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2013年11月 7日 (木)

つばさは一路紅葉の山形へ

 後期高齢者の域に踏み入れた近頃のババは、テレビや人伝に行ったことのない場所を聞くと「死ぬ前に何処其処へ行ってみたい」というのが口癖のようになっています。年寄りの世迷い言として聞き流すものの、10回に1回ぐらいは実現させるのですが、今回は「出羽三山と銀山温泉に行ってみたい」との発言を受けて、11月2日からの三連休に山形に行くことになりました。でわ(出羽)いってみよ~!

Dsc00727 特等席を占領する天然児 Dsc00728 流れるような曲線美

 ババのお供は私の他に天然児のおなじみ3世代編成です。天然児にとっては5、6年前に福井方面に旅をして以来の鉄路の旅となりますし、私自身も出張以外は久しぶりの鉄旅です。朝の東京駅では、親子揃ってはやぶさとスーパーこまちの連結付近を占領してシャッターを切りまくりました。北に旅立ったはやぶさに代わってやまびことつばさの併結が入線します。8時ちょうど発、つばさ175号山形行出発です。

Dsc00733 つばさ175号入線

 山形新幹線の分岐点である福島駅からは、快晴の青空の下、吾妻連峰の山並みを望めました。奥羽本線の在来線区間に入ると、間もなく列車は山間部に入ります。福島と山形の県境板谷峠は奥羽山脈を越える難所で、一昔前は県境の4駅にスイッチバックが設置され、特急列車など長編成の列車には補助機関車が連結されたりしました。

Dsc00740 福島市街と吾妻連峰

 そんな苦労も昔の話。山形新幹線は峠を悠々と越えていきます。車窓から見る沿線の山々は、木々が紅葉して彩られそれは見事なものでした。やっぱり関東と東北の紅葉は色彩が違いますね。花見や紅葉狩りの旅は、見頃に当てることがなかなか難しいものですが、県境から満点の紅葉に迎えられ、今回の山形旅行での紅葉に期待感が高まります。

Dsc01109 板谷峠付近の紅葉

 新幹線が乗り入れる奥羽本線は、福島を基点として、米沢、山形、新庄と山形県を北上し、湯沢、大曲、秋田、大館と秋田県内を貫通し、弘前を経て青森に至る東北本線と並ぶ東北地方の大動脈です。かつては寝台特急「あけぼの」や急行「津軽」など全線を貫通する優等列車が存在しましたが、平成4年に山形新幹線が開業すると、福島~山形間、更には新庄間の線路の軌幅が拡幅されたため、現在それらは消滅し鈍行列車の本数も大幅に減ってしまいました。

 峠越えの後、米沢盆地に列車が駆け下るにつれて霧が発生してきました。上杉家15万石の城下町米沢周辺は濃霧で真っ白。米沢駅では多くの乗客が下りて行きますが、想定外の濃霧に皆不安そうな面持ちです。次の高畠ではダイヤが乱れ始めて、対向列車待ちで時間調整が生じていました。東北地方の天候は、奥羽山脈を境に太平洋側と日本海側ではっきり分かれるといいますが、一山越えてこうも天気がはっきりと変わるとは驚きです。

Dsc00742 羽州の名城上山城 Dsc00747 山形到着~

 そんな心配も束の間、赤湯を過ぎた頃には周囲の山際にぶどう畑が見えてきて、上山温泉では車窓から羽州の名城とうたわれた上山城が見えました。やがて、車窓右手に蔵王連峰の山並みを遠望する頃には列車は山形市街に入ります。10時40分に定刻よりやや遅れて山形駅に入線。これかた始まる旅にワクワクですが、天然児は名残惜しそうにホームを振り返っていました。(つづく)

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