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2013年9月17日 (火)

宮ヶ瀬で甦った記憶

 9月初め。天然児を連れて宮ヶ瀬にやってきました。宮ヶ瀬湖は渇水でかなり水位が低下していました。対岸を見ると、水没した昔の道路が露出していました。その後、今回の台風18号の降雨によって、貯水率は59→70%に増加したそうです。湖畔の駐車場ではちょうど仏果山から下山してきた一行が、靴や着衣についたヤマビルを一生懸命駆除しておりました。宮ヶ瀬周辺の山はヤマビルの巣窟ですからね。

P1100974 渇水の宮ヶ瀬湖 P1100983 ダムサイトは秋の気配

 宮ヶ瀬ダム周辺を歩いてみました。宮ヶ瀬ダムは相模川水系の中津川を堰き止めた堤高156m、幅400mの重力式コンクリートダムで、全国第6位、首都圏最大級のダムです。治水、飲料水の確保を目的として、昭和44年に国が計画を発表して、用地、補償交渉などを経て昭和62年から本格的に工事が開始されて、平成12年に竣工しました。かすかな記憶なのですが、運転免許を取得して間もない頃に、親の車を借りて宮ヶ瀬に沈む地区の中を走った記憶があったような、なかったような・・・

P1100987 天然児の視線の先には・・・ P1100980 ダム脇を上下するインクライン

 自分にとって、ダムといえば黒四!宮ヶ瀬ダムは新しくて身近な場所なだけに少々侮りがありまして、今日までダムを渡ったことはほとんど無く、宮ヶ瀬湖は道志や相模湖方面への通過点でしかありませんでした。しかし、改めてダムの堤上を歩くとそのスケールに圧倒されます。下を除くとはるか下に中津川の水面が青々としていて、目がくらんできました。

P1100993 天然児歩く P1100997 天然児風になる~

 ダム底まではインクラインというケーブルカーが上下していますが、天然児の運動のため、ダムから県立愛川公園まで歩きました。緑豊かな整備された公園は、つつじ、アジサイ、バラなど季節の花々が楽しめますが、特に春のつつじは一見の価値ありです。トランポリンやアスレチックなど遊具も充実しているので、ファミリーは1日楽しめる場所です。また、公園内にある郷土資料館には愛川町の自然、民俗、歴史が展示されていて、なかなか見応えがあります。その中に、陸軍中津飛行場についての展示もありました。そういえば、以前に小田原田島地区上空の空中戦で戦死した上原中佐の慰霊碑を探して歩いたことがありました。中佐は中津飛行場から迎撃に飛び立って還らぬ人になったのでした。(参照:http://yama-umi.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/post-3cd6.htmlhttp://yama-umi.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/post-c20c.html

P1110001 民俗に触れる天然児 P1110004 中津渓谷があった石小屋ダム

 山の斜面にある愛川公園を下っていくと、宮ヶ瀬ダム下の中津川に出ます。ここには石小屋ダムという小さなダムがありますが、かつてここは中津渓谷と呼ばれる渓谷美の風景があって、石小屋という旅館があった場所です。ここでまたまたデジャブーが・・・幼い頃、叔父がやっていた絵画教室の写生会で中津渓谷に来たことがありました。その風景は今でもかすかーに浮かんでくるんです。確か高いところに橋があったような・・・渓谷の風景はダム建設によって消えて、目の前には巨大なコンクリート建造物が立ちはだかるばかりです。

P1110007 今はコンクリート塊があるばかり

 ダムっていうのは、以前その場にあった自然や人々の営みを湖底に飲み込んでいて、何か物悲しい気分にさせられますね。

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