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2013年10月18日 (金)

山行 次ぎ瑞牆いってみよー! 金峰、瑞牆山その3

 四半世紀ぶりの金峰山山頂で360度の展望をお腹いっぱい堪能した。奥秩父の盟主であり、甲斐国の北鎮である金峰山は、古来より山岳信仰の山として人々から崇拝されてきた。その「金峰」という名は、いかにも黄金郷甲斐らしい名称である。確かに山麓の金山平は、金山千軒と呼ばれるほど繁栄した金鉱があったらしいが、それとは別で、美しい峰を例えて「金峰」と名付けられたらしい。国側に九つもの登山口を有していたというが、奥秩父の中央を南北に横断する川上牧丘林道、瑞牆山荘のある里宮平まで本谷釜瀬林道が開通したことにより、比較的容易にアクセスできるようになって、山麓から延々と歩かねばならないルートは廃れていった。また、深田久弥の日本百名山にもエントリーされて、近年の百名山ブームではピークハンターが殺到する俗人的な山となった。

Dsc00467 金峰山小屋への下り道(右に小川山、左に瑞牆山。その手前に飯盛山、大日岩)

Dsc00468 展望レストラン Dsc00469 小屋のラブちゃん

 展望でお腹はいっぱいになったが、やはり腹にものは入れなければ体力がもたない。山頂直下にある金峰山小屋に下って、朝食と昼食の中間食をとることにした。大石をピョンピョン渡って北西斜面を下っていくと、正面には黒々した森の小川山、その左手に花崗岩の林立する奇異な姿の瑞牆山、その向こうには八ヶ岳連峰と素晴らしい展望である。巨岩の上に立つケルンが目印の金峰山小屋は、宿泊客は既に朝立ち後で静かであった。黒いラブラドールレトリバーが炊事場の前でのんびり日向ぼっこしていた。かまって欲しそうな視線を感じたが、ゴメン、先を急いだ。

Dsc00481 雲上がる金峰 Dsc00492 大日小屋付近の紅葉 Dsc00494

 腹が満たされたので、山小屋から山を巻く道を辿って、千代ノ吹上の尾根道へ戻った。改めて五丈岩を拝すると、甲州側から雲が上がっていた。連休は晴天に恵まれたが、明けるとあの台風26号がやってくる。砂払ノ頭から大日小屋までは、登ってくる人、下る人入り混じって登山道は賑やかだ。陽もすっかり昇って、大日小屋から富士見平にかけては、朝とは違って紅葉の美しさが際立っていた。

Dsc00512 富士見平小屋 Dsc00517 樹間から瑞牆山を見上げる。

 お昼前に富士見平小屋に到達した。さすがに金峰山へのピストンは疲れた。瑞牆山方面からも続々とハイカーが下山してきて、小屋の前は休憩の人で賑わっていた。そのまま瑞牆山荘へ下りたい気もしてきたが、せっかくここまで来たのだから、瑞牆山には登っておきたい。1泊2日で金峰山、瑞牆山を2日間かけて楽しむ人も多いと聞くが、そんな人はこの富士見平に幕営するのであろう。

Dsc00582 桃太郎岩

 意を決して富士見平から北に延びる瑞牆山へのルートにひーこらと踏み出した。しばらく山を巻いていくと、小川山方面への道を分けて、天鳥川に一気に下る急坂となった。川・・・というか、涸れ沢を渡ると目の前に巨大な岩が立ちはだかっている。その姿は割れた桃で、今にも桃太郎が飛び出してきそうである。桃じゃないから桃太郎ではなかろう。ドラクエのゴーレム?岩崎弥太郎?桃太郎岩の傍らには階段があって、ここからいよいよ瑞牆山山頂への急登となる。(つづく)

★コースタイム:6時間20分(金峰山ピストン後、瑞牆山口まで)

瑞牆山荘5:50→6:15富士見平小屋6:25→7:00大日小屋→7:25大日岩→8:10砂払ノ頭8:15→8:55金峰山9:05

→9:25金峰山小屋9:40→10:30大日岩→10:50大日小屋10:55→11:30富士見平小屋11:40→12:10天鳥川

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