頂をめざすのだが、気をつけなければならないのは、この山とその周辺の沢は丹沢山地で断突に事故が多いのである。毎年必ず死者、行方不明者が記録され、負傷者はそれ以上に多い。後日知ることになるが、この前日である4日にも、今回辿ったつつじ新道で転落事故があり、ハイカーが死亡している。都心部からもアクセスが良く、1,500m前後の低山であるため、老若男女あらゆるハイカーに人気の丹沢であるが、「たかが丹沢」となめる者には容赦なく牙を剥く厳しい一面をも持つ。

http://www.kanagawa-park.or.jp/nishitanzawa/(西丹沢自然教室HP:6/4参照)

 檜洞丸へのアプローチは丹沢湖から県道76号(山北藤野線)を北上し、西丹沢自然教室までバスあるいはマイカーで入り、つつじ新道、犬越路経由、石棚山経由の何れかを辿ることになるが、最短であるつつじ新道でも登り3時間程度である。お昼前には下山して一風呂浴びて帰ることを考えていたので、朝3時30分に起きるや直ぐにハンドルを握り、国道246から丹沢湖方面へ折れ、丹沢湖、中川温泉、箒杉と見送って西丹沢自然教室に着いたのは4時30分。15台ほどの駐車場は既に満車であったため、道向かいの空き地に車を停めた。もう少し遅れるとこの空き地も車で埋まってしまうことだろう。こんな山奥でも路上駐車をすれば、地元警察は「待ってました!」とばかりに容赦なく切符を切るのである。山屋を狙った車上荒らしも多発しているので、この際警察の取締りは歓迎しなければなるまい。

110605_043925 西丹沢登山のベース自然教室

 4時40分に出発。つつじ新道の入口に向かって、1ヶ月前の大室山のときと同じように県道を歩く。沿道にある広大なキャンプ場の河原のサイトには多くのテントが張られていた。前日は遅くまで飲めや食えやで盛り上がり、キャンパーたちは川音を子守唄にぐっすり眠っていることであろう。サイト周辺には人気がなかった。

 10分ほどの林道歩きの後、つつじ新道の入口となる右手に延びる沢に入る。早朝で東側に山が遮るため日差しがなく、暗い沢沿いの道は少々不安だが、駐車状況を見る限り先行者は必ずいるはずなので、露払いはされているはずと黙々と沢から標高を上げた。一山越えるとやや下ってゴーラ沢の出合となった。ここでは橋が架けられていないので川を渡渉した。幸い水量は少ないので靴を濡らすことなく渡れた。対岸で休憩する高年ハイカーに見送られて河原から急階段を一気に登る。階段脇には安易な入山を控えるよう注意書が立てられていた。

110605_051458 ゴーラ沢の渡渉点 110605_051724 なかなか手強そうだ。

 急階段の上は急傾斜の鎖場となっていた。つつじ新道は檜洞の入門コースであるが、なかなか手強いコースである。丹沢第2の地位は甘くはない。そして最初の鎖場を登りきったところには・・・

110605_062600 鎖場の上部に・・・ 110605_051925 小さな慰霊碑がありました。

慰霊碑には小さな造花が添えられていた。そう足を運べる場所ではないので、花が絶えないように誰かの気配りなのであろう。頂を目指すも心ならず倒れたのか、あるいは頂に立った安堵感を死神につけ込まれ、帰路に死が待っていたのか。同じ山を愛した人の魂に対し頭を垂れる。

 つつじコース周辺には丹沢ではおなじみの杉や檜の植林が見られない。天然のブナ林が残り、立派なモミの大木も見られる。檜洞丸全体がそうなのかは分からないが、西側は丹沢湖の三保ダムが造られる以前は丹沢の秘境といわれた場所であり、檜洞丸を目指すコースもアクセスが悪く長距離で、山頂に立てる人も限られていたらしい。

110605_053009 ブナの天然林 110605_055945 ブナ林の住人ヤマアカガエル

 展望園地という看板が出ていたが、この日は晴れていたものの山は霞ぎみだったので、スルーした。位置を考えると西丹沢や富士山が望める場所なのであろう。園地の上部は鉄ハシゴや階段が架けられる急登である。いよいよ周辺にはトウゴクミツバツツジやシロヤシオが多くなってきたが、花は落ちてしまっていた。既に花期を逃してしまったのか。不安が募ってきた。

110605_062708 鉄梯子は心強い 110605_064833 シロヤシオ。遠景は同角ノ頭

 ハシゴ区間を登り始めたときに高年のご婦人が下ってきた。時間的に山頂にある青ヶ岳山荘の宿泊者であろう。挨拶を交わすと「この上の花は素晴らしいわよ。昨日は犬越から登ったけどそっちもすごく奇麗だった。」と教えてくれた。心配は杞憂であった。確かに標高を上げるにつれて残っている花は多くなっている。熱海の桜もそうであったが、花は山を登っていくのだ。上のほうから感嘆の声が聞こえてきた。檜洞丸山頂と石棚山方面を分ける三叉路付近はシロヤシオが満開であった。トウゴクミツバツツジの赤紫も混じるが、白が圧倒的に強い。石棚山方面に下っていくグループの後姿があった。山小屋で朝を迎えた贅沢な人たちであろう。暇と金が足りない我が身を嘆くばかりである。

110605_064723 三叉路 110605_064915 白に赤紫も少し混じる。

 山頂方面に進むと平坦な木道となった。ブナの大木、古木を紅白の山ツツジが飾り、足下にはバイケイソウが群生している。この光景が多くのハイカーを虜にしているのは納得である。満開のツツジと共に感動したのは、この辺りの小鳥たちがハイカーを余り怖がらないことであった。彼らにとって山の中の人はベチャクチャとやかましい鈍重な動物にしか写っていないのかもしれない。

110605_065026 山頂に向かう木道 110605_065310 古老が迎える。

110605_065743 本当に見事だ。 110605_065829 人を恐れない小鳥

 写真を撮りながら進む先行者のカップルと同時に檜洞丸(1601m)の山頂に到達した。展望は開けないが、明るく広々とした山頂である。ここで朝食を摂る。(つづく)

110605_070454

☆メンツ:単独

★コースタイム:登り2時間20分(休憩5分含む)

西丹沢自然教室4:40→5:15ゴーラ沢出合→5:40小休止(5分)→6:40石棚山分岐→7:00檜洞丸山頂(朝食)

2011年6月10日 (金)

ワンニャン講習

 最近ふさぎ勝ちなかみさんと動物大好き天然児のために、ワンコを飼うことに決めました。dogとはいえ、大型犬は散歩も大変だし食費が家計を圧迫するし・・・。片や小型犬では加減を知らない天然児に取り殺されかねません。程よい大きさが望ましいところです。

 ペット屋さんには可愛いワンコが並んでいますが、安くても数万円と安くはありません。まあ命の値段は安くないということでしょうけど、別に血統にはこだわらないので、神奈川県の動物保護センターでもらうことにしました。動物保護センターで犬をもらうためには、飼い主たる心構えと感染症など飼育の注意点の講習を受けなければ、月1の譲渡会に参加する資格を得ることができません。

 講習、譲渡会は何れも金曜日に開催されるとのことで、6月10日に講習を受けることになりました。せっかく休むのですから、たまっている家庭内の事務をいろいろとこなさなければなりません。役場が始まる8時30分には出かけてかみさんや天然児関係の手続きを行います。驚いたのが、役場で働いている同級生がスタッフラインからチーフポストに座っていたことです。早速顔を出して「ご栄転おめでとう!」と冷やかします。「偉くなんかねえよ。それに役場は給料安いしよ。」と謙遜の中にもにこやかな笑顔。高校を出て勤続20年。まじめに働いてきたことが報われたようです。happy01

110610_115103 田園風景の中 110610_115150 煙突は語るものがありますね・・・

 さて、平塚の里山にある動物保護センターにやってまいりました。梅雨の合間、湿気が多くやや霞んだ大山が見えるのどかな風景です。受付を済ませて会場に通されると、12、3人程の方が集まっていました。中高年のご夫婦やおじさん、おばさん。家族代表の奥さんが参加しているようです。

 職員の方からスライドを交えた1時間余りの講習。スライドを交えた久しぶりの座学、眠気が心配でしたが、窓の外からワンコたちの鳴き声がちょうど良く妨げてくれて助かりました。coldsweats01動物保護センターでは、迷い犬は収容されてから保護期間は5日。5つの部屋に分かれていて、1日ずつスライドして最後には殺処分されてしまうそうです。しかし、飼えなくなったと持ち込まれる犬については、その日のうちに処分されてしまうそうです。処分頭数は圧倒的に猫が多く、大多数は産み棄てられた子猫なのだそうです。処分はガス室のイメージが強いのですが、現在は処分頭数が少ないそうで、過料の睡眠薬を注射しているそうです。これが一番苦しまない方法だとか・・・苦しまないとはいえ、飼い主の都合で殺処分されてしまう犬猫たるや哀れなものです。結論!最後まで飼ってあげることに少しでも妨げになる要素があれば飼わないことです。転勤、近隣環境、家族の体質、旅行好きもしかり(汗)

 さて、講習が終わると、来週の譲渡が予定が発表されました。ワンコは3匹、ニャンコは4匹で、何れも可愛い子供です。譲渡予定のワンコは施設内で見られるというので、早速見に行くことになりました。以前、天然児を遊ばせたふれあいコーナーで2匹のワンコが待っていてくれました。2匹とも人懐こく檻際に駆け寄ってきて、その愛らしい姿にたちまち虜にされてしまいました。「山笑さん僕たちをもらって可愛がってね。約束だよ!」と目がうったえていました。同席したおじさんは「この犬はこの前死んだ飼い犬にそっくりだ!この犬をぜひもらいたい!」と興奮気味です。それぞれの思惑が交錯する譲渡会は来週の金曜日。当に「決戦は金曜日!」ですね。乞うご期待。

110610_114855 譲渡される子犬たち 110610_114902 な、なんか運命を感じます。

2011年6月 8日 (水)

ドリームナイト アット・ザ・ズー

 6月4日(土)長男の運動会が終わっても、この日はもうひとつ大きなイベントが控えている。日中の照りもよく、やや疲労感を背負って帰宅。しばらくして一時預かりから天然児が帰宅すると、一休みした後、車に乗せて高速を一路東へ。久しぶりの晴天に恵まれた週末だけに、小田原厚木道路から東名に合流した途端渋滞。横浜町田IC経由で横浜動物園ズーラシアに到着したのは陽も傾き始めた18時。

 この日は横浜市の動物園と福祉法人が主催する「ドリームナイト アット・ザ・ズー」というイベントがあり、日常動物園を訪れる機会が少ない、障がい者とその家族が気兼ねなく動物園を楽しめるというありがたい企画である。おまけに、動物の多くは夜活動が活発になるとのことで期待大である。

 受付でドリンクとポップコーンをもらって入園。ズーラシアは通常左手の入場口から時計回りで周遊するが、この日は駐車場前の退場口からも入園できるので、駐車場からわんさわんさと人が園内に吸いこまれていく。日常、天然児は少数派という孤立感を持ってきたが、広い世間には天然児は多いものである。 

 入園してすぐにイベントコーナーがあり、吹き矢や手形アート、ポニーの餌付けが行われていた。細切りのニンジンを天然児があげるとポニーは大喜びで食べていたが、天然児はそれ以上に大喜びである。

Dsc01738 吹き矢コーナー

 入園時に既に日が傾いていたので、樹木に覆われた園内は間もなく暗くなってきたが、常夜灯やランタンが灯され、所々に係員が立っていてくれるので安心して回ることができた。

 カピバラ、ヤブイヌ、テナガザル、カンガルー、ヒョウ・・・どの動物も生き生きと動き回っている。食事の時間帯でもあり、オセロットが生肉を食べる姿は迫力があり、メガネグマは木の上や岩のくぼみ、草薮にまかれた野菜を得意の嗅覚で嗅ぎ分けて食べていた。

Dsc01750 餌を探すメガネグマ Dsc01751 カピバラ

Dsc01757 躍動感あふれるカンガルー

 粒の小さい動物から見始めたので、天然児お目当ての大型動物は足早となってしまったが、ライオン、トラ、オランウータンを間近で見ると天然児は興奮気味。

Dsc01761_2 ライオンとの睨み合い Dsc01762 面の皮を入念にチェック

Dsc01768 トラも元気でした。

 キーキーと不気味な闇夜に不気味な鳴き声が響く。その声の主を求めて走る天然児!その先には・・・

Dsc01766 走る先には・・・ Dsc01771 闇に光る二つ目!チュパカブラ!?

Dsc01772 正体はマレーバク

 最後に一番期待していたインドゾウだが、いつもはとっくに帰宅してくつろいでいる時間帯のはずなのに、入れてもらえず遠くにある檻の入口をウロウロするばかり。天然児も大好きなゾウのサービスの無さにちょっと不満顔。が、そうはいいつつも初夏の夕べを動物三昧で満喫した天然児。帰宅とわかるや地に伏して全力で抵抗し車に担ぎこまれた。

Dsc01775 こういうUMAもいたんだね~

2011年6月 6日 (月)

長男の運動会

 6月4日(土)は梅雨の中休みに当たり、見事に晴れ渡りました。この日は長男が通う小学校の運動会です。運動会といえば、私が子供の頃は秋晴れの空の下に行われる行事でしたが、今は春も多いようです。そういえば、長男は半月前に修学旅行にも行っていました。これも秋の大イベントでしたが・・・最近の指導要領は昔と違うようですね。秋は読書に集中して、学力アップでしょうか?runrun

 昨年までは家族全員に双方のジジババも含めて応援部隊を投入していた我が家ですが、体調不良のかみさんと、テンション上がりまくってプログラム以上に周囲の注目を集めてしまう天然児は、残念ながら今回リタイヤとなってしまいました。天然児はともかく、かみさんは小学校最後の運動会が見れなくなってしまい、さぞや無念なことでしょう。

110604_103855 小学校最後の運動会

 長男の小学校は校庭が狭く、おまけに楠の大木が2本も幅を利かせているので、ややスケール感に欠けるような気がしないでもありませんが、子供たちは元気いっぱい頑張っています。子供の頑張り以上に、観客の親たちはところ狭しとシートを広げ、歩く場所を探すようです。長男の出番は遅めなので、会場入りはお昼前。校門脇に布陣です(笑)

 お決まりのカメラの放列もものすごく、カメラマンは我が子がグランドのどの辺りで走る、舞う、激突する、がんばる!かを事前にチェックしていて、プログラムが進行する度にBESTポジションを確保しようと大移動が起こります。中には記念碑の上に登って撮影している熱血漢もおりました。最前列をキープする人もいたようですが、お目当てのプログラム以外のときは後の人に譲る気配りが見られてホッとします。長男は騎馬戦、クラス対抗リレー、組体操の3種目に出るので、留守番組のためにも頑張ってBESTショットを収めようと目を凝らします。camera

 さて、騎馬戦です。長男は騎兵です。私は体重が災いして一度も経験したことがなかったポジションだけに、その姿にかなり嬉しさを感じました。「雨は降る降る人馬は濡れる 越すに越されぬ田原坂 右に血刀左に手綱 馬上豊かな美少年・・・」と謡われた村田岩熊に我が子を重ねる親馬鹿振りです。その反面、人を押し退けて勝利をつかもうとする闘争心に欠ける性格は、私に似ているのでちょっと不安です。いざ!始まってみると、親の視線の先で軽く相手を交わし、軽々と帽子を奪い取りました!happy02

 更に躍進して二人目も撃破!と思った直後、帽子を取られたことに気付かないのか、収まりがつかないのか、相手が長男の帽子を取り返しましたpout「なにやってんだよー!」と前の人が驚いて振り返るほど熱くなる村田新八。しかし面白いのは、今どきの騎馬戦は、1試合毎に進行役の先生が双方から異議申し立てを受けるんですよ。最初は遠慮しがちに「○○くんが帽子を手で押さえていたのはずるいです。」と始まって、そのうち「頭を叩かれた」「手で突き飛ばされた」「目を突かれたcoldsweats02」と応酬合戦となり収拾がつかなくなる頃に、先生がうまい具合に双方の言い分を均等に採り上げてプラマイ0にしてしまう大岡裁き。この異議申し立ての光景を観察するに、私のような外野が結構うるさくて、運動会の範疇を超えてしまう輩がいるのではないか!?と思ってしまいました。オギママの影響かしら・・・オホホホホ~~当の本人に「さっき帽子取り返されちゃったけど、あれはずるいよなぁ!」と振ると、「別に。しょうがないじゃん。」と意に介さない反応です。爽やかなり我が子よ♪

 さて、運動会のメインイベントとも言える組体操。幸い一番前でタワーやピラミッドなどバッチリ決めてくれました。いや~組体操って、時代を超えて感動を与えてくれるんですね~それではまたお会いしましょう。

 あー・・・リレーですが、長男がいつ走ったのか全く気付きませんでした。gawk帰ってから、かみさんに「リレーは全く気付かなかったよ。」と詫びたところ、「あいつ早かったよー!組体操も良かったし♪」・・・って?!来てたの!?

2011年6月 2日 (木)

道草映画鑑賞

 会社帰りにこっそり映画を観て帰ることがあります。観るものといえば、戦争映画がほとんどなんですが。前回は「太平洋の奇跡」で、今回は「レッド・バロン」です。「レッド・バロン」とタイトルだけ聞いて戦争ものだと分かる人は一般的にはなかなか通ですが、ミリタリー系の歴史好きには余りにも有名な人物の敬称であります。

 主人公レッド・バロンことマンフレート=フォン=リヒトホーフェンは第1次世界大戦の戦闘機乗りで、航空機の戦争での運用が確立されようとしていた草創期に、敵機撃墜数が80機という前人未到の記録を立てた人物で、愛機である真っ赤に塗装されたフォッカーDrⅠ戦闘機と家柄が貴族出身だったので、敵である英仏軍から畏敬の念を込めて「レッド・バロン(赤い男爵)」と呼ばれた人物です。

 第1次世界大戦の空中戦映画は、「ブルーマックス」、「スカイエース」などの作品を観てきましたが、田園風景をバックに複葉機が宙返りや旋回をするのんびりとした戦闘シーンが印象的でした。「レッド・バロン」というタイトルもかなり昔に製作されたものがありましたが、今回は全く新しい作品ということで、CGを利用したリアルな空中戦シーンが楽しみです。

 先にあらすじを述べておきますと、名門出の若きリヒトホーフェンは、空中戦で敵を撃ち落すことをスポーツ競技のように考えて、エースの名声を得るために貪欲に戦果を挙げていきます。やがて航空隊の指揮官に出世して国民的英雄となりますが、従軍看護婦との恋愛や戦友たちの死を経て、戦争の現実に目覚めていく姿が描かれています。

 期待していた空中戦のシーンですが、リヒトホーフェンの愛機であるアルバトロスやフォッカー、英軍のSE.5やハンドレイページ重爆撃機、仏軍のスパッドが登場し、CG製作ならではのここまで機敏に動けるのか?と思えるアクションや、派手に壊せる戦闘シーンは娯楽性も高く楽しめました。また背景が今までの映画と違って、田園風景がバックののどかな空中戦と違った西部戦線特有の砲撃によるクレーターなど、時代考証にこだわりも見られましたね。

697b フォッカーDr.Ⅰ 688b アルバトロスDⅢ

 木製あるいは羽布張りの複葉戦闘機が、敵の後方に回り込んで射撃位置を取るためにぐるぐる旋回して軽機関銃で敵を撃ち落すドックファイトの光景は、レーダーで見えない敵を捉え、目視する前に撃墜してしまう現代航空戦とは明らかに次元の違う、戦闘機という兵器同士の戦いながらパイロット自らの操縦技術が勝敗を左右する古き良き?戦争の姿であります。

 第1次大戦は近代戦争の幕開けとして、航空機、戦車、潜水艦、毒ガスなど近代兵器のデビューとなった戦争であり、国家間の総力戦争でした。しかし、その中でも中世騎士道の名残のような場面が残されていて、劇中でも機銃が故障して戦闘能力を失った敵を攻撃しなかったり、撃墜した敵機の一部を回収してコレクションにしたり、戦死した敵の名高いパイロットの葬儀に空中から花束を投下して手向けるなど、戦争のルールや戦士同士のしきたりが描かれていました。これは空の戦いに限らず海や地上でも見られた光景でしたが、人を殺す兵士でありながら人間が持つ最低限の節度が生きたのは、敵が人間として目視できた時代ならではのだったのでしょうね。

 最後にもう少し深い視点をひとつ。映画中にも従兄弟が少しだけ登場していましたが、このウォルフラム・フォン・リヒトホーフェンは、第1次大戦ドイツ敗戦後、ナチス政権下のドイツ空軍発展に貢献し、第2次大戦時に空軍元帥にまで昇進した人物ですが、1936年のスペイン内乱ではフランコ将軍を支援するコンドル義勇航空団の指揮官の一人として、あの悪名高い無差別爆撃であるゲルニカ爆撃を指揮した経歴の持ち主でもあります。

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