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2013年5月

2013年5月30日 (木)

古のハーバーを訪ねて ブラ神戸その1

 先月、共に播但城巡りをした友人・アウツな架け橋屋さんを今月も訪ねました。今回は前回ほど時間が取れなかったので、午後半日、神戸市内を案内してもらうことになりました。神戸といえば、ハーバー、異人館、六甲山、須磨海岸・・・さて何がでますか?

 13時に新長田駅前で落ち合う予定でしたが、先方は少々遅れるとのこと。駅前をウロウロしてみると・・・

P1080894 ビルの街にガオー♪鉄人と・・・ P1080897 え?公孫瓉伯圭

 新長田駅前の若松公園には実物大の鉄人28号が立っていました。「KOBE鉄人プロジェクト」だそうです。また、若松公園から延びるアーケードには、三国志の登場人物がいたるところに立っています。神戸は三国志の街でもあるそうです。鉄人28号の原作者であり、三国志を漫画化した故・横山光輝氏の出生が神戸だそうで、今や観光資源となっているようです。

P1080899 関羽将軍 P1080901 横山版、孔明先生も P1080900 牛すじぼっかけ

 そうこうしているうちに、架け橋屋さんが到着。先ずは1ヶ月ぶりの再会を祝して、長田名物の牛すじぼっかけ(やきそば)にビールで乾杯!beershinebeerほろ酔い加減になったら、いよいよブラ神戸の始まりです。アーケードを抜けて駒ヶ林駅に行き、ここから市営地下鉄海線で中央市場駅まで行きます。

P1080904 金子信雄さん?

 中央市場駅を地上に出ると、神戸港のど真ん中に出たようで、大規模な物流施設が並んでいます。近くの運河を渡ると、橋のたもとに亡き金子信雄さんらしき像がありました。その昔、テレ朝でガンダムを見ていたとき、その前に「金子信雄の楽しい夕食」という番組がやっていて、金子さんと東ちづるさんが料理を作るって内容だったのですが、金子さんは番組中で講釈をたれながら酒ばっか飲んでいたように記憶しています。ク~ッキング、ク~ッキング、ク~ッキング、あなたに届け~恋の味♪懐かしい!

P1080907 清盛塚に立つ入道相国像

 いやいや、この像は金子信雄さんではなく、平安時代末期、現在の神戸港の基となった大輪田泊を拡張整備した平清盛を模したキャラ「清盛くん」なのです。ゆるくないなぁ~運河沿いに兵庫城跡を見ながら歩いていくと、清盛塚があって、ここに平清盛の銅像が立っていました。

P1080912 一遍上人入寂の地 P1080913

 清盛塚の近くに真光寺という時宗のお寺がありました。広々とした境内からは何か香ばしい雰囲気が漂ってきます。そういうときは寄らなきゃだめ!境内にお邪魔してみると、案の定、あの時宗の開祖・一遍上人のお墓がありましたよー!鎌倉時代に高野山や善光寺などを転々として修行した後、時宗を開宗すると、寺院に拠らず全国を念仏勧進するようになりました。後にそれが踊念仏となって、遊行上人などと呼ばれるようになります。また、寺を持たず念仏勧進に専修した一遍上人は「捨聖」と呼ばれて大衆からの信仰されました。1289年の旅半ば、この地で倒れ入寂されました。早速、友人はご住職からご朱印を頂いていましたが、ご住職は時宗の本山である藤沢遊行寺で修行されたそうです。いやいや、思わぬご縁でございますなぁ・・・

P1080916 兵庫大仏 P1080937 和田岬砲台から外国船に反撃した砲

 真光寺から市街に向けて歩くと、すぐに能福寺というお寺がありますが、ここには兵庫大仏があります。この大仏さんは平成3年に建立されたものですが、戦時中まで先代の大仏さんがいたそうで、奈良、鎌倉と並ぶ日本三大大仏に名を連ねていましたが、昭和19年に戦時の金属供出により、お国のために消えたそうです。大仏さんが兵器に姿を変えても戦争には勝てなかったんですね。ちなみに三大大仏は今は奈良、鎌倉、高岡でしょうか。その他にも能福寺の境内には、ペルリ提督の通詞を務めたジョセフ・ヒコの日本初の英文碑があったり、明治元年に外国人傷害から武力衝突に発展した近代日本初の外交事件・神戸事件の責任を取って切腹した備前藩士・瀧善三郎正信の顕彰碑がありました。(つづく)

2013年5月29日 (水)

ありがとう 快速ラビット

 平成15年3月から我が家の足として活躍してくれた快速ラビット。10年目、雨の日も風の日も天然児をの送迎で活躍してくれた頑張り屋のウサ子も走行距離も9万kmを越え、エアコンの効きが悪くなってきたので、夏本番を前にした5月28日(火)にお別れとなりました。軽自動車とはいえ、長く乗っているとお別れは寂しいものです。weep

P1080861 カラフルコンビも解消

 思えばこのウサ子、購入直後には、謎のエンジン停止現象があってハラハラさせてくれました。このときは、スズキディーラーも首を傾げて原因不明で返却され、ディーラーの信用のなさを露呈すると共に短命で終わるかと思われましたが、懇意にしている近所の車屋さんが熱心に研究してくれて、見事解消してくれました。(今になれば、アイドリングストップの先駆けだったのか?!)

 その後は故障もなく、もっぱらかみの足として活躍してくれたウサ子。数年前のガソリン価格急騰の折は、大飯食らいの軍馬を動かしづらかったので、120%我が家を支えてくれました。

P1080976 離着任式の模様

 ありがとうウサ子!本当にお疲れ様でした。

 快速ラビット以上に老いている軍馬、そしてかみ。この二人をねー、どうにかせにゃぁ・・・そんなことできるわけないじゃないですか!引き続き頑張ります。

2013年5月28日 (火)

宿願達成!大阪城を歩く

 5月23日から1泊で大阪に出張しました。初日の夜は出張先の歓待を受けて、夜遅くまで飲んで、食って、また飲んで・・・気がついたらホテルのベットの上。深夜2時でした。beer

 翌朝5時に目覚めたところ、意外と後遺症もなかったので、大阪に出張したときはいつか訪れたいと思っていた大阪城まで歩くことにしました。普段から歴史好き、城郭好きと豪語する山笑ですが、天下の名城大阪城をこれまで訪れたことがありませんでした。市営地下鉄の阿波座駅近くのホテルから中央線に沿って歩くと大阪城の大手門までは3km少々。ビジネス街とはいえ、早朝は工事現場の夜勤明けの人々やコンビニの配送程度の静かで爽やかな散歩道です。

P1080868 大手門前 P1080870 続々登城するジジババ P1080871 この巨岩、超越人力だ!

 歩くこと40分。大阪城の外郭までやってきました。総構え外周のジョギングを楽しむ人が多いのは皇居だけではないようです。大手門、多聞櫓から西の丸を経て正面から本丸に乗り込みます。天守閣前の広場ではちょうど6時30分、朝のラジオ体操の時間で、生放送をかけながら多くの方が集まってラジオ体操をしていました。私もジッちゃん、バッちゃんに交じって久しぶりに第1、第2とやってみました。

P1080873 あた~らし~い~朝がきた~ P1080876 大名の刻印が残る。 

 天守閣の裏側には山里郭があります。その名のとおり、秀吉が故郷・尾張中村を再現したといわれる内郭ですが、大坂夏の陣の落城時には秀頼と淀殿が自害した悲劇の舞台でもあります。本丸直下の少々寂しげな場所に自害の場を示す石碑があり、お線香の煙が漂っていました。山里郭から内堀を渡す極楽橋は、これまた大坂落城の折、城を落ちる人々の脱出口になった橋です。

P1080882 極楽橋 P1080878 安らかに眠りたまえ・・・ P1080889 さすがは覇王の城

 極楽橋から大阪城公園を抜けて、玉造口から場外へ。朝の限られた時間でしたが、人生初の大阪城を訪れて、主要な郭や堀を見てまわることができたので非常に満足でした。現在の大阪城は徳川時代の城郭を復元したものですが、太閤秀吉が定めたを王城の地を訪れただけで意義があったと思います。

2013年5月27日 (月)

山行 痛恨の沢落ち 権現山

 5月19日(日)「天気は下り坂だが日中は天気が持ちそう」との予報で、早出して山を歩こうと西丹沢へ向かった。これといって当てはなかったのだが、丹沢湖周辺の低山、その中でも中川川の西に並ぶ権現山、屏風岩山の稜線を歩くことにした。丹沢の中ではマイナーな稜線ではあるが、春先にはミツマタの名所として近年少しずつ知名度を上げている。

P1080855 三保ダム付近からの権現山

 R246から河内川沿いに丹沢湖を目指す途中、河原のキャンプ場には意外と多くのテントが並んでいる。朝の涼しさはちょっと辛いかもしれないが、虫の少ないこの季節はキャンパー、特に女性にとっては何より快適だろう。道路を数頭のサルが横断しているが、丹沢湖周辺を早朝走るとよく目にする。人の生活圏内の方が楽に餌にありつけるのだろう。

P1080793 生活道の名残り P1080795 噂のミツマタも多い P1080802 二本杉峠

 中川川が丹沢湖に注ぐ中川橋のたもとに老馬を停めて、県道76号を少し歩くと上原集落がある。ここから左手に細川沢沿いに山に入る。登山道は沢沿いの道から尾根へ上がる九十九折を経て、急な尾根歩き、そして山を巻いて南北に延びる屏風岩山と権現山の鞍部、二本杉峠に到達した。ここは分岐点になっていて、南北の稜線を歩く登山道の他に、西側に下る千鳥橋への道と北西方向に山を巻いて、地蔵平に向かう道が延びている。その昔、地蔵平に集落があった頃は、中川と地蔵平を結ぶ生活道であったのだろう。

P1080804 849高地より P1080807 檜洞丸を望む P1080809 山頂下の急登

 二本杉峠から南へ向かい、尾根道の木の根が張り出した急登にとりつく。849mピークを越えると樹間に権現山が見えてきた。権現山への鞍部は東側が大きく崩壊していて、中川川を挟んだ石棚山稜のコブがよく見えた。檜洞丸山頂付近に咲くシロヤシオはそろそろ見頃となるだろうか。鞍部から再び急登となって、それを登り切ればブナの樹林に囲まれた権現山(1019m)の山頂である。人気なく静かな山頂で、ちょうどシカの群れが山頂付近に憩っていたようだが、闖入者の出現によって下へ逃げていった。次の目標である屏風岩山へは、ここから一旦二本杉峠まで往路を戻ることとなるが、少々所用を思い出したので、権現山から南斜面を下って、そのまま丹沢湖畔に下山することにした。

P1080811 権現山山頂 P1080814 権現山からの下りはキツイ

 権現山からの下りは傾斜が急で、一部尾根が広くなっていてルートを見失いやすい。樹木に巻かれたテープを頼りに下っていくと、左手に獣柵がつけられている道となった。地図にはこの柵に沿って歩くとある。樹間からは丹沢湖の対岸に位置する不老山が見えてきた。県道を走る車やバイクの音も近づいてきた。

P1080826 不老山 P1080816_2 これって天然の椎茸かな?

 やがて真っすぐに延びる尾根と左手に下る獣柵の分岐点に到達した。踏み跡が不明瞭で迷ったが、地図上ではルートは真っすぐだが、テープは左手の獣柵に沿って巻かれている。ここはガイドの「獣柵に沿って」の言葉に従って左手に下ることとした。

P1080832 あー、沢に落ちたんだ。

 しかし、柵は暗い植林帯に入っていき、傾斜は増すばかり。やはり真っすぐだったのか。そうこう思案しているうちに、頼りにしていた枝がポキン!ギャァァァァァ・・・たちまち急斜面を滑り落ちて魔空空間に引きずり込まれてしまった。幸い怪我はなかったのだが、滑り落ちた先に沢が見えている。アツーーーー、沢に落ちてしまったのだ。沢落ちは山岳遭難の中で大きな位置を占めているが、幸いにしてここは丹沢の低山である。地図を確認すると菩提沢という沢らしい。ここを下れば丹沢湖畔の焼津ボート乗り場付近に出れそうである。

P1080841 堰堤にはウンザリする。 P1080837 ここは高いなぁ・・・

 尾根に戻ることは出来そうもないので、沢歩きを決め込んだが、丹沢の沢は堰堤だらけである。ときには高さ20mほどのものがあって、これを乗越えるときは目もくらむ断崖絶壁をあるくことになる。人知れず転落死なんて御免被りたい。5つも6つも堰堤越えをして、予想通りの焼津ボート乗り場の上に出てくることができた。ボート乗り場はスワンからバス釣りのボート、カヤックなど様々なボートレジャーを楽しむ人で賑わっていた。そこへ裏山から突然熊のような男が降りてきたので、皆さんから熱い視線をいただくことになった。光栄である。ここまで来れば起点の中川橋は近い。

P1080845 焼津・・・マグロはどこかな? P1080849 焼津付近から見た大野山

★コースタイム:3時間25分

中川橋6:35→6:45細川橋登山口→7:30二本松峠7:35→8:10権現山8:20→9:15菩提沢→9:50焼津→10:00中川橋

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2013年5月21日 (火)

山行 旧跡を越えて御坂の主峰へ 三ツ峠~御坂東部その3

 御坂山を通過して再び縦走路は下降する。正面に御坂山地の主峰である黒く大きな黒岳が近づいてくる。高圧線が尾根を越える場所は、樹木が切り開かれているので展望が良い。振り返ると三ツ峠は随分遠くなっていた。

P1080690 旧御坂峠

 御坂山と黒岳の鞍部は、古の鎌倉往還が通過する旧御坂峠である。相模と甲斐を結ぶ主要街道であり、先人達は峠越えの苦難の道程のなか、この場所で一息入れて疲れを癒したことだろう。現在では先述の御坂峠が有名になってしまい、ここを越えるのは古道マニアくらいのものであろう。開けた峠には閉鎖された茶店が残り石仏が祀られていた。

P1080688 御坂城の遺構 P1080694

 この旧御坂峠には、その他に人工的に造られた土塁や堀、石積みらしい遺構が残っている。中でも尾根沿いの縦走路に沿って、東西に土塁と堀が長く続いている。それもそのはず。この峠は戦国時代に国境紛争の舞台になった歴史を有している。小田原の北条氏綱と府中(甲府)の武田信虎が郡内地方を巡って争い、武田氏滅亡後には徳川家康と北条氏直が戦っている。この峠には御坂城が築かれていたのである。遺構を眺めながら、その傍らでお昼をとることにした。

P1080705 黒岳にアタック P1080700 カタクリが咲いている。

 御坂山地の主峰・黒岳に取り付く。いい加減歩いてきたので峠からの急坂は応えるが、道の傍らに静かに咲いているカタクリの花が疲れを癒してくれた。相模原辺りでは3月下旬に咲くカタクリではあるが、ここでは1ヶ月半遅く咲いている。その花はピンクで美しい花だが、花びらが反り返って何ともヘンテコリンな姿をしている。その後、傾斜はますます厳しくなって、岩を攀じ登る箇所も出てきた。ここで天下茶屋以降、初めてハイカーとすれ違った。若い女性の単独行であったが、この明るい尾根は下界からのアクセスも良いので気易いのかもしれない。

P1080708 この岩場を攀じ登れば・・・ P1080711 黒岳は明るい山頂だ。

 そうこうしているうちに、ブナ林に囲まれた黒岳(1793m)の山頂に到達した。黒い山らしく樹林に囲まれた山頂からの展望はないが、明るく開けている。年配のグループが先着していて、食事をしながらの山談義が賑やかだ。単独行の私としては、この場にいても何か落ち着かないので、写真を記録として撮ったら出発である。さらに西に続く御坂の尾根に踏み入れていく。

P1080719 すずらん峠 P1080716 最後の展望を楽しむ

 黒岳から下っていくとすぐにすずらん峠の分岐点である。この先、御坂の尾根はさらに続いて、節刀ヶ岳、鬼ヶ岳、十二ヶ岳などの魅力あふれる峰々が並んでいるが、少々疲れてきたし、雲行きも怪しくなってきた。そこで、縦走尾根から外れて水ヶ沢林道へ下り、芦川の農産物直売所へ向かうことにした。芦川からは河口湖駅までバスが出ている。

P1080739 釈迦ヶ岳が迫る。 P1080728 芦川すずらんの里

 水ヶ沢林道は富士山の展望台である新道峠まで通じている。新道峠は老若男女何れもが富士山とガチで向き合うことができる場所だ。(参照:http://yama-umi.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/post-7eb8.html)水ヶ沢林道を下ると正面には御坂マッターホルンこと釈迦ヶ岳のピラミッドが迫ってくる。その麓には芦川「すずらんの里」がある。ここのすずらんは希少な日本すずらんだそうで、群生地は県の天然記念物に指定されているそうだ。ちょっと立ち寄ってみると、シラカバ林の根元にすずらん(らしい)がびっしりと生えている。花期には未だ早く、今年は6月1~2日にすずらんの里祭りが開催されるそうだ。

P1080730 すずらん群生地 P1080734 今回はこれでイメトレ P1080738 こういうすずらんもあるんだよ~

 やがて上芦川の集落に入り、家の庭々に咲く花を楽しみながら農産物直売所に到着した。バスまで30分あったので、天ぷらうどんを頼んでホッと一息である。

P1080750 すずらんが咲いていました。 P1080753 オダマキ

★コースタイム:8時間5分(トータル)

河口湖駐車場7:10→7:20浅川バス停→7:50西川林道→9:25木無山→9:50開運山9:55→10:45御坂みち登山口

→11:10天下茶屋→11:30御坂峠→12:00御坂山→12:25旧御坂峠12:35→13:20黒岳→13:35すずらん峠

→14:10すずらんの里14:15→15:00上芦川集落入口→15:15農産物直売所

2013年5月18日 (土)

山行 太宰治ゆかりの峠道 三ツ峠~御坂東部その2

 三ツ峠山から御坂峠に下る道は、車も通行できる幅広い道である。あの山小屋のワイルドジープが荷揚げで行き交い、あるいは電波塔の保守・点検の車両も通行するための道なのであろう。御坂みちの三ツ峠登山口には駐車場もあるし、バスも通じているので、多くのハイカーが三ツ峠を目指して登ってくる。

P1080654 御坂峠に通ずる道 P1080659 登山口の駐車場 P1080663 御坂みち

 車道に出たら御坂峠を目指して車道をしばらく歩く。この道が郡内(富士五湖)地方と甲府盆地を結ぶ幹線であったのは一昔前のこと。少し下ったところにある新御坂トンネルが主要道となってからは、この道を通る車はほとんどない。やがて、道路は前方のトンネルに吸い込まれている。トンネルの手前には茶店があり、その前に観光バスなど車が何台か停車していた。この茶店がかの太宰治が逗留した天下茶屋である。

P1080665 太宰が逗留した天下茶屋 P1080666 天下茶屋からの富嶽

 大学時代の学業不振、志望した新聞社への入社失敗、芥川賞選考の落選など挫折による自己嫌悪から自殺未遂を繰り返した傷心の太宰。師である井伏鱒二は昭和13年9月に彼をこの天下茶屋招いた。以降3ヶ月間、太宰はここに逗留し、その後、甲府にて息を吹き返したように執筆活動に励むことになる。その中から生まれた作品が「走れメロス」であり、「斜陽」であり、そして「富嶽百景」だ。「富士の頂角、広重の富士は八十五度、文晁の富士も八十四度くらい。けれども・・・」で始まる富嶽百景は、中学だか高校だかの教科書に出てきたので何となく記憶に残っている。振り向いてみると太宰が毎日眺めていた富嶽の眺望がそこにあった。彼にとって、この地は富士山を眺めながら作家としての構想を蓄積したパワースポットだったのだろう。

P1080674 御坂峠に出た。 P1080678 く、くまがいんのか?!

 天下茶屋の前から車道と分かれ、有名な「富士には月見草がよく似合う」の一文が刻まれた、太宰治文学碑の前から峠越えの道を歩く。御坂山地の稜線までは九十九折の急坂である。やがて、左右に分かれる場所にでると、そこは尾根上の御坂峠である。右手は清八峠を経て笹子峠方面に尾根道が延びている。今回は左手の御坂山地の稜線を歩くことにする。

P1080681 シャクナゲはまだ早いようだ。 P1080685 マメザクラ咲く稜線 P1080682 御坂山山頂は展望がない

 御坂山の稜線はブナやミズナラの自然林が多い。よくよく観察してみると、ミツバツツジやヤマツツジも結構多い。その他、マメザクラ、シャクナゲなども自生しているようだ。なだらかな稜線を30分ほど歩いて御坂山(1596m)山頂に到達した。山頂はブナやカラマツ林に覆われて展望はないが、少し位置を変えると、遮るもののない素晴らしい芙蓉峰の眺望が広がった。(つづく)

P1080676 これだ!これ

★コースタイム:2時間5分(三ツ峠~御坂山まで)

開運山(三ツ峠)9:55→10:45御坂みち登山口→11:10天下茶屋→11:30御坂峠→12:00御坂山

2013年5月17日 (金)

山行 ジオラマのような山頂 三ツ峠~御坂東部その1

 富士山の北側に富士五湖が存在して、そのうち河口湖から本栖湖の4湖に沿って並ぶ山々を御坂山地という。富士五湖地方と甲府盆地を隔てる標高1500m前後の山々で形成される山塊であるが、富士五湖周辺は標高が1千m近くあるのでそれほど高さを感じさせない。それに対して甲府盆地から見上げると、標高差が大きいので富士山の前に立ちはだかって堂々とした山並みを見せている。何れの山からも雄大な富士山が望めるため、この山並みを歩くハイカーは多いと聞く。この正月に西端のパノラマ台~三方分山に登ったので、今回は東端の三ツ峠から歩いて、文豪太宰治が愛した御坂峠を経て、主峰の黒岳まで歩いてみることにした。

P1080593 須走からの富士

 5月12日(日)は気温が高かったため、富士山をはじめとする山々は霞勝ちであったが、甲駿国境の須走辺りまで来るとさすがにはっきりしてきた。家からスタート地点の河口湖畔へは高速を飛ばせば1時間余りである。7時に河口湖畔の無料駐車場に入ると、周囲のホテル街の泊り客であろう多くの人たちが爽やかな朝の湖畔を散歩していた。

P1080595 河口湖畔からの黒岳

 7時過ぎに河口湖畔を出発。風もなく鏡のような湖面には、御坂山地の主峰黒岳のドッシリとした姿が映し出されていた。湖畔から三ツ峠に延びる尾根へはカチカチ山ロープウェーが通じているが、これは利用せず、湖畔を少し歩いて浅川というバス停付近から湖畔と分かれて登山道に入り尾根を目指す。急で薄暗い沢沿いの道を30分ほど登っていくと、舗装された林道を渡って尾根道に出た。

P1080606 三ツ峠へ向かう尾根道

 三ツ峠に向かう尾根道はやや長い道程ではあるが、明るくなだらかで、心弾むようなハイキングコースである。ただ、山のガイドブックでは、この道は決まって下山道として紹介されている。それは何故か?下りだと富士山に向かって歩けるからであろう。今の私は富士に背を向けているが、この先いくらでも素晴らしい芙蓉峰を拝める予定となっている。

P1080610 スミレ P1080607 イカリソウ P1080616 たかちゃんうどんだ!

 アカマツやカラマツの樹林は面白みに欠けるのだが、足下には青や紫のスミレ類、薄紫のイカリソウなどが群生して目を楽しませてくれる。時折、東側に都留市街が見下ろせ、その向こうには杓子山や御正体山など道志山塊の山々が対している。そんな展望中で、富士急行線脇にどこかで見覚えのある建物が・・・!GWに訪れた吉田のうどん「たかちゃんうどん」のプレハブを見つけた。

P1080619 三ツ峠山頂だ! 

 やがて樹林が疎らになってくると、正面に大きな岩山が見えてきた。三ツ峠山の最高峰である開運山である。山頂付近の絶壁は屏風岩と呼ばれ、クライマー達の格好の練習場、そして登竜門となっているそうだ。また、開運山の山頂には電波塔や反射板が賑やかに乗っかっていて、さながらレーダー基地のようである。ここを中継して甲府盆地の受像、受信の安定化が保たれているらしい。

P1080624 木無山山頂 

 樹林を抜けて笹原の道になると、三ツ峠山の最初のピーク木無山(1732m)に到達した。ここは特に目立つピークではなく展望もない。三ツ峠山は木無山、開運山、御巣鷹山の3つのピークを持っている。その名からは3つの峠が連想されるが、そうではなく、3つの突起「ドッケ」ということなのだ。奥多摩にある三ツドッケと同じである。

P1080630 絶壁の展望地から芙蓉峰 P1080631 屏風岩の展望 P1080632 桂川流域を挟んで道志山塊

 山頂部を次のピーク、最高峰でもある開運山に向かう。三ツ峠は西側は御坂山地が連なってなだらかな姿を見せるが、その一方で、東側は一気に桂川流域に切れ落ちていて、先述の屏風岩を代表する荒々しい岩峰の一面を見せている。この山を目指す人の大半は西側の御坂峠までバス、マーカーでアクセスして、車も通行できる幅の道を気軽なハイキング感覚で登ってくるのだ。東側は玄人、あるいは岩登りのクライマーの世界である。

P1080641 開運山 P1080639 戦場の情景か P1080642 縦横に延びる道

 三ツ峠山荘、四季楽園などの山荘を通過して開運山の登りにかかる。山荘の脇には荷揚げ用のジープが停められていて、何ともワイルドだぜ~山頂部は3つのピークを結ぶ道が縦横に踏まれていて、所々に閉鎖された山小屋があったりして、この山が昔から富士見の展望登山で賑わってきたことをうかがわせる。無論、現在でもハイカーの多さでは、この地域では富士山を除けばダントツである。それにしても、広々とした情景に電波塔や山荘、そしてジープ・・・昔よく作ったジオラマを彷彿させる場所である。タミヤ模型1/35の戦車が主役、周囲に歩兵が並ぶ。

P1080647 三ツ峠山山頂 P1080649 もうひとつ御巣鷹山 P1080646 西に連なる御坂山地

 天を突く電波等を見上げながら、土が露出する急坂を登ると開運山(1785m)山頂である。三ツ峠山頂を標示する石碑、山梨百名山の標柱などが並んでいる。東から南の屏風岩側は切れ落ちて危険なため、鎖が張られている。北には三ツ峠の3つ目のピーク御巣鷹山が並んでいるが、今回は展望だけにして西の御坂山地へ向かう。(つづく)

★コースタイム:2時間40分(三ツ峠まで)

河口湖駐車場7:10→7:20浅川バス停→7:50西川林道→9:25木無山→9:50開運山

2013年5月13日 (月)

オンボロ軽トラ快走!

 実家でソファーを購入した。旧来使用していたものは交換で廃棄処分するらしいが、これが我が家のオンボロソファーよりも味わいがあって良さげである。そこで我が家で頂戴することにした。

130512_105449 見よ、この雄姿 

 2.5人掛けソファーは我が家の軍馬の後席をフラットにしてもギリギリ入らない。そこで、ババの友人のみかん農家から農作業用の軽トラを借りてくることになった。この軽トラ、みかんの収穫時期にはみかん山の急斜面を縦横無尽に活躍するのだが、シーズンオフはほとんど稼動せず、たまに粗大ごみを処理場に運んだり、近隣に不幸があると遺品整理に使用されるらしい。

130512_114932_2 昭和の車臭い

 あちらこちらに錆も出て、イグニッションもかかりが悪く、ギアもカッチリ入らないが、5速ミッション、重ステ、4×4はなかなか侮れない。10年前までは大のマニュアル派だったので、久しぶりに血が騒ぐ。おまけに今やなかなかお目にかかれない手動ウィンドである。

130512_114915 えっへん!

 実に12年ぶりのマニュアルカー運転。某ロータリースポーツと軽トラの違いこそあれ、クラッチの繋ぎも良好、やはり車の運転はこれだ!実に楽しい♪窓をいっぱいに開けて5月の爽やかな風をなびかせながら軽トラは快走した。「ヤッホーッ!お偉いさんの度肝抜いてやろうぜー」

2013年5月11日 (土)

塩船観音寺のつつじまつり

 梅の次は桜、桜の次はツツジと、春の花見は我が家の恒例行事となっていますが、できる限り毎年違う場所を探して行っています。今年のツツジ見物は青梅にある塩船観音寺にやってきました。塩船観音寺は青梅の北に位置する霞丘陵にある古刹で、開山は大化の改新で知られる大化年間(645~650年)まで遡る由緒あるお寺です。開山したのは、若狭(福井県)で人魚を食して永遠の命を得たといわれるあの八百比丘尼だそうです。観音寺とは本尊で重要文化財に指定されている十一面千手観世音を安置した寺。塩船とは地名ですが、周囲の丘陵が舟形に見えて、その舟を仏が人々を彼岸に導く「弘誓の舟」に例えて名付けたそうです。

 さて、観音寺ではGW期間中つつじ祭りが開催されて、入山料(300円)や駐車場代(700円)が徴収されます。観光地では当たり前なのですが、ほこりが濛々と上がって車が白くなる空き地の特設駐車場にお金を払うのは釈然としません。そういえば来る途中の公園や病院の駐車場が車でいっぱいだったような・・・そうはいっても、荒ぶる天然児を山際の当寺まで引っ張ってくるのは至難の業。仕方のないことです。

P1080553 賑わう観音寺山門 P1080555 観音力天然寺

 山門までやって来ると多くの人が詰めかけて大変な賑わいです。山門をくぐって正面にある阿弥陀堂を参拝する人は長蛇の列になっていましたが、その先に観音様を祀った本堂がありました。皆さん信心深くて全ての仏堂を参拝しているのでしょうか、いやいや、目先の阿弥陀堂を本堂と勘違いしてとりあえず並んでしまう大衆心理ってやつではないでしょうか。見事な伽藍配置です(笑)

P1080559 見事なツツジの植栽 P1080561

 さて、本堂の左手を進むといよいよツツジの群落です。観音寺は真言宗に属しているので、密教修行の護摩堂がありますが、その護摩堂背後にある山の斜面を赤、白、紫、桃色と多彩なツツジが染め上げています。その数何と2万本!ツツジの斜面には多くの人が散策して、思い思いの場所でシャッターを切っていました。さあ、我々も・・・

P1080562 手入れが行き届いています。 P1080565 頂上には大観音像が見下ろす。

 当然、我ら一行もツツジの中を歩こうと思っていましたが、天然児が周囲を振り向かせるほどの大声で抵抗したため、仕方なく下から見上げるだけになってしまいました。我が子ながらムカつきます。それにしても、これだけの手入れが行き届いた植栽の管理には相当な手間とお金がかかることでしょう。つつじ祭り期間の入山料は納得ですね。

2013年5月10日 (金)

うどん市富士吉田

 GW中に富士山が世界遺産に登録確定という朗報?が飛び込んできました。お陰で今年の夏山シーズンは例年以上の混雑が予想されます。どうせ登山者が集中することは決まっているのなら、入山料を徴収して環境整備に充てたらよいかと思いますね。

 さて、そんな富士山の雄姿を見に行った訳ではありませんが、富士山の近くまでドライブをしました。とは言え、最初は宮ヶ瀬湖から道志方面に新緑ドライブをする予定だったのですが、先へ先へと足が延びていった次第で・・・短い足なのですがね。

P1080527 宮ヶ瀬付近の新緑 P1080528 青野原から見た石砂山

 宮ヶ瀬湖から鳥屋、青野原を経て道志みち(R413)へ入ります。晴天に恵まれたこの日は、車もバイクも自転車も実に多い。道志みちは相模原市から道志渓谷沿いに山中湖まで緩い登り坂なので、ツーリングにはうってつけのコースのようです。青野原からはちょうど1年前に登った石砂山が道志川の対岸に見えています。(参照:http://yama-umi.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-c0dd.html

 道志みちは車が多いので、ダラダラと縦列になって進みます。沿道にある河原や林間のキャンプ場には色とりどりのテントの花が咲いていました。昔はよくキャンプをしたのですが、子供の成長と共にその機会は失われていきます。森の深く谷あい 素晴らしいキャンプ こんな良い所はない 谷間の白いキャンプ♪

P1080530 R24からの御正体山

 予想通り、道の駅「どうし」の手前で駐車待ちの渋滞だったので、少し引き返して県道24号都留道志線を進みます。道坂峠を越えて下り道になると、正面に道志山塊の盟主御正体山がどっしりと座しています。未だ未踏の山ですが、今年行ってみたい山のひとつですね。

 さて、都留の市街に出たら、富士みち(R139号)を南下して富士吉田に入りました。富士吉田市は富士急行線や中央高速が通ずる富士北麓の中心都市で、市内には大規模レジャー施設富士急ハイランドを有していますが、何といっても富士登山が大きな観光収入源となっていて、平成23年度には富士急行線「富士吉田」駅を「富士山」駅に改称するなど富士山を擁する街をアピールしています。

P1080531 水がとにかく豊富 P1080534 山の神のフジ

 また、豊富な富士山の湧水を利用した農業が行われて、その中でも特に小麦の生産が大きく、地域ではこの小麦を原料としたうどんが食べられてきました。市内にはうどんを提供する店が多く、現在ではこのうどんを富士吉田の味として、観光協会ではうどんマップ(http://www.fujiyoshida.net/forms/info/info.aspx?info_id=2002)を配布するなどして売り込んでいます。

P1080538 倉見山をバックに天然児 P1080537 そういう馴れ合いはやめてください!

 山ノ神のフジという藤の名木があるというので、立ち寄ってみることにしました。藤の木は老木なのか花房が今ひとつさえないのですが、隣接する杉とカエデの珍木が面白かったですね。前を富士急行が通っているので、いつもは渋る天然児もノリノリ君になって辺りを歩き回っています。

P1080545 山里にある「たかちゃんうどん」 P1080546 このキャラが目印

 さて、この藤の木の近くにうどん屋さんを見つけたので、立ち寄ってみることにしました。うどんマップ1号店の「たかちゃんうどん」です。背後に三ツ峠がそびえる緑豊かな山里にひっそりと建つプレハブなのですが、店の前に立っている人形が目印でこれがまたなんとも愛らしい。営業は14時までで、立ち寄ったときは既に終えていたのですが、火を落としていないので快く3人分引き受けていただきました。

P1080544 特等席に陣取る天然児

 出てきたうどんは、驚いたことに汁が味噌ベースです。私は肉うどん(350円!)を頼みましたがキャベツと馬肉がたっぷり乗っています。麺は太くてモチモチしているのでお腹にたまります。初体験の吉田うどんでしたが、のっけから印象深いスタートになりました。

2013年5月 7日 (火)

GWはレジャーな釣りを楽しもう

 5月4日(土)は釣り会の定例会だったが、GWど真ん中ともあって、金沢八景蒲谷丸の乗合船は2船態勢でも予約を締め切るほどの賑わい振り。幹事として釣り座を確保するため、5時過ぎに現地入りしたが、他のグループは6時を過ぎても姿を見せない。それもそのはず、我がオヤジ組以外は子連れのグループばかりなのである。

 7時半に出船となったが、片舷15人、隣人とは1m間隔という状況は始めてである。そこまで詰め込むかなか・・・とメンバーは浮かない顔である。出船して15分ほどの、冬場の住友ドック前とは反対側の幸浦沖でスタートとなった。周囲に遊漁船が集まっていたので、この辺りでは定番なポイントなのであろう。

130504_110921 八景島沖を通過 130504_103945 どの船も当たりはないようだ・・・

 ここは水深30mほどのポイントでタナは底から2~3m。お決まりのパターンと思いきや、当たりが全くこない??それもそのはず、のっけから潮止まりに当たってしまったのだ。道理で混雑の割りにお祭が少ない訳だ。1時間ほどはピクリともせず虚しい時間が経過した。

 その後、周囲のポイントを移動しながら、ポツリポツリと20cm程度の小振りなアジが釣れてきた。しかし、いつもは釣れ始めるとしばらくは入れ食いが続くゴールデンタイムとなるのだが、この日は結局ゴールデンタイムは訪れることはなく、11時過ぎの沖上がりまでにアジ8尾とイシモチ1尾という渋い結果で終わった。

 八景沖のアジは小振りではあるが、脂が乗った金アジで、私がアジを釣りに行く相模湾や浦賀水道のアジよりも味が良い。数が釣れたら誰に配っても喜ばれる最高のお土産になるのだが、家族分のタタキとイシモチの煮付けが精一杯であろう。釣果はお寒いもので幹事としてはGWど真ん中に決行したことは判断ミスも否めないが、初参加のメンバーから「穏やかな海の上でのんびりと釣りを楽しめたことが何よりだよ。」と暖かいコメントをいただけたのが救いであった。今思えば、GWのレジャー釣りらしくて良かったのではないかと開き直っている。

 とはいえ、他のメンバーからはリベンジ企画を迫られている昨今である(汗)

2013年5月 6日 (月)

山行 新緑も若い衆もまぶしいね♪ 鍋割山稜

 GW後半戦突入。5月3日(金)は表丹沢を歩きました。本当は早起きして御正体山か御坂山塊を狙おうと思っていたのですが、目覚ましをセットしても起きられませんでした。早く寝たつもりなのですが、疲れているんでしょうかね・・・

P1080521 県民の森付近の林道 P1080518 二俣付近 P1080519

 7時少し前に表丹沢県民の森にやってきましたが、駐車場には停められず林道の路肩に停車しました。準備しているうちに次から次へと後続が到着して、先行者が三三五五ゲートを通過していきます。GWの丹沢らしい賑やかさですか。私も腹ごしらえをして7時に出発。二俣経由で西山林道終点のミズヒ沢までは、沢の音と野鳥のさえずりを聞きながらの楽々林道ウォーキングです。

P1080480 水集積地 P1080483 新緑眩しい登山道 P1080515

 ミズヒ沢には鍋割山荘で使用する水の集積地があり、余裕があるハイカーはペットボトルの水を背負って登ります。GWですし、名物の鍋焼きうどんも大繁盛でしょうから、水も不足がちかと思って大き目のザックを持参してきました。焼酎大ボトル2本と2リットルペットボトルを2本。重さは10㎏余りですが、重さがズッシリ肩に伝わってきます。

 おなじみ、後沢乗越経由で鍋割山へ向かいます。新緑たっぷりの気持ちよい登山道を歩いていきます。後沢乗越を通過して間もなく、西の山並みを越えてドンドンと砲声が聞こえてきます。8時ちょうどに東富士演習場の演習が始まったのでしょう。GWも関係なしにお国の防衛に励む自衛隊員には脱帽であります。

P1080488 同角(左)と檜洞丸 P1080490 前方に小屋主の姿

 前方やや左手に同角ノ頭と檜洞丸が見えてくると山頂までは間もなくです。行く手を見上げると、先行者の縦列に交じって発泡スチロールの箱を何個も背負って歩荷する鍋割山荘の小屋主の後姿も見えました。自分も人並み以上には頑張っているつもりですが、この姿にはこれまた脱帽であります。

P1080493 鍋割山荘 P1080494 南の展望 P1080497 大室山(右手前)と御正体山

 脱帽ばかりしているうちに鍋割山(1273m)に到着しました。空気が霞んでいたので展望は今ひとつですが、山頂の草原は陽射しも暖かくゴロ寝でもしていきたい気分です。ポツリポツリとハイカーが憩っていて静かな山上ですが、これから多くのハイカーが登ってくることでしょう。

P1080495 小屋主草野さん到着

 さて、余力があるので、鍋割山稜を歩いて塔ノ岳へ向かうとしましょう。小丸、大丸と多少アップダウンを繰り返しますが、右手には眼下に秦野市街と相模湾が広がって、左手には玄倉川源流部の谷間を挟んで蛭ヶ岳や不動ノ峰の山並みを望める、何度歩いても気持ちの良いルートです。尾根道沿いの木々の中では、マメザクラが満開を迎えていて楽しませてくれました。また、ようやく新芽をのぞかせるブナの根元には、バイケイソウが青々と群生していていました。

P1080499 丹沢主脈の山々 P1080500 マメザクラが見頃 P1080506 バイケイソウ

 金冷シで大倉尾根と合流すると、上り下りのハイカーの多さに驚かされます。単独行も多いですが、それ以上に分隊規模のグループで登っているハイカーが多いようです。カラフルな山衣装に身を包んだ若い衆も多く、この尾根は当に丹沢の表銀座ですね。

P1080509 塔ノ岳山頂

 鍋割山から約1時間で塔ノ岳(1491m)に到着しました。ここには100人もいたでしょうか。こんなに多くのハイカーを一度に見たのは夏の富士山か秋の高尾山以来でしょうか。大倉尾根、表尾根、そして丹沢山方面から次から次へと上がってきては出て行きます。余りにハイカーが多いせいか、塔ノ岳名物のシカも姿を見せませんでしたね。

P1080511 大倉尾根花立山荘前 P1080517 二俣付近の沢

 復路は大倉尾根を小草平(堀山の家)まで下って、そこから賑やかな大倉尾根と分かれて、独り植林帯の急な道を歩いて二俣に下り、県民の森へ戻りました。

★コースタイム:4時間45分(休憩含む)

表丹沢県民の森7:00→7:30ミズヒ沢→7:55後沢乗越→8:50鍋割山9:00→10:00塔ノ岳10:10→10:50小草平→

11:30二俣→11:45県民の森

2013年5月 1日 (水)

GW5日目

 5月になりましたが、陽気は何だか寒々しいですね。5月らしい爽やかな青空が待ち遠しいものです。

 GWも半ばまで来てしまいました。前半は自分の風邪と天然児の下の世話、ピーちゃんの爪切り、クロちゃんの散歩などで終わってしまいましたが、後半は良いことがあるかしら??

 明日は出です。

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