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2012年8月

2012年8月29日 (水)

山行 水もしたたる女子2人? 尊仏ノ土平その3

 さて、雨の鍋割山を急ぎ足で下ります。雨足は強弱を繰り返して、時折雷鳴が聞こえてきます。後沢乗越手前の急斜面を下っていると・・・はて?女の子が2人。齢歯は女子大生くらい。白い上下、スカートにサンダル履き。手にはビニール袋を下げているその出で立ちは、繁華街から迷い込んだような様子。どこから入山したのか分かりませんが、大倉から最低2時間はかかる道程をこの格好、特にサンダル履きでよくぞやってきました。

P1050338 雨煙る栗ノ木洞 こんな状況下で女子に出会うなんて・・・

 いやいや、感心している場合ではないのです。いくら丹沢前衛の低山とはいえ、この雨模様の中では無茶も過ぎます。聞けば鍋割山荘に泊まって鍋焼きうどんを食べるとのこと。ははぁ~例の「地域密着系都市型エンターテイメント」で鍋焼きうどんが採り上げられた影響のようですね。

女子:あとどれくらいですか?

山笑:1時間以上はかかるなぁ・・・その履物じゃもっとかかるよ。雨合羽持ってきてないの?

女子:傘ならあります。さした方がいいですよね。

山笑:いやいやいや、この先は坂が急だからさしてられないよ。まあ木があるうちは良いけど、上の方で

   木がなくなっても雷鳴ってきたから気をつけないと。県民の森まで戻れば車で下ろしてあげるけど、

   ここまで来ちゃうと戻るのも結構あるしね。

女子:山小屋に予約しているから行ってみます。ありがとうございました。

山笑:あーそう。無理しちゃダメだよ。気をつけてね。

 後ろ髪を引かれる思いで女子2人と別れた。もしものことがあるから携帯の番号でも教えておけば良かったかなぁ。恐らくはずぶ濡れで鍋割山荘に着いて、小屋主にコッテリ絞られることだろうなぁ・・・まあこれも彼女らの成長の1ページと思えば良い経験だ。と、無責任に割り切ってみて先を急いだ。

P1050342 ミズヒ沢出合付近(それにしてもよくぞここを通ってきたものだ。)P1050343

 ミズヒ沢出合からの林道歩きになる頃には雨も止んでいました。山を振り返ると鍋割山は雲の中。勇ましくも無茶な女子2人の安全を祈って家路を急ぎました。

★コースタイム:6時間25分(休憩含む)

表丹沢県民の森10:15→10:30二俣→12:05大丸→12:25塔ノ岳(昼食)12:45→13:35尊仏ノ土平→

14:00オカラ沢出合(タイムロス10分)→15:10鍋割山15:15→15:50後沢乗越→16:20二俣→16:40県民の森

Photo

2012年8月28日 (火)

山行 鍋割をまたいで帰る 尊仏ノ土平その2 

 私も含めたマイカー登山者は、車を置いた登山口に再び戻らなければならないのが泣き所。丹沢前衛を貫いて主脈尾根に囲まれた尊仏ノ土平に到達したものの、再び前衛を越えて車を駐車した表丹沢県民の森へ戻らなければなりません。時間は既に14時が近づいているので、ユーシン~雨山峠を経由して鍋割山を越えることは時間と我が家のかみが許しません。石の河原で地図をチェックしていると、正式な登山ルートではないものの、玄倉林道をユーシン方面に少し行ったところから、オカラ沢という沢を遡行して鍋割山の裏手に至るルートが認められます。

P1050317 金なら1枚、銀なら5枚? P1050320 ムムム・・・

 既に山に戻りつつある林道を少し歩いてそれらしい沢と出合うと、堰堤の上に置かれた巨大な缶詰のような物体に赤ペンキで鍋割山方面のルートが示されています。しばらく進んでみると、今度は「キケン多し 上級者コース」とのこと(汗)そんな人の不安につけ込むのがヤツであります。そう、ヤマビルです。堰堤の上で駆除していると、オカラ沢の上部から何やらただならぬ気配が下ってきます。人ではなし。シカか・・・いやクマか・・・タタリガミかも・・・

P1050351_2 あーもう!やめないかー P1050322 微妙・・・

 恐怖に駆られてスタートに戻る。と、オカラ沢の左手に分かれる沢にもテーピングを発見。こちらも鍋割山に通じていることを確認し、気を取りなおして進みます。ルートはすぐに沢から無理やりともいえる斜面登りで尾根道になります。ほとんど歩かれないルートなのか、ブナ林の尾根は踏み跡が不明瞭ですが、所々にテーピングや赤ペンキが施されているので、不安ながらも先に進む気力を保つことができます。

P1050330 ブナの大木に「ナベワリ」 P1050333 鍋割山の西側斜面

 あっ!獣だ。後姿はウサギのように見えたけど。そんな獣との接触を楽しむゆとりが出てくると、先ほどの正体を見届けたかったような気もします。急な尾根道をいい加減登り詰めると、雨山峠方面からのルートに合流し、間もなく雨霧に煙る鍋割山山頂(1273m)に到達しました。山頂には若い夫婦が1組のみ。鍋割山荘の草野さんも手持ち無沙汰な様子です。

P1050335 鍋割山 P1050336 巨大なヤツワクガヒル。血は吸いませんので悪しからず

 「雨足がだんだん強くなっているから急いだほうが良い」とのアドバイスを受け、そのまま南面を下山します。時刻は15時をまわって山歩きでは遅い時間帯です。霧雨が時々強い降りに変わって雷も遠くに聞こえ始めました。この後、驚くべき光景を目にすることに・・・(つづく)

★コースタイム

尊仏ノ土平13:35→14:00オカラ沢出合(ロス10分)→15:10鍋割山

2012年8月27日 (月)

山行 雨歩きを楽しもう 尊仏ノ土平その1

 真夏の低山は暑いし、虫が多いし、雷の危険が高いと三拍子そろって何かと敬遠しがちです。丹沢もまたしかり。ヤマビルが跳梁跋扈していてなかなか近寄り難い感がありますが、暑さにかまけてグダグダ過ごす我が身を省みて、たまには鞭を打たなければと登ることがあります。

 8月11日(土)天然児を園に預けた後、表丹沢県民の森へ。ここから二俣~小丸尾根~大丸~塔ノ岳へのルートは、何度か歩いたおなじみの道。当日は下界が晴れていたものの、丹沢はスッポリと雲を被って、またスロースタートだったこともあってハイカーの姿はほとんどありません。

P1050281 二俣辺りは甲虫が多い P1050282

 登山口の二俣辺りでは川沿いの樹木に樹液を求めて集まるクワガタやカナブン。小丸尾根を飛び回るチョウやガガンボ。鍋割山稜尾根上のブナ林ではコエゾゼミが「ヂ~~~~~」と鳴いています。夏山は生命に満ち溢れています。

P1050286 小丸尾根は雲の中 P1050292 鍋割山稜は雲の上

 金冷シで大倉尾根に出会うと、さすがは丹沢の表銀座。こんな天気でも多くのハイカーが上り下りしていました。スタートから2時間弱で塔ノ岳山頂(1491m)に到着。時折雲が通過し、下界の暑さを忘れるような涼しさです。当然丹沢主脈の展望は望めません。

P1050296 塔ノ岳山頂はまた雲の中 

 当初、ここから丹沢山方面をピストンしようと思っていたのですが、主脈尾根を歩いても展望がないこの日はイマイチ惹かれるものがありません。そこで、未だ歩いたことのない西側の斜面を下ってユーシン方面に下るルートを選択しました。

P1050300 不動の清水

 山頂直下の急坂を10分ほど下ると、丹沢には珍しい高所の水場があって細々と水が流れています。水場の傍らにはお不動様が刻まれ不動の清水と銘がされていました。霊水ですか。ありがたく空になったペットボトルにいただいて喉を潤すことができました。

P1050304 雲間から丹沢主稜がのぞく P1050303 オオチャイロハナムグリ(じゃ香を漂わせる高貴な虫)

 塔ノ岳の西側、玄倉川最上流の豊かなブナ林の中を下るルートは、雲がかかって周囲の山の展望もありません。突然、ザーッと雨が落ちてきたかと思うとまた止む。そんな繰り返しですが、幸いにして樹林の枝葉が遮って濡れることはありません。人気もなく、辺りは雨の落ちる音に包まれています。こんなときの森は暗くうっそうとしていて、一人歩きはちょっと寂しいですね。

P1050314 尊仏ノ土平 P1050313 土砂の堆積が著しいようです。

 塔ノ岳山頂から小1時間で広々とした場所に飛び出しました。一筋の流れもない石ばかりの河原が広がる玄倉川の最上流部。ここは尊仏ノ土平と呼ばれる場所です。横断して対岸にルートを探すと、何とか玄倉林道の末端にぶつかりました。林道といっても陥没や斜面の崩落でズタズタな状態です。さて、これから鍋割山のマイナールートを探さなければなりません。(つづく)

★コースタイム

表丹沢県民の森10:15→10:30二俣→12:05大丸→12:25塔ノ岳(休憩)12:45→13:35尊仏ノ土平 

2012年8月21日 (火)

イサギもびっくり!源平船合戦 房総釣行その2

 最初のポイントが渋くなってくると、船頭は船を洲崎灯台の南から西へ向け、ちょうど館山湾の出口辺りで流し始めます。澄んだ海面をエメラルドグリーンのシイラが悠々と泳いでいきます。夏だなぁ~♪wave

120818_111511 岬の風に振り向く俺は、海の男の顔だ~ろ~

 なんて感慨にふけっていると、朝から薄曇だった天候はだんだんと怪しくなって、対岸の三浦半島や伊豆大島方面はどんよりと雷雲が垂れ込めていました。そのうち房総の富山なども雲で隠れ、時折三浦半島の方向で稲光と雷鳴が轟き、どうやら雷雲に完全包囲されてしまったようです。パラパラと大粒の雨が落ち、早上がりの不安が脳裏をよぎります。

120818_064746_2 暗雲迫る洲崎 120818_082429 島ではありません。房総半島の先端部です。

 しかし、大粒の雨が時々パラつく程度で、不思議と我々の上空だけ雨雲がかからないような状態です。天佑神助!こうなったら釣るしかありませんよ。この湾口のポイントは中、小型のイサギがパラパラと釣れ続きます。潮の流れが少しあって、仕掛けを2回ほど落とすと根を過ぎてしまうので、船頭は小まめに潮流の上に船を回します。shipdash

 後半になると少し疲れがでたのか、誘いが鈍るとイサギに代わってゴツンと重いあたりが交じります。定番外道のウマヅラハギの登場です。釣れるウマヅラは30~40cm級で型が良く、淡白な白身は煮付けるととても美味しく食べられます。ハギ名物の肝もカワハギよりもBIGですよ。その他、船中ではカサゴ、アジ、メジナなどの外道が顔を出していたようです。

120818_082021 ウマウマ・・・ときには二頭立ても。

 突如、船頭が隣の船に大声で警告を発しました。船体に横浜某丸と書かれた大型のプレジャーボートです。確かに我々もおかしいと気付いていたのですが、この船は朝からずっと源平丸の後をつけ回っていたのです。相手の船長は「プレジャーボートだよ」と澄ました顔で白を切りますが、乗船している釣り人が一体感がなく白々しいんですよ。地元船頭が知っている根の位置を後からつけてイサギを釣らせるとんでもない輩かもしれません。船頭も怒るわけですよ。annoy

 ちょっとした船合戦もありましたが、プレジャーボートが南に高速で去った後は終始順調に釣れ続き11時に納竿。最後はコマセが切れて付け餌だけで流しましたが、タナが合っていればイサギは食ってきました。帰港すると夏の日差しが戻ってきましたので、雨もなくちょうど良いコンディションで釣りができました。sun

120818_111444 これが房総のすごさ!

 釣果はイサギ45、ウマヅラ5、カサゴ1でクーラーは満タン♪その他ベラやスズメダイなど細々とした輩は丁重にお断りさせていただきました。仲間内では竿頭に悦に入ったところで、上には上がいるもの。外道会の他に同船していた常連客さんはイサギ80を叩き出していました。やはり房総の海は凄い!

 好釣果になると気前がよくなる海笑。親戚、知人、実家と配り歩いて手元に残ったのは小イサギの開き3枚でした。でも脂が乗って美味しそうだなぁ。delicious

2012年8月20日 (月)

夏だ!海だ!イサギだ~! 房総釣行その1

 房総半島、特に外房~南房は関東一のイサギ釣り場です。「梅雨イサキ」などと一般的にいわれているように、イサギの旬は抱卵している梅雨時で、産卵が終わる8月以降は釣り人のニーズの低下と併せ、漁業資源保護の意味合いから組合が強制的に禁漁時期を設けていることもあって、イサギ狙いの船宿はぐっと減ります。

 しかし、卵や白子がなくたって夏のイサギは脂がのって美味しいし、針掛りしたときの引き込みは楽しいし、おまけに釣果が堅いとあれば、旬といわれる時季を逃しても年に1度は狙ってみたいものです。幸い房総半島の先端の白浜や洲崎地区では8月もイサギを狙えるとのこと。sun

 8月18日(土)、我が外道会の精鋭7名が東京湾口の洲崎にある船宿・源平丸に集いました。とはいえ、早朝に房総半島の先端まで行くのは体力、根気とも不可能に近いので、前夜祭も兼ねて前日からの宿泊となりました。皆で持ち寄ってちょいと1杯のつもりが、2杯、3杯と・・・うぃ~ちょっと飲みすぎたぁよ。明日大丈夫かな?bottle

 まだ日の出前の4時に起床。幸いにして深夜の大音響が名物のY御大とは別部屋となったので睡眠は十分。ほろ酔い気分で受付を済ませて港に集合。船に乗って出船待ちしていると足に違和感が。どうやら短パンが祟って虫のご馳走になっているようです。昨年この近くの堤防釣りで散々苦しめられた糠蚊の存在を失念しておりました。(現在ひどい痒みと格闘中)

120818_044618 さあ~出発だ 今陽が昇る 希望の光両手につかみ・・・

 5時前に出船して、ものの10分もしない港前が最初のポイントです。海況は風もなくベタ凪状態(助かった~♪)「はいどーぞ!タナは20m」イサギは根の上に群れているので、アジ釣りのように底からタナ取りをしていると根掛りしてしまいます。指示ダナから仕掛け分の3m下まで落として、小刻みにシャクリ、巻き、シャクリ、巻きを繰り返して指示ダナで少し待つと勢い良く竿が絞り込まれます。この瞬間がアドレナリン爆発!impact

120818_055319 1時間ほどで10匹のイサギ

 1投目から中型のイサキが上がりました。その後、このポイントでは中~大型のイサギがポツポツと釣れました。最初は1本1本を丁寧に抜きあげていたのが、慣れてくると欲が出てくるもの。1匹当たっても多点掛けを狙って粘ります。しばらくしてギュギュ~ン。してやったり!と上げてくると、案の定2匹が水面に躍ります。でも抜き上げでもたついて片方が落ちたりと、まだまだ修行が足りません。fish(つづく)

2012年8月17日 (金)

お目覚めの金時

 夏の猛暑も一息ついたのか曇り気味の天気が続く昨今。8月中頃のある朝もそんな天気だったのだが、暑くて山から遠退いていた自分は、こんなときの方がかえって涼しく登れるのではないかと思い、日の出とともに老馬の手綱をとった。

 丹沢は雲が厚く、下手をすれば雷雨にも会いかねない。進路を変更して足柄へ来てみれば、明神ヶ岳を始め箱根外輪山の山は薄っすらと見えている。みっちりと歩く気はなかったので箱根上等!老馬に鞭打って一気に県境の足柄峠に進めた。

P1050257 林道を走ると・・・ P1050278 やまゆりが出迎えてくれた。

 足柄峠から金時山の取っ付きまで、尾根道を30分ほどランニングで進み、雲に霞む金時にかじり付く。既に下山してくる人も何人か。この山には毎日登山をする人もいるらしい。金時茶屋の金時娘さんも毎朝自らの足でこの道を辿る。

P1050277 金時が迫る。 P1050262 金時娘の荷揚げ

 山頂に到着すると、見下ろす箱根仙石原方面から雲がどんどん上がってくる。富士山は時折雲に隠されながらも姿を見ることができた。間もなく金時娘さんが登ってきて、茶屋がオープンしたので、寄らせてもらって喉湿し。毎日登山のご婦人連中に記帳を勧められ、茶屋の台帳に初記帳。ご婦人たちは少ない方でも数百回。多い方では千を声越える回数を記録していた。皆さんいつまでもお元気で・・・

P1050264 ガスが多いものの・・・ P1050269 芙蓉峰を拝む

2012年8月12日 (日)

いわし屋

 最近ご無沙汰している飲み仲間に「暑いね~のどかわかない?」とメールを1本。即日行くことに。場所は神田。店は任せるというので、以前に釣り会で利用したいわし屋にしてみようと思った・・・が、いわし屋はイワシ料理の店の通称で、店が特定できない。そういえば品川にくじら屋ってーのもあった。

 18:30、神田駅東口に集合後、記憶を頼りにガード下を歩くとすぐに「いわし料理」の看板を出す店を発見することができた。いわし屋の正式名は「大松」である。確か昨年富士山に登る前日に飲んだ場所である。我ながら無茶なことをしたものだ。

120808_221626 ここが「いわし屋」です。

 店内は仕事帰りのサラリーマンで賑わっていたが、何とかカウンターに座ることができた。久しぶりに会った友人だけに話しに花が咲き、スタートしてから4時間なんてあっという間。その間いろいろと飲み食いしたが、お店の看板であるいわし料理ももちろん、なめろう、フライ・・・後が出てこない。昨晩何食べたか出てこないパターンである。

120808_193011 なぜかくじらもありました。 120808_193023 やっぱりなめろうは最高

 いわしなどの青魚は、体脂肪率を下げ、血液のサラサラ効果、鉄分補給、美肌効果・・・と、健康にかなり良いといわれますが、いわし屋に来てもいわしだけを食べるわけでもなく、アルコールも進む進む。トータルで考えるとマイナスになっていることは間違いなさそうだ。

 そんな理屈っぽいことは抜きで、もう少し頻度を上げようということで再会を約した。

2012年8月11日 (土)

猛暑からの逃避行その3 林道歩き

 この炎天下、歩くのが億劫になって低山歩きも遠退くばかり。聞けば、天然児も子供プールとビデオ鑑賞の毎日らしい。それはいかん!ということで、ヤビツ峠を越えて県道70号線の塩水橋目指して老馬に鞭をいれます。塩水橋は丹沢山登山の最短ルートの玄関口ですから、今まで何度もここを起点に歩いていますが、そんな中で、本谷林道や塩水林道は山陰なので、夏歩くのには良さそうだと常々思っていたのです。

 県道70号線は最近すっかり自転車が多くて、運転には注意が必要です。エッチラオッチラ上っていくうちは良いのですが、下りは物凄いスピードで走ってきます。カーブで出会いがしらになって冷や汗もしばしば・・・

 ヤビツ峠を越えて驚いたのは、表尾根登山口にある富士見山荘がなくなっていたことです。その場所を見れば、解体したのではなく焼け跡になっていたので、火事を出してしまったようです。利用したことはなかったのですが、山中の街道筋に営業するこの山小屋の光景は、峠の茶店を彷彿させるようでなかなか良かったのですが・・・(後日、調べたところ、7月3日に無人の状態で焼失したとのこと)

 登山装束は天然児の抵抗を誘うので、タオルとお弁当を磯遊び用のバケツに詰め込んで塩水橋のゲートをくぐります。塩水川の河原からは子供やワンコのはしゃぐ声が聞こえてきます。バーベキューでもやっているのかもしれませんね。そんな声に天然児は釣られて、いつものゴタゴタはなく山に吸い込まれていきます。

P1050227 天然児快速

 歩きだして間もなく、堂平に向かう塩水林道と塔ノ岳と丹沢山に囲まれた谷間に延びる本谷林道が分かれます。今回は本谷林道を歩きます。塩水林道はヤマビルが多そうだから・・・

 透きとおった本谷川の清流を見ながら歩くと、前方に釣り橋が見えてきました。この橋は本谷橋で、東丹沢県民の森の入口です。また、この橋は丹沢山に向かう最短ルート、天王寺尾根コースの登山口でもありますが、今回はそれらをスルーして林道を歩きます。

P1050238 本谷橋 P1050242 爽やかな風景

 本谷林道は丹沢主脈の懐深くに突きいれているので、ほとんど日陰歩き。川風も爽やかで汗も余りかきません。下界とは5度以上気温差があるのでしょうけど、体感は10度はありそうです。林道自体は完全舗装路でこれといって変化はないのですが、新緑の壁に囲まれた深山の趣き、モミの大木や沢に転げ落ちた大岩などの景色を楽しみながら、小1時間ほどで林道終点に到達しました。

P1050233 大きなモミの木 P1050245 この大岩は関東大震災で転げたものか・・・

 本谷林道の終点は、正面の塔ノ岳方面から大日沢とオバケ沢が、右手の丹沢山方面からキュウハ沢が出合う場所でもあり、マイナスイオンたっぷりの場所です。実はここからキュウハ沢を少しばかり遡行すると、旧日本陸軍機の残骸にお目にかかれるとの話を聞き、それを確かめようと天然児とババを林道に待たせて踏み込んだのですが、たちまちヤマビルに取りつかれて断念せざるをえませんでした。冬になったら探しに来たいと思います。

P1050249 林道の終点 P1050248 キュウハ沢

2012年8月 9日 (木)

猛暑からの逃避行その2 沼津湾

 今日は誕生日。節目の歳です。だんだん老いを意識するようになってきましたが、子供らはお祝いを口実にピザやケーキを食べられるので大歓迎です。

 さて、涼を求めて奥多摩に出かけたものの、イマイチ涼感を得られなかったので、その翌日は、今度は水辺に涼を求めて波穏やかな沼津湾にやってきました。東名沼津ICから沼津の市街を抜けた狩野川河口部に我入道という場所があります。ちょうど沼津湾北口の張り出しに牛臥山という50mほどの山があって、その周辺が我入道公園として整備されています。

P1050174 牛臥山は海にせり出しています。 P1050197 沼津アルプスの徳倉山(左)と鷲頭山

 海辺の散策路からは、海を挟んで低山ながら個性ある山並みの沼津アルプスや淡島、葛城山、大瀬崎など素晴らしい景色です。砂浜に下りてみると、決めの細かい黒い砂でごみもほとんどなく、裸足で歩くととても気持ちが良いですね。天然児も下半身ずぶ濡れで楽しんでいました。神はシーグラスを集めていましたが、シーグラスが多いのは市街地が近いからなんでしょうけど、その割にはきれいな海岸です。

P1050172 葛城山(左)と発端丈山、その手前は淡島 P1050195 海行かば水く屍・・・

 我入道公園を楽しんだ後、西から東へ伊豆を横断して伊東にやってきました。伊東港の外れにイルカとのふれあいを楽しめるドルフィンファンタジーがあります。我が家は年に1度訪れて楽しんでいますが、今夏はほとんど予約がいっぱいだったので、この日は堤防からイルカの様子を眺めることにしました。

P1050204 伊東港からの眺め P1050208 イルカプール P1050210

 伊東港は大型船も入港する港なので水深が深く、よく見るといろいろな魚を見ることができます。特にイルカプールの周辺はイルカのおこぼれにあずかろうと、大型の魚が寄っています。クロダイやメジナの他、コバルトブルーのスズメダイやカワハギやフグなどがよく見られます。

P1050215 大きなハコフグがもやい綱についた貝を食べていました。 P1050221

2012年8月 6日 (月)

猛暑からの逃避行その1 奥多摩

 暑い暑い・・・この暑さから逃れるため、東名を西進して富士山の五合目を目指したが、夏休みはマイカー規制ですんなりとはいきそうもない。おまけに御殿場まで来て富士山を見上げると、雲が覆ってしまった。仕方ないので、河口湖を経由して甲府盆地の笛吹市一宮町に下ってきた。

 甲府盆地は暑い!まだ我が家のほうが少しはましなようだ。でもせっかく来たので、一宮のご当地名産でちょうど今が旬を迎えている桃を買って帰ることにした。東日本屈指の桃の産地とあって、一帯は桃とぶどうの畑が多い。桃は大方収穫が済んでいるようだったが、ぶどうはこれからである。

P1050152 勝沼ワイナリーも近い

 果物の直売所は町内のいたるところにある。大きく見栄えの良い桃は5、6個で3千円ほどもするが、ご当地ではアウトレットコーナーがあり、出荷時に多少傷ついたり、圧されて色が変色したもの。あるいは完熟しているものは10~15個ほど入っていて千数百円で売られている。お持ち帰り、即消化な我が家ではこちらで充分である。

P1050154 峠を渡る風は爽快♪ P1050155 右手登山道は黒川鶏冠山への登山道

 桃を購入した後、甲府盆地を北上して塩山から国道411号線(青梅街道)で奥多摩方面に進路をとった。最高地点である標高1480mの柳沢峠は、昨年レンゲツツジを見ながら歩いた三窪高原の登山口である。峠の駐車場で休憩すると、天然児は不機嫌になって車の窓ガラスを蹴りはじめた。どうやら1年以上前の記憶が残っていたらしい。針葉樹林の広がる峠は風爽やかでもう少しゆっくりしたかったなぁ・・・

P1050158 丹波渓谷はエアコン要らず P1050159 ローラーすべり台で有名な丹波山城

 窓ガラスを蹴破られる前に峠を下る。この辺りは多摩川の源流にあたり、東京都水源林として、山梨県でありながら東京都水道局の管理下にある。また、武田氏の黒川金山所縁の土地でもあり、伝説の地・花魁淵を久しぶりに訪れたいと思っていたが、いつの間にか丹波山村の集落に入っていてブッチしてしまった。

P1050160 後山林道入口 P1050163 お祭付近の奥多摩湖

 丹波山を通過すると、「お祭」という面白い地名と出会ったが、ここから雲取山方面への登山口である三条の湯へ後山林道が延びている。それにしても林道歩き3時間は長い。お祭地区はまた、奥多摩湖の端にあたる場所でもある。まもなく青々と水をたたえた奥多摩湖が見えてきた。

P1050167←三頭山 (奥多摩三山) 御前山→P1050168

 けたたましくサイレンを響かせてパトカー、救急車、消防車までが対向車線を上がってきた。対岸の奥多摩周遊道路に入っていった。奥多摩三山の三頭山山頂付近まで延びるこの道路は、ヘアピンカーブが連続するためバイクを楽しむ人が多いと聞く。その分、事故が多い道路とも聞く。

P1050169 廃線見学までできました♪

 小河内ダムを過ぎ、左手にダム建設用軌道の廃線を見ながら青梅方面に下っていく。下界は暑そうである・・・

2012年8月 3日 (金)

水辺の恋しい時季

 暑い暑い・・・「心頭滅却すれば何とやら・・・」と思っていても、ついつい口から出てしまう。それほどの暑さです。ポツポツと夏休を消化しておりますが、意外とオフィスの涼しさが恋しくなる?!そんなばかなー!

 我が家の緑のカーテン。神の偉大なる創造物ですが、ときとしてハチを呼び寄せドキッ!とさせられる場面も。緑のカーテンの主役ゴーヤもこの暑さに顔面蒼白。

P1040942 突然変異でしょうか・・・

 天然児は庭での行水が日課となっているのですが、さすがに私が行水をしてはご近所に申し訳が立たないので、天然児を連れて水に浸りに大磯北浜海岸へ。夏休み中ではあるものの、平日とあって海水浴客はポツポツ・・・その分天然児をノビノビと遊ばせることができました。

120727_104928 半ケツ皇子参上! P1040989 船揚場にて

 いい加減遊んだので、隣接する大磯港の船揚場で砂を落として帰りました。港内には釣り船がプカプカと。あー釣りに行きたくなっちゃった。

 皆さん、水遊びは涼しく楽しいのですが、くれぐれも水の事故にはお気をつけくださいね。

2012年8月 1日 (水)

もう一回行くぜ~ 南会津の旅+1

 前回、天然児&ババの組合せで出かけた南会津。土産話に神が余りにも食らい付いてきたので、神、長男、神ご両親それに天然児の組合せで第二次会津征伐と相成りました。

P1050100 南会津にも曲屋が多い

 前回は大内宿で食べられなかった名物高遠そばを食しました。味噌ベースに辛味大根、箸の代わりに長ネギという組合せはご当地一番店の三澤屋さんです。お昼を少し過ぎていましたが、1時間待ちということ。でも、待ち時間を利用して宿場を散策できました。

P1050025 三澤屋 P1050039 高遠そば P1050008 現役スズメバチの巣

 神が食らい付いたのはホタルです。天候に左右されやすい虫なので、今回はどうかなぁ・・・と危惧しましたが、見事に見ることができました。よくよく観察してみると、ヘイケボタルでした。ヘイケボタルはゲンジボタルより小型で、余り飛び回らず畦の草むらや林の枝にとまって日常ではすっかり擦れている長男ですが、会津の自然に触れると、隠していた昆虫好きな本能が回帰したのか、ホタル以外にもクワガタやバッタに興味を示していました。

120728_006 ←長男が携帯にて撮影→ 120728_0081

 駒止湿原では、ニッコウキスゲの花はすっかり消えて、代わりにキンコウカやコオニユリの花が見頃を迎えていました。

P1050117_2 コオニユリ P1050126 キンコウカの群落

 前回は期ずれで買えなかった南郷名産であるトマトを、今回留守番になったババに買って帰りました。

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