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2012年5月 3日 (木)

ヤマツツジの隠れた名所 秩父ドライブその2

 羊山公園を楽しんだ後、進路を北にとって美の山公園ある蓑山の麓、我が国史上初の国産貨幣として有名な和同開珎を鋳造した銅鉱の産地として有名な黒谷地区。この地に瑞岩寺という古刹があります。この瑞岩寺は、戦国時代に山内上杉氏の重臣長尾景春(伊玄入道)の居城、長尾城の跡に建てられたそうです。長尾景春といえば、主君山内顕定が家宰の地位を叔父に決めてしまったことに憤慨して反乱を起こし、主君の軍勢を散々に打ち破った下克上の走りとして名高い人物。その後に武蔵に侵攻した扇谷上杉氏の軍師太田道潅に何度も敗れて衰退しましたが、彼の反乱によって関東管領上杉氏の勢力は大きく減退し、後に両上杉を駆逐して関東に根を下ろした北条早雲からも尊敬された人物といわれています。

 この瑞岩寺は裏手に岩山を背負っていますが、この裏山はピンクや朱に彩られてランドマークとなっているので、全く訪れたことのない私でも迷わず辿り着くことができました。秩父はセメントの原料である石灰の産地であるため、ちょっとした小道でも大型トラックの往来が激しいので驚かされますが、そんな道端の小さな駐車場に車を入れて山門をくぐりました。

P1030639 瑞岩寺 P1030638 春の幸ですね。

 本堂へのお参りはそっちのけで、竹林の中道を岩山に登っていきます。当然、ここれも困民党が蜂起します。鎮圧の後、登山道を歩き始めますと、あちらこちらで竹の子が顔を覗かせていました。ババは「食べごろだ。もったいない。」とオバチャン根性丸出し。ここが境内であることを忘れている時点で、花探しの観光客の品格に関わっていますね。竹林を抜けるとゴツゴツとした岩場につけられた山道となりますが、幸いにして手すりがしっかりと設けられていたので、天然児やババにも優しい山歩きです。

P1030634 岩山を登っていくと・・・ P1030615 花咲く尾根道 P1030628

 尾根部に到着すると、道の両側はピンクのミツバツツジ(岩つつじ)や朱のヤマツツジに彩られています。遠くからランドマークになっていたのはこのツツジたちのお陰だったんですね。満開の時季は既に過ぎて青葉が目立つツツジでしたが、それでも結構花が残っていて我々の目を楽しませてくれました。山上ではおじさんが一人、ツツジにお礼肥えを蒔いていました。美しい花を咲かせる「花咲爺さん」ですね。来年もよろしくお願いします。

P1030616 武甲山を背景に P1030619

 山頂辺りは花も結構残っていて、ここからは秩父盆地を一望できます。北には美の山公園、西には遠く名峰両神山、南には武甲山が見渡せました。この岩山に長尾城があったとすれば、かつて長尾景春もこの山城で策を練っていたことでしょう。麓から正午の時報が聞こえてきたので、ここでお弁当を広げます。ババの握りのあまいおにぎりを食べ終わる頃、麓から今度は汽笛が聞こえてきました。困民党改め長尾天然入道はことを得たりとニンマリ悦に入っていました。見下ろすと皆野の町並みの中に鉄道模型のようなSLが見え隠れしていました。

P1030631 秩父鉄道パレオエクスプレス

 花も充分楽しめましたし、最後は困民党へのサービスしするとしましょう。

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