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2012年5月

2012年5月30日 (水)

5月の決算

 今日はお昼にラーメンと餃子。夜はやきそばとハンバーグ。何かセットメニューばかりで太りそう・・・でも定時退社したので、職場(四谷)から東京駅まで1時間歩きました。麹町から皇居のお堀端に出て、桜田門をくぐって二重橋前経由のコースです。皇居ランナーの多いこと多いこと。お姉ちゃんランナーと一緒に走り出したくなりました。runrunrun

 GWネタをグダグダ書いてきましたが、5月も終わろうとしています。まだまだ書けるのですが、取り残したシーンをご紹介して5月にお別れをしたいと思います。

120429_152237 そこの車、ちょ~っと待った!丹沢山麓で可愛い山賊に遭遇。

120501_114856 ガッチリ針掛りしたアジ。これからが旬ですね。

服部牧場(愛川町)にて

120518_132347 春の牧場は子供たちで大賑わい! 120518_135335

120518_135019 牧羊犬も頑張ってました。

120518_135436 OK牧場の戦い 120518_140249

表丹沢・鍋割山にて

Dsc02010 鍋割山荘に水上げしました。 Dsc02013

Dsc02037 新緑に包まれた旧登山訓練所

2012年5月29日 (火)

京都ひとり散歩 その3

 「国家家康とは、家康の名を引き裂いて呪うものだ。君臣豊楽とは、豊臣を君主とすることを祈念するものだ。」

 太閤秀吉が建立した方広寺大仏殿は、慶長大地震で倒壊し、秀吉の子秀頼の祈願により5年の歳月と莫大な金銀を費やして1614年に再建されました。一説には豊家が抱える莫大な軍資金を消費させようと、徳川幕府が画策したともいわれています。

P1040160 豊国神社の境内に・・・ P1040154 鐘楼が残ります。

 方広寺の鐘楼には巨大な釣鐘が鋳造され、鐘銘は普請奉行の片桐且元が五山南禅寺の住持文英清韓に依頼したものでしたが、その鐘銘の一部「国家安康」と「君臣豊楽」に幕府からクレームがついたのです。それが冒頭の文句です。且元と清韓が駿府に下向して家康に釈明をしましたが、幕府は取り合わず、その後大阪の陣に突入して豊家は滅亡します。鐘銘は単なる言いがかりに過ぎなかったのです。

P1040157 問題の鐘銘です。

 豊家滅亡後、清韓は五山を追われましたが、家康の側近だった南禅寺塔頭・金地院の崇伝との確執が窺えます。豊家と徳川、清韓と崇伝・・・騒乱を引き起こした当の釣鐘は残され、問題の鐘銘も鋳潰されることもなく現在に至っているのです。

P1040167 宮本武蔵と吉岡伝七郎が斬り合った舞台

 三十三間堂でどっぷり神仏に浸った後、贔屓にしている塩小路の新福菜館のラーメンで今回の京都は終了です。

120513_131204 ラーメンと焼き飯とビール=三種の神器

2012年5月28日 (月)

京都ひとり散歩 その2

 兎にも角にも、友人の結婚式はめでたく終わり、2次会、3次会と泥沼戦線に突入。日が回った頃、ヘロヘロになって深夜のホテルにチェックイン(したらしい・・・)目が覚めたら朝でした。翌日は10時に三十三間堂を見学する約束をしていたので、それまで朝の京都を少し楽しんでみようと思いました。

P1040125 新婦はお龍に似たり、新婦は龍馬にあらず。 P1040124 柳を揺らす川風は心地よき

 ホテルのある烏丸御池から三十三間堂までは、市営地下鉄東西線で三条京阪、そこから京阪電鉄で七条まで行くのが最短ですが、少し早めに出て三条京阪のひとつ先、東山で下車してそこから南に向かって歩くと三十三間堂に辿り着く計画です。二日酔いでも朝食ガッツリ!8時にチェックアウツ。休日の朝、京の風はすこぶる爽快です。空いている東西線で10分ほどで東山駅。

P1040127 「そうだ。京都へ行こう・・・」

 東山の眩しい緑にこころ躍らせ散歩を開始。最初に訪れたのは青蓮院。青蓮院は天台宗延暦寺の門跡寺院ですが、門跡寺院というのは皇族や摂関家の子弟が門主となる天下りポストでした。それはそうとして、青蓮院で観たかったのは何といっても庭園。「そうだ。京都へ行こう」でおなじみ、JR東海のキャッチフレーズで有名になった庭園といえば「ああ」と思われる方も多いことでしょう。

P1040128 心休まるなぁ・・・ P1040135 境内に何本か根を下ろす大楠も名物

 京都の出入口、粟田口で有名な粟田山の山裾に作られた築山式庭園は、室町時代相阿弥が手掛け、江戸時代に小堀遠州に引き継がれました。開門直後で訪れる人も少なく、聞こえてくるのは水の音だけ。外人さんが一人、薄暗い書院から明るい庭園を眺めていました。

P1040141 で~っかい知恩院三門

 青蓮院のお隣は浄土宗の総本山知恩院。正面に構える三門はとてつもなく巨大です!それもその筈、我が国寺院の山門では最大だそうで、国宝に指定されているそうです。山門には登ることができるのですが、ここに登っていては1時間くらいすぐ経ってしまいそうなので先を急ぎます。

P1040145 緑の森は気持ち良いけど、緑の水はアウツだぞー

 知恩院の隣は桜で有名な円山公園。昨夜の披露宴はこの公園の一角、織田信長の甥頼長(茶人として有名な有楽斎の子)によって建立された寺院を利用した料亭でした。そんなことは既に頭からすっ飛んでいて、円山公園を通過。

P1040150 ね~ね~、なんていちゃつく相手もなし・・・ P1040151

 その先の小路は最近「ねねの道」と名付けられているそうですが、この道は豊臣秀吉の正室ねね(高台院)が隠棲した高台寺の門前を抜けていきます。高台寺には、新選組ファンにおなじみの、勤皇倒幕の志をもって新選組を離脱した伊東甲子太郎や藤堂平助が結成した御陵衛士の屯所なんかもあります。

P1040149 「御陵衛士の名の下に・・・」某メイドカフェでの1コマ P1040152

 八坂の塔こと、法観寺の五重塔を見上げ、二年坂を上がって清水寺下に。清水の舞台観たさに後ろ髪引かれながら、学生で賑わう五条坂を下っていくと、集合場所になっているホテル東山閣に到着。今回のひとり散歩は終了です。

2012年5月24日 (木)

京都ひとり散歩 その1

 5月12日(土)前職場の同僚の結婚式・披露宴に呼ばれて、京都にやってきました。とはいえ、式は午後から宵の口にかけてなので、午前中丸々と翌日半日は観光に当てることになりました。たった1泊2日ですが、ひとり旅は久しぶり。ワクワクさんですね。

 先ず選んだのは、五重塔がとってもベタな東寺(教王護国寺)であります。出張で大阪に行く度に、新幹線の車窓から大きく見える五重塔ですが、実際訪れたことがありませんでしたので、「見とこうかな」くらいの軽い気持ちで訪れました。

P1030960 新緑の五重塔 P1030962 金堂前はライヴ会場? 

P1030963 第825発電システムのムサイ下がれ!出力が低下する?

 京都駅から南西方向に15分ほどで到着。この日は時折小雨がパラつく肌寒い陽気でしたが、修学旅行の観光バスが次々と到着。五重塔の周辺は学生君たちでとっても賑やかでした。ちょうど五重塔の内部公開だったので、ちょこっと得した気分でした。やはり京都寺院の伽藍は関東では見られないスケール。仏像の造りも精巧です。ありがたやぁ~

 東寺で当時に思いをはせた後は、北に向かいJRの線路をくぐって梅小路公園に入ります。旧国鉄貨物駅の跡地を利用した広大な公園に、最近京都水族館がオープン。この古都の新名所にも修学旅行生が押し寄せています。何のために京都に修学旅行に来たのでしょう?第一、京都に水族館が必要なものでしょうか??

P1030968 入口の駅舎は旧二条駅 P1030972 扇形車庫と転車台

 公園を突っ切ったところに、JR東海道本線と山陰本線が分岐する地点に梅小路蒸気機関車館があります。その名のとおり、ここは旧梅小路機関区の扇形車庫を利用した蒸気機関車の博物館で、動態、静態併せて19両の機関車が保存されている日本一のSL博物館です。

P1030970 焼肉屋さんみたい P1030988 鳳凰もいれば・・・ P1030989 燕もいる。

 導入部の展示館を抜けると、そこはトーマスの世界。扇形車庫には漆黒のボディーが並んでいます。パーシーやジェームスのような俗な輩はいませんでした。頭に菊の御紋章が眩しいお召し列車や、デフレクターに銀のツバメが光る往年の東海道のエース「燕」も展示されていました。

P1030974 スチーム号 P1030991 山陰線特急の国鉄色も懐かスィ~

 構内では8630型機関車が牽引するスチーム号が体験運行されています。遠足で訪れていた小学生の団体にオヤジ1匹混じって、束の間のSLの旅を満喫しました。新幹線、東海道線、山陰本線と併走しながらのんびりと走るSLは、何ともいえない味わい深いものです。今度は天然児も連れてこよう。

2012年5月22日 (火)

山行 滝がいっぱいの山 畦ヶ丸その2

 大滝峠上から北に延びる畦ヶ丸山頂への道はやや急な道である。植林帯は標高を上げるにつれていつしかブナ林となってきた。表丹沢の賑やかさと違い、人気がなく実に静かな山歩きである。時間は8時を回っているのに人っ子一人いないのだ。周囲の笹藪には小鳥達の気配に満ちている。山頂近くのブナの大木に見とれていると、樹幹をホンドリスが跳ね回っている。レンズを向けたがなかなか捉えられるものではない。

P1030888 山頂付近のブナ林 P1030893 畦ヶ丸避難小屋 P1030895 山頂に独り

 笹薮の小道を上がっていくと、右手に畦ヶ丸避難小屋がある。ここで東海自然歩道は左手に分かれ、前月歩いた甲相国境尾根を経て富士五湖方面に向かう。畦ヶ丸(1293m)の山頂で束の間の独り占めを楽しんで、西沢方面に下山開始。やや急な階段をひたすら下っていく。善六ノタワと呼ばれる下降ポイントを過ぎると尾根から樹林に入る。西沢へ下るこのルートは、ちょうど1年前に大室山~加入道山~畦ヶ丸と縦走したルートである。この時間帯になって、ようやくポツポツとハイカーが上がってきた。

P1030902 南の屏風岩山方面 P1030905 善六ノタワ

 西沢の最上流本棚沢に下りてきた。前回は見逃した本棚(西丹沢では滝のことを棚と呼ぶらしい)をぜひ見ておきたい。登山道を外れて5分ほど沢を遡行していくと、目の前に落差の大きな滝が現れた。先行者のグループがいて滝をバックにしきりにシャッターを切っていた。

P1030915 本棚みーっけ!

 しかし、滝の下にいる人たちは滝に背を向けている。そんなにカメラ目線にこだわる人たちなのだろうか?ひょっとして芸能人??迫力に釣られて滝の下まで行ってみると・・・ 

P1030917 あー! P1030924 こういう構図だったのねー

 左手の壁裏にもうひとつの滝。それも水量はこっちの方が多くて迫力がある。滝の下まで行ってみないと見落としてしまうのだ。

P1030928 カワガラスが飛ぶ西沢上流部 P1030927

 カワガラス(ミソサザイ?)が遊ぶ本棚沢を下って、間もなく今度は下棚を覗いてみることにした。やはり支流の下棚沢を遡行すること5分。下棚もこれまた優美なたきである。

P1030935 今度は下棚を見る。

 本棚沢と下棚沢が出合って西沢となり、だんだん広くなる西沢の川幅を何度か渡り返しながら下っていくと、白砂の広い河原に山が浮かぶ、どことなく異国情緒がある場所に出た。ここまで来れば西丹沢自然教室の吊橋は目と鼻の先。吊橋から見る中川川の河原では、GWの終わりを象徴するようなキャンパーの撤営風景が見えた。本棚、下棚へは西丹沢自然教室から30分程、これから暑い時季になるので、涼を求めに滝見に訪れるのも良かろう。

P1030938 晴れていると白い沙漠のようなんです。 P1030940 GWも終わりかぁ・・・

☆メンツ:単独

★コースタイム:4時間15分(休憩含む)

箒杉公園P6:35→6:40大滝橋→7:30一軒屋避難小屋→8:00大滝峠上8:05→8:45畦ヶ丸山頂

→9:10善六ノタワ→9:40本棚9:55→10:00下棚10:05→10:30西丹沢自然教室10:35→10:50箒杉P

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2012年5月21日 (月)

山行 滝がいっぱいの山 畦ヶ丸その1

 5月6日(日)、GW最後の朝は西丹沢にやってきた。この一帯はキャンプ場が多い。河原にはカラフルな天幕が並んでいたが、周囲に人影はなく、眠りからさめていないようだった。ボーイスカウト仕立ての私の頭には、キャンパーは早寝早起きという固定観念が強いのだが、レジャーキャンパーはその逆で自然の中でスローライフを楽しみたいのだろう。箒杉下の駐車場に車を入れ、県道を少し戻って大滝橋から大滝沢沿いの林道を歩き始める。このルートは東海自然歩道に指定されているから、大滝峠までは歩き易い道が続くことだろう。

P1030856 大滝沢はなめた滝が多い P1030852 箒杉下の駐車場

 しばらく行くと、前方に煙が上がりかすかに炊飯のにおいがしてきた。沢音に混じって子どもたちの声も聞こえてきた。林道から登山道が分岐する地点にボーイスカウトが野営を張っていたのだ。この光景こそ私のイメージするキャンプである。久しぶりでワクワクしてきたぞー!森の深く谷あ~い、素晴らしいキャンプ~、こんな良いところは~ない、谷間の白いキャンプ~♪キャンプキャンプキャンプキャンプキャンプ・・・♪キャンプサイトの外れを一人悦に入りながら通過する単独ハイカーに、リーテン(リーダーのテント)から「おはようございまーす!」。嬉しくもちょっとハニカミオヤジ。

P1030862 なかなかの瀑布 P1030865 沢沿いの道

 谷間のキャンプから先はいよいよ登山道だ。それでも大滝沢とその支流の滝を見ながらのんびりとした道程。所々、大きな滝が見える。この辺りの滝は岩をなめた滝が多く、夏は滑り台の水遊びが楽しそうだが、沢水の冷たさといったら大人には通用しまい。虫もいそうだしね。あー大人の思考は悲しくなる。何よりも先ず飛び込んでみろよ!でも、なめ滝は見ていても気持ちが良いものだ。

P1030872 一軒屋避難小屋 P1030874 中はこんな感じ

 支流のマスキ嵐沢から分かれてしばらく森林を歩き、次の鬼石沢にぶつかると、川向こうに小さな小屋が見えた。この小屋は一軒屋避難小屋だ。中を覗いてみると誰もいない。小屋帳を拝見させてもらうと、GWに2組ほど家族連れの宿泊記録が残っていた。山中の沢端にある小さな山小屋。沢音と動物の気配を感じながらの小屋泊なんて最高だ。子供たちには最高の思い出となるだろう。気になったのは小屋内にカマドウマくんたちがいたこと。このキモ可愛い虫は、便所コオロギなどと蔑まれ、現代の女性は悲鳴を上げるだろうが、「竈馬」の字が語るようにその昔は庶民の暮らしと密接した存在だったのだ。

P1030878 ステタロー沢を詰める P1030879 新緑がまぶすぃ~~

 一軒屋小屋を出てステタロー沢を登り詰めていくと、大滝峠に到着。左は屏風岩山、権現山を経て丹沢湖方面。右手は畦ヶ丸方面である。右手に進んで間もなくベンチが据えられた大滝峠上。ここから左手には廃道が延びているが、バケモノ沢、信玄平を経た旧東海自然歩道である。現在は直進方向、畦ヶ丸山頂付近を経て、甲相国境尾根を進んでいる。(つづく)

2012年5月18日 (金)

山行 春の女神をもとめて 石砂山

 GWの頃は新緑が眩しい爽快なハイキングが楽しめます。5月5日(土)は高尾山方面に新緑ハイキングを楽しもうと車を北に走らせました。しかし、行けば行くほど車の流れが悪くなってきたので、高尾山をすっぱりあきらめて相模湖を見下ろす石老山に向かいました。相模湖ピクニックランド改めプレジャーフォレスト前を反対側に左折してしばらく入ると相模湖病院の駐車場が一部登山客用の駐車場に開放されています。しかし、GWの晴天日。駐車場は満車状態だったので、石老山を時計と反対周りに迂回して篠原集落にやってきました。clover

 篠原集落の中心部には、廃校になったかつての篠原小学校を利用した体験・交流施設「篠原の里」があり、ここの駐車場(有料)に停めて裏側から石老山を目指すことにしました。が・・・、当日は篠原の里で市が開催されていて、とても賑やかな雰囲気。天然児が見逃すはずがありません。そのような場所を目の前にして山に向かったわけですから、言うまでもなく大爆発!静かな山村に突如として響き渡る天然児の号泣。人目をはばかりながらも、心を鬼にして強引に天然児を引っ張っていきます。school

 この混乱で、いつの間にか歩いていたのは石老山への道とは反対の石砂山(いしざれやま)への道。臨機応変!即断実行?目標を石砂山に向かうことにしました。この山は高尾山稜の南に位置し、北の相模川と南の道志川に挟まれた道志山塊の東端に位置する山です。一見目立たない低山ですが、この山の周辺には神奈川県の絶滅危惧種ギフチョウが生息していることで知られています。ギフチョウはアゲハチョウに似た姿をしていて、早春に里山を舞うことから「春の女神」と呼ばれています。かつては東丹沢一帯に広く生息していたのですが、開発化により県内ではこの石砂山周辺のみに生息するばかりとなってしまいました。

P1030815 里山をあるく

 のどかな耕作地の中を石砂山に向かいます。新緑の丘陵、谷戸の田畑、小川のせせらぎ・・・かつての日本の里山風景画ここにあります。この道は高尾山から大垂水峠、石老山を経た東海自然歩道の一部でもあり、この後、自然歩道は石砂山から道志に下り、丹沢主脈尾根に上がっていきます。登山口の小川にかかる小橋を渡ろうとすると農家のオバチャンが「ワラビいらんかい?」これから山に入るのでと丁重にお断りした。

P1030829 ハイキングレベルの楽々コース P1030834 これくらいないと山らしくないよね。

 登山口からなだらかで幅のある登山道を歩いていきます。この程度なら天然児は楽勝楽勝。植林は少なくクヌギやナラなどの落葉広葉樹の森も人々の営みと隣接した里山らしい植生です。所々、カントウカンアオイを保護している胸の表示がありましたが、かのギフチョウがこの植物を好んで卵を産みつけ、幼虫の餌となる植物だそうです。すわ!蝶が飛んできた。春の女神のお出ましか・・・モンシロチョウでした。

P1030836 石砂山山頂 P1030837 南には丹沢主脈尾根

 頂上直下は今までとうって変わった急階段。息を切らせて登り切ると、そこが石砂山の山頂(578m)です。南側の展望が開けていて、道志川を挟んだ対岸には丹沢主脈尾根の北端である焼山がよく見え、その向こうには丹沢三峰山、大山なども見えていました。山頂のベンチではご夫婦がお弁当をとっていました。我が家もお弁当にしましょう♪気さくなご夫婦や後から登ってきたおじさんたちとお菓子を交換したりしながらの山談義。低山ハイクらしい和やかな雰囲気です。その間、天然児はというとアリさんをいじめたり、トカゲを追いかけていました。

P1030848 石老山を見ながらの帰路

 のんびりとしたGWの一幕でした。そういえばギフチョウはいなかったなぁ・・・

メンツ:天然児、ババ、弟、自分

コースタイム:2時間55分(昼食含む)

篠原の里11:45→12:00登山口→12:50石砂山(昼食)13:55→14:25登山口→14:40篠原の里

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2012年5月16日 (水)

恋人たちの聖地に戦国城塞を見た! 新東名その3

 5月4日(金)新東名効果で静岡県内は渋滞が9割解消されたという。「ほんまかいな?」と、前回は新富士までだったのを、更に1つ先の新清水までドライブすることにした。足柄SAから御殿場IC付近は渋滞がひどく、御殿場ICは上下とも下りられない車が本線に長蛇の列を成していた。GW後半では初の晴天日なだけに第2東名も車が多い。NEOPASAこと、飲食店や物産店が集まる愛鷹沼津湾SAも御殿場ICと同じ状況。NEXCOの集客熱も結構だが、車を本線に並ばせるようではいったい何屋何だか本末転倒も甚だしい。

 清水といえば港をイメージする地名であるが、新清水ICは海岸線から12kmも内陸にある山中のICである。料金所まで来ると少々様子がおかしい?ETCゲートが全て閉鎖中の表示で、無人の料金所は誘導員もなく、立往生した車で混乱していた。僅か10分足らずであるが、たちまち車列が出来て事故も生じかねない状況だ。開業間もないのでトラブルもあろうかと思うが、管理側の未熟さが感じられる。

 R52を北上して間もなく山梨県に入り、県境を越えてすぐ国道を離れゴルフ場脇の車道を上がっていく。こうなると今までルンルンだった天然児は警戒警報発令である。今回の目的地は甲駿国境に位置する白鳥山(568m)という低山である。山頂直下まで車道が延びるこの低山。実は盛り沢山の山である。①標高最下位ながらも「山梨百名山」の一座であり、②何故か「恋人たちの聖地」であり、③山頂から富士川の対岸に大きく裾を広げた富士を望むことができ、「関東の富士見百景」にも指定されている。

P1030812 貫ヶ岳(右)と白鳥山

 山頂に登る前に、北斜面の森林公園散策コースを歩くことにした。入口にいろいろと解説が書いてあるが、これまた盛り沢山の内容である。駐車場から北に幅の広い砂利道を下っていくと、右手山頂方面からのゴロゴロした石が目立つ。これは白鳥山崩壊石群といわれ、何でも世界的に珍しい「巨大構造性地滑りカール」なんだとか。とは言え、山林に囲まれ苔むした石からそれを感じることは難しい。

P1030775 世界にも珍しい光景?? P1030782 爽やかな森林浴 P1030786 ミニ土柱発見!

 更に進んでいくと空堀らしい溝が延びていた。甲駿国境に位置するこの山には、武田、今川両家の甲相の歴史が刻まれていたのだ。「不思議な盛り土」というスポットもあるのだが、防御線には地形に応じて堀もあれば土塁もあるものだ。山頂には武田家の狼煙台の痕跡もあるという。戦国臭さプンプン!妄想は広がり、武田信虎が駿府の今川家を訪ねた帰路、嫡男晴信(信玄)と家臣団のクーデターにあって甲斐に入れず、駿河に追い返されたのはどうもここではないかと思えてきた。

P1030784 その昔は白鳥ではなく、城取だったとか・・・ P1030783

 さて、周遊の散策コースから戻って山頂へ向かう。登山口では老夫婦がヨモギをせっせと摘んでいる。効けばヨモギ団子を作るのだとか。「ここなら犬の散歩もしていないからね。」そうだよねー。自宅周辺の小道端にもヨモギなんぞはいくらでも生えているが、摘み取るどころか触るのもはばかられる。

P1030789 聖地への階段 P1030791 早咲き石楠花 P1030803

 石楠花の早咲きを見ながら階段を登っていくと、すぐに山頂に到着。ここに武田の狼煙台があったのだ。富士川を見下ろす山頂北側には山梨百名山の標柱、そして恋人の誓いを高らかに奏でる鐘。恋人たちの姿はなく、鐘は天然児襲来を知らせる早鐘になってしまった。鐘の音と爆笑が富士川を渡っていく・・・ここからは富士川を挟んで望める富士山は霞に消えていた。北には日蓮上人所縁の思親山が見えている。

P1030800 山梨百名山(最低568m) P1030797 天然児の早鐘 P1030792_2 風になる天然児

 山を下っていくと道端に湧き水が湧出しているのを発見。空きペットボトルに水を満たしていると、サワガニを発見した。小さいながらも色々楽しませてくれる白鳥山である。

P1030810 湧水には・・・ P1030811 サワガニの姿

2012年5月13日 (日)

何だこれ?愛鷹山麓珍風景 新東名その2 

 愛鷹山から湧出する桃沢川。この清流の上流部には水神社という神社があります。沢沿いに建つこの神社を訪れると、川風の涼気と共に大樹に囲まれた境内は霊気が漂います。桃沢川には放流された立派なニジマスが悠々と泳いでいました。

P1030723 水神社 P1030730 桃沢川のヌシ?

 参拝を済ませて林道を下ってくると、来るときには気付かなかった珍しい風景を発見しました。

P1030736 一面の立ち枯れ樹林に驚き!

 堰堤によってできた人口湖一面に立ち枯れの木が林立しています。堰堤を造るときに伐採すると思うのですが、ここまで川幅が広がることが想定外だったのでしょうか?とにかく幻想的な風景ですね。少し大げさな例えですが、上高地の大正池には僅かながら立ち枯れが残っていますが。昔はこうだったのかもしれませんね。

2012年5月 9日 (水)

神君天然児、愛鷹山麓で雉狩り? 新東名その1

 最近すっかり出不精になっているかみさんのリクエストに応えて、静岡県長泉町にあるクレマチスの丘に行くことになりました。ここは沼津湾を見下ろす愛鷹山麓の高台にある公園で、美術館や庭園、レストランなどの複合施設です。最寄は東名高速沼津ICなのですが、山の手にあるので半月ほど前に開通したばかりの第2東名高速の新沼津ICが近そうです。初乗りも兼ねて出発です。

P1030715 第2東名は快適

 御殿場ICを過ぎて間もなく第2東名に入ると、東名と分かれて大きく右手に曲がっていきます。東名高速より山の手を走るので、カーブやアップダウンのある道を想定したものの、ほとんどそれを感じさせない直進感で、更にトンネルも意外と少なく、路肩もゆとりたっぷり。いくらでもスピードが出せそうです。でもそこはご用心!早くもパンダの草刈場になっていました。どうせならアウトバーンにして欲しいものです。

P1030722 閑静な住宅街

 新沼津ICからクネクネと愛鷹山の山裾を走っていくと、いきなり閑静な高級住宅街が出現。お屋敷と呼べる家ばかりでちょっと驚きです。そんな中にクレマチスの丘があるのですが、この日はGW中とあってか大変な人出です。駐車場は首都圏ナンバーの車が出たり入ったり・・・意外と知名度が高い場所なんですね。こうなると天然児を連れてではちと敷居が高い。すっかり戦意喪失した我が家はそのまま山奥へ。

P1030716 雉出現! P1030718 こっちにもいる! P1030719 天然児の雉狩り

 住宅街も上部になると空き地が目立ちますが、道に面した空き地から大きな鳥がこちらを見ているのに気付きました。真っ赤な顔をした雉です。車を横に停めても逃げないのでなかなか肝のすわったヤツです。こうなると黙ってられないのが天然児。我先に雉に一騎駆けしていきました。しかし雉は飛んで逃げず、小走りで広い空き地を右へ左へ天然児の追撃をかわしていきます。その滑稽な追いかけっこを笑っていると後方から雉の鳴き声がします。振り返るともう1羽が威嚇するように鳴いていました。つがいなんでしょうね。

 雉が斜面に避退すると天然児も追撃できません。軍配は雉に上がりました。束の間の雉狩りを楽しんだ後、車は更に愛鷹山山麓を進みます。

2012年5月 7日 (月)

山行 難路に苦戦した混成部隊 大野山

 4月29日(日)は毎年恒例の大野山山開きが開催されました。山上では乳牛育成場であるご当地ならではの牛乳の無料配布や地場産物品の販売、ミニコンサートが開催されます。登山嫌いな天然児にたまには楽しいハイキングを味あわせてあげようと、我が家でもこのイベント目当てに大野山へハイキングをすることにしました。

 大野山へはJR御殿場線山北駅か谷峨駅から直接アクセスできるのですが、出発が遅れて車で出かけることになりました。しかし、山頂付近まで車で上がれるものの、山麓にはしかるべき駐車場がありません。信号待ちをする度、地図を眺めていると丹沢湖付近から南へ延びるルートがあるようなので、丹沢湖へ向かいました。

 R246から県道76号に入って丹沢湖方面に向かい、神縄隧道を抜けて正面に丹沢湖が開けたところで、旧道とおぼしき側道を発見。既に数台の車が駐車してありましたので、我が家もその縦列に加わりました。隧道脇に登山口があって、大野山へ向かう指示標が設置されていました。

P1030664 一路大野山へ P1030667 東へ向かう尾根道は急登

 登り始めると、いきなりヤセ尾根の急登で所々に鎖が張られています。これにはたまらず天然児が悲鳴をあげます。天然児の悲鳴が静かな湖面を渡り、対岸の山に跳ね返って木魂していました。同行したババも大きく遅れますが、齢75になろうとする高年ハイカーには酷なルート選択になってしまったようです。今回は弟が同行したので、ババのサポートに回ってもらい、私は天然児と二人三脚です。山北駅方面から大野山へのルートは、茶畑や放牧地の中をのんびり歩く楽々コースですが、それに反してこちらは大野山の厳しさを窺えるルートです。

P1030674 新緑が気持ちよか~ P1030684 丹沢湖と奥には檜洞丸

 急登がしばらく続いていましたが、そのうち尾根道がなだらかになってきました。新緑がとても気持ちのよい時季です。左手には樹木の合間に丹沢湖や檜洞丸に向かう荒々しい石棚山稜がよく見えます。1時間も歩いた頃でしょうか、遠くから歌声が聞こえてきました。既に山開きのイベントが始まっているようです。この尾根は丹沢湖沿いに延び上がって檜岳山稜になりますが、大野山へは途中から南に折れてやや距離がある尾根道を歩きます。

P1030695 南へ向かう道 P1030700 ヒキガエルの卵 P1030704 山吹

 南に向かう尾根道は小さなコブをいくつか越えていくなだらかな道です。最初のうちは笹薮で、そのうち日当りがよくスミレの類やヤマブキが咲く道となり、そのうち植林帯となったかと思うと道幅の広い林道にぶつかりました。天然児もババも少々バテ気味になってきたので丁度よい頃合でしょうか。大野山方面からはポツポツとハイカーが渡ってきていましたが、山上も静かになっているようなので、残念ながらイベントには間にあわなかったようです。

P1030706 ここからはボクが案内するよ。 P1030707 大野山山頂 P1030708

 ハンミョウの道案内に導かれて林道を歩いていくと、程なくイヌクビリの十字路にぶつかりました。大野山(723m)山頂付近は放牧地が広がっていて展望が一気に開けます。残念ながら山開きの横断幕は残っていましたが、イベント会場は片づけが始まっていて牛乳の牛もありませんでした。撤収の慌しさの横でやや遅いお弁当を広げます。おにぎりとお稲荷さん、それにババがどこからか仕入れてきた豚汁が具沢山でとても美味。

 ホッと一息、お弁当を食べ始めたのも束の間、天然児が物凄い量の鼻血をだして大パニック。ここまで来るのにバテてしまったようです。駐車場所までの復路を歩くのは難しいと判断して、私はトレイルランで車を取りに向かい、他の3人は南面の車道を歩いて下りてもらうことになりました。幸い往路の他に林道の途中から西に下って県道に下りられるルートがあります。一足早く食べ終わって走り出しました。いやはや、慌しい幕切れとなってしまいました。

☆メンツ:天然児、ババ、弟、自分

★コースタイム:4時間(昼食、休憩含む)

神縄隧道11:00→12:10日影山分岐→13:00林道出合→13:35イヌクビリ→13:45大野山山頂(昼食)14:15→14:25湯本平方面分岐→14:45湯本平→15:05神縄隧道

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2012年5月 4日 (金)

困民党至福の1時間 秩父ドライブその3

 瑞岩寺の岩山から見たパレオエクスプレスを追いかけて三峰口の駅にやってきました。この駅はその名のとおり、三峰山へのアクセス口となっている駅です。三峰神社へは、以前ここから5km先の大輪からロープウェーが出ていましたが、施設の老朽化と経営判断により平成19年に廃止されてしまいましたので、今や20km以上をバスで行かなければなりません。マイカーの普及と観光地の多様化ってやつでしょうかね。train

 駅前の駐車場(500円也)に車を入れると、SLはちょうど水の補給中。周辺にはSLと写真に納まろうと親子連れを中心に多くの人たちが集まっていました。SLは下り向きになったままなので、これから転車台に向かうようです。しからば転車台に先回りしてベストショットいただいちゃいましょう!

P1030640 たんと召し上がれ P1030644 大人気です。 P1030661 イベント列車もあるんだね。

 転車台は駅舎やプラットホームに対して線路向かいに位置しています。転車台の周辺には往年に活躍した電車や貨車が展示されています。初夏を思わせる陽気の中、困民党は敷石によろけながらもスーパーサイア人状態。鉄道模型では可愛らしいワムやトキ形の貨車も実物はとても大きくて驚きました。

P1030649 これが転車台 P1030650 実際は動画で撮ってしまったので、空で回っているところ

 やがてゾロゾロと人が線路を渡ってくると、汽笛一声、いよいよ方向転換の始まりです。一旦先に進んだSLは後進で進入してきます。重厚感あふれる音を立ててSLが転車台にのると、転車台はゆっくりと回転します。大井川鉄道の千頭駅構内にある転車台は確か人力でしたが、こちらは電動です。転車台の端には電話ボックスのような操作室が設けられています。

P1030651 一旦先に出ますね。 P1030653 戻ってガッチャンコ

 転換したSLは元来た線路を後進して、今度は前進して牽引待ちの客車が停車しているホームを通過すると、一旦前に出て客車が停車している線に後進してきます。そしてようやく合体・・・連結でした。方向転換から連結まで15~20分ほどを要しています。いやはや、前後に運転台が付いている電車や気動車と違ってSLは手間が係ります。

P1030658 SLは旅立ち、石炭の燃えカスが残るのみ・・・

 連結が完了すると、周囲にいた人々が潮が引くようにホームに吸い込まれていきます。困民党も「下げ潮」に乗って改札まで行きますが、その先は進めません。「鉄郎さん、銀河鉄道規則でパスがない人は乗車できないんです。」やがて勇ましい汽笛を上げてSLが熊谷へ旅立つと、夢破れた困民党一行は雁坂嶺を目指して秩父を落ちていったとさ。

2012年5月 3日 (木)

ヤマツツジの隠れた名所 秩父ドライブその2

 羊山公園を楽しんだ後、進路を北にとって美の山公園ある蓑山の麓、我が国史上初の国産貨幣として有名な和同開珎を鋳造した銅鉱の産地として有名な黒谷地区。この地に瑞岩寺という古刹があります。この瑞岩寺は、戦国時代に山内上杉氏の重臣長尾景春(伊玄入道)の居城、長尾城の跡に建てられたそうです。長尾景春といえば、主君山内顕定が家宰の地位を叔父に決めてしまったことに憤慨して反乱を起こし、主君の軍勢を散々に打ち破った下克上の走りとして名高い人物。その後に武蔵に侵攻した扇谷上杉氏の軍師太田道潅に何度も敗れて衰退しましたが、彼の反乱によって関東管領上杉氏の勢力は大きく減退し、後に両上杉を駆逐して関東に根を下ろした北条早雲からも尊敬された人物といわれています。

 この瑞岩寺は裏手に岩山を背負っていますが、この裏山はピンクや朱に彩られてランドマークとなっているので、全く訪れたことのない私でも迷わず辿り着くことができました。秩父はセメントの原料である石灰の産地であるため、ちょっとした小道でも大型トラックの往来が激しいので驚かされますが、そんな道端の小さな駐車場に車を入れて山門をくぐりました。

P1030639 瑞岩寺 P1030638 春の幸ですね。

 本堂へのお参りはそっちのけで、竹林の中道を岩山に登っていきます。当然、ここれも困民党が蜂起します。鎮圧の後、登山道を歩き始めますと、あちらこちらで竹の子が顔を覗かせていました。ババは「食べごろだ。もったいない。」とオバチャン根性丸出し。ここが境内であることを忘れている時点で、花探しの観光客の品格に関わっていますね。竹林を抜けるとゴツゴツとした岩場につけられた山道となりますが、幸いにして手すりがしっかりと設けられていたので、天然児やババにも優しい山歩きです。

P1030634 岩山を登っていくと・・・ P1030615 花咲く尾根道 P1030628

 尾根部に到着すると、道の両側はピンクのミツバツツジ(岩つつじ)や朱のヤマツツジに彩られています。遠くからランドマークになっていたのはこのツツジたちのお陰だったんですね。満開の時季は既に過ぎて青葉が目立つツツジでしたが、それでも結構花が残っていて我々の目を楽しませてくれました。山上ではおじさんが一人、ツツジにお礼肥えを蒔いていました。美しい花を咲かせる「花咲爺さん」ですね。来年もよろしくお願いします。

P1030616 武甲山を背景に P1030619

 山頂辺りは花も結構残っていて、ここからは秩父盆地を一望できます。北には美の山公園、西には遠く名峰両神山、南には武甲山が見渡せました。この岩山に長尾城があったとすれば、かつて長尾景春もこの山城で策を練っていたことでしょう。麓から正午の時報が聞こえてきたので、ここでお弁当を広げます。ババの握りのあまいおにぎりを食べ終わる頃、麓から今度は汽笛が聞こえてきました。困民党改め長尾天然入道はことを得たりとニンマリ悦に入っていました。見下ろすと皆野の町並みの中に鉄道模型のようなSLが見え隠れしていました。

P1030631 秩父鉄道パレオエクスプレス

 花も充分楽しめましたし、最後は困民党へのサービスしするとしましょう。

2012年5月 2日 (水)

羊山公園の芝桜 秩父ドライブその1

 GW初日の4月28日(土)、かねてよりババからリクエストを受けていた秩父の芝桜を観に行くことになりました。2週間ほどネットで開花情報をチェックしながら満を持しての出陣です。実はこの日、最近低山ハイクを始めた弟と山行の約束があったのですが、ババのごり押しで弟も芝桜見学に。

 秩父市外に近い羊山公園の芝桜は、最近ではご当地随一の名所となって多くの観光客を呼び込んでいます。当然渋滞も覚悟しなければならないので朝はできる限り早く出発したいのですが、「春眠暁を覚えず」の天然児。起こしても起こしても布団から出てきません。

 5時出発を号していたものの、大幅に遅れて6時30分に出発。厚木、半原、城山、高尾と北上して圏央道高尾山ICへ。圏央道も遂に高尾山を貫通してしまいましたね。秦野の里山を愛するものとして、第二東名の海老名への延伸に断固反対な私としては、これを見ると複雑ですね。ミシュラン認定の観光地ですらドテッパラに風穴を開けられているんですから、いくら自然保護の立場で反対したところで国策には敵わないことを高尾山が証明しています。

 まあ、出来てしまったものは仕方ありません。便利なものはとことん使いましょう。圏央道を青梅まで乗って、青梅から岩蔵街道で飯能へ。飯能からは高麗川沿いにR299を一路秩父へ向かいます。天気予報に反して曇りがちの空模様でしたが、正丸トンネルを抜けると素晴らしい青空が広がっていました。行く手に高度成長に身を捧げた武甲山の雄姿が見えてくると旅情をかき立てます。

 秩父というところは40年に達しようとする人生の中で、ほとんど縁のなかった土地なのですが、昨年から出没度が上がって、6月、12月、そして今回と半年に1回は行っています。市外、横瀬、小鹿野、皆野、吉田、荒川など位置関係を把握してきました。自然豊かで、三十四観音に代表される文化も残る秩父は、山に囲まれどこか独立国的な印象が強いですね。秩父農民戦争(秩父事件)で明治政府に一矢報いた困民党の人たちも思いは同じだったかもしれませんね。

P1030610 山吹も見頃な羊山公園 P1030611 西武レッドアローが通過

 なんて一人ふけっているうちに、難なく羊山公園の特設駐車場に入ることができました。丘の上にある公園なので、天然児はハイキングと勘違いして抵抗開始。困った我が家の困民党蜂起であります。困民党の蜂起を鎮圧した後、のどかな散策路を歩いて芝桜まつりの会場へ向かいます。入口には関所が設けられていて入場料@300円也(子供は無料)。関所を通過するとそこはメルヘンチックな世界が広がっていました。

P1030600 芝桜の絨毯 P1030601_3 まるでシラス干しのよう(笑)

 ピンク、ブルー、ホワイトの芝桜は丘一面に広がっていました。日当りの良い広大な会場に芝桜以外は雑草1本生えていないのですから、管理も手がかかっていることが窺えます。入場料は当然の対価といえるでしょう。会場は西向き、東向きの斜面が対面になっているので、片方にいれば反対側が良く見える仕組みになっています。当然、日当りに差があるので、場所によっては疎らなところも見られましたが、それだけ見頃が長くなるのですからより多くの人に楽しんでもらえると思います。

P1030594_2 GWは見頃です! P1030606 武甲山をバックに

 到着が9時頃だったので会場の人出も程よいくらい。ガラガラよりは少しくらい人がいたほうが良いですから。花は植物だけではありませんし・・・(笑)青空の下、思う存分花を楽しめました。次行ってみよー!

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