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2012年5月29日 (火)

京都ひとり散歩 その3

 「国家家康とは、家康の名を引き裂いて呪うものだ。君臣豊楽とは、豊臣を君主とすることを祈念するものだ。」

 太閤秀吉が建立した方広寺大仏殿は、慶長大地震で倒壊し、秀吉の子秀頼の祈願により5年の歳月と莫大な金銀を費やして1614年に再建されました。一説には豊家が抱える莫大な軍資金を消費させようと、徳川幕府が画策したともいわれています。

P1040160 豊国神社の境内に・・・ P1040154 鐘楼が残ります。

 方広寺の鐘楼には巨大な釣鐘が鋳造され、鐘銘は普請奉行の片桐且元が五山南禅寺の住持文英清韓に依頼したものでしたが、その鐘銘の一部「国家安康」と「君臣豊楽」に幕府からクレームがついたのです。それが冒頭の文句です。且元と清韓が駿府に下向して家康に釈明をしましたが、幕府は取り合わず、その後大阪の陣に突入して豊家は滅亡します。鐘銘は単なる言いがかりに過ぎなかったのです。

P1040157 問題の鐘銘です。

 豊家滅亡後、清韓は五山を追われましたが、家康の側近だった南禅寺塔頭・金地院の崇伝との確執が窺えます。豊家と徳川、清韓と崇伝・・・騒乱を引き起こした当の釣鐘は残され、問題の鐘銘も鋳潰されることもなく現在に至っているのです。

P1040167 宮本武蔵と吉岡伝七郎が斬り合った舞台

 三十三間堂でどっぷり神仏に浸った後、贔屓にしている塩小路の新福菜館のラーメンで今回の京都は終了です。

120513_131204 ラーメンと焼き飯とビール=三種の神器

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