« 山行 浮気心に誘われて 奥多摩三山その1 | トップページ | 山行 カタクリの咲く御前山 奥多摩三山その3 »

2014年4月29日 (火)

山行 オハヨーグルト大岳山 奥多摩三山その2

 御岳山神社参道から分かれて長尾平。ここには東京都山岳連盟の会員でヨーロッパ三大北壁やヒマラヤを単独登攀した世界的クライマー故・長谷川恒男の記念碑がある。1991年に雪崩に巻き込まれて遭難死してから、没後20年を記念してこの地に建てられたものだ。また、毎年10月の体育の日には、奥多摩の山岳71kmのコースを24時間で走破する「長谷川恒男カップ山岳耐久レース」が行われ、奥多摩三山の縦走ルートはそのコース上になる。

Dsc03096 ハセツネの記念碑

 長尾平から大岳山方面には3つのルートが分かれている。鍋割山と呼ばれる尾根上を責めるルート、沢沿いのロックガーデン経由のルート、鍋割山を巻く平坦なルートである。ロックガーデンは奥御岳渓谷とも呼ばれ、沢沿いに苔むした岩と滝を眺めながら歩ける人気スポットであるが、今回は先が長いので真ん中の山を巻くルートを直進した。

Dsc03101 バイクも乗り入れる平坦な道 Dsc03108 散歩中?鳩山夫妻

 御岳山~大岳山の間は東、南面の陽当りの良いルートで、色鮮やかなヤマブキ、ミツバツツジ、ヤマザクラが目を楽しませてくれる。地面を見れば多種多彩なスミレの花々。その他ハシリドコロ、ヒトリシズカ、カタクリ、ネコノメなどの花々が咲いていた。大岳山は花の百名山にもエントリーしているが、名物イワウチワの姿を認めることは残念ながらかなわなかった。

Dsc03093 スミレは多彩 Dsc03125

Dsc03104 ランの一種かな? Dsc03122 ハシリドコロ(毒あり危険食べたら死ぬ?で)

 秋川方面高岩山からのルートと出合う芥場峠を過ぎれば、いよいよ大岳山を時計回りに巻き始める。今まで平らで歩きやすい山道は、凹凸の岩肌が露出して左側は崖が切れ落ちたやや危険な場所である。ここまでは天然児を連れて歩こうと思っていたが、この先は無理である。やがて左手前方に大岳山荘が見えてきた。

Dsc03116 名付けて「天然児返し」 Dsc03118 荒廃した大岳山荘

 休業中の大岳山荘は荒れ放題。休業か?廃業か?ここから見下ろす都心の夜景は見事なものだったらしい。大岳山荘の上には大岳神社は鎮座している。その昔、江戸鎮護のために祀られた神社らしい。社の前には左右一対の狛犬が座っていたが、これが何ともデフォルメされていて可愛らしい。

Dsc03120 大岳神社 Dsc03121 思わず持ち帰りたくなる愛らしさ

 大岳神社から間もなく大岳山(1267m)の山頂に到達した。山頂を独り占め♪南面が開けて浅間嶺、笹尾根、丹沢方面が見渡せる。この日は晴れてはいたが、春霞で展望はイマイチであった。西側には御前山と三頭山が見えているが、三頭山は遥か彼方に感じられる。大岳山から三頭山まで18km近くもあるんだからなぁ・・・本当にあそこまで行くのかよ?(自問)

Dsc03127 大岳山頂 右が御前山、その左手奥が三頭山

 大岳山は御岳山と並ぶ山岳信仰の山であるが、遠くから望む姿は特徴的で、鍋蓋を伏せたような台形上にちょこんと突起が突き出ている姿は、「キューピー山」とか「茶魔山」(漫画「お坊ちゃまくん」の主人公)などと呼ばれ、圏央道や青梅市街を走っていると真っ先に確認できる。武蔵国誌には「両総地方(上総、下総=千葉県)ニテ武蔵ノ鍋冠山ト称シ海路ノ目標トナス」とあり、昔の船乗りたちが現在の航行位置を割り出すための「山立て」に役立ったと記録されてる。「スライム山でもいいよな」そんなことを思いながら、甘いパンをほおばった。(つづく)

« 山行 浮気心に誘われて 奥多摩三山その1 | トップページ | 山行 カタクリの咲く御前山 奥多摩三山その3 »

登山、ハイキング」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 山行 オハヨーグルト大岳山 奥多摩三山その2:

« 山行 浮気心に誘われて 奥多摩三山その1 | トップページ | 山行 カタクリの咲く御前山 奥多摩三山その3 »