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2011年11月14日 (月)

山行 3つ並んで1人前? 雨山、檜岳、伊勢沢ノ頭

 最近、土日に天気が崩れることが多いので、11日(金)に冷たい雨が降ると「今週も…」と不安に駆られたが、翌11月12日(土)は朝から青空が広がっていた。雨後の山行はどうしてもスロースタートになってしまう。家族が起き出して顔を合わせてしまうとどうしても出足が鈍ってしまう。家族が起床する7時直前に慌てて出発。「もしかするとエンジン音で起こしてしまったかもしれない。」という後ろめたさをモヤモヤと感じながら車を進めた。

 松田町寄の中津川上流部にかかる朱塗りの寄大橋横に車を駐車。いつもながらに慌しく身支度をして8時前に出発となった。出発の時点で目標が定まらず、取りあえず寄沢沿いに雨山峠を目指し、峠から右折して鍋割山を目指すか左折して檜岳山稜を目指すか迷っていた。雨山峠までのルートは8月27日に1度歩いて紹介している(http://yama-umi.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/post-a26c.html)が、序盤で本流の渡渉を繰り返し、低木のトンネル(トトロのトンネル)を楽しみ、中盤で鎖場登り、沢沿いの崩落部の通過、終盤では沢の中を歩く表丹沢のコースの中では変化に富んだものである。

P1010362 渡渉地点 P1010363 白濁した寄沢

 前日の雨の影響はほとんどなく、寄沢本流は穏やかで4度の渡渉を難なくクリア。不思議なことに沢の水は白骨温泉の湯のように白濁していた。この水を沸かせば温泉になるのだろうか?まさかね。この辺りの岩石は白っぽいものが多いので、もしかしたら上流部で崩落があり、土砂が流出しているのかもしれない。

P1010366 追悼碑 P1010370 シダンゴ山やダルマ沢ノ頭

 4つ目の渡渉を終えた場所に追悼碑。前回は雨雲の中の通過だったので、薄暗くやや重く感じられたが、晴れているとシダンゴ山や高松山方面が望める、岳人の魂を慰撫するにはもってこいのポイントだと感じた。

P1010368 トトロのトンネル P1010371 沢沿いの鎖場

P1010373 紅葉は終わり P1010378 滑めた沢を歩く

 追悼碑の先の「トトロのトンネル」こと、低木のトンネルを抜け、本流最後の渡渉。そして対岸に見えるガレた鎖場をよじ登る。薄暗い杉林を少しだけジグザグと登って、再び沢沿いに出る。この辺りは左側が落ち込んでいる山腹をトラバースする幅の狭い道で、所々崩落してしまっている。前回、このルート上で唯一出会ったハイカーには、この辺りの紅葉は見事だと聞いたのだが、既に大半は落葉していた。沢の源頭部の沢の中を歩いて、恐怖の斜め階段を登ると雨山峠に到着した。

P1010380 恐怖の斜め階段を上ると・・・ P1010382 雨山峠に到着

 さて、この期に及んでも、右の鍋割山か左の檜岳山稜か未だ煮え切らない状況だったが、迷うならば未だ踏み込んだことのない檜岳山稜に登ることにした。ここを登ればガイドに紹介される東丹沢~表尾根の山のピークは全て制覇したことになる。檜岳山稜は東から雨山、檜岳、伊勢沢ノ頭と、ほぼ同じ標高1,100m余りの山が3つ仲良く並んでいる。そのため下界から見上げても高所から見下ろしても、個性が弱く、表尾根の一部にしか受け止められないのであろう。

P1010386 雨山へ延びるヤセ尾根 P1010384 富士山見えた♪

P1010387 上部は比較的平坦 P1010389 雨山です。

 雨山に向かう不明瞭な導入部を四肢を使って無理やり登っていくと、痩せた尾根の急登となる。樹間からは、やや後方に蛭ヶ岳、不動ノ峰、丹沢山が、北側には檜洞丸から延びる石棚山稜、同角山稜が垣間見えた。そして前方に雪を頂いた富士山が雲間に見え隠れしていた。痩せ尾根の上部は拍子抜けするほど平坦で、ブナ林が広がっていた。平坦部になると間もなく雨山(1,176m)の山頂に到着した。山頂は展望もなく、それほど疲労を感じなかったので先を急ぐ。

P1010393 鞍部の崩落地 P1010395 同角ノ頭(後方檜洞丸か?)

 雨山から檜岳の鞍部は南斜面が大きく崩落して開けていたが、生憎通過時刻には雲が上がってしまい展望はほとんど利かなかった。檜岳へ上り返すと、尾根を挟んで南面が丹沢特有の暗いヒノキの植林帯で、それに対して、北面は落葉したブナやナラ林で明るかった。檜岳山頂手前で可愛らしい合羽を身にまとったワンコを連れた先行者に出会った。思えば雨山峠へのルート中盤で先行者を抜いて以来で、この日の檜岳山稜歩きで唯一の出会いであった。この辺りはダニが多いので、ワンコに合羽を着せて防いでいるそうだ。ヤマビルがいないと安心していたが、ダニとはこれまたたまらない。そういえば山稜上部の平坦部には、鹿がダニを落とすために泥浴びするヌタ場がそこかしこで見られた。鹿やカモシカの糞も多く、人の侵入が少ない山は野生動物の生活痕であふれていた。

P1010391 ヌタ場が多い山 P1010400 檜岳で会ったワンコ

 ワンコを引き連れて檜岳山頂(1,167m)へ到着。ちなみに、檜岳は「ひのきだけ」と読むのではなく「ひのきだっか」と読むらしい。檜岳の山頂はその名のとおり、ヒノキの樹林に囲まれて展望はないので、先を急ぐことにした。

P1010401 檜岳先の広っぱ P1010402 ハエがびっしり集っていた怪しい茸

 鹿柵に沿って進むと広々とした草原になった。晴れていれば気持ちの良さそうな場所である。そこをぬけて再び樹林に入ると、この山稜の最高地点である伊勢沢ノ頭(1,177m)に到達した。しかしここでも展望がなく、休憩も必要ないと思って先を急いだ。結局、この山稜を歩くハイカーが少ない訳は、3つのピーク何れにおいても展望がないためであろう。

P1010404 展望のない伊勢沢ノ頭 P1010410 廃道を歩いてみた。

 伊勢沢ノ頭から秦野峠に向かって下り始める。山頂直下は物凄い急傾斜で、ルートもはっきりせず黒土に足をとられて難渋したが、しばらく下ると倒木が多い荒れた尾根となり、更に急斜面を下ると秦野峠に至った。ルートは秦野峠林道の秦野峠に向けているが、ダラダラと下り坂が長い林道歩きは少しでも短い方が良いと思い、通行禁止となっている廃道に入った。判然としない廃道を古い目印テープと踏み跡を頼りに歩き、涸れ沢を何度か渡って秦野峠林道の堰堤工事現場に出てきた。林道をのんびり歩いてお昼過ぎに寄大橋のゲートに到達した。

☆メンツ:単独

★コースタイム:4時間30分(休憩含む)

寄大橋7:55→8:30追悼碑→9:20雨山峠(小休止)9:25→9:50雨山→10:15檜岳

10:20→10:40伊勢沢ノ頭→11:10秦野峠→11:40林道出合→12:25寄大橋

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