晴天の連休(山編)
10月の連休は素晴らしい晴天に恵まれ、青空の下、山に海に繰り出しました。前半は残暑も厳しかったのが、後半は一転して涼しくなって、風邪をひきそうですね。かく申す私も鼻水が止まらない状態です。
夏場、麓から見上げる八ヶ岳はいつも雲をかぶっていて、なかなか姿を見せてくれなかったのですが、久しぶりにスッキリとした姿を見上げることができました。権現岳への登山口にもなっている八ヶ岳山麓の天女山。その昔、八百万の神々が美しの森に集ったとき、巫女がこの天女山で舞を奉納したといういわれからその名がついたそうです。小学生の頃、家族で美しの森から天女山にかけて、八ヶ岳の山麓を歩き回った記憶がかすかにありますが、山頂まで車で来てもイマイチピンとこないものです。
戦国時代の甲斐国主武田信玄といえば、戦略家としては言うに及ばず、暴れ川釜無川の築堤で有名な治水に手腕を発揮した人でもあります。信玄の治水家としての面をうかがわせる遺構が、小淵沢ICの近くの南アルプスを望む高台にある三分一湧水です。八ヶ岳の伏流水が日8千トンも湧出するこの場所は、昔から山麓の田畑を潤す貴重な水源でしたが、この湧水の利権を巡って村々が水争いを起こすようになりました。それを危惧した信玄公が、山麓の村々に公平に水が落ちるようにこの三分一湧水を構築したといわれています。湧水の近くには地元の物産館があって、ここでは湧水を利用した蕎麦も食べることができます。
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