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2013年6月13日 (木)

山行 蝉時雨の石棚山稜 檜洞丸その1

 丹沢第2の標高を誇る西丹沢檜洞丸。かつてはヤブこぎしながら登る丹沢の秘境といわれた山であったが、今となっては山麓にキャンプ場が次々と開設されて、とても賑やかな場所となっている。5月中旬からは、ゴヨウツツジ(シロヤシオ)とトウゴクミツバツツジが山頂付近を飾る花の名山であるが、年々知名度が高くなり、今年も5月26日(日)の西丹沢山開きには多くの人が詰めかけたようだ。しかし、その一方で山頂へのルートは何れも急峻なため、毎年事故が絶えない山であることを忘れてはいけない。

 ツツジの話題も消えた6月9日(日)、静かになったことを見越して檜洞丸に登ることにした。ハイカーで賑わう最短のツツジ新道や犬越路からのルートではなく、少々マイナーな箒沢から石棚山を経由したルートを歩く。石棚山稜は昨年の今頃、玄倉方面から歩いたが、蝉時雨のブナ林を歩く気持ちのよいルートであった。(参照:http://yama-umi.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/post-b5ae.html

P1090149 橋を渡ると登山口

 4時半に家を出て、早朝の空いたR246、県道76号を経て丹沢湖方面へ。5時過ぎに中川温泉奥に位置する箒杉の駐車場に車を入れた。身支度を整えて5時20分出発した。県道を少し歩いて、箒沢公園橋バス停前の中川川に架かる橋を渡ると檜洞丸への登山口である。キャンプ場の脇から板小屋沢沿いに山に入る。

P1090155 板小屋沢の道 P1090152 堰堤越えは慎重に P1090153 石の河原

 沢沿いを歩いて、梯子で高い堰堤を越え、流れのない石の河原を渡る。板小屋沢沿いの道は変化に富んでいるが、沢を離れて尾根に取りつくと、所々に鎖場もあるような急登となる。幸いにして、ルートは丹沢に多い暗い植林帯ではなく、明るい天然林で、オレンジ色の山ツツジや白く細かいカマツカの花がポツポツ咲いていた。

P1090175 ヤマツツジ P1090176 カマツカの花 P1090183 イモリン大発生中!

 標高約500mの箒沢登山口から高度を上げて1000mを越えると、板小屋沢ノ頭やヤブ沢ノ頭など小ピークのアップダウンが連続して少々しんどい。やがて樹相がブナに変われば石棚山稜は近い。ん?クモの巣かと思いきや、ブナ林には小さな芋虫が大発生していて、糸をたらしてブラリブラリしていた。足下も注意して歩くが、かなりの密度である。

P1090188 石棚山稜に至る P1090192 P1090199 バイケイソウ

 登山口から2時間ほど登って、右手より玄倉方面からのルートが出合うと、間もなくピークのはっきりしない石棚山(1351m)を通過する。ここからが石棚山稜で、広くなだらかな尾根上には見事なブナ林が広がっている。その根元にはバイケイソウやフキの群落や黄色いジシバリがチラホラ咲いていた。

P1090264 エゾハルゼミ P1090248

 ブナの林で迎えてくれたのは、初夏の名物エゾハルゼミの大合唱である。ミョーキン、ミョーキン、ケケケケケ・・・その独特の鳴き声は、霧の中や暗い樹林で聞くと少々不気味ではあるが、ここでは実に心地よい。鳴き声に反して小さく地味なエゾハルゼミの姿を見つけることはかなり難しいのだが、今回はバッチリカメラに収めることに成功した。蝉時雨に酔いしれながら、暫し小休止をとることにした。(つづく)

★コースタイム(箒杉~石棚山稜)

箒杉駐車場5:20→5:30箒沢登山口→7:25石棚山→7:50テシロノ頭(小休止)8:00

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