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2011年7月29日 (金)

山行 尾瀬遥かなり その1

 7月22日(金)朝食を早めに済ませて湯檜曽の宿を出発します。我々の他にも谷川岳方面に向かうと思われる人もチェックアウトしていました。湯檜曽駅前から裏見の滝を観に行った奥利根方面に進路をとり、藤原湖、洞元湖など首都圏の水瓶を左手に見ながら進むと、正面に巨大なロックフィルダム奈良俣ダムが堂々たる姿を見せてくれます。ダムの辺りで道は北から東の方向へ大きく右に転進すると、間もなく奥利根方面最深部の湯ノ小屋温泉を通過します。この深山温泉はなかなか風情があり、次回はこのような場所に宿を求めたいと思いました。

P1000093 奈良俣ダム

 温泉の先は人家が途絶え、沢沿いの気持ちのよいドライブコースになります。照葉峡という渓谷で、その名の通り、秋は美しい紅葉が渓谷を飾ることでしょう。道路脇の渓流には釣りを楽しむ人がポツポツ見られますが、岩魚や山女が生息しているのでしょう。沢からそれると道は九十九折となり、水上と片品の境である坤六峠を越えると下り坂になります。この辺りからは至仏山や笠ヶ岳など尾瀬周辺の山々が正面に望め、振り向くと武尊山が堂々とそびえていました。

110722_092355 坤六峠 P1000095 なだらかな至仏山(右)と小至仏

P1000098 笠ヶ岳はなかなかの秀峰

 峠を下るとすぐに尾瀬の登山口である鳩待峠下の津奈木橋がありますが、ここから鳩待峠間はマイカー規制中なので通過し、7km先にある戸倉の村営駐車場に入りました。平日ですので駐車場にはまだまだゆとりがあります。準備を済ませてバス停に行くと、券売所のおばさんが集まり具合を見て乗合タクシーを呼んでくれました。ジャンボタクシーで鳩待峠に向かいます。

 戸倉の村営駐車場から20分ほど揺られて鳩待峠に到着です。観光バスも乗り入れていて、多くのツアー客で賑わっていました。タクシーでドライブ気分だったのが、一転してハイキングとなりやや呆然自失気味の天然児の隙をついて登山道を下り始めます。鳩待峠は標高が1,591mあり、尾瀬ヶ原の端に位置する山ノ鼻までは標高差約150m、約1時間の緩やかな下りコースとなっていて、尾瀬へのアクセスが一番楽なコースといえます。

 しかし、鳩待峠から下り始めてしばらくは、石畳や歩幅の合わない階段が下りの苦手な天然児を苦しめます。歩き始めは尾瀬ヶ原方面からパラパラとハイカーが上がってくる程度でしたが、我々がもたもた歩いていると、ツアーバスが峠に入ったらしく、団体の長い行列が後から次々と追いついてきて抜いていきます。前から後から団体に挟まれて進退窮する場面もしばしばで苦戦しました。しばらく歩くと傾斜が緩くなり、階段は歩きやすい2列平行の木道に変ります。階段や木道の板には尾瀬の登山コース全般を整備している東京電力の焼印が入れられていました。尾瀬を訪れる膨大なハイカーを受け止め、自然を保全するためには、東京電力資本は欠かせないバックグラウンドです。新聞記事になっていましたが、東電の現状を考えると、尾瀬保全のウェイトはかなり低下するとのことで、行政の補助が望まれるところであります。

P1000100 歩きやすい木道 P1000103 東電に守られてきた尾瀬

 左手には至仏山の女性的な緩やかな稜線が見えています。下りの後半は、小さな沢の流れを集めた川上川沿いに山ノ鼻へ向かいます。川床は鉄分が多いのか赤々として、良く見ると岩魚が泳いでいました。尾瀬らしい小さな湿地もポツポツと点在し、見頃を過ぎて葉がすっかり巨大化したミズバショウが群生しております。

P1000101 至仏山の優しい稜線 P1000107 ミズバショウの変わり果てた姿

 鳩待峠から1時間余りで尾瀬ヶ原の西端に位置する山ノ鼻に出ました。ここは山小屋が数件集まって、尾瀬散策のベースとなっております。この日は夏休みに入ったばかりなので、多くの小中学生がガヤガヤ賑やかに休憩していました。一息入れていよいよ尾瀬ヶ原の木道を歩き始めます。(つづく)

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