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2012年7月25日 (水)

ミニ尾瀬、駒止湿原ハイク 南会津の旅その5

 北関東以北の山岳には高層湿原が多く、短い夏には湿地特有の草花を求めてハイカーが訪れます。しかし、高層湿原は高所にあるため、なかなか一般人には敷居が高いですね。若い頃は山に通ったハイカーも、齢を重ねるごとに山が遠退いていきます。そんな悩みもこの湿原にお任せください。駐車場からほとんど標高差がなく、1時間余りで周遊できるのが、南会津の旅の最後に訪れた駒止湿原です。

 駒止湿原は南会津町と昭和村の境界、標高1,100m付近に点在する大谷地、白樺谷地、水無谷地の総称で、高層湿原のみならず低層湿原までの植物が見られる貴重な存在で、国の天然記念物に指定されています。

P1040862 駒止峠付近からの景色 

P1040863 手前右が会津の名峰唐倉山、遠景中央が会津駒ヶ岳、その左に燧ケ岳

 湿原の入口にあたる駒止峠に向かう旧道は、ブナの樹林の中を貫けていきます。標高があがると南に会津駒ヶ岳、燧ケ岳、帝釈山など尾瀬方面の名峰が見えてきました。2千mを越える山々には残雪が残っています。

P1040867 それだけ自然が豊かな証拠です。 P1040873 山ナメクジはデカッ!

 駒止峠を通過して少し下ると、駒止湿原大谷地の入口にある駐車場に到着。花が見頃のハイシーズンなので、地元ボランティア(南会津町の湿原を守る会)の皆さんが駐車場の誘導や、案内所を設置して観光客の対応をしてくれていました。登山口にはとっても冷たい清水が出ていましたので、水筒を満たすにはもってこいなのですが、一応福島県内ということもあって、自己責任ということになっているようです。

P1040883 尾瀬の縮小版ともいうべきか P1040886 ニッコウキスゲ P1040908 ワタスゲ

 駐車場からブナ林の中を少し歩くと、すぐに広々とした湿原が広がりました。この季節のお目当ては、オレンジ色の鮮やかなニッコウキスゲと綿毛のようなワタスゲの群生です。尾瀬ヶ原ほど広々としてはいませんが、それを縮小したような光景が広がっていました。そのほか、木道脇にはアヤメや可愛らしいトキソウ、サワランの花々、食虫植物のモウセンゴケなど珍しい植物も見られました。

P1040897 トキソウ P1040896 サワラン P1040892 モウセンゴケ

 大谷地を横断する木道は一方通行です。写真に没頭するおじさんが何人かいましたが・・・周知をチラチラとちょっと、怪しげです。注意してみていると、この人たちは平気で湿原に踏み入っているではありませんか。中高年の山ブームとデジカメの普及による写真ブームは結構ですが、最近はベストショットのためにはマナーそっちのけのカメラマンを良く見かけます。それも中高年ほどその傾向が強いとはどういうことでしょうか!この世代は高度成長で我が国の自然環境が蔑ろにされた時代の申し子なのでしょうか!?その何気ない1歩が、数万年の年月を経て培われた自然を一瞬で破壊していることをお分かりにならないんですからね。

P1040907 湿原はトンボ天国 P1040912 可愛いシジミチョウ

 一方我が家の天然児。狭い木道を歩かされて不機嫌MAX状態です。自然監視員の方が後から追い越し際に花の解説をしてくれたのですが、あー!その目前でワタスゲを引っこ抜いてしまいました(汗)監視員の方は無言で行ってしまいました。

P1040910 ここは当然左へ・・・ P1040915 あー!アイツめ

 さて、大谷地を抜けたところで分岐点となり、先の白樺谷地、水無谷地方面に進むか、駐車場方面の帰路に分かれます。当然3つの湿原を横断するつもりが・・・あー!ちょっと油断した隙に帰路のはるか先を爆走する天然児の後姿が。彼の研ぎ澄まされた嗅覚が働いて、逃走をしたのでしょうか。結局、大谷地のみを周遊1時間余りで終わってしまいました。

 南会津の旅のクライマックスとしては、なんとも後味の悪い終幕です。

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