へつりはいらねーよby天然児 南会津の旅その1
7月15日(土)、東北道西那須野塩原ICからR400を西進すると、「ここは温泉別世界」のCMが懐かしい塩原温泉郷。箒川上流の渓谷沿いに大小のホテルや旅館が立ち並ぶ賑やかな温泉街です。今回は塩原をスルーして日光街道R121に入って、鬼怒川の上流を北上し山王峠を越えると、そこはもう東北会津です。伝説の美女「お花ちゃん」が住むという某氏の故郷です。峠付近の沿道には山百合が見事な花を咲かせていました。
国境の町・田島はアスパラの産地。自称「全国のソフト食べ歩き会」会長の天然児は、道の駅「たじま」でアスパラソフトを食べましたが、ちょっぴり青臭いその味にやや難色。そしてこの田島地区は、京都八坂の祇園、博多祇園山笠と並ぶ日本三大祇園祭のひとつ会津田島祇園祭が行われる場所です。惜しくも1週間後の7月22~24日の開催で、ご当地は賑わいをみせることでしょう。
日本海に流れ落ちる阿賀川(阿賀野川)沿いの高台を走る国道は、遠くの山並みまで見渡せるとても気持ちのよいドライブコースです。清流に立ち込む鮎釣り師を見ながら車は北上。田島から下郷に入り、ご当地の名称「塔のへつり」にやってきました。
会津鉄道塔のへつり駅前に設けられた臨時駐車場に入り、コナラの樹林を歩いていくと、阿賀川に浸食された奇岩が素晴らしい渓谷美を見せてくれました。緑深い今の時季も良いですが、きっと紅葉も素晴らしいことでしょう。ちなみに「へつり(岪)」とは、会津ことばで断崖絶壁ということです。
渓谷美だけで満足しないのが天然児。無人の塔のへつり駅で30分に1本程度の列車を待つことになりました。しばらくして、会津地方名物「あかべこ」をデザインした2両編成の気動車が入線してきました。観光客がワイワイ乗降すると、ディーゼル気動が唸りをあげて会津若松へ向かって出ていきました。
つづく・・・
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