峡南桜巡りその2 満開編
南部町から門前町身延町に入って、更にR52の北上を続けると、富士川町に入ります。この富士川町は平成21年に旧増穂町と鰍沢町が合併した新しい町です。国道に沿って流れる富士川は、この辺りにくると広々とした河原が狭まってきて、対岸の岩肌も荒々しく、さすが日本三大急流に数えられるだけはある様相を呈しています。
進行方向左手に土蔵のような建物が見えてきましたが、地域交流センター「塩の華」です。その昔、富士川の水運が華やかなりし頃、駿河から運んだ塩を鰍沢の塩蔵に貯蔵したことに由来したデザインのようです。「塩の華」は、地域の観光案内所、産物直売所となっていますが、その他にも手軽に蕎麦が食べられる食堂や近隣の早川町で産出、制作されている雨畑硯(すずり)の実演販売所などもあります。ここで昼食をとって、食後に塩アイスをいただきましたが、甘さ控えめのなかなか良い味でした。
塩アイス気に入りました♪
五輪日本代表の赤いブレザーを手掛けた方の出身地だとか。
富士川町の中心部に入ってすぐの富士川を見下ろす小高い丘大法師山(おおぼしやま)でちょうどさくら祭りが開催されていました。下から歩いて上がるのが良さそうですが、誘導されるがままに山上まで車で上がってしまいました。山上は球場や広場などがある広々とした公園になっていて、山梨県下最大の2千本のソメイヨシノが植えられています。満開の桜花の向こうに富士山や八ヶ岳を遠くに望み、富士川や甲府盆地を見下ろす大法師公園は日本さくらの名所100選にエントリーしている名所なのです。
さて、この日は朝から小雨がパラつく肌寒い日でしたが、幸いにして、公園に来ると薄日も差して暖かくなってきました。ご自慢の山並みは残念ながら見えませんでしたが、園内の桜は申し分なく満開で多くの見物客が訪れていました。樹下にブルーシートを広げてのお花見宴会も盛り上がっています。いつもは山に近づくと不快な天然児も、この賑やかさに釣られてウキウキくんで歩き回っていました。
お祭メイン会場では、ご当地名産のゆずを利用した加工品やB級グルメなどの出店が並んで、山梨県のご当地ヒーロー「甲州戦記サクライザー」の舞台や握手会も行われていました。外見上もはやちびっ子ともいえない天然児ですが、誰にも負けない声援を送っていました。(甲州戦記サクライザー公式HP:http://sakuraizar.jimdo.com/)今年も新たな名所を訪れてお腹いっぱいお花見をすることができました。
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