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2013年10月17日 (木)

山行 甲斐の北鎮に立つ 金峰・瑞牆山その2

 富士見山荘前を直進して金峰山へ向かう。カエデやシラカバの紅葉が美しい坂道をしばらく登ると、鬱蒼としたカラマツ林の道となって、飯盛山を右手に巻いていく。山の向こう側には小川山への登山路がやはり巻いている。やや下り加減となって大日小屋のある鞍部に至ると、明るく視界が開けて、目の前には頂に大日岩がそびえる急斜面が立ちはだかった。

Dsc00375 紅葉の道を歩く Dsc00385 大日岩を見上げる Dsc00387 大日小屋

 シャクナゲの生い茂る急坂を登ることになった。この辺りまで来ると、先行者の姿はなくなり、代わりにポツポツとハイカーが下山してくる。金峰山小屋に宿泊した人たちのようで、聞いてみると昨夜は宿泊者で満員状態だったそうである。小川山方面へ延びるルートの分岐点でもある大日岩の基部に到達すると、辺りは平坦となっていて、樹林の中にテントがひとつ張られていた。カップリングの山行ならば星空がきれいで最高の夜だろうが、たった一人一夜を明かすのはよっぽど肝が太い方なのだろう。

Dsc00391 シャクナゲの中を行く Dsc00401 大日岩 Dsc00403

 大日岩を後にして、再び樹林の中を登っていく。だんだんと傾斜がきつくなってきたと思ったとき、突然視界が開けて大展望が広がった。ここは砂払ノ頭と呼ばれる場所で、正面には南アルプスや遠く富士山が望め、振り返ると瑞牆山、小川山、その向こうに八ヶ岳連峰の展望が素晴らしい。山頂へのルートを見上げると、北面(長野県側)は穏やかなハイマツ帯なのに対して、南面(山梨県側)は千代ノ吹上と呼ばれる荒々しい崖が切れ落ちている。長野県側から見上げる金峰山(きんぽうさん)は、黒々と大きな山容にポツンと五丈岩が乗っている姿に対して、山梨県側から見上げる金峰山(きんぷさん)は、山頂一帯が雪を被ったように花崗岩の目立つ姿が対照的であるが、こういうことだったか。

Dsc00410 富士山 Dsc00415 瑞牆山と八ヶ岳連峰 Dsc00416 小川山

 五丈岩を目標に山頂へのヤセ尾根ルートを歩く。岩の乗越え、跳び越え、小ピークを次々と越えていくと、五丈岩は少しずつ大きくなってきた。五丈岩は周辺の山々から、あるいは山麓からでも確認できる金峰山の目印のようなものである。基部まで到達して見上げるとさすがに巨大である。五丈岩周辺は花崗岩の山上庭園である。その最上部に金峰山の山頂(2599m)がある。

Dsc00420 県境の対比が面白い Dsc00423 千代ノ吹上 Dsc00445 五丈岩

 山頂周辺は多くのハイカーで賑わっている。大半は山小屋泊の人たちだが、中にはとんでもなく大荷物を背負って渡ってくる人もいる。恐らくは連休を通して奥秩父を縦走する人であろう。縦走ハイカーの背後には国師ヶ岳と奥秩父の最高峰北奥千丈岳が見えた。狭い山頂の岩の上に順番を待って上がってみると360度の大パノラマを楽しめた。四半世紀前、当時少年だった私もこの展望を眺めたのであろう。金峰よ私は帰ってきた!(つづく)

Dsc00446 山頂の右手に国師、北奥千丈 Dsc00451 標柱と八ヶ岳  Dsc00455 歩いてきたルート

★コースタイム:3時間5分(金峰山まで)

瑞牆山荘5:50→6:15富士見平小屋6:25→7:00大日小屋→7:25大日岩→8:10砂払ノ頭8:15→8:55金峰山

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