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2013年11月

2013年11月29日 (金)

山行 丹沢表尾根の展望 表尾根その1

 11月24日(日)快晴の秋空の下、ヤビツ峠から塔ノ岳を経て丹沢山まで歩いてきました。雲ひとつなく眺望も最高でしたので、撮影してきた写真で展望を解説してみましょう。

Dsc01426 二ノ塔手前(逆光ですいません)

 ヤビツ峠から県道を少し下って、火災で焼失してしまった富士見山荘前の登山口から表尾根コースに入ります。しばらく暗い樹林の中を歩いていくと、やがて樹林から出て明るい尾根歩きになります。表尾根大展望ルートの始まりです。二ノ塔の手前のガレ場は最初の急登で息が切れますが、そんなときは休憩をいれて振り返ってみてください。東に大山が大きく、その右手には湘南の海岸線が望めます。

Dsc01430 Dsc01429 西 二ノ塔先の展望地

 二ノ塔(1144m)は眺望がイマイチですが、次の三ノ塔へ向かうとすぐに好展望ポイントがあります。西に裾野を広げた富士山が始めて姿を現す感動の場所です。南西方面に目を向けると、秦野市街の向こうに足柄平野、更に先には箱根連山、箱根から左に下って、相模湾に突き出た真鶴半島。その先には伊豆の天城連山が浮かんでいました。

Dsc01439 三ノ塔からの展望

 避難小屋の建つ三ノ塔(1205m)は、南西の展望は前述のポイントとそれほど変わりませんが、行く手にそびえ立つ表尾根の盟主塔ノ岳の雄姿が素晴らしい場所。振り返れば、ほぼ同じ高さの大山も近くに見えています。ヤビツ峠から1時間余、大倉から三ノ塔尾根経由で2時間ほどですから、ゆっくり登って、この山頂で展望を楽しみながら山ランチはいかがでしょうか。

2013年11月28日 (木)

黒ピーちゃん再び

 1年前に脱走して行方不明となってしまった黒ピーちゃんを覚えていますか?(参照:http://yama-umi.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-6bd5.html)今頃どうしているのか?どこかで生きていて欲しい。ときどき思い出しては思います。山に登っているとき、ピチピチと鳴いている野鳥の声にハッ!と周囲を見回すことも。

 先日会社から帰宅してみると、大きな黒い文鳥が出迎えてくれるではありませんか。あー!生きていたか。大きくなって。と、感動も束の間、「今日買ってきたんだ。可愛いでしょ」と、かみ。1年経って喪があけたつもりなのでしょうか。

P1110458 我が家にまた仲間が

 新参の黒ピーちゃんはメス文鳥のようです。白ピーちゃんはオスなので仲良くなって欲しいものですが・・・白ピーちゃんはかなり警戒している模様。

2013年11月27日 (水)

山行 去り行く秋の丹沢表 鍋割山稜

 雲ひとつない秋晴れの天気が続いています。昼休みに昼食ついでに散歩していると、もういても立ってもいられなくて、週末が待ち遠しくて指折りの毎日です。そして週末がくると、かみを拝んで拝んで拝み倒して、ようやく僅かな自由時間を手に入れます。

Dsc01364 県民の森ゲート付近の紅葉 Dsc01366 林道に縦列駐車

 11月半ばの日曜日、久しぶりに丹沢表を歩いてきました。表丹沢県民の森まで車で入って、鍋割山経由で塔ノ岳を目指す時短コースです。朝7時前に県民の森に着きましたが、既に駐車場とゲート前は満車だったので、林道の縦列駐車に加わります。

Dsc01296 最後の紅葉 Dsc01299 二俣付近

 到着後すぐに出発。四十八瀬川上流の二俣方面に林道歩きですが、大倉方面から来る西山林道に入るとハイカーで賑やかなものです。二俣で塔ノ岳方面、さらに小丸尾根のルートを分けて、西山林道を終点まで進みます。沢沿いでは紅葉が見れました。皆さん去り行く秋を楽しんでおこうと集まってきたのでしょう。

Dsc01302 林道終点の水場 Dsc01305 杉の子みっけ

 林道終点にある鍋割山荘の水場で水入りペットボトルをリュックに詰めていきます。何度も来ている我々はおなじみですが、初めての人は少々戸惑い気味。「義務じゃあないし、無理して運ぶ必要はありませんよ」と声をかけると、お墨付きを得たかのように安心したようです。

Dsc01309 後沢乗越付近の紅葉 Dsc01311

 後沢乗越で尾根に出ると、ようやく朝日が差し込んできて紅葉の色彩が引き立ちます。しかし、標高1千mを越えると既に落葉が進んでいて、正面が開けて鍋割山ピークの左手に檜洞丸と同角ノ頭が見えてると、冷たい風が吹きつけてきました。

Dsc01319 鍋割山荘 Dsc01320 西側の展望

 県民の森から1時間40分で鍋割山(1273m)の山頂に到達。鍋割山荘の草野さんもちょうど荷揚げで到着していましたが、道中でもボッカさんを見かけたので、この日は多くのハイカーが見込まれているのでしょう。

Dsc01327 幸せを感じるひととき

 秋晴れの空の下、西に富士山の雄姿を望みます。山麓まですっかり雪を下ろした冬の姿はやはり一番ですね。おにぎりを持参したものの、予想以上に北風が冷たかったので、鍋割山荘名物鍋焼きを注文することにしました。陽だまりの下、相模湾や伊豆半島を見下ろしながら食べる煮込みうどんは、下界で飲み食いする何にも増してご馳走です。

Dsc01335 冬枯れの山稜 Dsc01330 左から蛭ヶ岳、不動ノ峰、丹沢山

 鍋割山から東に向かって、塔ノ岳まで尾根歩きを楽しみます。陽だまりの中、緩めのアップダウンを繰り返す鍋割山稜は、右手に秦野市街から湘南の海岸線、伊豆、箱根を望み、左手には丹沢主稜の稜線を望む好展望の道です。思わず鼻歌がこぼれる♪そんな道程です。

Dsc01350 好天の山頂

 金冷シで大倉尾根に出合うと、上りや下りやのハイカーで山銀座状態。富士山、大山に匹敵するような混みようです。鍋割山から45分ほどで塔ノ岳(1491m)に到着しました。360度の展望を前にして、多くのハイカーがお茶やおしゃべりを楽しんでいました。食事を楽しむのは人だけではありません。周辺の樹林では数頭のシカが笹の葉を食べていました。山麓では冬期の狩猟が始まっていますが、ここにいれば安全ですね。

Dsc01353 山頂の鹿 Dsc01355 その数十倍の人出

 復路は大倉尾根を下って、堀山の家がある小草平を経由して二俣に下ります。花立下の長い登りでは、数十人単位で次から次へと上がってきます。それに対して、大倉尾根から逸れた小草平から二俣への下りでは2、3人と出会うのみでした。

 冬の足音を聞きながら、去り行く秋を楽しむ山行でした。

★コースタイム:4時間35分

県民の森6:55→7:30林道終点→7:45後沢乗越→8:35鍋割山(休憩)9:05→9:50塔ノ岳10:00→10:40小草平→11:30県民の森

2013年11月22日 (金)

山燃る鳥居観音の紅葉

 今年の紅葉開拓スポットをご紹介します。11月16日(土)、圏央道から青梅市内方面に走っていくと、正面には御岳山と左手に大岳山が良く見えます。大岳山ほか奥多摩三山はこの冬狙っていこうと思っている山です。

Dsc01226 紅葉をもとめて

 春に訪れたツツジの名所塩船観音寺(参照:http://yama-umi.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-c622.html)の近くから青梅市街を外れて北上します。青梅市北部の丘陵地帯には採石場が多いので、ダンプカーが何と多いこと。路面も土ぼこりで真っ白です。間もなく吹上トンネル。このトンネルは知る人ぞ知る心霊スポットで、現在の吹上トンネルの右横には旧道の入口があって、そこには旧吹上トンネルがあります。更に旧道から山道を入ると旧旧吹上トンネルがあって、そこが心霊、廃墟、廃道マニアの間では有名な場所なのです。素通りするには惜しい・・・

 小沢トンネルを通過すると埼玉県飯能市名栗地区。一昔前までは名栗村という村でした。事件史研究の一面を持つ山笑、名栗村と聞くと幼女連続誘拐殺人を連想してしまいますが、地元の人にとっては忌まわしい歴史でしょうから、余り深く掘り下げるのはやめておきましょう。

Dsc01201 さわらびの湯

Dsc01285 あれ?この花は・・・ Dsc01287 桜以外の何者でもない!

 名栗地区の日帰り温泉施設さわらびの湯に立ち寄ります。周囲を1千m前後の山に囲まれた名栗は、東京からも近く、多くのハイカーで賑わいます。山から下山して帰宅前にひとっ風呂には最適な日帰り温泉です。温泉の駐車場でびっくり!紅葉のこの季節に桜が咲いているのです。十月桜という秋に咲く桜だそうですが、伊豆の寒桜よりも早く咲く桜があるとは驚きです。

Dsc01261 一山全体がパワースポット

 さわらびの湯から無料バスに乗ってやってきたのが、紅葉の名所鳥居観音です。鳥居観音は名栗出身の林業家で、埼玉銀行の頭取、名栗村長、参議院議員などを務めた平沼彌太郎が観音信仰に篤かった母の菩提を弔うため、昭和15年に観音堂を建てたのが始まりで、以降30年に渡って一山全体に仏像や伽藍が設置されたパワースポットです。

Dsc01206 玄奘三蔵塔 Dsc01243 北野監督も撮影した赤

 バスは一番高所に位置する玄奘三蔵塔の前で降ろしてくれました。車を降りた途端、そこは周囲が真っ赤に染まった紅葉の真っ只中です。紅葉は見頃を迎えていました。お寺や公園の紅葉は人為的に作庭されたものなので、余り好きではないのですが、改めてこの赤を目の当たりにすると圧倒されてしまいます。今ひとつ知名度が低いのか、それほどの人混みではありませんでしたが、北野武監督が「Dolls」という作品でこの赤を撮影したそうです。

Dsc01257 おちゃめな平和観音 Dsc01260 コウヤボウキの花も

 玄奘三蔵塔は西遊記の三蔵法師のモデルにもなった唐の時代に天竺を旅した有名な僧ですが、日中友好のために分骨された骨をこの地に祀っているそうです。紅葉の赤と青い空、そして白い塔のコントラストが印象的でした。

Dsc01217 参道を歩いていくと・・・

Dsc01218 香ばしい納経塔 Dsc01221 そして救世大観音 

 玄奘三蔵塔から山を巻く参道を歩いていくと、山の尾根に金の仏像が掘り込まれた納経塔があり、その先のピークには救世大観音と名付けられた高さ33mの巨大な観音像が立っています。そこからは奥武蔵の山々が一望できる展望スポットです。いささかB的な香ばしさが漂う山中なのですが、久しぶりに鮮やかな赤を堪能しました。

2013年11月21日 (木)

じぇじぇじぇ!城ヶ島沖あまちゃん狙い

 外道会のメンバーで久しぶりにアマダイ釣りの船を仕立てました。アマダイは鯛の名を冠せられていますが、本家本元のマダイとは程遠く魚体は長めで、漢字で「尼鯛」と表されるように丸い頭はどこか女性的な優しい顔つきをしています。沿岸近くの水深100m以内の砂泥に潜り込んでいて、顔だけ出して通過する甲殻類などの小動物を捕食しているそうです。

 アマダイは関西ではグジと呼ばれて、京料理の高級食材として珍重されています。特に若狭湾で釣り上げられた大型のアマダイは、「若狭グジ」と呼ばれて高値で取引されるそうです。網で獲られた魚は身が傷ついてしまうのに対して、1尾ずつ釣り上げられた魚を漁師さんは魚に触れることなくハリスごと切って出荷するそうです。関東では今ひとつ陽の目を見ない魚でしたが、ここ数年で人気急上昇となって、特に相模湾では冬を代表するターゲットとなりつつあります。

 東京湾の出口、三浦剣崎灯台のちょっと手前に金田港という港があります。剣崎松輪や間口といった有名な漁港に比較すると、遊魚船は少なくて目立たない存在です。この金田港のいっしん丸に一行6人でお世話になりました。

131115_070622 剣崎を廻りこんで湾外へ

 電車で到着するメンバーを待って7時に出船。船は剣崎灯台を右手に見ながら鏡のような東京湾の出口を出て、城ヶ島の東側に位置する通称毘沙門沖に到着しました。東京湾を出ても風や波はほとんどない穏やかな海です。

131115_070938 穏やかな海上

 アマダイは群れない魚なので、コマセで魚群を寄せる釣りではなく、2本の釣針にオキアミをつけて運良くアマダイの視覚内に餌を落とすことができた場合のみがチャンスという、博打の様な釣りなのです。しかし、小まめなタナ取りと餌盗りに負けず手返しよく仕掛を投入して、いかに新鮮な餌を水底に送り込むかという手際のよさも問われる釣りなのです。

131115_230111 煮付けて美味しい赤ボラ 131115_100511 レンコダイ多し!

 水深80m前後のポイントを船は流します。序盤戦に小~中サイズのアマダイがメンバー仲良く1、2尾ずつあがりました。アマダイ釣りは本命の他、トラギス、赤ボラ(ヒメコダイ)、カナガシラ、ベラなどの定番外道が釣れるので、底物五目のような釣りです。これらの魚たちは、アマダイの餌を横取りするお邪魔虫なのですが、本命を釣るための云わば税金のようなものです。定番外道の他にも、カイワリ、レンコダイなどの食べて美味しい外道も交じります。中には1kgほどのマダイを釣り上げるメンバーもいました。

131115_103706 じぇじぇじぇ!さすが我らが「あまちゃん」

 中盤戦になると、メンバーの一人が40cm級のやや大型アマダイを釣り上げ、船内は一気に沸きかえります。その直後に同じメンバーが今度は50cm級の大型アマダイを釣り上げました。じぇじぇじぇ!このメンバー、秋から春先にかけては地元平塚の船宿から毎月のようにアマダイを釣りに行くほどのアマダイ愛好家。所謂「あまちゃん」です。他のメンバーよりは経験が一歩抜きに出たようです。

131115_225634 レンコレンコ! 131115_225742 レンコレンコ!

 あまちゃんの大当たりに刺激されて、メンバー一同いきり立ちますが、この日の主役はアマダイではなくレンコダイだったようです。レンコダイは学術名はキダイといって、マダイに似た色、形をしていますが、成長してもせいぜい30cm程度の小型の鯛です。キダイといわれるように、頭部が黄色味を帯びているのが特徴ですが、レンコダイ(連子鯛)という名は群れているため延縄に次々と釣れあがってくることから、その名がついたといわれています。食感はマダイより身が柔らかく上品な味で、一般にお祝い事で食べる鯛の尾頭付きはこのレンコダイが多いといわれています。

 終盤戦はレンコダイが入れ食いとなってしまったため、メンバーのアマダイへの希望が遠退いてしまったよで、1時過ぎに少し早上がりしました。沖上がり後、船宿に寄って遅い昼食をご馳走になりました。ご当地名物の蛸飯のおにぎり、タチウオや野菜の天ぷら、それにあっつ熱のキノコ汁と何とも豪華なお昼でした。更にお土産に茹蛸まで持たせてくれたので、釣果は今ひとつでしたが、ホクホク顔のメンバー一同でした。

2013年11月20日 (水)

南国生まれのボクだから

 11月も半ばを過ぎて冬の足音が聞こえてきました。朝晩の冷え込みも厳しくて床から出るのが億劫な昨今であります。人間様がそんな調子ですから、我が家の居候たちも寒さは大の苦手です。

Dsc01195

 ピーちゃんは電気ストーブの前が大のお気に入り。元々文鳥は赤道直下のインドネシアに生息する鳥ですから、寒さは苦手なのでしょうね。

Dsc01368

 ピーちゃんを紹介しておいて、クロちゃんを紹介しないわけにはいかないでしょう。ロシアリクガメ(ヨツユビリクガメ)は、イラン、アフガン、旧ソ連など西アジアの乾燥帯に生息するリクガメです。中央アジアも冬季の冷え込みは厳しい地域なので、本来は土に穴を掘って冬眠するのですが、我が家ではヒーターをいれているので冬眠はしません。それでもこれからの時季はほとんど動かないで、たまに起きてはヒーターの前で野菜を食べています。

2013年11月19日 (火)

小さな幸運をGET!

 先日、たまには駅弁を食べたいと思って、小田原駅で駅弁を買ってきました。私にとって駅弁といえば、迷わず「アジの押し寿司」をあげます。酢でしめたアジと酢飯のマッチングとワンポイントのシソにぎりが子供の頃から食べなれた味です。

 今回はアジとキンメの押し寿司を買ってきました。子供に横取りされないかと慌てるように食べて、ふと気がつくと?随分肉厚のキンメにぎりが。よくよく見てみると、何とキンメが2枚重なっていたのです。小さい話ですが、好物だけにとっても幸せな瞬間でした♪

Dsc01186

 あ、でも年末ジャンボを前に幸運を使い果たしたかな(汗)

2013年11月16日 (土)

山寺の岩にしみいるギャースカ、ピースカ

 山形の旅の最後は山寺です。山寺とは俗称で、正式には天台宗宝珠山立石寺といいます。開山は今から約1,150年前の860年、天台宗の開祖最澄の弟子、慈覚大師円仁によるものです。開山以来、比叡山延暦寺より分けられた不滅の灯明が守られ、堂塔三百を有するほど栄えましたが、戦国時代に伊達氏と天童氏との合戦の折、兵火に遭い一時衰退しました。その後、江戸時代に再建されて、現在まで30万坪の境内に30余りの堂塔が残されています。

Dsc01031 紅葉を迎えた山寺に Dsc01034 根本中堂

 山寺を有名にしたのが、江戸時代初期の俳人松尾芭蕉が、紀行奥の細道の道中にこの地を訪れて、「閑さや岩にしみ入る蝉の声」の名句を詠んだことです。小学生でもそらんじることのできる一番有名な俳句といえるのではないでしょうか。登山口を入ってすぐの根本中堂の脇には、松尾芭蕉と奥の細道に同行した弟子河合曽良の像が置かれ、石段の中腹には句碑であるせみ塚があります。芭蕉が山寺を訪れたのは夏の盛り、今は蝉こそ鳴いていませんが、芭蕉一行がもし紅葉の頃訪れていたならば、また異なった名句が残されていたことでしょう。

Dsc01039 曽良さんその頭では雨が堪えますね。

 紅葉の見頃を迎えて、多くの観光客で賑やかなJR仙山線山寺駅前の駐車場からスタートです。天然児は意外にもウキウキモードで車から降ります。駅前ということで「しまった!」と焦りましたが、これまた意外や意外。観光客の波に乗って意外とすんなり参道に入っていきました。山門の前まで来て、鬱蒼とした木立の中に延びる石段を前にすると、さすがに危険を察知して激しくしました。しかし、こちらもここまで来て引き返す訳にはいきません。脇をガッチリ固めて参道に連行しました。

Dsc01041 紅葉の参道を上ります。 Dsc01043 仁王門の紅葉

 山門をくぐると、いよいよ1,015段の石段歩きの始まりです。数では羽黒山の半分もありませんが、山の急斜面に設けられた七堂伽藍を結ぶ石段はなかなかの勾配です。生憎の空模様の下、朝から多くの観光客が参道を上り下りしています。ポツリポツリと雨が落ちてくる空模様でしたが、参道に入ると樹木のお陰でほとんど気にならない程度でしたし、何より陽気が暖かかったのが何よりです。

Dsc01053 奥の院

 今では山形県を代表する観光地となった山寺。芭蕉一行が訪れた頃のように閑さは望むべくもありませんが、過呼吸になってギャースカ、ピースカの天然児の声が蝉の声に代わって岩にしみいっていました。

Dsc01081 五大堂からの展望 Dsc01080 紅葉より鉄な天然児

 せみ塚から仁王門を経て、最上部の奥の院まで難なく(ともいえませんが)到達しました。ここでお参りをして、少し下った五大堂に立ち寄ります。五大堂は山形県唯一の舞台建築で、ここから見下ろす山里や門前町の風景は格別です。そこへ仙山線がガタゴトと走ってくる様はミニチュア模型のようです。振り返ると、紅葉の山並みを背景にした山寺の伽藍が見事なものです。天然児といえば、紅葉には目もくれずに眼下の仙山線を注視していました。

Dsc01083 たっぷり目に焼きつけました。

 帰路は村山駅から新幹線に乗車する予定でしたが、山寺なら山形駅の方が近いので、レンタカーの営業所に連絡して山形に向かいました。せっかく新そばの時季に訪れたのですから、山形市内で名物の板そばを食べて家路につきました。紅葉、名所、味覚どれをとってもお腹いっぱいの旅は終了です。

Dsc01101 板そば Dsc01107 では(出羽)さようなら

2013年11月13日 (水)

フルーツどころ東根の研究所

 山形の旅、連休最後の日は朝から雨が降っていました。最終日は銀山温泉を散策して帰るつもりでしたが、雨じゃあ・・・ということになって、宿泊した東根温泉周辺でお土産を買って帰ることにしました。東根市は山形県の中央に位置していて、市内には山形空港や自衛隊の駐屯地があります。また、山形新幹線の停車駅さくらんぼ東根やフルーツラインの名称がつけられるほど果樹園が多いようです。実際に車で走ってみると、季節柄赤く色づいたりんごの果樹園がいたるところにありました。

Dsc01022 実りの秋を実感

 奥羽本線(山形線)の神町(じんまち)という駅の近くにある果樹園に立ち寄ってみました。その名も「神町りんご研究所」です。敷地内の作業場を恐る恐る覗いてみると・・・白衣の怪しい研究員が。と、想像したのですが、作業場にはばあちゃんが一人でラフランスの出荷作業をしておりました。今日は「若いのがお休みなんだよ」とにこやかに応対してくれました。お休み!?ラフランスかぁ・・・ラフランスは食べつけないので、りんごが欲しいとたずねたところ、「ふじ」の出荷はまだ2週間ほど先だとか。予約もOKとのことで、それならばと、りんごを後日送ってもらえるようお願いしました。

Dsc01024 鉄路に忍び寄る天然児

 折りしも雨があがったので、たわわに実ったりんご畑を見学させてもらいました。りんご研究所と称していますが、広大な果樹園ではさくらんぼ、もも、ラフランスそしてりんごと、季節に応じた果物を生産しているとか。手広くやっているんですね。いつの間にか、天然児が車から調子よく出てきて、リんご畑に隣接する奥羽本線の線路端で電車を待っていました。天然児のスマイルにばあちゃんは気をよくして、「好きなりんごをもいでいきな」と勧めてくれました。が、天然児は落ちたりんごを拾って悦に入っておりました。

Dsc01025 木に近づくと甘い香りが

 「じゃあ、よろしくお願いします。」出ようとすると、果樹園のばあちゃんが袋を持ってきてくれて「今はラフランスだから食べてみて」とラフランスと早稲のりんごをお土産に持たせてくれました。今月の下旬にはりんごが届くことでしょう。楽しみです。

2013年11月12日 (火)

大河は悠々、お腹がグーグー 最上川川下り

 出羽三山参拝の後は、最上川川下りを楽しみます。最上川は福島県境の吾妻連峰に端を発して、山形県のほぼ中央部を南の置賜地方から中央部村山地方、北の最上地方へと流れ、最上地方の新庄付近で流れを大きく西に転じて、庄内地方へ入り酒田で日本海に注いでいます。総延長229kmは本邦第7位で、富士川、黒部川と並んで日本三大急流の1川に名を連ねています。

Dsc00962 古口付近の最上川

 古くから流域の住民は最上川がもたらした豊かな土壌と灌漑用水で農業を営み、水運によって他地域との交易を行っていました。山形県の近現代史は、最上氏、上杉氏など大名の施策に代表される最上川の治水の歴史でもあり、明治以降の行政にも引き継がれました。また、奥の細道紀行で最上川を船で下った俳人・松尾芭蕉は「五月雨を あつめて早し 最上川」の名句を残しています。

Dsc00952 「奥の細道最上川ライン」こと陸羽西線

 最上川が西に流れる下流部、戸沢村の辺りは最上峡という渓谷があって、観光川下りが行われています。乗船時間まで余裕があった我々は、下船場の草薙に車を停めてバスで乗船場に向かいます。バスはちょうど下船したお客で満員で、補助席までフル乗車です。途中、陸羽西線の高屋駅に寄って電車に乗る人が下車しましたが、天然児は自分も電車に乗るものだと勘違いして大激怒。

Dsc00970 両側の山の紅葉は見頃 Dsc00978

 戸沢村古口地区にあるかつての戸沢藩船番所を再現した乗船場には、連休の中日ともあって、観光バスが次々と到着して多くの観光客で賑わっていました。予約したのは12時50分発。1艘仕立てかと思いきや、団体ご一行が次々とやってきて5、6艘が桟橋に寄せられました。我々3人は30名ほどの団体さんと同船となりました。先に乗船してBESTポジションを確保したものの、ご一行はお弁当を船内で広げ始めたので、昼食前でお腹が空いた我々は少々ひもじく感じました。ババはお弁当を広げているので足を投げ出せず苦しみ、天然児は添乗員さんに「ちょうだい」のサインを送り続けていました(汗)

Dsc00988 遡行する船で船頭さんはランチタイム

 悠々と流れる最上川を船はのんびりと下っていきます。ときどきお客を下ろした船が勢いよく川を遡行してきます。今でこそ動力船なので難なく川を上り下りできますが、その昔は、山形から物資を積んで酒田まで下るのに2、3日を要し、帰路は帆を張って風力で遡行するため、ときには風待ちで数週間かかることもあったそうです。

Dsc00997 ときには急流もあるよ

 最上峡というだけあって、所々川幅が狭まって流れの激しい場所があります。船はガラス張りなので飛沫を浴びることはありませんが、開けた窓からたまに飛び込んできて天然児を興奮させていました。川の両岸には山が迫って紅葉がとてもきれいです。残念ながら庄内方面から雲が流れ込んでいて、晴れたり曇ったり、ときどき雨も落ちてきたりと何でもござれの空模様で、光線不足か色彩は今ひとつといったところです。

Dsc00985 「かあちゃーん!かあちゃーん!」

 船頭さんは流域の見所の解説にきみまろ顔負けのオヤジギャグ、毒舌を盛り込んで、更にはお得意の喉で地方の民謡を披露して、船内は大いに沸き立ちました。修学旅行の学生相手だったり、最近は外国人観光客も多いとかで、英語、中国語の基礎はマスターしているようで、若者向けのネタもそろえているとか。接客商売は生ものですね。

Dsc01006 草薙頭首工の水門 Dsc01003 白糸の滝が見えると間もなく終点

 川下りの観光船相手の水上コンビニ、最上川に流れ込む何本もの滝、源義経の死を見とどけた従者の常陸坊海尊が終世修行した仙人堂、NHK連続テレビ小説「おしん」のロケ地、河畔の絶滅集落、日本一の大地主、酒田の本間様が手掛けた草薙頭首工の水門など、見所満載の1時間はあっという間に過ぎて草薙地区にある下船場最上川リバーポートに到着。1時間おあずけ状態だったので、食堂に直行した3人でした。(つづく)

2013年11月10日 (日)

静けさや並木に渡る天然声 羽黒山

 羽黒山は庄内平野の東外れ、月山から北に延びる稜線の裾に位置する標高414mの低山です。今から1,400年余の昔、蜂子皇子が羽黒山に修験道の道場を開山して、出羽三山信仰が始まったといわれています。蜂子皇子といってもハッチのようにミツバチの皇子ではなく、歴とした皇統のお方。崇峻天皇の皇子です。参考までに、崇峻天皇はときの権力者蘇我馬子の推挙によって即位したものの、政治に口をはさむことも叶わず蔑ろにされたことに不満を抱いたため、馬子の命で暗殺されたといわれる悲劇の帝です。古来より出羽三山信仰は、西日本のお伊勢参りと並んで、東の奥参りと称されるほど全国レベルの信仰を集めていて、歴代の天皇や武家の信仰を集めてきました。

Dsc00941 山頂の三神合祭殿

 現在では山頂へ道路が通じていて、バスやマイカーで楽々アクセスが可能なため、老若男女差別なく参拝が可能なありがたい神社です。また、羽黒山山頂には三神合祭殿が置かれて、羽黒山と併せて冬季の積雪により参拝が不可能となる月山、湯殿山の神が祭られています。ここを参拝すれば三山クリア!というお得スポットであります。

 しかし、羽黒山に来た以上は、やはり表参道を歩いて山頂に詣でることこそ意義があると思います。羽黒山の表参道は、樹齢数百年の杉の大木が鬱蒼と茂る中、国宝の五重塔をはじめとする数々の社殿に参拝しながら、山頂を目指す霊気あふれる道です。東京の高尾山同様にミシュランガイドで三ツ星の認定を受けています。参道といっても生易しいものではありません。2,446段に及ぶ石段を踏破しなければなりません。

Dsc00860 さあ、出発だ!

 さて、9時に表参道の入口である随神門をスタートします。ババは気合充分!一方天然児はバス旅行のつもりだったのが、10分で終わってしまいやや不機嫌模様。それでも観光客が三々五々参道を歩き始めるのに釣られて、順調なスタートとなりました。山頂の駐車場にバスが11時に迎えに来る予定なので、2時間1本勝負です!

Dsc00871 祓川と須賀滝 Dsc00878 爺杉

 参道序盤はやや下り加減で、鬱蒼とする杉の大木の中を月山から湧出する祓川の沢音を聞きながら歩きます。祓川に架かる神橋を渡ると右手に見えるのが須賀滝で、参拝者はここで身を清めた場所であります。橋を渡るとすぐ左手に樹齢1千年といわれる杉の大木がありますが、これは爺杉と呼ばれるもので、かつては婆杉と一対していたらしいのですが、婆は今から百年以上前の嵐で倒れてしまったそうです。女性優位の人間の寿命とは逆ですね。

Dsc00885 国宝・五重塔 Dsc00896 ババに引かれて羽黒山詣

 最初の石段である一の坂の手前に、杉の巨木に囲まれて建つのが国宝の五重塔。かの平将門創建といわれ、東北地方最古の塔です。その高さは約30m。三間五層の均整のとれた美しい姿です。現在の塔は室町時代に庄内を治めた武藤氏によって修復されたものだそうです。羽黒山の象徴ともいえる五重塔ですが、参道はこれからが本番。勇む婆杉、もとい、ババに急かされて一の坂へ進みます。

Dsc00899 え、行っちゃうの? Dsc00911 二の坂茶屋 Dsc00930 紅葉もありました。

 参道の石段は幅が広く高さが低いので、階段登りは得意なはずの天然児も、いつもとは勝手が違う状況にペースをつかめず苦戦します。少し歩いてはつまずいて恐れおののきます。一の坂を上りきって、二の坂にかかる場所には茶屋があって、名物力餅などがいただけます。また、天気が良い日はここから庄内平野が見下ろせるそうです。残念ながらこの日はちょっと霞んでいました。

Dsc00905 ラウント2 GO! Dsc00907 「体力の限界!」 Dsc00912 テケテケ歩き

 二の坂になると傾斜はかなり急になって、天然児はギャーギャー叫んで、過呼吸で嘔吐したりと苦戦の度合いがましていきます。遂には座り込んだりするので、励ましたり抱き起こしたりしてこっちも疲れてきてしまいます。気がつけば少しずつ先行していたババの姿は消えていました。婆杉の木霊が憑依したのでしょうか?羽黒山は修験道の山。参道の杉並木には法螺貝の音が似合いそうですが、この日はそれに代わって天然児のおののく叫び声が渡るばかり。石段を下ってくる人、後から抜いていく人が天然児を姿を見て「あー」という表情をするので、かなり広範囲に叫びが聞こえたのでしょうか。

Dsc00925 気力で立ち上がって・・・ Dsc00938 キタァーーーッ! Dsc00945 ご加護も3倍でおねげーしますだ。

 三の坂の取りつきには、松尾芭蕉所縁の南谷への分岐路がありますが、ゆとりのない我々はこれをスルーして三の坂に突入しました。天然児もウルフ張りに「体力の限界!」となっていたところに、前方に朱塗りの鳥居が見えてきました。これぞ天佑神助。何とか2,446段を上りきって、10時半に山頂の三神合祭殿にたどり着きました。天然児がんばりました。合祭殿には出羽神社、月山神社、湯殿神社の三神が祀られ、それぞれにお賽銭を奮発してきました。さて、お次は・・・(つづく)

2013年11月 8日 (金)

湯殿山 You don't talk listen shoot!

 山形から駅レンタカー・ヴィッツ号で出発です。と言いたいところですが・・・出発できません。スマートキーというのは解ったのですが、スタートボタンを押してもエンジンが始動しません?頭をカキカキ店員さんにエンジンの始動方法を聞く始末でした。ブレーキを踏まないと始動しないとか。新しい車は解らんね。

 市街を抜けて山形自動車道を鶴岡方面に西進します。山形の西隣に位置する寒河江周辺はさくらんぼの果樹園が多いようです。山形県はフルーツ王国などと称されますが、中でも代表格がさくらんぼ。日本一の生産量を誇ります。残念ながら、さくらんぼの季節は初夏ですので、秋深まる今は桃やぶどうも終わって、ラフランスが出回っているようです。その後はリンゴと続きます。

Dsc00756 穏やかな姿の月山

 広がる田園風景の先に、なだらかな稜線を持つ大きな山が見えてきます。その山は早くも薄っすらと雪化粧をしているのが窺えます。この山こそ信仰の山、霊峰月山です。標高1984mは県境に位置する鳥海山や吾妻連峰、飯豊連峰に及びませんが、山形県のほぼ中央部に位置する独立峰で存在感は他を凌駕しています。

Dsc00754 寒河江SAのもみじ(ポストよりも紅いです!) Dsc00758

 山形自動車道から月山花笠ラインに入ると、周辺の山々は見事な紅葉に彩られています。路肩に停車してゆっくりと紅葉見物をしたいのですが、この道は駐車スペースがほとんどありません。モヤモヤしているうちに湯殿山神社へ着いてしまいました。

Dsc00788 月山花笠ラインの紅葉 Dsc00783 Dsc00792 米の粉滝

 月山から連なる稜線上に位置する湯殿山。出羽三山の奥の院として、修行した山伏が即身成仏する場所とされてきました。湯殿山の北西部に位置する大日坊や注連寺には、湯殿山で入寂された即身仏が祀られています。その湯殿山の中腹に祀られているのが湯殿山神社です。秋の青空に映える朱塗りの大鳥居から本宮までは、参拝バスで5分、歩いても30分程の道程です。30分なら歩こうと思って準備していると、危険を察知した天然児はさっさと参拝バスに向かっていってしまいました。やられた!

Dsc00782 湯殿山神社の大鳥居 Dsc00767 湯殿山の参道

 さて、参拝バスを下車して参道を歩いて梵字川の沢沿いに下っていくと、お祓い場があって、ここでお祓いを受け下足を脱いで裸足で御神体に向かいます。そして、目の前に現れた御神体とは・・・古来より、湯殿山神社の神域は「語るなかれ、聞くなかれ」と厳しく戒められた神秘なる聖域。当然御神体とその周辺は撮影禁止。私も戒めに従いここで語ることは避けたいと思います。

 ただ、読んで字のごとく、温泉が湧出する巨大な茶褐色の岩は、自然崇拝という信教の原点を見た思いがしました。

2013年11月 7日 (木)

つばさは一路紅葉の山形へ

 後期高齢者の域に踏み入れた近頃のババは、テレビや人伝に行ったことのない場所を聞くと「死ぬ前に何処其処へ行ってみたい」というのが口癖のようになっています。年寄りの世迷い言として聞き流すものの、10回に1回ぐらいは実現させるのですが、今回は「出羽三山と銀山温泉に行ってみたい」との発言を受けて、11月2日からの三連休に山形に行くことになりました。でわ(出羽)いってみよ~!

Dsc00727 特等席を占領する天然児 Dsc00728 流れるような曲線美

 ババのお供は私の他に天然児のおなじみ3世代編成です。天然児にとっては5、6年前に福井方面に旅をして以来の鉄路の旅となりますし、私自身も出張以外は久しぶりの鉄旅です。朝の東京駅では、親子揃ってはやぶさとスーパーこまちの連結付近を占領してシャッターを切りまくりました。北に旅立ったはやぶさに代わってやまびことつばさの併結が入線します。8時ちょうど発、つばさ175号山形行出発です。

Dsc00733 つばさ175号入線

 山形新幹線の分岐点である福島駅からは、快晴の青空の下、吾妻連峰の山並みを望めました。奥羽本線の在来線区間に入ると、間もなく列車は山間部に入ります。福島と山形の県境板谷峠は奥羽山脈を越える難所で、一昔前は県境の4駅にスイッチバックが設置され、特急列車など長編成の列車には補助機関車が連結されたりしました。

Dsc00740 福島市街と吾妻連峰

 そんな苦労も昔の話。山形新幹線は峠を悠々と越えていきます。車窓から見る沿線の山々は、木々が紅葉して彩られそれは見事なものでした。やっぱり関東と東北の紅葉は色彩が違いますね。花見や紅葉狩りの旅は、見頃に当てることがなかなか難しいものですが、県境から満点の紅葉に迎えられ、今回の山形旅行での紅葉に期待感が高まります。

Dsc01109 板谷峠付近の紅葉

 新幹線が乗り入れる奥羽本線は、福島を基点として、米沢、山形、新庄と山形県を北上し、湯沢、大曲、秋田、大館と秋田県内を貫通し、弘前を経て青森に至る東北本線と並ぶ東北地方の大動脈です。かつては寝台特急「あけぼの」や急行「津軽」など全線を貫通する優等列車が存在しましたが、平成4年に山形新幹線が開業すると、福島~山形間、更には新庄間の線路の軌幅が拡幅されたため、現在それらは消滅し鈍行列車の本数も大幅に減ってしまいました。

 峠越えの後、米沢盆地に列車が駆け下るにつれて霧が発生してきました。上杉家15万石の城下町米沢周辺は濃霧で真っ白。米沢駅では多くの乗客が下りて行きますが、想定外の濃霧に皆不安そうな面持ちです。次の高畠ではダイヤが乱れ始めて、対向列車待ちで時間調整が生じていました。東北地方の天候は、奥羽山脈を境に太平洋側と日本海側ではっきり分かれるといいますが、一山越えてこうも天気がはっきりと変わるとは驚きです。

Dsc00742 羽州の名城上山城 Dsc00747 山形到着~

 そんな心配も束の間、赤湯を過ぎた頃には周囲の山際にぶどう畑が見えてきて、上山温泉では車窓から羽州の名城とうたわれた上山城が見えました。やがて、車窓右手に蔵王連峰の山並みを遠望する頃には列車は山形市街に入ります。10時40分に定刻よりやや遅れて山形駅に入線。これかた始まる旅にワクワクですが、天然児は名残惜しそうにホームを振り返っていました。(つづく)

2013年11月 1日 (金)

霜月は餡子にはじまり

 11月になりました。昔は霜月と呼ばれる月ですので、寒さ一入の予感であります。仕事の帰りに四ツ谷でたい焼きを買って帰りました。四ツ谷でたい焼きとくればピンときた方も多いかと思いますが、そうです。「わかば」のたい焼きです。

P1110428

 買いたてはアッツ熱のたい焼きでしたが、家まで2時間の道中ですからちょっと覚めてしまいました。それでもたまの手土産ですから家族は大歓迎。生地好きの天然児は尻尾から食べて頭を残します。そしてもう1尾欲しがるものですから、私は餡子がいっぱい詰った頭を2つ食べられました♪そば屋でせいろそばを食べるときも、つけだれをつけないで食べる天然児。意外と食通かもしれません(笑)

 たい焼き・・・タイ・・・鯛・・・釣りに行きたいfish9月末にアジ行って以来、ひと月以上空いているなぁ。ある朝、ボクは家のかみさんと 喧嘩して 海に逃げ込んだのさ♪

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