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2012年7月 1日 (日)

山行 レンゲツツジ万歳! 甘利山

 南アルプス前衛の山鳳凰三山から延びて、甲府盆地を西側から見下ろす位置に甘利山があります。その昔、この山の中腹にある椹池(さわらいけ)に巣食う大蛇を、韮崎の土豪甘利氏が退治したことからその名が付いたといわれています。甘利氏といえば、板垣信方と共に武田晴信の家老職を務め、信州上田原で戦死した勇将甘利虎泰が有名です。

 この甘利山、鳳凰三山から延びる尾根の一部なので、麓から見上げても「あそこが甘利山だ。」と指せる人は少ないと思います。こんな目立たない山ですが、この山が山梨百名山に指定されています。何故かというと、この時季、山頂付近に群生するレンゲツツジが満開となり、赤い絨毯のように見事に広がるからなのです。

 ありがたいことに、甘利山へは韮崎市街から県道甘利山公園線が山頂付近まで通じていて、麓から車で30分ほどで広河原にある駐車場に到達してしまいます。山頂付近はなだらかで、木道や登山道が整備されているため、ハイカーでなくても楽々とツツジの群落を見ることができるのです。

P1040521 広河原周辺はカンバやモミが群生しています。

 6月24日(日)、韮崎ICから韮崎市街を貫けて、釜無川を渡り、車は九十九折の公園線の坂道を登ります。エゾハルゼミの大合唱を聞きながらの爽快な高原ドライブですが、時間がやや遅かったこともあって、下ってくる車も多く、所々離合に注意が必要です。広河原にある登山口の駐車場は満車状態で、登山口から少し離れた第2駐車場へ誘導されます。

P1040523 ツツジが少しずつ増えていきます。 P1040530 登山口から15分でこの展望

 上り始めはダケカンバやシラカンバ(白樺)、モミ、ミズナラなど、高山性の大木に囲まれて、例のごとく「ミョーキン、ミョーキン」とエゾハルゼミの蝉時雨を聞きながら、広くなだらかな登山道を歩きだします。樹林の中を15分ほどで、大きく開けた甘利山山頂の一部に到達します。そこから先はいよいよレンゲツツジの大群落の中を歩きます。

P1040532 群落は木道と柵で保護されています。 P1040535

 登山口から30分で甘利山の山頂(1731m)に到達しました。(甘利山の三角点は広河原付近の標高1672mにあるので、これを標高としているガイドも多いのです。)山頂付近も一面の群落で、多くのハイカーや観光客のグループが思い思いの場所でお弁当を広げていました。我らもお弁当にしましょう。

P1040545 賑わう甘利山山頂 P1040566 P1040592 雲間に見える甲府盆地

 この日は梅雨の晴間に恵まれましたが、山は分厚い雲に覆われ、甘利山から延びる千頭星山、南の櫛形山、西の八ヶ岳、そして富士山と、ツツジの借景となるべき名峰はことごとく雲に隠されてしまいましたが、花の見頃にあたっただけでも良しとしなければなりません。そういえば、1年前に山梨県内で甘利山と並ぶレンゲツツジの名所、三窪高原を訪れたときも、こんな感じでしたね。(参照:http://yama-umi.cocolog-nifty.com/blog/2011/06/post-81df.html

P1040554 面白い模様のカメちゃん P1040571 可愛い蝶々

 お弁当を食べながらも、天然児はチビ族虐めに余念がありません。彩り美しいカミキリやカメムシ、蝶がツツジとは別に目を楽しませてくれました。

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