第27回自衛隊観艦式 その3
相模湾に展開した艦隊ですが、この頃には小雨程度だった雨足が強まって、かなり肌寒い陽気となります。皆さん支給されたレインコートと毛布を利用して凌ぎますが、たまらず船内やヘリコプター格納庫に退避する人も多いようでした。格納庫や艦内のは毛布に包まった人でいっぱいになって、いささか避難民の様相です。
正午前に観閲官野田内閣総理大臣が護衛艦「くらま」にヘリで着艦すると、いよいよ観閲の開始です。艦隊は単縦陣で進み左舷方向に観閲艦隊とすれ違い受閲します。観閲艦隊は先導に護衛艦「ゆうだち」が立って、観閲艦「くらま」、その随伴にヘリコプター搭載護衛艦「ひゅうが」、イージス艦「ちょうかい」、「あたご」と海上自衛隊の名物艦が続きます。
随伴艦ヘリコプター搭載護衛艦「ひゅうが」
イージス艦「ちょうかい」
観閲が終わると訓練展示に移ります。先ず先行する受閲艦隊第1群の2艦が祝砲を発砲します。展示が行われる方向の舷側にはその都度カメラをかまえた人だかりができます。天然児から目を離せないので、なかなかBESTショットが撮れないのですが、順を追ってご紹介します。
続いては私たちが乗艦する「たかなみ」ほかの第2群が、右へ左へ転舵して戦術運動を展示します。正直、相手に見せる展開なのでイマイチよく解りませんが・・・続いて第3群のヘリコプター搭載護衛艦「いせ」他からヘリコプターが発艦、更に第4群の潜水艦隊が潜行状態から浮上します。が、この辺りは確認することが出来ませんでした。
第2群に続く第3群
第3群「いせ」(左)と「せとぎり」
第4群の潜水艦
雨霧に霞んで、第3群の護衛艦を従えて大型の補給艦「ましゅう」が登場。洋上給油をお披露目します。対テロ戦争の後方支援としてインド洋に展開したときのニュース映像を思い出しました。続き、第6群のLCAC(ホバークラフト)とミサイル高速艇が進撃します。高速艇がIRデコイを発射するのですが・・・音だけ聞こえました。IRデコイは射出されると空中で赤外線を放出して、赤外線誘導弾の照準をそらして艦隊を守る防御兵器です。
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