羊山公園の芝桜 秩父ドライブその1
GW初日の4月28日(土)、かねてよりババからリクエストを受けていた秩父の芝桜を観に行くことになりました。2週間ほどネットで開花情報をチェックしながら満を持しての出陣です。実はこの日、最近低山ハイクを始めた弟と山行の約束があったのですが、ババのごり押しで弟も芝桜見学に。
秩父市外に近い羊山公園の芝桜は、最近ではご当地随一の名所となって多くの観光客を呼び込んでいます。当然渋滞も覚悟しなければならないので朝はできる限り早く出発したいのですが、「春眠暁を覚えず」の天然児。起こしても起こしても布団から出てきません。
5時出発を号していたものの、大幅に遅れて6時30分に出発。厚木、半原、城山、高尾と北上して圏央道高尾山ICへ。圏央道も遂に高尾山を貫通してしまいましたね。秦野の里山を愛するものとして、第二東名の海老名への延伸に断固反対な私としては、これを見ると複雑ですね。ミシュラン認定の観光地ですらドテッパラに風穴を開けられているんですから、いくら自然保護の立場で反対したところで国策には敵わないことを高尾山が証明しています。
まあ、出来てしまったものは仕方ありません。便利なものはとことん使いましょう。圏央道を青梅まで乗って、青梅から岩蔵街道で飯能へ。飯能からは高麗川沿いにR299を一路秩父へ向かいます。天気予報に反して曇りがちの空模様でしたが、正丸トンネルを抜けると素晴らしい青空が広がっていました。行く手に高度成長に身を捧げた武甲山の雄姿が見えてくると旅情をかき立てます。
秩父というところは40年に達しようとする人生の中で、ほとんど縁のなかった土地なのですが、昨年から出没度が上がって、6月、12月、そして今回と半年に1回は行っています。市外、横瀬、小鹿野、皆野、吉田、荒川など位置関係を把握してきました。自然豊かで、三十四観音に代表される文化も残る秩父は、山に囲まれどこか独立国的な印象が強いですね。秩父農民戦争(秩父事件)で明治政府に一矢報いた困民党の人たちも思いは同じだったかもしれませんね。
なんて一人ふけっているうちに、難なく羊山公園の特設駐車場に入ることができました。丘の上にある公園なので、天然児はハイキングと勘違いして抵抗開始。困った我が家の困民党蜂起であります。困民党の蜂起を鎮圧した後、のどかな散策路を歩いて芝桜まつりの会場へ向かいます。入口には関所が設けられていて入場料@300円也(子供は無料)。関所を通過するとそこはメルヘンチックな世界が広がっていました。
ピンク、ブルー、ホワイトの芝桜は丘一面に広がっていました。日当りの良い広大な会場に芝桜以外は雑草1本生えていないのですから、管理も手がかかっていることが窺えます。入場料は当然の対価といえるでしょう。会場は西向き、東向きの斜面が対面になっているので、片方にいれば反対側が良く見える仕組みになっています。当然、日当りに差があるので、場所によっては疎らなところも見られましたが、それだけ見頃が長くなるのですからより多くの人に楽しんでもらえると思います。
到着が9時頃だったので会場の人出も程よいくらい。ガラガラよりは少しくらい人がいたほうが良いですから。花は植物だけではありませんし・・・(笑)青空の下、思う存分花を楽しめました。次行ってみよー!
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