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2012年5月16日 (水)

恋人たちの聖地に戦国城塞を見た! 新東名その3

 5月4日(金)新東名効果で静岡県内は渋滞が9割解消されたという。「ほんまかいな?」と、前回は新富士までだったのを、更に1つ先の新清水までドライブすることにした。足柄SAから御殿場IC付近は渋滞がひどく、御殿場ICは上下とも下りられない車が本線に長蛇の列を成していた。GW後半では初の晴天日なだけに第2東名も車が多い。NEOPASAこと、飲食店や物産店が集まる愛鷹沼津湾SAも御殿場ICと同じ状況。NEXCOの集客熱も結構だが、車を本線に並ばせるようではいったい何屋何だか本末転倒も甚だしい。

 清水といえば港をイメージする地名であるが、新清水ICは海岸線から12kmも内陸にある山中のICである。料金所まで来ると少々様子がおかしい?ETCゲートが全て閉鎖中の表示で、無人の料金所は誘導員もなく、立往生した車で混乱していた。僅か10分足らずであるが、たちまち車列が出来て事故も生じかねない状況だ。開業間もないのでトラブルもあろうかと思うが、管理側の未熟さが感じられる。

 R52を北上して間もなく山梨県に入り、県境を越えてすぐ国道を離れゴルフ場脇の車道を上がっていく。こうなると今までルンルンだった天然児は警戒警報発令である。今回の目的地は甲駿国境に位置する白鳥山(568m)という低山である。山頂直下まで車道が延びるこの低山。実は盛り沢山の山である。①標高最下位ながらも「山梨百名山」の一座であり、②何故か「恋人たちの聖地」であり、③山頂から富士川の対岸に大きく裾を広げた富士を望むことができ、「関東の富士見百景」にも指定されている。

P1030812 貫ヶ岳(右)と白鳥山

 山頂に登る前に、北斜面の森林公園散策コースを歩くことにした。入口にいろいろと解説が書いてあるが、これまた盛り沢山の内容である。駐車場から北に幅の広い砂利道を下っていくと、右手山頂方面からのゴロゴロした石が目立つ。これは白鳥山崩壊石群といわれ、何でも世界的に珍しい「巨大構造性地滑りカール」なんだとか。とは言え、山林に囲まれ苔むした石からそれを感じることは難しい。

P1030775 世界にも珍しい光景?? P1030782 爽やかな森林浴 P1030786 ミニ土柱発見!

 更に進んでいくと空堀らしい溝が延びていた。甲駿国境に位置するこの山には、武田、今川両家の甲相の歴史が刻まれていたのだ。「不思議な盛り土」というスポットもあるのだが、防御線には地形に応じて堀もあれば土塁もあるものだ。山頂には武田家の狼煙台の痕跡もあるという。戦国臭さプンプン!妄想は広がり、武田信虎が駿府の今川家を訪ねた帰路、嫡男晴信(信玄)と家臣団のクーデターにあって甲斐に入れず、駿河に追い返されたのはどうもここではないかと思えてきた。

P1030784 その昔は白鳥ではなく、城取だったとか・・・ P1030783

 さて、周遊の散策コースから戻って山頂へ向かう。登山口では老夫婦がヨモギをせっせと摘んでいる。効けばヨモギ団子を作るのだとか。「ここなら犬の散歩もしていないからね。」そうだよねー。自宅周辺の小道端にもヨモギなんぞはいくらでも生えているが、摘み取るどころか触るのもはばかられる。

P1030789 聖地への階段 P1030791 早咲き石楠花 P1030803

 石楠花の早咲きを見ながら階段を登っていくと、すぐに山頂に到着。ここに武田の狼煙台があったのだ。富士川を見下ろす山頂北側には山梨百名山の標柱、そして恋人の誓いを高らかに奏でる鐘。恋人たちの姿はなく、鐘は天然児襲来を知らせる早鐘になってしまった。鐘の音と爆笑が富士川を渡っていく・・・ここからは富士川を挟んで望める富士山は霞に消えていた。北には日蓮上人所縁の思親山が見えている。

P1030800 山梨百名山(最低568m) P1030797 天然児の早鐘 P1030792_2 風になる天然児

 山を下っていくと道端に湧き水が湧出しているのを発見。空きペットボトルに水を満たしていると、サワガニを発見した。小さいながらも色々楽しませてくれる白鳥山である。

P1030810 湧水には・・・ P1030811 サワガニの姿

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