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2011年11月 2日 (水)

富士山を望む山上集落

 神奈川県西部、山北町と松田町の町境に高松という集落がある。1月に高松山へハイキングしたときには、南側の松田山にある最明寺史跡公園から、高松を通過して高松山を往復した。このとき集落内の河村小学校高松分校のたたずまいに癒されて、5月には車で再度分校を訪れた。→http://yama-umi.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/post-a4aa.html今回は北側の松田町寄から、先人の足跡を辿って高松集落を目指してみた。

 10月最後の土曜日、午後の数時間を得たので、寄の自然休養村にやってきた。昔はバンガローが並ぶキャンプ場だったが、今はマス釣り場とドックランが設けられ家族連れや愛好家たちで賑わいを見せている。河原にある駐車場に車を入れると駐車代500円を請求された。未舗装の河原にしてはちょっと高いかな・・・でも、自然に対する投資と思えば安く感じる。駐車場からは鍋割山稜がよく見えていた。

P1010132 駐車場から望む鍋割山稜 P1010164 中津川のマス釣り場

 14時過ぎに遅い出発となった。マス釣り場がある中津川から直ぐに離れて、ナラやクヌギの落葉樹林に延びる傾斜の緩い上り坂を歩いていく。10分も歩くとそのまま山を巻いて最明寺史跡公園へ向かう道と、右手に折れて尾根沿いを登っていく高松集落への分岐点に至る。この一帯は虫沢という地名で、国道246号線方面から寄地区に延びる県道が建設される以前、虫沢から山北や松田方面に延びるこの山間の道が、生活道として地域住民に利用されていたのであろう。ちなみに今では虫沢古道と呼ばれている。

P1010134 分岐点 P1010135 高松方面へ P1010136 大蛇出現!

 分岐点から尾根を登って高松方面に進む。植林帯の中を延びる道は広さがある歩きやすい道であるが、台風の影響か倒木や木の枝が障害となっている。この辺りの山林は個人所有なので、なかなか手入れが行き届かないようで残念なことである。登るに連れて倒木が多くなって、左手の尾根にに涸沢をトラバースする地点では大規模な土砂崩落が手付かずとなっていた。ここで前日の飲酒が祟ってきたようで、猛烈な腹痛に襲われた。倒木の下に潜り込んでチョチョっと済ませ、この辺り特有の火山灰質の黒土で証拠隠滅。

P1010138 崩落箇所 P1010143 四差路

 倒木を綱渡りのように渡って左手の尾根を登ると、間もなく高圧線が横切る開けた場所に出た。この地点まで高松側から車道が延びていて、鉄塔の周辺には耕作地も点在していた。尾根は右手に更に上がっていたが、踏み跡がはっきりしない雑草が繁る道に嫌気がさして、ピークを巻く車道を進むことにした。車道を10分程進むと集落上の四差路に出たので、ここを右折して尺里(ひさり)峠方面に向かった。時間が許せば尺里峠から高松山を往復しようという腹積りである。

P1010147 高松山に向かう峠道 P1010144 富士山

 尺里(ひさり)峠へ延びる道は明るく、展望が開けた気持ちよい道である。この日は天候に恵まれて、箱根方面や富士山もはっきりと望めたが、意外と富士山が近くに感じられた。進行方向にはなだらかな高松山の稜線が近づいてくる。四差路から10分ほどで車道が横切る尺里峠に出た。車道はJR御殿場線山北駅方面から寄方面に通じている。車道を渡ったところに高松山登山口の表示。

P1010148 尺里(ひさり)峠 P1010149

 尺里峠から高松山へは速いペースでも往復1時間はかかりそうである。時刻は15時を回っていたので、山頂を往復して虫沢古道を通過する頃は暗くなり始めているだろう。あの荒れ具合では通過が不安になったので、高松山への往復はあきらめて四差路に戻り、高松集落内にある河村小学校高松分校までのルートを確認して帰ることにした。集落内は庭先や畑の脇に野菊が咲いて、美しい富士山をバックにおじさんがのんびり畑を耕すのどかな光景であった。高松集落にはいたる所に富士山の好展望地が点在している。集落内を歩くだけでもありがたい気分にさせられた。

P1010152 高松分校 P1010155 金時山 P1010159 そして富士!

 復路、山道を歩いていると、頭上騒がしくさえずる鳥の鳴き声が気になったので見上げると、アケビが鈴なりになっていた。パックリ割れた実を食べてみるとねっとりとした自然な甘味が口の中に広がった。

P1010161 天然の甘味 P1010150 役目を終えたものは全て自然に帰す。

☆メンツ:単独

★コースタイム:2時間20分(失敬タイム含む)

寄自然休養村P14:05→最明寺方面分岐14:15→(雉射ち)→高圧線(車道出合)14:45→四差路14:55→15:05尺里峠15:10→四差路15:20→高松分校15:30→四差路15:40→高圧線15:50→寄自然休養村16:25

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