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2011年9月27日 (火)

伊豆に湿原!? 細野高原散策

 稲取の裏山にあたる三筋山(812m)は山頂付近に芝が広がる気持ちのよい姿をしています。この芝高原は細野高原と呼ばれ、パラグライダーのポイントとして愛好家には知られた場所のようですが、一般的には余り有名ではありません。しかし、細野高原は秋になるとススキ野原が覆い、また伊豆唯一ともいえる湿原が存在しているのです。「伊豆に湿原なんてあるの!?」と首を傾げる人も多いと思いますが、私も数年前に偶然ネットで発見して驚きました。今回稲取を訪れた機会に訪れることにしました。

 稲取漁港から国道135号線を挟んで山側へ急な坂道が続きます。集落を抜け、みかん畑やゴルフ場を通過する幅の狭い車道を15分ほど登ってくると、突然、三筋山の芝高原が広がります。高原の入口にはパラグライダーのスクールがあり、晴天に恵まれたこの日も多くの愛好家が訪れていました。海も見下ろせるし、最高のロケーションです。いつもの山歩き三人組ならこの辺りに駐車して高原をぐるりひと回りするところですが、今回は他にもメンバー同伴だったので、山頂近くまで延びる車道を更に進みます。

P1000748 コロコロ鹿の糞 P1000756 美しいものは汚いものを好む?

 細野高原には中山1号、2号湿原と桃野湿原、芝原湿原など、小規模の湿原が数箇所点在しているようです。我々一行は山頂近くの桃野湿原の駐車場まで車を進めました。駐車場には鹿の糞が転がっていて、夜は多くの鹿が高原を歩き回りお月見しながら草を食んでいるのでしょう。この糞目当てに艶やかなフンコロガシがウロウロしていました。

P1000755 三筋山に広がる細野高原

 駐車場からやや下り加減の草が刈られた散策路をあるきます。振り返るとススキの穂をバックに三筋山が立っています。高原の湿地は、いかにもマムシなど蛇が好みそうな環境です。子供たちは沢山生息する大きなバッタに夢中で、散策路をそれて草原に近づきますが、マムシに注意するよう促してもお構いなしです。高台でラジコン飛行機を飛ばしている人たちからもマムシに気をつけるよう注意喚起が飛んできました。

P1000751 天城山 P1000762 桃野湿原 P1000765 逆さ三筋です。

 駐車場から15分ほど歩くと、北側にそびえる天城山を背景に小規模の湿原が点在していました。湿原の周囲には小さな花をつけた可愛らしい植物が見られ、大小いろいろなトンボが飛び回っています。小さな流れには沢蟹も生息していました。生命の源となっているのですね。マムシに注意しながら散策路をぐるりと一周40分ほどでした。

 伊豆という一大観光地の中に、これほど静かな高原が存在していることに驚きましたが、訪れてみて更なる感動を得ることができました。今度は時間をかけて高原を一周歩いてみたいと思います。

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