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2013年1月21日 (月)

山行 朝駆け、山を求めて西へ 沼津アルプスその1

 明日は釣りに行こう!そう思い準備して寝た。明けて1月20日(日)大寒、6時起床・・・寝坊した。しかし、せっかく自由行動を許されたのだから、無駄にする手はない。着の身着のまま朝駆けである。おにぎりを買って、6時30分発の下り電車に飛び乗った。休日の朝だが、小田原で新幹線に接続しているので割りと混んでいる。センター試験2日目ということもあって、参考書を片手の学生の姿も多い。

P1070629 相模湾から陽が昇る

 電車が小田原を過ぎて海岸線を走る頃、相模湾の向こうから真っ赤な朝日が昇ってきた。こういう光景はなかなか貴重である。

 丹那トンネルを抜けて函南から三島へ電車が駆け下る頃には、車窓右手に大きな富士山が出現した。成人の日の大雪は愛鷹連峰や箱根連山といった身近な低山すらも真っ白に変えてしまい、なかなか手を出しづらい。車窓左手に広がる田方の田園風景の先には、お椀を伏せたように盛り上がった狩野川流域の山々が見えている。そうだ!今日の目標は沼津アルプスにしよう。

 沼津湾の海岸線に沿って小さな山が南北に並んでいるが、海面から一気に標高を上げて起伏が激しく、地元の人から沼津アルプスの愛称を得て親しまれてきた。近年では登山家・岩崎元郎氏選「新日本百名山」にノミネートされて有名となり、訪れるハイカーが増えたそうだ。北から南へ香貫山、横山、徳倉山、志下山、小鷲頭山、鷲頭山、大平山と並び、それぞれの間には7つの峠がある。

P1070631 人も疎らな沼津の朝

 気がつけば、車内はリュックを背負ったハイカーが結構乗っている。伊豆方面の山はそんなに人気があるものなのか?7時30分に終点の沼津に到着すると、乗客は一斉に隣のホームへ駆け足で向かっていく。接続する静岡行きは3両編成なので、到着した10両編成からの乗り換え客で瞬く間に満員になっていった。沼津で下りる人はポツポツ程度である。

P1070634 狩野川河川敷

 南口から登山口へは直接歩いて向かう。電車の中で食べようと思ったおにぎりだが、乗客が多かったので食べるタイミングを逸してしまった。おにぎりはお昼に後回しして、駅近くの牛丼屋でスタミナ朝食をとった。

 狩野川にかかる大橋を渡ると、何やら朝っぱらから河川敷では炎があがっている。ごみ焼き?野焼き?といぶかしんでいると、ダルマを持った人が横切っていった。どうやらこの地域のドンドン焼きは朝行われているらしい。

P1070635 民家裏からの縦走路 P1070638 五重塔が見えてきた。

 沼津アルプス北端の香貫山登山口は、駅から徒歩でも15分ほど、狩野川を渡った住宅街の一角である。住宅裏からアルプス縦走路に一歩を踏み出す。野鳥のさえずりを聞きながら登っていくと、すぐに香稜台に建つ五重塔(戦没者慰霊塔)が見えてきた。ここからは沼津市外が一望の下である。

P1070639 香稜台から市内を見下ろす。 P1070643 ほぼ公園状態

 香貫山山頂へ至る道は、登山道というよりは、桜の木が多く植えられ、トイレや水場、東屋などが設けられた里山の遊歩道である。歩いてくるのはハイカーではなく、朝の散歩を楽しむ地元の人ばかりである。登山口から20分ほどで、電波等の建つ香貫山(193m)の山頂に立った。ここからいよいよ7山7峠といわれる沼津アルプス縦走が始まるのだ!

P1070647 香貫山山頂 P1070649 縦走路をにらむ

 香貫山山頂は今ひとつ展望が開けない。少し下って展望台へ移動すると、360度の大展望が得られた。東には田方平野を挟んで伊豆の山並みと箱根連山。西に沼津市街と駿河湾を見下ろして、湾の対岸には富士川西岸の山々、安倍山稜、そして南アルプス。南には天城山や達磨山、沼津湾の向こうに大瀬崎。北は愛鷹連峰とその向こうに富士山。西丹沢も見えている。

P1070653 沼津市街、愛鷹連峰、芙蓉峰 P1070656 沼津湾、大瀬崎方面

 最初からお腹いっぱいの大展望を得て大満足。先ほどの牛丼も相まって、朝の1発をもよおしてしまった。幸い展望台直下にトイレがある。(つづく)

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