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2013年1月16日 (水)

山行 名山に囲まれるひととき 雲取山その2

 七ツ石山で腹を満たして、お次は本丸雲取山へ向かうとしましょう。七ツ石山からブナ坂へ一旦下りますが、これがまたガッチガチに凍りついています。ブナ坂は石尾根縦走路に七ツ石山の巻き道、日原からの唐松谷林道が交流する十字路になっています。辺りの樹林はブナというよりはカラマツやシラカバが目立ちます。多摩川源流域は、東京都の水源林として都が山梨県から買い上げてカラマツを植林したそうです。

P1070468 七ツ石の下りから石尾根 P1070478 ブナ坂の分岐

 ブナ坂から先、雲取山頂までの石尾根の登山道は防火帯となっているため、明るく道幅の広々としています。ここまで苦労したご褒美道のようです。○にHのヘリポートの印がある広々とした五十人平辺りまで来ると、西側にドッシリとした飛龍山が近くなっています。カラマツ林の中に静かにたたずむ奥多摩小屋を過ぎると、ヨモギノ頭の小ピーク、更に小雲取山の急坂が待っています。この辺りは踏み固められた雪がガッチリと凍りついて難渋させられます。小ピークには巻き道もついているのですが、北面なので雪がコッテリこびりついていてバイパスする方が苦労しそうです。

P1070480 飛龍山が近づく P1070482 奥多摩小屋 P1070486 小雲取への急登

 息を切らせて小雲取山に登れば、雲取山の山頂は目の前です。山頂にある避難小屋がはっきりと見えてきました。小雲取のピークからヤレヤレと振り返ると・・・

P1070481 子抱き富士見っけ!

 小金沢連嶺の雁ヶ腹摺山を抱いた富士山が見えます。雁ヶ腹摺山は、昨年9月に天然児と登った山ですが、(参照:http://yama-umi.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/post-520b.html)ちょうど雲取山と富士山の直線上に位置していることがよく分かりました。ここで子抱き富士を得られるとは思ってもみませんでした。

P1070493 雲取山山頂 P1070495 山頂に建つ避難小屋

 山頂に近づくにつれて雪が多くなって雰囲気が出てきました。正午前に雲取山山頂に建つ避難小屋に到着。避難小屋の二十扉をくぐると、中は掃き清められて塵ひとつ落ちていません。雲取山荘と共にこの避難小屋を利用するハイカーが多いと聞きますが、この小屋を大切に思う人たちの思いが伝わってきました。次回は来るときは利用できるかな??

P1070521 雲取山山頂 P1070513 北は樹林ですが、浅間山が

 雲取山山頂(2017m)の水準点は避難小屋の少し奥にありました。北側は樹林で視界はありませんが、東西南方面の展望は「素晴らしい」の一言に尽きます。東は長沢尾根上の三ツドッケ、蕎麦粒山、さらに川苔山や本仁田山。

P1070517 東 P1070496 南東 P1070518

 東から南へは、石尾根の先に奥多摩三山の大岳山、御前山、三頭山、その向こうに丹沢の山並み。南から西へは道志、御坂の山々、小金沢連嶺と大菩薩嶺、その向こうに富士山や南アルプス。

P1070504 西

 西は雲取山から発して西に連なる奥秩父の山並みが良く見えていました。手前に飛龍山、更に雁坂嶺周辺の山々、奥秩父の最高峰北奥千丈や国師ヶ岳。注意してみれば、何とその山々の先に、八ヶ岳赤岳や遥か北アルプス、後立山連峰なども見えておりました。

P1070512 木賊山の左に小さく八ヶ岳赤岳 P1070516 和名倉山の後には何と後立山連峰!

 こんなに多くの山々を見れるのは、雲取山が奥多摩と奥秩父の両山地に属していて、奥秩父とは適度な距離を保ちつつ、奥多摩の盟主という地位であるからでしょう。さすがは日本百名山に名を連ねるだけはあります。神奈川県民としては、東京都に丹沢を凌ぐ名峰があることが少し悔しいのですが、この山は何度でも来たくなりますね。

 七ツ石山で早弁してしまったので、お腹いっぱいの展望を楽しんだ後は早々に下山しようと思いましたが、居合わせた飯能の人と名山談義に花が咲いてついつい遅くなってしまいました。下山は七ツ石を巻いていきましょう。

★コースタイム:7時間45分(休憩含む)

鴨沢駐車場7:05→7:25小袖乗越→8:30堂所→9:05七ツ石小屋・水場(小休止)9:20→9:35七ツ石山(早弁)10:10

→10:40奥多摩小屋→11:30雲取山(大休止)12:05→13:05ブナ坂→(巻き道)→13:45堂所→14:50鴨沢駐車場

Photo

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