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2014年1月

2014年1月29日 (水)

山行 盛り沢山の低山歩き 松田山・高松山その1

 少し前の1月中旬、今にも雪が落ちてきそうな寒空の下、松田町の酒匂川河川敷にやってきました。ここは足柄の山々や富士山を背景に小田急線が鉄橋を渡る沿線随一の撮り鉄スポットで、我が家の天然児もこよなく愛する地です。ここを起点として、河津桜と菜の花で有名な松田山に登り、山上集落高松(参照:http://yama-umi.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/post-e3ad.html)を経て、高松山へと低山縦走をして、寄(やどろき)集落か山北に下ってバスで戻るコースを歩いてみることにしました。

P1110568 長い裾をひく明神ヶ岳 P1110571 松田のシンボル

 山行としてはスロースタートな13時に河川敷を出て、しばらく松田の商店街を歩いていきます。正面の山を見上げれば、松田町のシンボルである奴さんの顔がかたどられています。毎年8月に行われる「まつだ観光まつり」では、大名行列が町を練り歩くことで有名なのですが、元々は小田原藩の大名行列の形を、明治期になってから町内の寒田神社祭礼に盛り込んで残したことに始まっています。

 松田山は東西に広大な頂を有する山で、丹沢などから見下ろすと天空の庭のような風情のある山ですが、実際にはその広大な頂はゴルフ場に利用されています。そして、この山は私にとって思い出の山です。昔の車に凝っていた頃は、山頂部のゴルフ場に向かう道を夜な夜な走りました。そして、結婚前夜には車仲間とヤケクソ暴走会。助手席に乗った友人の86(ハチロク)は見事スピンして側壁に激突!でも、恥ずかしながら生き延びてしまいました。

P1110581 足柄平野を見下ろす P1110587 お茶畑

 松田山の山腹には西平畑公園があって、足柄平野と相模湾を一望するこの公園は、早咲きの河津桜が咲く公園として多くの観光客が集まるスポットとなっています。桜の他にも菜の花が咲き、ハーブ園、ミニ鉄道など盛り沢山のスポットです。そんな公園はスルーして、R246を西へ向かうと松田山登山口があります。松田山の日当りの良い南斜面は、みかん果樹園などの農地に利用されているため、山頂には多くの農道が通じていて、今回もそのうちのひとつを歩きました。

P1110586 金時山(左)と矢倉岳 P1110596 こういうのが点在します。

 松田山の山頂(568m)ははっきりしないのですが、その周辺部には最明寺史跡公園があります。この最明寺の開山が鎌倉時代の1221年(承久3年)ですから、承久の乱があった年になります。ここに信州善光寺を模して三尊仏が安置されて、人々の厚い信仰を集めて繁栄しました。鎌倉期は五歩に一楼、十歩に一閣ほどの繁栄を極めましたが、室町時代には兵火で衰退したため、所在を山麓に移したそうです。史跡公園は池や石碑、石仏が残されて往時を偲ぶことができます。

P1110590 爪痕 P1110593 ため糞 P1110600 荒れた古道

 最明寺史跡公園から北に虫沢古道と呼ばれる山道が延びています。松田から高松地区を経て、尺里峠から虫沢地区に通じる古道ですが、倒木なども多くてかなり荒れています。使命を終えたかつての生活道は、こうして再び自然に飲み込まれていくのでしょう。また、道を辿るとクマの爪痕やタヌキため糞など動物の生活痕たっぷりです。里山は人間と動物たちの共生の地であることが実感できました。

★コースタイム

酒匂川河川敷13:00→13:20松田山入口→13:55最明寺史跡公園→14:15高松集落

2014年1月23日 (木)

寒サバ大歓迎

 成人の日の三連休は寒さどん底でしたが、平塚の庄治郎丸が成人の日からビシアジを再スタートするというので、布団の中でヌクヌクとしていたい気持ちを抑えて今年の初釣りに行ってきました。祝日にもかかわらず、ビシアジに乗船したのは私を含めても4人で、ちょうど船の四隅に陣取りました。アジ釣りのトレンドはライトタックルになってきているのでしょうか。

P1110557 富士山 P1110558 丹沢

 冬の朝は寒さが厳しいものの空気が澄んでいたので、海から眺める富士山や丹沢の景色は最高でした。波風もなく穏やかな海で、寒さ以外は最高のコンディションです。

P1110563

 定番の二宮沖、既に10~20隻の遊漁船が集まっています。船が密集しているのは大きな群れがついているのでしょう。水深90mのポイントでタナは底から2、3mを狙います。

140113_191059 数はでるものの小振り

 2投目から当たりがあって、20cmほどのやや小振りなアジが上がってきました。その後も小振りのアジが順調につれ続きましたが、ビシアジで狙うなら30cm以上の大型を期待していただけに、イマイチな感です。

140113_191018 サバは大きい P1110564 サバ食べたいよ~

 小振りなアジに対して、水深30~50mの中層でかかってきたサバは3、40cmクラスの大型で、ときどき仕掛けを中層で止めてサバを狙ってみました。寒サバは丸々太っていていかにも美味しそうです。

P1110565

 結果はアジが60を超え、大きいサバを8本キープしました。アジは干物やフライに。サバはシメサバにして美味しくいただきました♪

2014年1月19日 (日)

大磯の左義長

 大磯の伝統行事左義長(さぎちょう)は1年の無病息災を祈る冬の風物詩です。前年のだるまや正月飾りを焚き上げて、その火で焼いたお団子を食べるという全国で見られる「どんど焼き」の行事と共通するものですが、大磯の左義長は道祖神(セエノカミサン)の火祭りとして規模も大きく、祭り前の数日間に町内の人々が7、8箇所の道祖神にお参りをする「七所参り」や、火祭り当日海に入った若衆と陸で神輿を引き合う「ヤンナゴッコ」という綱引きなどの珍しい行事と複合しているため、国の重要無形文化財に指定されています。

Dsc02236 日没後、ぞくぞくと集まる人たち Dsc02238

 今年の左義長は去る1月12日(日)に催されました。大磯で生まれ育った私ですが、左義長は幼い頃父親に連れられて見に行って以来ご無沙汰でした。今日は左義長の日だと分かっていても、なかなか寒い夜に出かけるのが億劫だったのでしょう。でも今年はしばらくぶりに左義長を見物しに出かけました。

Dsc02253 当日持参で

 当日の朝、大磯の北浜海岸に藁の山が築かれ、頭頂部には松と竹が飾られます。このサイトと呼ばれる藁山に事前に集められた正月飾りやだるまが供えられます。こうして火入れの夜まで待つことになりますが、待つ間も地域の人々や見物人が三々五々だるまやお飾りを持ち寄ります。砂浜にサイトが並ぶ民俗的な風景を見るなら日中がお勧めですね。

Dsc02252 火が入ったぁ!

 日没後18時にサイトに火が入るとのことで、15分ほど前に現地に入りました。暗くなった海岸には既に多くの人が集まっていました。地元の人たちだけでなく、大磯駅からも見物客がぞろぞろと海岸に向けて歩いていました。

Dsc02248 渋滞の車窓から意外な景色が見れました。

 18時の火入れで9箇所のサイトは一斉に燃え上がりました。空気が乾燥している時季でもありますので、その高さはハンパじゃありません。火の粉を巻き上げ、夜空と集まった人々を照らし出します。あーそうだ!地区のどんど焼きに出し忘れた正月飾りをリュックに入れてきたんだ。慌てて取り出して火に投じます。「今年も家族が健康に暮らせますように」

Dsc02254 百姓一揆ではありませんよ。

 集まった人々の手には竹の棒の先に針金の輪を括り、これに赤、白、緑のお団子が数珠状につけられています。このお団子を焼いて食べることで風邪をひかないと言い伝えられています。最初のうちは炎が大きいのでなかなか熱くて近づけません。気合を入れて焼いても炎で真っ黒焦げ。これでは風邪をひかなくなるどころか、癌にもなりかねません。焼き方にはコツがあって、サイトが焼け落ちて灰が燃える頃に焼けば程よく焼けるのです。中にはアルミホイルを巻いて焼く人もいますが、これはちと味気ないですね。

Dsc02255

 やがてサイトが焼け落ちて炎が下火になると左義長も終わりになります。このタイミングで例の陸海対抗綱引き大会「ヤンナゴッコ」が行われるはずですが・・・気づきませんでした(汗)またじっくり見物に訪れたいと思います。

2014年1月17日 (金)

七里ガ浜ウォーキング 後編

 剣投ぜし古戦場稲村ガ崎。西側は公園になっていて、展望も素晴らしく七里ガ浜の海岸線の先に江ノ島、更には富士山を望みます。

Dsc02144 稲村ガ崎から西を望む Dsc02145 兄弟愛の象徴

 その一角に青年に男児が寄り添う銅像があります。これは逗子開成中学のボート遭難碑です。明治43年1月、逗子開成中学の学生ら12名が江ノ島を目指してボートを漕ぎ出しました。往路は順調だったものの、江ノ島からの帰路、折からの強風に襲われてボートは転覆し、投げ出された12名全員が帰らぬ人となった悲しい歴史がありました。海から引きあげられた少年たちの遺体の中には、中学生の兄が小学生の弟をしっかりと抱きかかえたものがあり、人々を涙させたそうです。その姿をモチーフにした慰霊碑なのでしょう。

Dsc02154

 渋滞の国道を尻目に天然児と共に順調な歩行を続けます。日和も良く、我々同様に歩く人も多く、サイクリングやジョギングを楽しむ人も実に多かったです。アマルフィイとか珊瑚礁とか話題の店もお昼時とも重なって賑わいを見せていました。

Dsc02164 江ノ電が近い! Dsc02163 セキレイの子そこ退けそこ退け

 七里ガ浜という名称だけあって長い海岸線沿いをひたすら歩いていきます。行く手の江ノ島がだんだん大きくなってきました。歩く距離が長いのですが、天然児は順調に歩いてくれました。理由は単純。この道は江ノ電との併走区間で、歩道のすぐ横を江ノ電が走ります。間近に走る電車に天然児はご機嫌です。

 七里ガ浜を過ぎると腰越地区です。ここで江ノ電が海岸線を離れるので、我々もそれにしたがって海岸線を離れました。腰越といえば、平家を討ち滅ぼした源義経が京都で官職を得たばかりに兄頼朝に疑われて、鎌倉に入ることもできず腰越に逗留して身の潔白を証明する「腰越状」といわれる文書を記したことで有名です。

Dsc02167 路面軌道でテンションMAX!

 江ノ電腰越駅の先は道路内に江ノ電の軌道が入る路面軌道区間です。車が道脇に避けると、堂々たる江ノ電のお通りです。日蓮上人の竜口法難や元寇の折、杜世忠ら元の使節が処刑されたことで有名な竜口寺の五重塔が見えてくると路面軌道区間も終わり、江ノ電は住宅街に吸い込まれていきます。

Dsc02171 竜口寺前 Dsc02173 イルカはいるか!?

 この後、江ノ島駅まで歩いて帰路につきましたが、腑に落ちないのが天然児。新江ノ島水族館はどこへいったー!

2014年1月16日 (木)

七里ガ浜ウォーキング 前編

 寒い日が続いていますが、素晴らしい冬の青空を見上げると家に籠っているのがもったいなくなります。かといって、山は雪化粧しているのでどうも足が向きません。それでは平地を歩こうと、1月11日(土)に天然児を連れて鎌倉にやってきました。JR横須賀線の鎌倉駅から由比ガ浜、稲村ガ崎、七里ガ浜を経由して江ノ島を目指して歩きます。

Dsc02105 JR鎌倉駅前 Dsc02110 若宮大路

 まだ年明けから10日しか経っていないので、JR鎌倉駅は初詣の参拝客でしょうか、結構な人混みです。でも、多くの人は小町通りや段葛の方に向かって歩いていくので、鶴岡八幡宮への参拝客でしょうか。我々はそれとは逆に若宮大路を歩いて由比ガ浜に向かいます。天然児も行く手が江ノ島方面であることを察しているらしく、ウキウキくんで歩いてくれました。

Dsc02108 畠山重保邸址

 歩き出して間もなく、若宮大路の道端に五輪塔と石碑があります。石碑には「畠山重保邸址」と記されていました。畠山重保は、源頼朝の鎌倉幕府開幕に貢献した武蔵の有力御家人畠山重忠の嫡子ですが、頼朝亡き後の1205年に北条氏との間に諍いを起こし、由比ガ浜で謀殺されてしまいました。子の重保を謀殺した北条氏は、父重忠を所領から呼び寄せて、大軍の討手を繰出して現在の二俣川辺りで殺害してしまいました。源平争乱の折、一の谷鵯越を負傷した愛馬を背負って下ったという伝説は有名ですが、強力無双の猛者として名を知られた重忠を恐れてのことでしょう。横浜にある万騎が原という地名はこのときの事件に由来しています。

Dsc02115 トンビが舞う由比ガ浜 Dsc02118 由比ガ浜

 R134に突き当たって由比ガ浜に出てみると、のどかな冬の海が広がっています。冬の海の光景というと、日本海側の人は暗天の空の下、打ち寄せる荒波をイメージするのでしょうけど、湘南地方は穏やかな海面にキラキラと日光が反射する暖かでのどかなイメージです。ちょうどお昼時、風もないので海辺でお弁当を広げても良いのですが、この辺りの海岸には厄介な悪戯トンビが跳梁跋扈しています。お弁当を広げようものならひとたまりもないでしょうね。

Dsc02133 荒々しい稲村ガ崎の海岸線

 稲村ガ崎は山が海岸線まで迫り出して荒々しい断崖絶壁となっています。現在、R134の切通しが通ってるので有名な観光スポットにもなっていますが、その昔は難所として人馬の通行を許しませんでした。今更ながら、鎌倉は三方を山に。一方を海に囲まれた天然の要害でしたが、外との通行のため「鎌倉七口」と呼ばれた切通しが設けられていました。西に通じる極楽寺口はもう少し北に位置しています。

Dsc02139 天然の要害に挑む天然児!

 1333年に新田義貞が鎌倉幕府を討つために攻め寄せたとき、鎌倉七口は北条氏の守備隊が硬く守っていたためなかなか突破できませんでした。そこで義貞は宝剣を海に投じて神に祈ると、何と驚くべきや、波は沖合いに引いて稲村ガ崎に浜が出現したため、新田軍はここを通過して一気に鎌倉に突入し、鎌倉幕府は滅亡したという伝承はあまりに有名です。唱歌「鎌倉」の唄いだし「七里ガ浜の磯伝い 稲村ガ崎名将の 剣投ぜし古戦場♪」はこの名シーンを歌詞に込めています。でも、昔は砂浜が今より広くて、稲村ガ崎にも砂浜があったんでしょう。引き潮になると砂浜が出現することを新田義貞は知って、ついでに全軍の士気を鼓舞するためにパフォーマンスをしたことでしょう。

 天然児も稲村ガ崎を突破して、目的地江ノ島が間近に見える七里ガ浜の海岸線を歩きます。(つづく)

2014年1月13日 (月)

菜の花ウォッチング始まる

 年が明けて、吾妻山の菜の花がいよいよ見頃を迎えました。二宮町では1月11日~2月9日までの約1ヶ月間、「菜の花ウォッチング」のイベントが行われて、特産物の直売などが行われます。

 初日となる11日は、二宮駅ではJR東日本のマスコットキャラクター「ハマの電チャン」が菜の花見物に来た人を出迎えました。

Dsc02104 ハマの電チャン

 山頂の菜の花の咲き具合はどうでしょうか?

Dsc02197

 場所によってまちまちですが、南西斜面ではほぼ満開ですね。寒さが厳しい時季ですが、山頂の芝生広場はとっても暖かで、お弁当を広げるには最高のロケーションです。今度の休日お出かけになってはいかがでしょうか。

Dsc02187 水仙も満開 Dsc02188 相模湾

 私が訪れた早朝は富士山をはじめ箱根や丹沢の山々には雲がかかっておりましたが、日中は晴れ渡って最高だったと思います。

2014年1月10日 (金)

館山の掩体壕

 2年半前に家族旅行で館山を訪れたとき、大東亜戦争末期に構築された赤山の地下壕と戦闘機用のカマボコ型掩体を見学したことがあった。(参照:http://yama-umi.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/post-6918.html)そのとき館山市内に航空機用の掩体がもう1箇所残されていると聞いて訪れたいと思っていたのだが、昨年の大晦日に訪れることがかなった。

Dsc01920 航空機に見つかることはなさそうだが・・・

 その場所は館山市街から洲崎方面に向かった、前回の赤山掩体から車で更に5分ほど行った香という地区である。「香」と書いて館山では「こうやつ」と呼んでいる。県道の路肩に車を停めて、農道を少し入った山というか小高い丘の裾にその掩体は口を開けていた。周辺は耕作地の中に住宅が点在しているのだが、丘陵から水がしみだす場所らしく、沼沢があちこちにあるのが気になった。

Dsc01918 当時も湧水に泣かされたことだろう

 開口部はかなり大きく、赤山の戦闘機用掩体よりも大きそうである。一式陸攻でも格納していたのだろうか。丘陵に掘られた横穴式の掩体であるため、上空からは完全に隠蔽されている。しかし、掩体壕の中は周囲の沼沢同様に水が湧出して、池のような状態になっていた。そんな状態なので中に入ることもかなわず、外から覗きこむ程度で5分ほどの見学で終わってしまったが、貴重な戦争遺跡をまたひとつ見ることができたことは大いに満足である。

2014年1月 8日 (水)

山行 2014初登山に 大山

 今年の初登山は1月3日(金)に大山に登った。正月三賀日の大山は、阿夫利神社の初詣客とバッティングして大変なことになるだろうと想定されたので、7時過ぎに駐車場に向かった。案の定、一番上の第2駐車場は満車で、少し戻った第1駐車場に入った。身支度しているうちにも車が次々と入ってくるので、ここも間もなく満車となろう。伊勢原駅から上がって来るバスも満員乗車である。自分も含めた新春登山者と参拝者が参道をゾロゾロと歩いていく。

Dsc02036 大山山頂を見上げる。 

Dsc02042 大山寺 Dsc02070 女坂にいたシカ Dsc02073 追分付近の寒桜

 ケーブルカーの追分駅から先は、女坂を登って大山寺を経由して下社までを歩いた。大山寺付近は春一番に咲くミツマタがつぼみをつけていた。沢沿いを歩いているとゴゾゴゾと斜面の上の方から音がするので、見上げてみるとシカが木の芽を食んでいた。大山周辺ならハンターに狙われることはなかろう。今も昔も神域は殺生禁断の地である。

Dsc02044 阿夫利神社 Dsc02045 境内から湘南方面の眺望

 早朝ともあって、阿夫利神社下社も行列することなく参拝することができた。下社の境内からは湘南の海岸線まで見渡せたが、山頂を見上げるとどんよりしていて気持ちが晴れない。天気だけが原因ではない。本当は前日の2日に登りたかったのを、初売りに行きたいかみとの駆け引きに敗れて3日になってしまったからだ。

 下社から表参道を伝って上社のある山頂を目指す。参道を歩いているときは山装が多いと思ったが、登山道に入ると意外と人が少ない。日の出登頂をした下山者の方が多いようだ。部活の初練習だろうか、野球ユニフォームの数十人の一行がゾロゾロと下山してきた。若人たちの爽やかな挨拶を交わしてくれる。富士見台から富士山は・・・見えない。富士はおろか三ノ塔すら雲の中である。

Dsc02054 凍る登山道

 蓑毛方面からのコースと出合う標高1千mを越えたあたりからは道端に雪が残っていた。登山道は歩く人が多いので雪は消えていたが、一部踏まれた雪が凍りついていたのは厄介だった。ヤビツ峠から延びるイタツミ尾根と出合うと、いよいよ登山道全体が凍り付いた状態で危なっかしい。

Dsc02056 山頂はガスっていた。

 駐車場から2時間弱で大山の山頂(1252m)に到達した。ちょうど雲がかかって展望は全くない。山頂全域が踏まれた雪が凍りついて寒々しかった。そんな状況下で幕営したグループがいたようだが、大山を含めて丹沢全域は幕営禁止であることは言うまでもない。雲に覆われて眺望もないので、彼らの撤営を眺めながらラーメンを食べた。

 さて、下山は山頂から東に下る雷ノ峰尾根を下って、見晴台経由で下社に向かおうとしたが、こちらは日当りが悪いのか歩く人が少ないのか、完全に凍り付いていて、踏み込んだ途端にすってんと尻餅をついてしまった。ダミだこりゃ~と、表参道を引き返すことになったが、折から登山者が急増する時間となったらしく、登山者が次々と登ってきたので、たまらず蓑毛方面の分岐で表参道から外れて下社に下った。

Dsc02061 新春初放水?

 阿夫利神社の境内は参拝者が階段の下まで行列を成していた。ちょうど社殿への初放水?が行われていたので、それを見学して下山をした。下山した頃、車道は登ってくるマイカーで駐車場待ちの渋滞となっていた

★コースタイム:3時間45分(休憩含)

大山第1駐車場7:40→8:00追分→8:15大山寺→8:30下社8:35→9:30大山山頂10:00→10:30蓑毛分岐

→10:40下社10:50→11:25大山第1駐車場

2014年1月 5日 (日)

山行 水仙の里から八犬伝所縁の山へ 房州富山

 東京湾の浦賀水道あるいは剣崎沖辺りで釣りをしていて、ふと手を休めて対岸の房総の山々を眺めることがあります。海岸線からギザギザと長い稜線を見せるのは、山中に日本寺の境内を有する有名な鋸山です。その右手に端正な双耳峰を見つけることはそう難しくはないでしょう。その双耳峰は富山(とみさん)と呼ばれる房州随一の名峰です。

 大晦日、おなじみババと天然児の3人で、南房総市の岩井地区から富山の懐にある伏姫籠穴をめざして歩くことにしました。伏姫とは、江戸時代に滝沢馬琴によって著された長編戯作「南総里見八犬伝」の冒頭に登場する安房の武将里見義実の娘のことです。居城を敵対勢力の安西氏によって攻められた里見義実は、苦し紛れに八房という名の飼犬に「敵将の首を取ってきたならば、娘をお前にくれてやろう」と言いました。はたせるかな八房は見事敵の総大将の首を取って帰ったので、里見氏は危機から脱し、伏姫は八房を伴って富山の洞窟に籠りました。その伏姫が籠った洞窟を訪ねてみようというわけです。

Dsc01926

 館山自動車道近くの駐車場から、しばらくはのどかな田園風景の中を歩いていきます。沿道にはご当地名物水仙が植えられていて、ポツポツ開花していました。やがて道が山裾に入っていくと、南斜面の陽だまりに水仙が群生していました。満開とまではいきませんでしたが、花もよく咲いていて辺りには甘い香りが漂っていました。水仙には日本の三名所があって、越前海岸、淡路島とこの南房総だそうです。南房総の中でも、内房の鋸南町の保田、勝山、南房総市の岩井などの地区に群生していて、年の瀬から咲き始めて年明け1月に見頃を向かえるそうです。

Dsc01932 観葉植物のような植生 Dsc01933

 林道は山奥深く延びていきます。周辺の山林は杉や檜の植林と照葉樹の大木が多く、真冬のこの時期でも緑の森を保っています。その根元には観葉植物のような葉が特徴的な植物が群生していました。このような植生は湘南の里山と違った房総らしさでしょうか。

Dsc01935 伏姫籠穴への入口

 20分も歩いた頃、山中に白壁の立派な山門が出現しました。ここが観光名所にもなっている伏姫籠穴です。籠穴を見学するには、この山門をくぐって階段を上がっていくのですが、先行するババはここに目もくれずに先へ歩いていってしまいました。こうして目的地は伏姫籠穴から富山に変更となりました。富山は標高342mの低山ですが、房州一の名山と言われるように、遠くからでも判別できるような端正な三角錐をしています。さて、どうなりますことやら・・・

Dsc01946 林道の終点

 しばらく舗装された林道を歩いていきます。日当りもよくのんびりとした道なので、天然児も抵抗なく歩いていきます。行く手には電波塔を乗っけた富山の山頂が見えていますが、山頂付近の勾配はかなり急なようで、この舗装路が山頂まで延びているとは思えません。案の定、間もなく林道は行き止まりとなって、そこから左手に階段の登山道が延びていました。ここで天然児は危険を察知して、ひっくり返って抵抗しました。

Dsc01950 天然児のオアシス一杯水 Dsc01953_2 奮戦する天然児

 お尻をたたきながら何とか登山道を歩き始めます。房州一の名山とあって、登山道は幅があり階段などが整備されています。大晦日ですが、ポツポツと登山者が上り下りしていました。天然児はギャーギャー雄叫びをあげて、ちょくちょく抵抗しながらも何とか歩いていきました。

Dsc01964 南峰山頂の観音堂 Dsc01967 石仏には水仙が供えられていました。

 登山道をゆっくり30分ほど歩くと、双耳峰である富山のちょうど中間である鞍部に到達しました。ここから北峰の方に少し歩くと、八犬士終焉の地の碑が立つ休憩ポイントがあります。ここからは岩井地区と海水浴場で有名な岩井海岸をよく見下ろすことができます。お弁当を広げるにはもってこいの場所なのですが、この日は風が強かったので、早々に南峰の山頂(342m)を踏んで下山し始めます。

Dsc01973 ダブルストックのババ Dsc01990 天然児駆け下る!

 南峰からの下りはひたすら階段を下る急降下です。よく整備されてはいるものの、一部は段差も大きくババや天然児は苦戦しました。ババは登山口に置いてあった竹の棒をダブルストックにして、喜寿も近い老体を感じさせないフットワークを見せています。下りの苦手な天然児をサポートしてその後を追いました。

Dsc01980 水仙と紅葉のコラボも Dsc01992

 急階段から急坂くだりになると、水仙の群生地があったり紅葉が残っていたりと、緊張感を解きほぐしてくれました。やがて、南房総名産のびわの木が植えられている段々畑の中を下って、福満寺というお寺の境内にくだってきました。南峰山頂からちょうど1時間ですが、普通の人ならそんなにかからないでしょう。福満寺の境内には立ち寄らなかったのですが、山門には立派な朱塗りの仁王様が立っていました。ここから水仙の道路を10分ほど歩いて駐車場に戻りました。

Dsc01996 山門を護る仁王様 Dsc02000 水仙ロードを歩く

 富山は眺望あり、花ありで冬の陽だまりハイキングにはもってこいの山ですよ。

★コースタイム:3時間

岩井駐車場10:30→10:50伏姫籠穴→11:10登山口(ロスタイム)→11:45鞍部(休憩)→12:10南峰山頂→13:10福満寺(休憩)→13:30岩井駐車場

2014年1月 4日 (土)

お正月だよ!赤いお魚大集合

 昨年末のネタを年越しで引っ張らせてもらいます。晦日に天然児を連れて鴨川シーワールドに行ってきました。シャチにベルーガにイルカ、アシカ。ショーというショーは全部チェックしてきました。海獣たちの愛らしい表情に癒されました。

Dsc01878 新春、演芸名人

 めでたいお正月といえば、目出鯛!シーワールドで正月用の赤いお魚をたっぷり仕入れてきましたので、ご紹介いたします。

Dsc01844

 目出鯛といえばこの真鯛のこと。鯛の尾頭付きは、慶事の引き出物には欠かせない存在として、昔から珍重されてきた魚です。マダイは沿岸部の岩礁帯に生息していて、主に甲殻類を捕食しています。成長すると1mになる個体もあるようです。また、釣魚の王様として我々釣り人にとっては憧れの魚です。針掛りしたときに見せる「三段引き」と呼ばれる強烈な引き込みは、釣り人を魅了して止みません。

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 金目鯛です。その赤い魚体の美しさは、マダイに勝ることでしょう。大陸棚の外側にある水深300~500mの海底斜面に生息しています。伊豆の稲取が全国一の産地として有名で、回転寿司の寿司だねとして我が家にはなじみがある魚ですが、定番料理は何と言っても煮付けですね。相模湾や外房でキンメを釣らせる遊漁船もありますが、深い場所を狙うので、釣るためには大型の電動リールなどのしっかりとした装備が必要ですね。

Dsc01858

 この華やかな魚は金時鯛です。顔つきはキンメに似ていますが、沿岸部の岩礁周りに生息していて主に小魚を捕食してます。赤い体色と大きく発達したヒレは独特ですが、「キントキ」の名は、源頼光に従って大江山の酒呑童子を退治した、足柄山の金太郎こと坂田金時の華やかな様相に由来しているとか。地方名である「カゲキヨ」も平家の荒武者藤原景清にちなんでいるとのことです。また「バクチ」という別称は、群れていても餌を追うときと見向きもしない日があるため、博打の様な釣りであるからだとか。数年前に外房大原で釣りましたが、キンメよりも身がしっかりしていて、刺身や塩焼きが美味しかったですね。

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 尼鯛です。アマダイは「グジ」の別名で関西地方では高級食材として有名なさかなです。アマちゃんについては、11月の釣行記に書いていますのでそちらをご参照ください。(参照:http://yama-umi.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-c968.html

Dsc01845

 最後に紹介するのはこの寒鯛です。カンダイの顔は厚い唇と突出した額でまるで人面魚です。その顔の特徴は大型に成長するにつれて顕著になるようです。成長すると1mを超えるカンダイですが、実はベラの仲間。赤い大きな魚をみるとすぐ鯛に結び付けてしまうのが日本人の癖ですからね。沿岸部の岩礁周りに生息して甲殻類を捕食していますが、大きい固体は縄張りをもつ習性があるようです。ドヤ顔で根回りを悠々と泳ぐ姿は、貫禄満点でダイバーたちに愛される存在です。

Dsc01828

 おまけはウマヅラハギです。赤いお魚ではありませんが、今年は午年ですから魚界での年男ならぬ年魚です。本年もよろしくお願いいたします。

2014年1月 1日 (水)

元旦 ギリギリセーフの初日の出

 平成26年明けましておめでとうございます。

 新年は山上で初日の出を遥拝しようと思ったのですが、ちゃんちゃら可笑しい。起床は6時30分。これでは吾妻山ですら初日の出に間に合いません。大慌てで着替えて裏山に駆け上りました。

Dsc02020 相模湾のライジングサン

 東側が開けたみかん畑の上からは、相模湾から登る初日の出が望めました。ありがたや、ありがたや・・・そこから振り返ると、朝日に照らされた赤富士を遥拝することができました。これまた、ありがたや、ありがたや・・・素晴らしい初日の出と赤富士をセットで拝める穴場が身近にあったものです。

Dsc02025 赤富士も

 ありがたついでに大磯の六所神社に立ち寄って、この1年の我が家族の無事を祈って帰りました。

Dsc02030 朝も早ようから多くの参拝客

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