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2012年10月12日 (金)

昔も今も浦島が・・・ 木曽に遊ぶその1

 木曽は東に中央アルプス、西に乗鞍岳、御嶽山という高山に挟まれた木曽川の渓谷沿いの地域です。その昔は陸の孤島として、中央政権の目が余り届き難い地域だったので、平安末期には源(木曽)義仲が匿われ、戦国期は木曾一族が武田、織田の大勢力の狭間で暗躍しました。

 政治的には閉ざされた独立性の高い地域でしたが、古くから中山道が通り、奈良井、薮原、宮ノ越、福島、上松、妻籠、馬籠などの宿場が置かれて、現在では国道19号線と中央本線が通じています。

 近世になると豊かな木材資源、特に建築資材としての木曽檜が着目されて、幕府天領、御領となり現在でも国有林となっています。木曽檜の他にも、木曽川の深い渓谷沿いの僅かな土地でそばが生産されて名物となり、御嶽山麓開田高原では木曽駒と呼ばれる名馬の産地として知られています。

P1060032 木曽の御嶽山は~夏でも寒~いヨイヨイ♪

 以前、木曽を訪れたのは15年も昔のこと。このときは伊那地方を周遊した後、飯田から清内路峠を越えて南から入ったのですが、近年伊那から中央アルプスを貫く権兵衛トンネルが整備されたので、東京方面からのアクセスはかなり楽になりました。

P1060030 中山道の中間点 

 10月最初の三連休、久しぶりの木曽路に入り、道の駅日義木曽駒高原でロングドライブの疲れを癒します。秋の味覚きのこ汁が安価で振舞われ、訪れる人の多くが飛びついていました。日義周辺は木曽義仲の隠れ里であり、周辺には義仲の名がポツポツと見られました。

P1060036 寝覚の床

 R19を南下して上松にやってきました。上松集落の南に名勝寝覚の床があります。木曽川の渓谷に大岩が並ぶ奇景で、岩の白さと川面の青さ、周辺の木々の緑が対照的な実に美しい渓谷美です。寝覚の床という変わった名称ですが、かの浦島太郎さんが竜宮城から戻って、数百年の時を経た現実に諸国をさまよった後ここに住み着いて、忘れかけていた玉手箱の封印をといて数百年の時間を取り戻したことに由来するそうです。数百年の時間を取り戻しても即死しなかったのはすごいことです。

P1060039 ひょっとして、浦島は岩になったのでは・・・(異説浦島太郎)

 さて、寝覚の床の看板は見えても駐車場が見当たりません。その反面、国道沿いの物産店やドライブインはしきりに誘導をしてきます。この手の観光地にありがちな光景ですがどうも苦手なんですよ。レストハウスの裏手から急階段を下っていくと、お約束の景勝が広がっています。15年前に訪れたときは、川面近くに建つ浦島堂まで行った記憶がありますが、再び目の前にすると、川端にゴロゴロしている岩を乗越えて行けそうもありません。ババはこんなところじゃなかったといいますが、それはあなたが浦島太郎になったってことですよ。

P1060041 ここにも浦島さんがいた。

 天然児といえば、悠々とお気に入りDVDを見ながらのロングドライブから一転して、急階段を歩かされて不満爆発。おまけに渓谷沿いを走る中央線の線路を前に動かなくなって、30分に1本の電車を粘っていました。天然児版寝覚の床です。

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