3匹のメジナ
我が家には亀のクロちゃん以外にも、季節の移り変わりと共に昆虫や魚などが寄食してきました。でも、彼らにとって寄食とは心外な呼ばれ方かもしれません。自由の身であったものを囚われとなって我が家の慰み者となってしまったのですから。
今年も昆虫の季節が終わって、我が家に残されたのはクロちゃんとメジナ3匹です。このメジナたちが我が家にやって来たのは、昨年の春先に近所の堤防から汲んできた海水にシラスにも満たない大きさの稚魚が5匹ほど紛れていたもので、その後2匹は行方不明(同居魚に捕食されたか?)となって、残った3匹が少しずつ成長したものです。しかし、狭い水槽の中での飼育なのですぐに強弱がはっきりしてしまい、力関係が餌の量に直結しているようで、一番大きいのは12cmほどで独り勝ち。その他は5cm、3cmとかなり劣っています。メジナは自然界では50cmほどに成長する魚ですが、これでは先が思いやられます。
メジナはひどく警戒心の強い魚で、毎日餌をあげている私の姿を見ても大慌てで障害物の陰に身を潜めます。餌の乾燥シュリンプ(小エビ)を投入して影から様子を見ていると、物凄い勢いで餌を食べまくります。色も黒っぽくて、警戒心が強いメジナは正直観賞魚向けとは言い難い魚です。もう少し可愛げがあると良いのですが・・・
夏場は外で飼育していたのですが、気温が下がってヒーターを入れてやろうとする私にかみさんが「そんなつまらない魚を飼っていても電気代がもったいない。海にブン投げてきなよ。」と言い始めているので、少しでも電力消費を抑えようと、先日水槽の大掃除と共に玄関に引越しをしました。海に投げたところで、近所の堤防には毎日のように釣り人が竿を並べているのです。釣り上げられて塩焼きにでもされることを思うとなかなか放流できなくなります。今では住人が出たり入ったりする度に逃げ回るせわしない生活になってしまいましたが、少しでも早くなれて欲しいものです。
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同じ穴のメジナ。(違)
投稿: どっちー | 2011年10月26日 (水) 07時23分
土管のアクセサリーが水槽に入っているのですが、驚くと
その中に寄り固まって息を潜めています。
そんなときはそう言って笑ってあげます。
投稿: 海笑 | 2011年10月28日 (金) 15時45分