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2011年7月24日 (日)

上州滝巡り その1

 台風6号はところによっては記録的な大雨となったようですが、湘南方面は特に大きな影響もなく通過してくれました。台風一過の晴天を期待して、県外の山行を企画していたのですが、晴天は望めないとの予報を得たので、企画を変更して、台風の影響が小さいと思われる上州、それも県北部に涼を求める旅をすることになりました。

 夏休み初日の7月21日(木)中央道相模湖ICから圏央道に入る頃には本格的な雨となりましたが、上州はまだまだ先なので、天気は気にせずハンドルを握ります。ガラ空きの圏央道を鶴ヶ島まで行って、関越道に入ると交通量がグッと増え、全体的にスピードが上がります。安全運転自己チェックの不適格な私は常に追越車線を進んだせいか、赤城高原SAで休憩をしたときは10時前。自宅から3時間足らずで群馬県の北部に来ておりました。圏央道が高尾山をブチ抜いて相模川沿いに自然を破壊しながら海老名に達したら、この時間は更に短縮されることでしょう。

 上州までくれば多少の晴間を期待していたのですが、赤城山を始め榛名山、武尊山、谷川岳と、見えてくるはずの山々はことごとく雲に姿を隠していました。小雨の降る中、気温は17℃とTシャツと短パンでは寒いくらいの陽気です。この日は谷川岳の天神平の散策と一ノ倉沢散策を予定していたのですが、曇り空では視界ゼロの中を震えながら歩くようなので、更に予定を変更して観光をすることにしました。

 沼田ICを下りてロマンチック街道こと国道140号線を尾瀬、日光方面に30分ほど進んで老神温泉を過ぎたところに名瀑「吹割の滝」があります。自身は今回4回目の訪問になりますが、涼を求めて・・・というか、涼は充分な陽気なので、天然児と母にダイナミックな流れを見せてあげようということになりました。

 駐車場からお土産屋街を通過して、片品川河畔に下りると前座の「鱒飛の滝」が迎えてくれます。雨の多い季節なので、水量の多い迫力ある姿が見れました。更に河原の散策路を上流に5分ほど向かっていくと、大きな一枚岩の上に沢山の観光客の姿が見えます。「吹割の滝」は、一枚岩に数十メートルに渡って開いた岩床の窪みに、下流方向を除いた三方向から一斉に流れが落ち込んでいる壮大な姿で、スケールが違うものの「東洋のナイアガラ」とは良く言ったものです。天然児も目の前で轟音を上げる大瀑布に圧倒されておりました。

P1000051 鱒飛の滝

P1000039 賑わう吹割の滝 P1000041 東洋のナイアガラ瀑布!

 滝を引き揚げると、140号線を15分ほど引き返して脇道に入り、川場村の「ホテルSL」にやってきました。村中心部にある「ホテルSL」の敷地内には、川場温泉弘法の湯やターゲットバードゴルフ場、RCコースが併設されていますが、そのひとつに「ほたか高原駅」があります。川場村の村内には鉄道が通っていないのですが、ここにはあの名機関車D-51が動態展示されているのです。

P1000080 ホテルSL。もあるでー P1000082 ほたか高原駅

 夏休み初日とはいえ、我々一行意外には訪れる人の姿はなく、お昼時突然の訪問者に職員の方々は事務室から出てSLの起動準備にかかっておりました。何か贅沢な気分です。「ホテルSL」のフロントで乗車券(入場券)を購入して改札に行くと、制服姿のおじさんが「昔このハサミは駅員の命と言われて、絶対人には貸さなかったんだよ。」と言いつつも、ハサミを貸してくれて厚券の切符を切らせてくれました。天然児に勧めているようでしたが、天然児には「荷の重い仕事」なので、私が全てハサミを入れました。

 乗車までの待合所には夢のようなプラレールルームがあり、天然児は早くもフルテンションです。「さわらないでね」との表示もお構いなしに、我が家同様、手荒く車両を扱って職員の方に困り顔されてしまいました。申し訳ありません。20分ほどして「出発時刻なのでホームにお進みください。」との声がかかったので、未練たっぷりの天然児の手を引いてホームに立つとD-51の堂々たる雄姿がありました。

P1000056 It's the small world! P1000058 Tennenji in the wonder land!

 でも何か雰囲気が違うのです。何か物足りないような・・・!それもそのはず、D-51からは煙や蒸気が出ていないのです。このD-51は、環境への配慮からか、本来の蒸気機関ではなく、エアコンプレッサーによる圧縮空気によって動力を得るという世界唯一の動力方法を持った珍しいものなのです。D-51に1両だけ懐かしい車掌車が連結されていて、乗客はそこに乗り込みますが、車内は座席等は改造されていましたが、天井や側壁は往時のままの状態で残されて味わい深いものでした。

P1000074 D-51 561号機 P1000079 懐かしい車掌車

 僅か100m足らずの直線軌道をのんびり往復するだけのものですが、後先なく落ち着いて楽しめるのがここの良いところではないでしょうか。天然児も車掌車のデッキに立って楽しんでおりました。これから夏休み本番となり、多くのファンがこのSLを楽しみにやってくることでしょう。また、「ホテルSL」に宿泊すると部屋の窓からSLが眺められるので、夢のようなひと時を送ることができるでしょう。温泉も引湯しているとのことで、一度ここに泊まってみたいと思いました。

P1000072 スーパーマンばり天然児 P1000065 のんびり楽しめます♪

 SLに乗車してお腹いっぱいの天然児ですが、大人たちはお腹が空いてきたので、村内にある道の駅「川場田園プラザ」に立ち寄ります。ここは川場村の豊かな自然に育まれた天然素材によるパンやビールなどの食品工房とレストラン、そば屋、物産館の他に公園や陶芸工房が設けられた規模の大きい施設です。時間が許せば1日楽しめる施設だと思いましたが、今回はお蕎麦を楽しむだけにしました。他の土地でもそうなんですが、今回は群馬北部の偵察的な旅として、個々のポイントで気に入るところがあればリピートしていきたいと思いました。

 沼田ICから更に北に向かいます。(つづく)

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