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2013年8月17日 (土)

有難や、極楽浄土を散策

 ハワイを楽しんだ後はいわき市内を少し走ってみました。

P1100343 白水阿弥陀堂

 まずやってきたのは、福島県で唯一の国宝建造物白水阿弥陀堂です。この阿弥陀堂は、平安時代末期の1160年(平治の乱の頃)にこの地を治めていた岩城氏によって建立された真言宗願成寺の境内にあります。地名をとって白水阿弥陀堂となっていますが、正式名は願成寺阿弥陀堂となるわけです。

P1100347 秋の紅葉がよさそうです。 P1100358 鯉と亀の天国

 さて、訪れた日はお休みで阿弥陀堂は拝観できませんでした(笑)閉ざされた門には休寺日と書いてありましたが、こういうのがあるのは初めて知りました。お盆期間なのでお寺は書き入れ時かと思っていたのですが、逆に檀家回りで忙しいからなのでしょうかね。仕方ないので、阿弥陀堂を囲んでいる池の外周を散策してみることにしました。

P1100353_2 西方浄土なう

 外から阿弥陀堂を眺めてみると、東西に配置された池、池に浮かぶ島に掛けられた参道、その周辺に配置された石や州浜といい、明らかに浄土式庭園を形成しています。この様式は西方浄土を再現したもので、平安時代後期流行した末法思想(世紀末伝説のようなもの)の影響を受けた貴族階層が、中央、地方を問わず競うように作庭しました。また、池の畔には蓮が群生していて極楽浄土を彷彿とさせるものですが、背景の山並みが借景になって庭園を際立たせているのも良いですね。これだけの規模は当時の岩城氏勢力を証明するものです。

P1100357 岩亀・・・こういう「いわき」もあるんだよ~

 東北なので平泉の毛越寺庭園に似ているなぁと思いきや、それもそのはず。願成寺を建立した岩城氏の徳姫は、毛越寺を建立した奥州藤原氏から嫁いできたのですから、少なからず実家を見習ったことでしょうね。それを証明する一説として、阿弥陀堂のある白水という地名が、平泉の「泉」の字の崩しではないかといわれているそうです。昔の人は謎賭けが好きですね。

P1100361 風そよぐ極楽なり

 訪れた私たちにとっては、夏空にもかかわらず風が心地良い当に極楽浄土でしたね。な~む~

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