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2011年9月18日 (日)

山行 頼むよ父ちゃん 富士山その3

 富士山山頂を1時間ほど楽しんで10時過ぎに下山を開始した。下山は転がるように下りるので、ガイドが3時間30分だと2時間30分くらいで下りられるだろうと楽観し、与えられた時間が「お昼過ぎまで」だったので、何とかごまかせる時間に帰宅できそうだ。

 しかし、世の中そんなに甘いものではない。九十九折の胸突き八丁を登山者が行列を成して上ってくるのが見える。息を切らせて登ってくる人たちに道を譲っていると結構なロスタイムが生じてしまう。まあゆっくり下れば足を痛めることも、転倒することもなかろうと割り切って、「お疲れさん。あと一息だよ。」とか「ゆっくりでいいですよ。」なんて声をかけている。山ガールなんぞ見かけたもんなら「あと一息だよ。がんばってね!」てな感じ。若い女子に公然と声をかけられるんだから、こんなに嬉しいことはないよね。

 それにしても、これがシーズンオフかと首を傾げるくらいに登山者が多い。山ガール、中高年、短パン一丁のおじさん、小学生連れの親子。普通の山よりよっぽど人が多い。こうなると先述のように排泄の問題が生じてくるので、当局はこの現実を考慮して、富士山の夏山シーズンを9月下旬ぐらいまで延長してもらいたいものだ。山小屋の営業は無理でもトイレぐらいは開放すべきである。

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 さて、九合目を過ぎた急斜面を下っているときに子供の泣き声が聞こえてきた。下の方で人だかりが目に入った。3歳児くらいの男の子を大人が何人か囲んでいるのが見えた。事情を尋ねてみると、男の子とお姉ちゃんがレスキューシートに包まれて登山道脇に寝ていたというのだ。寝ていた場所が落石多発の危険箇所であることから、ガイド風の男性が八合目池田館まで下ろそうとしたが、お姉ちゃんが大人しく下りたのに対して、男の子は暴れ泣き叫んで抵抗をしているとのこと。更に驚いたことにこの子達の父親は小学生の男の子1人のみ連れて、この子達を置いて頂上に向かってしまったとのこと。何とも呆れた親である。高山では落石の他にも天候の急変もありうるので、人の親ならば迷わず下山を選択しなければならない。通過する登山者たちは「馬鹿な親だなぁ」と嘆くが、子供の手前、親の悪口を聞かせるのは忍びないものだ。

 座り込む男の子に対して、何人かの大人たちがなだめたりお菓子で釣ろうとしたが、「やだ!」の一点張り。強硬手段だが、抱きかかえて下ろすことにしたが、大暴れで抵抗し手がおえない。聞き分けのない子である。最後はお姉ちゃんが説得に再度上がってきて、外国人の青年が説得すると何故か根負けして八合目まで下ろすことができた。日本語が通じなかったのか(汗)

 ガイド風の男性は登山中だったので父親を探しながら頂上に向かい、その他の人たちもしばらく付き添っていたが、安定した場所に保護できたことと、水や食べ物もある程度持っているのが確認できたので、三々五々下山していった。最後になった私もしばらくは子供たちに付き添っていたが、しばらくすれば父親が八合目に下ってくるだろうと思い、男の子の排泄を手伝い、何かあったら通過する大人を頼るようお姉ちゃんに言って、髪引かれる思いで子供たちと別れた。別れ際、ザックのポケットに天然児の変な音が出るおもちゃが入っていたので、それを男の子に渡すと笑顔が見れたのが救いであった。

P1000653 無事で帰れよ! P1000654 皆富士山が大好き

 六合目まで下りると、宝永山方面に多くの人が上り下りするのが見えた。予定より大幅に遅れて14時に五合目に下山したが、駐車場は車にあふれていた。山頂を振り返り、親子の無事な下山を祈るばかりであった。

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