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2014年1月19日 (日)

大磯の左義長

 大磯の伝統行事左義長(さぎちょう)は1年の無病息災を祈る冬の風物詩です。前年のだるまや正月飾りを焚き上げて、その火で焼いたお団子を食べるという全国で見られる「どんど焼き」の行事と共通するものですが、大磯の左義長は道祖神(セエノカミサン)の火祭りとして規模も大きく、祭り前の数日間に町内の人々が7、8箇所の道祖神にお参りをする「七所参り」や、火祭り当日海に入った若衆と陸で神輿を引き合う「ヤンナゴッコ」という綱引きなどの珍しい行事と複合しているため、国の重要無形文化財に指定されています。

Dsc02236 日没後、ぞくぞくと集まる人たち Dsc02238

 今年の左義長は去る1月12日(日)に催されました。大磯で生まれ育った私ですが、左義長は幼い頃父親に連れられて見に行って以来ご無沙汰でした。今日は左義長の日だと分かっていても、なかなか寒い夜に出かけるのが億劫だったのでしょう。でも今年はしばらくぶりに左義長を見物しに出かけました。

Dsc02253 当日持参で

 当日の朝、大磯の北浜海岸に藁の山が築かれ、頭頂部には松と竹が飾られます。このサイトと呼ばれる藁山に事前に集められた正月飾りやだるまが供えられます。こうして火入れの夜まで待つことになりますが、待つ間も地域の人々や見物人が三々五々だるまやお飾りを持ち寄ります。砂浜にサイトが並ぶ民俗的な風景を見るなら日中がお勧めですね。

Dsc02252 火が入ったぁ!

 日没後18時にサイトに火が入るとのことで、15分ほど前に現地に入りました。暗くなった海岸には既に多くの人が集まっていました。地元の人たちだけでなく、大磯駅からも見物客がぞろぞろと海岸に向けて歩いていました。

Dsc02248 渋滞の車窓から意外な景色が見れました。

 18時の火入れで9箇所のサイトは一斉に燃え上がりました。空気が乾燥している時季でもありますので、その高さはハンパじゃありません。火の粉を巻き上げ、夜空と集まった人々を照らし出します。あーそうだ!地区のどんど焼きに出し忘れた正月飾りをリュックに入れてきたんだ。慌てて取り出して火に投じます。「今年も家族が健康に暮らせますように」

Dsc02254 百姓一揆ではありませんよ。

 集まった人々の手には竹の棒の先に針金の輪を括り、これに赤、白、緑のお団子が数珠状につけられています。このお団子を焼いて食べることで風邪をひかないと言い伝えられています。最初のうちは炎が大きいのでなかなか熱くて近づけません。気合を入れて焼いても炎で真っ黒焦げ。これでは風邪をひかなくなるどころか、癌にもなりかねません。焼き方にはコツがあって、サイトが焼け落ちて灰が燃える頃に焼けば程よく焼けるのです。中にはアルミホイルを巻いて焼く人もいますが、これはちと味気ないですね。

Dsc02255

 やがてサイトが焼け落ちて炎が下火になると左義長も終わりになります。このタイミングで例の陸海対抗綱引き大会「ヤンナゴッコ」が行われるはずですが・・・気づきませんでした(汗)またじっくり見物に訪れたいと思います。

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