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2012年1月

2012年1月28日 (土)

上原中佐の遺徳を求めて・・・

 昭和20年2月16日、米軍は硫黄島上陸の支援攻撃として、本土に接近した機動部隊から発進した600機に及ぶ艦載機の大編隊が南関東地区に対して低空銃爆撃を行いました。この大編隊に対して、単機殴り込みをかけ、奮戦の後、衆寡敵せず自爆した勇士がいました。

 この機体は、中津飛行場(愛甲郡愛川町)に在駐していた、陸軍航空隊第22戦隊の戦隊長上原重雄大尉が操る四式戦闘機「疾風」(中島キ-44)です。上原大尉は鹿児島出身の名戦闘機乗りで、油田で有名なパレンバンやニューギニアの防空戦で活躍し、1月に第22戦隊長として着任したばかりでした。部隊は近々朝鮮に渡るため戦力を温存していましたが、折からの空襲に際し、上原戦隊長は逸る部下をなだめつつも、我が物顔に銃撃を加える米艦載機に対して義憤を覚え、ついに単機出撃し、小田原市上空で追撃戦を展開するも衆寡敵せず被弾、帰還途中に別の敵艦載機群と遭遇し力尽きました。その最後たるや、炎上する乗機の天蓋から身を乗り出し、宮城(「みやぎ」ではなく、「きゅうじょう」=皇居ですね。)と基地のある方向に決別の万歳を送ったという壮烈無比な姿であったとのことです。その姿に心打たれた当地小田原の人々は、上原大尉(死後中佐に昇進)の遺徳を残すため、小田原市沼代の墜落地点に墓を築き、乗機のプロペラの1枚を記念碑として残したということです。

 沼代は二宮から小田原に抜ける山越えの県道が通っていて、我が家では買い物でよく利用する道なのですが、数年前に県道脇の解説板を発見して、上記の事実を知ったときは、驚きと感動でいつかは上原中佐の墓参を果たさねばと思っていたのです。あっという間に歳月は経って、やっとこの年末年始に、年々児を連れて墓参の機会を得ることができました。

P1020113 みかんいっぱいです。 P1020128 丹沢方面を望む

 沼代という所は、日当りの良い曽我丘陵に耕作地や果樹園が広がっている場所です。県道近くの農道脇に車を停めさせてもらって、みかん畑の中に延びる農道を山の上に向かって歩いていきます。解説板には、県道から少し上に見える送電線の鉄塔の下に中佐の墓があると記されていました。みかんの収穫をする農家の視線を感じながらも、ギャーギャーと抵抗する天然児のお尻をたたきながら果樹園を突っ切らせてもらいます。

P1020127 中央奥の鉄塔のようだ。 P1020116 中佐!どちらですかー

 しかし、全身ドロボウまみれになりながら鉄塔下に達するも、上原中佐の墓らしきものは見当たりません。周辺の雑木林を探しましたが、それらしき痕跡は全く見つけられなかったので、鉄塔違いかと思い、送電線を伝って山の上の方へ上がっていきました。

P1020119 高山の山頂に出てしまいました。 P1020123 海に向かって下る。

 送電線を辿りながら雑木林を歩きますが、2本目、3本目の鉄塔の下にも見当たらず、遂に雑木林の道を抜けるとみかん畑の中にある山頂と思われる三角点に行き着いてしまいました。この場所は曽我丘陵の高山と呼ばれている山頂です。山頂から農道を歩いて田島方面に下りますが、この道はJR国府津駅から御殿場線の下曽我、上大井方面に延びる曽我丘陵のハイキングコースでもあり、正面には相模湾が広がり、東に湘南の海岸線、西に小田原の街が見えました。畑の一角で焚火をしている農家のおじさんに上原中佐の話を聞いてみましたが、「そういう話はあるけども、実際にどこにあるかは知らないよ。」とのことでした。

P1020120 正面には相模湾が開け・・・ P1020124 西には小田原市街

 急な農道を下ると県道の最高地点にあるトンネルの上に出てきました。このまま尾根を伝って行くと国府津駅の裏手に出ますが、車の駐車場所へは、県道沿いに少し戻らないと戻ることができません。東は海岸線に沿って、二宮吾妻山、大磯湘南平などが並んでいますが、吾妻山は年末だというのに菜の花が咲き始めていました。(今は最高ですね。)

P1020114 東の大磯丘陵方面 P1020126 吾妻山は菜の花が咲き始めたようです。

 結局この日、上原中佐が戦死した場所へはたどり着くことができませんでしたが、もう少しよく調べて、後日出直したいと思っています。

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2012年1月25日 (水)

山行 三浦低山縦走 三浦富士、砲台山、武山

 先週末から今週にかけては、下界でも雪がちらつきましたが、真っ白く雪化粧をした丹沢をバックにした我が地元も雪国の様相です。身近な山々もこうなると素人には敷居が高くなってしまうものです。春先までは雪の影響をうけない低山ハイクをしばらく楽しもうと思います。地元である大磯渋沢丘陵、曽我丘陵には、気持ちが良い陽だまりハイキングが楽しめるコースがいくつかありますが、三浦半島や伊豆方面にも魅力ある低山が存在するようです。

 1月15日(日)横浜横須賀道路佐原インター付近は暴走族の集会があるようで、警察車両なども引き連れて近年希に見る盛り上がりようでした。最近の若い衆には、この手の文化は受け入れられないものと思っていましたが、これだけの規模のグループが残っていることに驚きました。珍しく同行した長男も興味津々です。カードばかりやっているよりは爽やかかもね(笑)

 一山越えて国道134号線にぶつかると正面には東京湾が広がります。この辺りは津久井浜と呼ばれる海岸線です。京浜急行からのアクセスも良いこの海水浴場は、夏には多くの人で賑わいますが、冬の静かな海が広がっていました。三浦の丘陵地帯では大根の生産が最盛期ですが、津久井浜付近では早くもイチゴ狩りが始まっていました。

P1020399 観光農園から見上げる山並み(左から武山、砲台山、三浦富士)

 イチゴは後ほど買って帰ることにしておいて、図々しく観光農園の駐車場からみえる穏やかな山々を歩くことにしました。観光農園のビニールハウス群を抜けて、舗装された農道を上がっていきます。鈴生りのイチゴを前に天然児は目で訴えかけてきます。「父よ私達の目的はこのイチゴではなかったのですか?」平地はイチゴ農園ですが、南向きの日当りの良い山の斜面はみかん畑です。カラスやらヒヨドリがもぎ残しの果実を求めて乱舞していました。

P1020403_2 三浦富士への道 P1020409

 警察犬訓練学校の前を過ぎるといよいよ山道です。とはいっても、幅もあってなだらかな登山道なので、子どもたちは悪ふざけをしながら楽しく登っていきます。クヌギなど落葉樹の他、楠、樫、椎などの照葉樹の大木が賑やかな山です。海岸方面から時折騒々しい暴走族の爆音が聞こえてきますが、山頂直下の階段下まで来ると山頂から爽やかなコーラスが聞こえてきました。「大きな~歌だよ~あの山の~向こうから~・・・♪」歌声に引かれて階段を登ると、三浦富士(183m)の山頂にハイカーのグループが集って歌っていました。山頂からは南が大きく開けて、東京湾口を挟んで三浦剣崎と房総洲崎が見えています。もう少し天気が良ければ本家富士山も見えるようです。

P1020411 三浦富士 P1020416 P1020417 本家は見えませんでした。

 三浦富士を後にして尾根道を渡っていきます。この尾根道は比較的平坦で、ハイカーの他にトレイルランのグループが往来していました。我々一行が賑やかに渡っていくと、周辺の樹木をリスが逃げていく姿が目立ちましたが、鎌倉辺りに多いタイワンリスが三浦全域に浸透しているようです。

P1020420 三浦富士から砲台山へ P1020429 剣崎方面の展望

 尾根を渡ると岩肌が荒々しく露出するピークを巻いていきます。山頂付近には人為的に削り取られた痕跡やコンクリート建造物も見られましたが、砲台山(204m)はその名のとおり、東京湾口を見下ろす絶好の位置にあるため、お台場があった・・・のではなく、戦時中に高射砲陣地が設けられ、帝都方面に侵入するB29編隊を迎え撃ちました。山頂にある電波塔の下には円形の半地下式砲台が残されていましたが、かなり大型の台座でした。これだけのものですから、海軍の12.7cm連装砲塔が置かれていたのではないでしょうか。1基ということはなかろうと付近の藪を探ってみると、もう1基藪に埋もれていました。

P1020433 この塔はなんでしょうか・・・ P1020435 山頂の砲座跡 P1020436

P1020437 もう1基は藪の中 P1020441 この水槽も古いもののようです。

 砲台山から武山に向かいます。こちらの尾根にもリスやネコがチョロチョロしていて子供たちを喜ばせました。山の北麓には大きな建物が並んでいますが、YRP(横須賀リサーチパーク)の研究施設でしょう。程なく防衛省のレーダーサイトがある武山(200m)の山頂に到達しました。ここには武山不動尊が祀られていて、特に漁業関係者からの信仰が厚いようです。また、武山山頂はツツジの名所として名高く、毎年4月下旬から5月にかけては2千本のツツジが見事に咲いて、多くの人が訪れる場所です。(実は武山一帯は我が家のルーツの地です。)

P1020444 武山へ向かう P1020449 武山山頂 P1020460 武山不動尊 P1020463 せっかちなツツジ

 山頂の展望台からは360度の展望が楽しめました。

P1020453 砲台山(湾の向こうに鋸山と富山) P1020455 横須賀猿島

P1020458 剣崎(対岸が房総洲崎) P1020454 YRP

 武山から南に延びる尾根を下り、30分程で観光農園に戻りました。戻った頃にはあれだけ停まっていた車が我が家だけとなって、おまけにお義理で買うつもりだったイチゴは売り切れ。イチゴ狩りツアーの観光バスのお見送りの脇をそそくさと、バツが悪い退場となってしまいました。スイマセン。

☆メンツ:天然児、長男、ババ、自分

★コースタイム:2時間25分(休憩含む)

津久井観光農園P13:15→13:45三浦富士13:50→14:30砲台山14:35→14:55武山15:10

→15:40津久井観光農園P

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2012年1月21日 (土)

山行 愛鷹の深部に美林あり 位牌岳

 愛鷹連峰は富士山の南麓と駿河湾との間に位置した小さな山塊で、北から越前岳、黒岳、呼子岳、鋸岳、位牌岳、前岳、大岳、袴腰岳、愛鷹山の9峰が並んでいる。最高峰は越前岳の1504mで、何れもが1200~1500mほどの低山であるが、富士山と海の影響を受けて1年を通じて降雨量が多く、ブナ林やアシタカツツジなど豊かな植生が育まれてきた。動物もツキノワグマをはじめ、シカ、イノシシ、カモシカ等の大型哺乳類からハコネサンショウウオなど水棲小動物まで多種の生命に満ち溢れている。

 愛鷹連峰の中で、最高峰が北端の越前岳であるが、富士山と真正面に対する展望の良さ、交通アクセスの良さ、頂上への身近なルートと好条件が重なって、登山者の大半が越前岳に集中する。また一昔前、この小さな山塊は手軽に縦走を楽しめる山であったのだが、呼子岳と位牌岳の中間に位置する鋸岳付近が集中豪雨により崩落著しく、縦走路を南北に分断してしまった。それによって、南部に位置する位牌岳、袴腰岳、愛鷹山は公共交通機関の不便さも相まって、ややマイナー感を持たれるようになってしまったことだろう。

P1020318 森林公園の遊歩道をショートカット P1020317 何だいそりゃ!

 1月7日(土)朝、東名高速沼津ICから山の手に15分ほど車を走らせた、ゴルフ場の上部にある長泉町森林公園の駐車場にやってきた。この公園は愛鷹連峰の中央に位置する位牌岳への登山口となっている。既に2台の車が駐車していた。7時45分に駐車場を出発し、森林公園の遊歩道を歩き始めた。檜林を真っ直ぐ登っていくと公園の展望台に出た。ここから振り向くと沼津湾や伊豆の山々が良く見える。霜がびっしり張ったベンチには指で相合傘が書かれていた。韓流ドラマかいな!?

P1020319 森林公園展望台 P1020321 池の平に向かう尾根道

 展望台から先は尾根上に延びた明るい道で、正面に愛鷹の山々、背後に箱根や伊豆の山々が良く見えている。左手前方に形の良い愛鷹山のピークが見えているが、東から雲が流れていて時折その姿を隠してしまう。霜を踏みしめながら歩いていくと間もなく池ノ平(846m)に到着。愛鷹連峰をバックに望む沼津湾や伊豆の山々は最高に気持ちが良い。家族連れなら、ここを目指してお弁当を広げるのも良いだろう。

P1020324 愛鷹山 P1020323 池ノ平まではファミリー向き P1020326 この日は少しガスが・・・

 池ノ平で暫し展望を楽しんだ後、笹竹の密生する登山道を進むと先行する若いカップリングハイカーに追いつく。位牌岳への最短ルートを尋ねられたが、こちらも初めての山でガイドの受け売り程度と謝し先行した。お互い楽しい山行をしましょう。多雨の時季にだけ出現するという幻の滝「つるべ落としの滝」方面への道を分けて、右手の急峻な尾根道が位牌岳への最短ルートである。笹竹の尾根道はやがて岩の露出した尾根になったり、ツツジの群生する箇所を通過したり、大きなモミの木がそびえていたりと変化に富んだ尾根道である。右手は終始大きくガレていて、富士の裾野、三国山稜、丹沢、箱根外輪山など山々の展望が素晴らしい。

P1020339 位牌岳に向かう尾根道 P1020338 P1020331 ガレの向こうに三国山稜と丹沢

 急峻な尾根道を1時間ほど進んだであろうか、ブナ林の広がる広々とした場所に到達した。驚いたことにこの開けた気持ちの良さは、おびただしいブナの倒木によって得られるものであった。環境破壊?ちょっと違うようだ。この尾根の上部には見事なブナ林帯が広がっているのだ。恐らく風の通り道になっているのであろう。愛鷹連峰は駿河湾に面しているので、低気圧や台風の通過時には海風の直撃を受け、部分的に突風が吹きぬける場所があるのであろう。それにしても、大木ばかりの倒木が広がる光景はなかなかお目にかかれるものではない。生命を絶たれた倒木ではあるが、そこに広がる光景は「墓場」というイメージではない。鹿の群れが闊歩し、また、倒木は多くの菌類・コケなどを育んで森林の豊かさを垣間見ることができた。

P1020344 ブナ倒木帯 P1020348 P1020345 富士山も覗く

 ブナ林の上部はいよいよ位牌岳の山頂に至るピークである。稜線に至ると幸いにして雲は晴れて、樹木には霧氷が付いて白く飾られていた。木々に付着した霧氷は、風に乗って飛散し青空にきらめく幻想的な光景となった。稜線の西側には須津川渓谷の谷間が切れ落ちていて、その先には富士市街が広がっていた。富士川の対岸には南アルプスの峰々が並び、その北側には遠く八ヶ岳も覗いていた。

P1020350 稜線近くのブナ林 P1020356 位牌岳 P1020355 霧氷が空に映える。

 位牌岳(1,458m)は越前岳に次いでこの山塊の次峰で、中央部に位置している。富士山の展望が素晴らしい越前岳に比して、その山頂は樹木に囲まれた地味な印象であるが、少し北側斜面に入ると越前岳から東に延びた尾根の向こうに雲に隠れながらも富士山が大きく見えていた。山頂の看板には、北の鋸岳方面は崩壊により危険なため立入を自粛するよう呼びかけられていた。

P1020360 位牌岳山頂 P1020362 P1020363 北側の展望

 山頂から少し戻った日当りの良い場所で一休み。登ってきたルートを戻るのが最短ではあるが、もう少しこの山を楽しみたい。かと言って、南にある袴腰岳、愛鷹山まで縦走しては時間が足らない。この日の午後は、平塚市内のお寺で天然児向けのミニコンサートがあるのだ。しばらく地図とにらめっこして考えると、南への縦走路上の「一服峠」という地点に注目した。ここからは登ってきたルートと平行して東に尾根が張り出している。

P1020359 南に延びる尾根 P1020368

 縦走路を南下すると、ラジオを響かせて登ってくる中年男性3人組とすれ違った。自分と向き合う孤独を楽しむ山行ではあるが、人との出会いはホッとするひと時である。所々、振り返ると位牌岳、呼子岳、越前岳が見えたが、鋸岳独特の鋸歯は背景の越前岳に溶け込んでイマイチ判別が難しい。そうこうしているうちに一服峠に難なく到着。

P1020367 右が位牌、中央が越前、左の小突起が呼子、目を凝らすとその間に鋸歯が。

P1020371 一服峠 P1020380 ブナ林 P1020379 立ち枯れブナ

 一服峠で一服もせず、東側の尾根道を下る。こちらの尾根にもブナの大木が広がっているが、ブナの根元には常緑のアセビが茂る尾根なので多少賑やかである。この尾根でも倒木が目立った。踏み跡がやや判然としない尾根を歩き高度を下げていくと、左側が大きく崩落した尾根の上部に出た。正面に登ってきた池ノ平からの尾根、その向こうに箱根の山々が展望できた。土砂が流出している尾根には動物の足跡が縦横無尽に走っていた。展望の良いこの尾根で、動物たちは夜な夜なお月見でもしているのであろうか・・・しばらくすると愛鷹林道に飛び出した。林道を歩いて森林公園に戻ってた。この分なら午後のイベントには間に合いそうだ。

P1020385 池ノ平を遠望 P1020388 動物たちの足跡

☆メンツ:単独

★コースタイム:3時間45分(休憩含む)

長泉町森林公園7:45→8:10池ノ平→9:15ブナ平→9:45位牌岳→9:55縦走路分岐10:00

→10:10一服峠10:15→11:05愛鷹林道出合→11:10水神社分岐→11:30長泉町森林公園

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2012年1月19日 (木)

寒さ対策

 大寒を前に、ほとんど動きを見せないクロちゃん。赤外線ランプと時折部屋にガンガンの暖房が入るので、ギリギリのところで冬眠しない状況が続いていますが、1日のほとんどが睡眠に費やされています。

 さて、亀の甲羅のイメージは鎧のような防御的なものと思う人も多いはず。確かにその機能は充分にあるのですが、実は亀は甲羅に感覚を持っているそうです。甲羅に隠れても痛みは感じているんですね。

 そこでこんなことを試してみました。

P1020131 貼り付けカイロです。 P1020132 きたきた~

 しばらくするとリンゴを食べ始めました。

P1020135 元気が出てきたみたい。

2012年1月18日 (水)

初釣りしてきました。

 1月9日成人の日に初釣行に出ました。「正月は赤いお魚で飾りたい!」とも思ったのですが、「1年の計は元旦にあり。」マダイやアマダイ狙いで出鼻を挫かれては、この1年の釣果が危ういと思い、また、年末のLTではアジの釣果が今ひとつだったので、釣果の堅そうなビシアジで「アジ尽くし」狙いを変更しました。

 この日、平塚庄治郎丸のアジ乗合は8人で出船しました。遅い日の出に照らされて、正面に箱根、富士、右手に丹沢を望みながら、船は西進して大磯ロングビーチ沖に到着。アンカーは下ろさずに流しでスタートです。水深はほぼ100mでタナは底から5mほど。2投目には25cmの良型アジが姿を見せてくれました。が、後が続きません。しばらくしてポイント変えとなりました。

120109_073826 この日は寒さが和らぎました。

120109_074500 富士山はやや控えめ 120109_074448 丹沢はバッチシ(山でも良かったかな・・・)

 この日は群れが根に定着していないのか、食いが悪いのか、二宮インター前、吾妻山沖・・・と、ポイントを少しずつ西に移動させながらアジを拾い釣りとなりました。ポイントは120から150、170と深くなります。更に潮が早くてお祭りが多発。ワンチャンスをお祭り解きで逃す悔しい思いを何度か味わうことになりました。お昼近くになっても、バケツにはアジが5匹ほどしか泳いでいません。こりゃダメかもわからんね・・・

 しかしお昼頃、好ポイントに当たって入れ食いタイム到来です!25~35cmの良型アジが釣れ続き、ときにダブル、トリプルの釣れっぷり。好ポイントはアジ以外の魚も集まるもの。サバの群れが上層に入って、仕掛けを落とす途中で食ったり、お祭りさせたりと邪魔が入りましたが、仕掛けが落ちればアジは食ってきました。当たりがあっても、できるだけ追い食いさせて空針を無くし、巻き上げ時にサバが掛かるのを防ぐ作戦です。

 やがて当たりは止んで14時過ぎに納竿。釣果はアジ32とキープサバ8でした。まずまずのスタートでした。今年もこの調子で釣行を楽しんでいけたらいいなぁ・・・釣れたアジでお刺身、タタキ、ハンバーグを、サバは塩焼きにして堪能しました。

120109_164637

2012年1月17日 (火)

山行 見えたぞスカイツリー 幕山・南郷山

 年明け早々風邪をひいてしまいました。この1週間体調が悪くてブログの更新を疎かにしてしまいまして、正月から半月経ってしまいましたが、コツコツアップしてまいりますよ。

 国道1号線沿線に住む我が家の正月の恒例行事といえば、2・3日に国道まで出て箱根駅伝の応援をすることでしたが、かみさんや子供はそんな私の慣例にはお構いなしで寝正月に徹しているようです。そんな堕落した家族は寝かせておいて正月登山に出かけることにしました。

 初登りは1月2日の初詣を兼ねた大山登山でしたが、翌3日は湯河原の幕山に登ることにしました。まだ真っ暗な朝6時に家を出て、西湘バイパスとR135号線を経て湯河原梅林のある幕山公園にやってきました。寒空の下、公園の駐車場でテント泊している人がいましたが、エンジン音で起こしてしまったかもしれません。ようやく明るくなり始めた頃に公園を出発。あと一月もすれば梅が開花して多くの人で賑わう湯河原梅林もひっそりとして、聞こえてくるのは野鳥のさえずりだけです。

P1020211 幕山登山口 P1020212 城山を左手に見ながら(思えばこのブログの原点でした。)

 梅林の中を抜けると幕山への九十九折りの登山道となります。幕山の南面はロッククライミングで有名な幕岩を始め、荒々しい岩肌が目立ちます。その昔、ボーイスカウトの恒例行事だった大晦日キャンプで登って以来四半世紀ぶりの幕山です。あのときは真夜中に重いテントや鍋釜を背負って急坂を喘ぎながら登ったという嫌な記憶しか残っていませんが、山慣れした今となってはそれほど応えるルートではありません。

P1020213 幕山はロッククライミングの名所 P1020218 開けた幕山山頂

 登山口から1時間も経ずして芝の広々とした幕山(626m)の山頂に到着しました。正面には真鶴半島が相模湾に突き出し、海上には伊豆大島。その右手には利島、新島、式根、神津と伊豆諸島の島々が並びます。夜中にここに天幕を張って星空を見上げながらカップ麺を食べたんだなぁ・・・確か食べきれなくって、リーダーの目を盗んで穴に埋めたっけなぁ・・・

P1020216 真鶴半島(左)と伊豆大島(手前に初島も) P1020220 伊豆城ヶ崎海岸の向こうに伊豆七島

 幕山からお隣の南郷山へ渡ります。山頂からの下りは桜並木でお花見登山も楽しそう。山麓の梅が余りにも有名な山の意外な一面です。下りきって杉の植林帯に入ると、大石ヶ平方面の分岐(後ほどこっちに)、そしてすぐに白銀林道が横切ります。この林道は箱根外輪山の南面を、湯河原のオレンジラインから箱根湯本までの全長約30kmの林道で、一般車は全面通行止となっています。

P1020224 桜並木を下り・・・ P1020226 白銀林道を渡る。

 白銀林道を横断して、箱根竹の藪に延びる登山道を進むと小さな池がありました。この池は「自鑑水」と呼ばれる泉で、1180年石橋山の合戦で平家方に敗れた源頼朝が、逃走中にこの泉の畔で自害しようとしましたが、泉に平家を破り天下を治める自らの姿が映ったので、自害することを止まったといわれています。ここは「頼朝開幕のみち」の一部なのです。

P1020228 頼朝が命からがら逃れた開幕の道 P1020229 ちょっと不気味な自鑑水

 自鑑水から植林帯を少し登ると箱根竹の明るい尾根に出て、右寄りに進むと幕山と同様に芝の広がる南郷山(611m)の山頂です。ここからも南東に相模湾、西に伊豆、北に箱根外輪山と展望が素晴らしいです。東方向を良く見ると地元湘南の海岸線の向こうに相模平野が広がり、更に東京の高層ビル群が良く見えています。冬空は空気が澄んでいるので、遠く筑波山やスカイツリーと東京タワーのコラボも楽しめました。スカイツリーは高さ634mですから、幕山とほぼ同じ高さになりますね。

P1020235 南郷山山頂 P1020237 東方向の展望を凝らすと・・・

 たまにTVなどで「スカイツリーはどこまで見えるか?」という類の企画を目にします。実際に私も西東京の高尾山、御岳山、丹沢の大山などで見てきましたが、スカイツリーからの距離はそれぞれ50km、60km、60kmです。東京都の最高峰雲取山からも見えるときがあると聞いたことがありますが、雲取山は80kmです。ではこの南郷山は?と調べてみると90km近くあります。確か昨年の春に熱海高台にある風雲文庫を訪問したときに、管理人からスカイツリーが見えると聞いたことがありました。(参考:http://yama-umi.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-4796.html)そうすると100km先からでも見えることになるんですね。人類の技術も来るところまで来たというべきでしょうか・・・

P1020239 筑波山と新宿副都心 P1020241 スカイツリーと東京タワー

 南郷山の展望を楽しんでいる頃、背後の箱根山方向から花火の音が聞こえてきました。外輪山の向こうの芦ノ湖畔では、箱根駅伝復路のスタートが切られたのでしょう。こちらも復路スタートです。山頂から白銀林道に下って、幕山の北側を回り、西側の大石ヶ平に向かいます。このルートは石がゴロゴロしていたり、水が流れるていたりと歩き辛い道でしたが、大石ヶ平辺りは低木の山並みが奇麗な景色でした。

P1020253 幕山を迂回 P1020255 大石ヶ平付近 P1020258 新崎川

 新崎川沿いに城山方面の分岐一之瀬を経由して幕山公園に戻りました。公園内に水仙の花が咲いていましたが、1月下旬からは梅、熱海桜と春に向かって花の便りが待ち遠しいですね。

☆メンツ:単独

★コースタイム:2時間5分(休憩含む)

幕山公園P6:55→7:35幕山山頂7:40→7:50白銀林道出合→7:55自鑑水→8:10南郷山山頂8:20

→8:30大石ヶ平分岐→8:50大石ヶ平→9:00幕山公園P

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2012年1月10日 (火)

山行 大晦日も歩いた天然児 明神山

 昨年の大晦日。天井知らずの青空の下、慌しさも忘れて富士見登山に出かけました。国道246号線経由で静岡県に入った小山町へ。富士スピードウェー横から県道730号の山道に入り齢10年の老馬を叱咤して急坂を上り詰め、甲相駿三国の国境三国峠にやってきました。でも正確には三国峠は甲相国境で、三国の境は西に位置する三国山の山頂にあります。

 三国峠は西丹沢大室山から菰釣山などを経由して西に延びる甲相国境尾根上に位置して、標高は1,170mあります。西は三国山~籠坂峠の植生豊かでなだらかな稜線があり、富士山に吸い込まれます。1年の最後は三国峠から東にある富士山の好展望地、明神山(鉄砲木ノ頭)とそこから東のブナ林豊かな甲相国境尾根をあるき、山中湖東端の平野地区に一旦下って、県道を三国峠に上り返す周回コースを歩きます。

P1020138 甲斐国山中湖村 P1020139 どちらも歩き易いハイキングコース

 三国峠道路脇の空き地に老馬を停め、明神山西面に広がるカヤト原の明るい斜面を登っていきます。火山灰の広くて歩き易い登山道で、天然児もすぐに慣れて良いスタートを切れました。振り返るとすぐに、三国山の優しい稜線の向こうに富士山がそびえ立っていました。30分もしないうちに明神山(鉄砲木ノ頭1,291m)に到着しました。山頂はカヤト原で360度の展望がバッチリです。特に西側の展望は最高で、カヤト原の斜面の下に山中湖が広がり、山中湖を囲むように左から三国山、正面に富士山、富士山の右手奥に南アルプス、右手に御坂山塊、右手に石割山と「すばらしい!」の一言。

P1020141 なだらかなカヤト原 P1020143 雲もない青空

P1020144 すぐに明神山山頂 P1020145 富士山と山中湖(遠方は南アルプス)

P1020148 北面(右から御正体山、石割山、奥に杓子山、三ツ峠、御坂山塊)

 お弁当には少し時間が早いので代わりに展望をお腹一杯楽しんだ後、山頂に祀られる諏訪神社奥宮にお参りをして出発。東に延びる甲相国境尾根を歩きます。なだらかな稜線には、ブナをはじめナラ、ウツギ、ヤマザクラ、カラマツなどの落葉樹林が続き、暖かい日溜りハイクを楽しむことができます。但し、山中湖というリゾート地が近いので、バイクのエンジン音がちょくちょく聞こえてきます。人それぞれの富士見スタイルですからね。

P1020154 日溜りハイク P1020157 ブナの大木 P1020156 来年も歩いていこう!

 しばらくしてコースが下降すると切通峠。直進すると、これまた好展望の高指山を経て西丹沢へ向かいます。右手は台風で大荒れだった県道を経て丹沢湖世附方面に延びていきます。(世附方面の状況http://yama-umi.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/post-5e41.html)ここを左手に下降して、霜のびっしり立った登山道を15分ほど歩いていくと、山中湖東端、平野地区のペンション街に下りられます。平野地区はペンション、リゾートマンションに会員制ホテル・・・バブリーな地区なのですが、それも今や陰りが感じられました。

P1020159 切通峠 P1020166 平野から見上げた高指山

 歩いてきた尾根を左手に見ながら県道730号線を歩いていきます。天然児はすっかりリゾート気分に染まってしまい、宿泊施設やレストラン、工房などの入口で要求をしてきますが、そこは無情に手を引いて歩き続けます。

P1020165 歩いてきた尾根 P1020162 賑やかな別荘街にも動物の痕跡が・・・

 県道を30分ほど歩いて、再び明神山の山腹を巻き始めるとパノラマ台という展望台に到達します。ここは有名な富士山の撮影スポットでもあります。展望は先述の明神山にはかなわないと思いますが、何といっても車で楽に来られる場所なので、年末年始の旅先でしょうか他県ナンバーの車の出入が頻繁でした。展望台下のカヤトから突如出現した三世代ハイカーに、富士山と山中湖をバックにした記念撮影を楽しんでいた人々はやや迷惑そうな感じでしたが、お構いないしにお弁当を広げることにしました。

P1020172_2 パノラマ台からの展望 P1020175 明神山のカヤト原

 パノラマ台まで来ればスタートした三国峠までは一息です。明神山のカヤト原を見上げる県道を、往来する車に注意しながら歩いていくと、正面に県境の看板が見えてきました。1年の山歩きの締め括りに最高の展望ハイクを楽しめました♪

P1020178

☆メンツ:天然児、ババ、自分

★コースタイム:3時間10分(休憩含む)

三国峠11:00→11:20明神山(休憩)11:30→12:25切通峠→13:00平野県道出合→

13:30パノラマ台(昼食)13:55→14:10三国峠

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2012年1月 9日 (月)

山行 表丹沢の穴場 ヨモギ平~三ノ塔

 年が改まってしまいましたが、年末年始の山行を拾っていきたいと思います。coldsweats01

 12月24日(土)クリスマスイブの日、既に冬休みに突入している天然児ですが、この日は療育があって施設に。年も押し詰まった時期(それもクリスマスイブ)の療育、先生方の熱意と献身には誠に頭の下がる思いであります。xmas

 天然児を送った後、県道70号線をヤビツ峠までやってきました。今回は表丹沢に数少ないブナ林が残されているというヨモギ平を経由して、三ノ塔まで行ってみようと思います。ヨモギ平を経由するルートは、一般的な登山地図や山岳ガイドには紹介されていないルートのようなので、ちょっとドキドキしますね。heart04峠の駐車場に車を入れて宮ヶ瀬方面に向かいますが、最端ルートであるヤビツ峠-門戸口間の歩道は相変わらず通行止めなので、県道70号線沿いに大回りしてBOSCOオートキャンプ場前までやってきました。登山口はこのキャンプ場内にあるようなので、場内を通過させてもらいます。

P1020048 県道から丹沢三峰 P1020050 BOSCOキャンプ場 P1020051

 人気のないシーズンオフのキャンプ場。中央を流れる藤熊川を対岸に渡って、河原のテントサイトを抜けたところにヨモギ平への登山口がありました。登山口の表示板には三ノ塔まで2時間だそうです。登山口からしばらくは杉の植林帯の急斜面を登ることになります。先述の通りガイドに出ていないルートなので、ちょうど表尾根を挟んで向こう側の政次郎尾根や仲尾根のような、木の根が張り出した急登を覚悟していたのですが、以外にもしっかりと踏まれた九十九折の緩やかな登山道でした。

P1020053 登山口 P1020056 明るい尾根道 P1020059 大山北尾根方面

 植林帯を抜けると植生も赤松やブナなどの落葉樹林に代わって、明るい尾根歩きとなりました。登山口から30分余りで落ち葉が敷きつめられた広々としたピークに到達しました。ここがヨモギ平です。葉を落としたブナ林が広がるちょっとした山上公園の様相です。この日は風が強く、にわかに小雪がチラつく寒々しい陽気だったのですが、陽だまりでお弁当を広げたらさぞ楽しいハイキングになることでしょう。ちなみにヨモギ平にはヨモギ見当たりません。春になったら生えてくるのかな?

P1020065_2 広々したヨモギ平 P1020066

 尾根は左手の三ノ塔方面に延びていきます。三ノ塔に向かう尾根は急傾斜の直登で疲れます。また、北向き斜面で陽が当たらないようで残雪が見られました。これまた30分ほど上ったところでピークに達して傾斜は緩くなり、丈の低い笹群の展望の開けた気持ちの良い道となりました。左手には大山が、右手には烏尾山~行者ヶ岳~新大日辺りが見渡せましたが、塔ノ岳は厚い雲に覆われていました。笹尾根になって間もなく、表尾根ルートの三ノ塔急下降の上部にあるお地蔵さんの背中が見えてきました。ここからは表尾根を下っていきます。

P1020069 三ノ塔へ延びる尾根 P1020072 残雪残る急登 P1020074 長尾尾根を望む

P1020077 表尾根方面の展望 P1020079 崖上のお地蔵さん

 下界の晴天に対して、この日の丹沢は雲を被って寒々しい陽気でしたので、三ノ塔山頂(1,205m)の休憩も早めに切り上げ表尾根を下ることにしました。1年中泥濘の二ノ塔山頂。足を取られながら歩いていると、頭上から人の声。はて、遂に天声まで悟るようになったかな?と首をかしげていると、声の主は天声にあらずして、現代の「空の神兵」ことパラグライダーの愛好家たちでした。下界の泥濘でうごめく私の姿はさぞ惨めな姿に映るでしょう(笑)

P1020083 三ノ塔山頂 P1020084 相模湾の展望

P1020086 表尾根下りで見る大山 P1020088 二ノ塔上空、「空の神兵」

 天然児のお迎え時間まで少し余裕があるようなので、そのまま県道に出てヤビツ峠に戻るのではなく、表尾根を逸れて菩提峠に向かい、大山と三ノ塔に挟まれた小ピーク岳ノ台(899m)を経由してヤビツ峠に戻りました。

P1020092 菩提峠からの大山 P1020093 菩提峠の滑走台 P1020098 岳ノ台

☆メンツ:単独

★コースタイム:3時間15分(休憩含む)

ヤビツ峠10:20→10:50BOSCO登山口→11:25ヨモギ平→12:00三ノ塔(休憩)12:10→

12:15二ノ塔→12:45菩提峠→13:10岳ノ台→13:35ヤビツ峠

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2012年1月 5日 (木)

秩父で満願成就のお手伝い

 以前、職場の友人の坂東三十三観音巡りをお供したことがありましたが、この友人は秩父三十四観音巡りも掛け持ちしていて、既に秩父市内と横瀬町内の1~30番札所までを2日間レンタサイクルで巡った兵ですが、残りの31~34番札所が小鹿野町内などの山間部に位置しているため、今回2回目のお供として与力することになりました。

P1010989 西大家駅。電車は4両編成が15分に1本という気前の良さ

 12月23日(金)、東武鉄道越生線の西大家というローカルな駅に友人を迎え、R299号線を秩父に向かいます。秩父というところは、私の40年近い人生の中でほとんど縁がなかったのですが、今年になって2回目となります。正丸トンネルを抜けると左手に秩父地方のランドマーク武甲山が見えてきます。かつての名山は石灰採掘により見るも無残に山肌をさらしていますが、その身を我が国のインフラ整備に供した功労の証明です。

 横瀬、更に秩父市内をスルーして小鹿野町へ。進行方向には青空の下、両神山が堂々と裾を広げています。個人的には観音巡りよりも秩父の山登りを楽しみたいものであるが、そこは友情優先で行きましょう。小鹿野町の山間に第31番札所鷲窟山観音院の山門がありました。日本一の石彫りの仁王様が安置された仁王門の先は、立ちはだかる絶壁を登る急階段。階段を上りきると岩山を背負うように小さな観音堂が建っていました。この観音堂は武蔵の剛勇畠山重忠の建立なんだそうです。観音院から少し下ったところには山の斜面一面にお地蔵さんが並びます。水子供養の地蔵尊なんだそうですが、一見の価値ありです。

観音院の風景

P1010991 P1010993 P1020006

P1020008 観音院近くにある水子地蔵尊

 同じ小鹿野町内には第32番札所の般若山法性寺もあります。山門を潜ろうとすると、家で留守番をしているはずの女将が?!もとい、般若山の名のとおり、立派な山門と本堂には般若の面が見下ろし、参拝者の気を引き締めます。本堂奥の斜面には観音堂が建ちなかなか趣がありますが、天然児が渋ったので友人夫婦だけで参拝してもらいました。

法性寺の風景

P1020019 山門 P1020014 本堂 P1020016 観音堂

P1020011 かみさんも来てました(汗)

 小鹿野町から秩父市に入り、第33番札所菊水山延命寺へ。「延命」とは何とも魅力的な名称のお寺です。延命寺境内は今までとは違って平坦でこじんまりしています。そして、ここの目玉(私的な)は、本堂の中には何とも艶めかしい縁起・・・秩父だけに「乳」?これまた一見の価値ありです。(詳細は自分の目で確かめられることをお勧めします。)

P1020024 延命寺はこれだけ・・・

 昼飯を食べる時間も惜しんで巡礼は進みます。これぞ信仰心というものでしょうか。秩父から北の皆野町に入り、いよいよ、秩父三十四観音(全国百観音)満願成就の寺日沢山水潜寺に至りました。清らかな谷川沿いの参道には三十三の観音像が並んで、本堂前には坂東、西国、秩父百観音札所の砂が集められている台座もあったりして、ちょっと得した気分に浸れるお寺であります。秩父で初の満願成就を達成して、思い一入の友人夫婦は、本堂で般若心経を唱和していました。満願成就おめでとう。めざせ百観音!

水潜寺の風景

P1020026 P1020033 P1020036

2012年1月 3日 (火)

大山初詣

 新しい年を迎えました。今年も山へ海へ繰り出しますので、よろしくお願いします。happy01

 年末年始は天気も良く、それほど寒くならなかったので、近場の山へちょくちょく行ってました。fuji

 新年一発目は、1月2日(月)初詣を兼ねて家族4人+ババで大山登山をしました。大山山頂の阿夫利神社上社を目指して、ヤビツ峠からイタツミ尾根の往復コースです。

 冬は暖かい部屋で読書やゲーム三昧のかみさんと長男はかなり渋っていたのですが、初詣ということで無理やり引っ張り出しました。無論、手のかかる天然児は私が責任をもつという条件付きです。

 やや遅い11時にヤビツ峠を出発しました。正月なので、我々一行同様にスロースターターも多いのですが、既に下山してくる人も多い時間帯です。かみさん、長男が一緒ですっかり安心していた天然児ですが、予想に反した山行に激怒して登山口で抵抗しました。約束もあって、かみさんと長男はそれを横目でニヤニヤしながら快調に飛ばしていきます。普段の山コンビの面目もあって、「なめられてたまるかよ!」と天然児の尻をタタキながら後を追います。ペースに乗ると上りは強い天然児、先行する2人に追いつきました。

P1020188 我が家の縦隊(かみさん、長男、天然児)

 小ピークの先の鎖場やガレた上りにかみさんはやや心配そうでしたが、ここぞとばかりに難なくこなし、普段の成果を存分に見せつけました。さすがに齢70越えのババは徐々に差が開きます。

P1020190 情け無用じゃ!

 阿夫利神社下社からの表参道に出合うと、お正月ともあっていつにも増してハイカー(初詣客?)が多く、上り下りとごっ互いしています。お昼過ぎに大山山頂に到着すると、山頂一帯はお弁当を広げる人でいっぱいです。我が家は参拝後に下界で昼食の予定でしたが、長男はちゃっかり茶店で焼きおにぎりを買って食べていました。riceball

P1020194 大山山頂の上社に到着

 ババの到着を待って上社に参拝。家族の幸せと安全な登山を祈念しました。我々が山頂に到着した頃、にわかに空に雲が広がって雪が降り出しました。snow結構降りが強くなってきたので、参拝後は早々に撤退することになりました。下りが苦手な天然児は座り込んだり、喚いたりと手こずらせますが、長男がからかったり、手を引いたりと天然児の気をそらせてくれたので、ゆっくりと先に進むことができました。最近は家でも素っ気ない態度をとるようになった長男ですが、根は優しいお兄ちゃんです。happy01

P1020199 にわか雪が降ってきました。(山頂から丹沢山) P1020203

 やがて雪が止んで、ヤビツ峠にもどる頃には青空が戻ってきました。我が家が頂上に居るときだけ降ったみたいで、なにやらこの1年の雲行きが危ぶまれますね・・・catface子供たちは予想外のサプライズに喜んでいたのでよしとしましょう。

P1020209 江ノ島が見えました。

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