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2011年8月12日 (金)

のんびり南房州 その1 鋸山

 毎年子供たちが夏休みに入ると南房総に海水浴に行くのですが、近年は長男がトーンダウン気味なので、3、4日の旅行期間丸ごと海ということはなくなり、周辺をブラブラとドライブしております。

 8月1日(月)東京湾フェリーで久里浜から金谷に上陸。金谷港の目の前にそびえる鋸山は海岸線からギザギザと延びる鋸歯のような稜線は、フェリー船上からも金谷がどこであるかすぐ分かります。15年ほど南房総に通い続けていますが、海水浴メインであったため鋸山に寄ることは1度もなかったのですが、今回は初めて立ち寄ることにしました。

P1000275 金谷港から見上げる鋸山

 鋸山には全山に渡って日本寺という古刹がありますが、開山は725年といいますから1,300年ほど前、聖武天皇の御世に高名な行基菩薩によって開かれた由緒ある寺院です。七堂十二院百坊という規模を誇り、空海、良弁、慈覚などの名僧が寄食し、足跡を残したといわれています。その後、源頼朝や徳川幕府の信仰も篤かったそうですが、明治早期の廃仏毀釈や昭和期の火災で荒廃し、現在は伽藍などは皆無の状態です。全国どこの寺院へ行っても、廃仏毀釈の痕跡は見られますが、煽動された大衆の破壊力の恐ろしさを窺い知れますね。例えれば、日本版バーミヤンの大仏破壊といったところでしょうか。失われた伽藍は今日細々と再建が進められているようです。

 日本寺の参道を一巡するのは=鋸山登山ということになり、真夏に訪れると汗をかくことを覚悟せねばなりませんが、信仰心と向学心を持ってチャレンジすることになりました。とは言え、麓からせっせと登るわけではなく、金谷側(富津市)からロープウェーで一気に稜線に到達するか、金谷とは反対側である保田側(鋸南町)から有料道路等で標高を稼ぐことが可能です。我が家は子供らを祖父母に引率させてロープウェーに乗せ、私は車で裏から上がって境内で合流することになりました。

 駐車場から足早に参道を登ってロープウェー組を稜線に近い西口で迎えます。さあ蝉時雨の中、境内を歩きましょう!鋸山は大きく三つのエリアに分けられ、それぞれ山頂エリア、羅漢エリア、大仏エリアとなります。まずは山頂エリアに向かい、東側の階段から羅漢エリアをかすめて大仏へ下り、再び西口へ戻る周遊コースです。

Map 日本寺HPhttp://www.nihonji.jp/より

 まずは百尺観音です。この観音様は戦争犠牲者と交通事故犠牲者の供養のため、昭和高度成長期に山頂部の石切場跡に彫られた巨大な磨崖仏です。とにかく迫力がありますか、その磨崖仏の背後にそびえる岩山の張り出しに、私たちの目は釘付けになりました。この張り出しこそが、鋸山の山頂に位置する名所「地獄のぞき」であります。

P1000282 巨大な百尺観音その上には・・・ P1000286 Go!

 「地獄のぞき」がある山頂部からは360度の展望があり、晴天ならば富士山も望めることでしょう。この日はガスッていましたが、北には金谷港、南には里見八犬伝で伏姫が隠れ住んだといわれる富山や洲崎方面が望めました。高所恐怖症である私は「地獄のぞき」は近寄り難いポイントですが、意にも介さない長男はテンション上げて柵を乗越える勢いでヒヤヒヤさせられました。

P1000295 「地獄のぞき」の長男 P1000297 目がくらみます・・・

P1000298 金谷港。フェリー見えます。 P1000302 左に富山。右奥に洲崎

 山頂部から急階段を下ると羅漢エリアがあります。個々に表情豊かな羅漢さんに見送られ大仏前の広場にでました。この大仏さんは江戸時代天明期に彫られたものですが、百尺観音と並んで見ごたえ充分ですね。鋸山は当にパワースポットですね。

P1000276 羅漢さんの群 P1000306 岩を貫く二天門

P1000308 日本寺の大仏

 疲れたメンバーと交代して、長男と天然児を率いて汗をかきかき稜線に戻り、ロープウェーで金谷側に下りました。ロープウェーの駅には沢山の猫がのんびりしていました。

P1000314 くつろいだ猫たち P1000317 なかなか見応えありました。

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