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2014年5月

2014年5月31日 (土)

山行 紅白ツツジのそろい咲き 檜洞丸その2

お 檜洞丸山頂にてお茶を一杯。すぐに犬越路に向けて下山を開始しました。山頂直下の階段下りは木がなく大パノラマが広がるため、大空に飛び出すジャンプ台みたいで怖いくらいです。正面には大室山が大きく、その左手には道志の今倉山、御正体山などが見えています。左手(西側)には西丹沢の山並み、そして遠くには富士山が・・・見えません。この日はガスが濃くて、実際にはうすーく見えていましたが、見えないも同じ状態でした。

Dsc04002 山頂下の大パノラマ(右手奥が大室山)

 急階段を下って少し登り返すと神ノ川方面に道を分ける熊笹ノ峰。この辺りにもシロヤシオとトウゴクミツバツツジの木が多いのですが、何れもつぼみの状態で1週間先が見頃でしょうか。(アップした頃が見頃かな)

Dsc04011 山頂周辺はまだつぼみ Dsc04012

 ルートは熊笹ノ峰から大笄(おおこうげ)、更に小笄(ここうげ)へとピークを渡りながら標高を下げていきますが、大笄から小笄へは大きく落ちていて、途中鎖場も何ヶ所か点在しています。この間ではちょうど前述のツツジが見頃でした。檜洞丸山頂を目指して周囲から一斉に花が登っているんですね。一番乗りは陽当りの良いツツジ新道でしょうね。

Dsc04033 こんなところも何ヶ所か
Dsc04037 紅が優勢 Dsc04046 白が優勢

 新緑に映える紅白の花。ヤセ尾根の岩場に映える紅白、遠い山並みに映える紅白・・・どれをとっても絵になります。一般的には先にシロヤシオが開花して、それをトウゴクミツバツツジが追いかけるといわれていますが、この辺りでは紅白が対称的に咲きそろってくれていてありがたい限りです。

Dsc04043 素晴らしい揃い咲き Dsc04061 緑の中の犬越路

 やがてハイカーが憩う犬越路。西丹沢と道志方面の峠越えでもあり、檜洞丸と大室山への分岐点でもあります。正面に大室山へのルート。右手に神ノ川方面への峠越えルート。西丹沢自然教室へ戻るには左手に進みます。

 ここからは涸れ沢沿いの急な降下になります。滑りやすい危なっかしい道です。途中、ミイラ化したシカの死体を数頭見かけました。この冬の豪雪で雪崩に巻き込まれたのでしょうか?それとも餌が少なくて餓死したのでしょうか?同じ個所で数頭死んでいるということは、群れが雪崩に巻き込まれたのかもしれませんね。

Dsc04069 飛び込みたくなるような紺碧の水

 やがて水清らかな用木沢沿いの道を歩きます。狭い道で先行者のグループに道を譲られたとき、足元が突然崩れてあわや谷に転落する危ない場面もありました。(汗)渡渉したり、木橋を渡ったり、堰堤を越える立派な橋を通過して白石沢に出合いました。ここからは舗装路歩きで西丹沢自然教室に戻りました。山開きのイベントはすっかり片付いていました。記念バッチを買えなかったのが残念です。

Dsc04058_2 山の恋人よ。また来年会いに来るからね

 5月も今日で終わり。陽気もかなり暑くなってきました。今頃は檜洞丸山頂は紅白に彩られていることでしょう。明日から6月。まだ見ぬ山行であるであろう、いろいろな出会いが今から楽しみです。

★コースタイム:4時間50分

西丹沢自然教室5:50→6:25東沢渡渉点→7:25石棚山稜出合→8:00檜洞丸8:05→9:35犬越路

→10:20白石沢出合→10:40西丹沢自然教室

2014年5月29日 (木)

山行 山登るツツジの花 檜洞丸

 5月25日(日)は西丹沢の山開きの日です。毎年5月最終週、檜洞丸のシロヤシオやトウゴクミツバツツジの花が満開を迎える時期に合わせて開催されています。私も山開きを目安に檜洞丸に登ってツツジの花見を楽しんでいますが、今年も花見登山をすることにしました。

Dsc03972_2 シロヤシオ

 5時に家を出て、R246と県道76号を経て西丹沢に向かいます。山北周辺の高松山や大野山には雲がかかっていたので少し不安でしたが、丹沢湖までやってくると朝日が差してきました。静かな湖畔を横目に見ながら、爽やかな朝の風を切って老馬は進みます。

Dsc03908 登山口は満車状態

 登山口である西丹沢自然教室の駐車場は、山開きの式典のため駐車できません。道向かいの空き地に車を停めるのですが、既に車がいっぱいで、何とか路肩に1台分のスペースを見つけることができました。今日は沢山のハイカーが山頂を目指すことでしょう。車を停めたらとっとと出発です。

Dsc03909 スタート地点

 6時少し前に出発。山開きの横断幕を通過するとスタート感があります。河内川沿いのキャンプ場では早くも朝食の準備をする炊事の煙が立っていました。キャンプいいなぁ↗でも、ここ何年も行けてないなぁ↘

Dsc03912 東沢の渡渉点

 檜洞丸への最短ルートであるつつじ新道に入ります。朝も早くから単行、少人数のグループがポツポツと先行しています。駐車状況を考えれば日の出から登っている人も結構いそうです。檜洞丸へのルートは、何れもが急登で所々ギャップが大きく、また西丹沢独特の青っぽい地質はざらついていて滑りやすいのが特徴です。上りは良いですけど下りは特に注意した方がよさそうです。

Dsc03918 竹藪のルート Dsc03916 何十年に一度の大イベント?

 東沢を渡渉すると尾根道の急登が始まります。最初のうちは両側に人の背丈ほどの竹藪が続いています。よく見るとタケ先には花のようなものがついています。タケは何十年に一度花を咲かせて枯れると聞きますけど、この種もそうなのでしょうか?

Dsc03930 白 Dsc03941

 標高が1,200m辺りからシロヤシオの花がポツポツ見られるようになりました。既にこの辺りは見頃を過ぎているようです。更に1,300~1,400mまで標高を上げていくと、シロヤシオが満開でした。白が多い中で赤のトウゴクミツバツツジも交じります。赤と白の対称的な色彩が何とも見応えがあります。ハードな登山も満開の花々に出迎えられると報われた感があります。三脚を据えてじっくりとカメラに収める人もいました。

Dsc03963 ツツジのトンネル Dsc03954 大室山をバックに
 満開のツツジの中を延びる階段のルートは、まるでツツジのトンネルの中を歩いているようです。しかし、石棚山稜からのルートと出合う頃には花は見えなくなってしまいました。ここから上にもツツジは生えていますが、まだつぼみのようです。ツツジの開花は1週間かけて200m登り、あと1週間で山頂に達することでしょう。

Dsc03990 バイケイソウの群落と同角ノ頭 Dsc03994 御正体山(左)と今倉山
 
 山頂直下の開けた尾根道はバイケイソウやフキが密生していて、緑の絨毯をしきつけたようです。この日は晴れたもののモヤが濃くて、遠くの景色は望めなかったのですが、右手には同角ノ頭が存在感を示し、左手には大室山や更に道志山塊の御正体山、今倉山が望めました。

Dsc03999 檜洞丸山頂
 登山口から2時間余りで檜洞丸(1601m)の山頂に到達しました。山頂はブナ林に囲まれて展望は今ひとつですが、10人ほどの方は休憩していました。山頂は通過して犬越路方面に進みます。(つづく)

2014年5月25日 (日)

クロちゃん肉食化!?

 日中は汗ばむような初夏の陽気の昨今。クロちゃんは猫の額の一角で気ままなアウトドアライフを続けています。

Dsc04079 毎日のようになります。

 寒い頃はほとんど動かず食欲もなかったのですが、活性が良くなった分食欲もまして、野菜や果物をよく食べてくれるようになりました。その中でも最近のお気に入りは、猫の額になったイチゴです。ダンゴムシやナメクジに食べられる前に摘んであげると、むしゃむしゃとよく食べてくれます。

Dsc04076 大好物

 食べた後、口の周りは真っ赤になってライオンのようです。ちょっと怖いです。

2014年5月22日 (木)

山行 新緑のガイドハイクその2 大山

 5月18日(日)は職場の友人と大山を歩くことになりました。朝から抜けるような青空に恵まれて、小田急線の車窓からは大山や丹沢の山並みが素晴らしい!8時に小田急線伊勢原駅に集合。少し早く着いたので改札で友人を待っていると、下りの小田急線が到着する度に山装束のハイカーが次から次へと改札を抜けていきます。大山は伊勢原市にとって一番の観光資源ですね。

 8時1分前着の電車で友人2人が到着。一人は独りもの。もう一人は家族全員参加。これが奥方と4人の子供の賑やかファミリー。子供たちとは久しぶりの再会で、最初は表情も硬かったのですが、すぐに打ち解けて、子供らはくっついたり離れたり、ああでもねーこうでもねー・・・ハイテンションはおっさんも同じ。バス待ちをしていると、隣の山ガール小隊に集合写真を頼まれてついつい調子に乗る山笑。

Dsc03854 新緑がまぶしい

 満員のバスに揺られて15分。大山ケーブル駅を8時30分に出発。物産店が並ぶ表参道を歩くと早くも暑くて汗が流れてきました。子供たちは元気に先を歩きますが、3匹のおっさんは暖機運転が必要です。こういう場面が年齢を実感させてくれます(涙)追分の駅まで来ると皆期待するような視線で「ケーブルカー乗るの?」そ、そんな残酷なこと私には答えられません。

Dsc03855 江ノ島方面 Dsc03852 最近は流行らないらしい

 無言のままケーブルは素通りして女坂を歩きます。大山七不思議に子供らは食いつくかと思いきや・・・あれ?反応はイマイチです。最近の子供たちは心霊とか超常現象とかは、イマイチピンとこないようです。化学が発達した世の中?いやいや、TVなどの情報統制ですかね。そういう番組やってないし、心霊写真集も売ってない。小学校の誕生日プレゼントに中岡俊哉の心霊写真集全巻を買ってもらった生粋の心霊世代な山笑。

Dsc03858 ここがゴールではない

 阿夫利神社下社に到着すると、その立派な社殿に子供らは「やったー!ゴールだ。ゴールだ。」んー、ここがまだ半分だとは言えず、無言で登拝門をくぐって本坂の急階段へ。4人もいれば個性も違います。親をおいてどんどん進む子もいれば、急階段を登りながら「死ぬー死ぬー!」と騒ぐ子。おいおい、人間そう簡単には死にゃーしねぇよ。

Dsc03862 とにかく賑やかな本坂 Dsc03863 伊豆大島

 眩しい新緑の中、老若男女多くのハイカーが山頂を目指します。所々で緑の切れ間から江ノ島が見えたり、伊豆大島が見えたり、富士山が見えたり。聞きなれない野鳥の声や小さなハナアブのような虫にもあふれる興味を向ける子供たち。我が家の子もこんな時期がありました。今や、「うぜー、うるせー、くせー、デブ・・・」うぅっ(涙)

Dsc03873 山頂に憩う Dsc03864 芙蓉峰

 11時に大山山頂に到着。予想していたよりもかなり良いペースで登ってきました。山頂は何処も彼処も休憩するハイカーでいっぱいです。タイミングよく南面の特等席が空いたので、お楽しみお弁当の時間です。お腹もペコペコおにぎりを食べる食べる。おにぎりを平らげたらリュックいっぱいのお菓子。リュックの中はお菓子ばかり。もっとも、これが楽しみで来ているようなものかもしれません。おじさんもちゃんとお裾分けをしてくれるんだから優しいなぁ。

Dsc03874 我が郷土二宮 Dsc03880 気持ちよさそう

2014年5月19日 (月)

山行 新緑のガイドハイキング 雨山峠

 半月ほど前に、鎌倉に住む友人一家と飲んだ時にハイキングを始めたいというので、そういう話は私に相談しなきゃダメ!と大きく出て、低山ハイクのガイドを買って出ることになりました。聞けば横浜の円海山や逗子の鷹取山しか登ったことがないというので、ゆっくり歩いても半日ほどの歩程で、山頂では気持ちの良い展望が得られる山を案内しようと選んだ山は・・・

 五月晴れの休日、寄からシダンゴ山を目指すことにしました。寄バス停から山頂まで1時間30分もかからず、アセビの茂る山頂からは丹沢の山々の展望と湘南の海岸線、真鶴半島などの大展望が得られる山の魅力満載の山です。

 がしかし、寄の駐車場辺りは河原のバーベキューを楽しむ人たちの車でいっぱいで、路上駐車の列も長く延びている状態でした。車の停める場所でつまずくとは意外なところで足をすくわれてしまいました。代案として自然休養村に駐車して高松山に変更することも考えましたが、そちらもBBQで混んでそうなので、そのまま道を直進して水源の森から雨山峠へのルートを歩いてみることにしました。

Dsc03763 ウツギの花

 雨山峠へのルートは、渡渉を繰り返した先に鎖場や片側が切れ落ちた羨道があるちょっと難易度が高いルートなのですが、変化に富んでいるので子供にはスリルがあって楽しいかもしれないと思っての選択でした。状況を3人に説明したところ、「それで行こう!」とノリノリでした。はてさてどこまで歩けることやら。まあ雨山峠までは無理だろうな。と腹で笑う山笑。

Dsc03707 新緑が爽やか

 寄水源の森をスタートしてしばらくは舗装路を歩いていきます。道沿いにはヤマブキの黄色とウツギの白い花が賑やかです。友人一家の山デビューを祝福する花道のようです。そんなキザっぽいことは言いませんけどね。舗装路の終点は寄沢の堰堤を越えるポイントで、ここから山の斜面を大きく迂回して堰堤の上部に出ます。

Dsc03716 ふぅ~ん

 堰堤を巻いて広い河原に出ると、このルートの目玉である寄沢の渡渉になります。5月は適度に雨も降っているので、寄沢はまあまあの水量です。渡渉地点を指示すると、母が先に飛び子を待ちます。おっかなびっくり石の上を渡る息子を暖かく見守るのは父。う~ん何とも良い光景だ。我が家では見ることがなかった光景だ(涙)

Dsc03708 よく見てごらん

 石の広がる河原で首を傾げるファミリー。そんなときは石や対岸の樹の枝をよく見てご覧なさい。大きい岩には丸く白ペンキの目印。枝にはピンクのテープが垂れ下がっています。「山では五感を働かせなければダメ!」あたーり前のことを得意になって説明する山笑。

Dsc03725 やや荒れ気味

 私自身雨山峠へのルートを歩いたのは2年半ぶりで、寄沢の源流は大きな崩落が見られて随分様変わりしていました。逆に鎖を頼りに登った危なっかしいギャップにはしっかりとした梯子が掛けられていました。(参照:http://yama-umi.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/post-b0cf.html

 何回かの渡渉を終えて樹林の中でお昼をとることにしました。そこは釜場平と呼ばれる雨山峠へのちょうど中間点です。おにぎりを食べながらファミリーに今までの感想を聞いてみます。「疲れたけど楽しいね!」でも、ここから先が本番。片側が切れ落ちた沢沿いのルートを歩かなければなりません。それを説明して何となく引き返すことを促しますが、「あと半分なら峠まで行ってみたい」

Dsc03756 雨山ルートの本番 Dsc03742

 そういうならお付き合いしましょう。釜場平から植林帯を一気に登って、左側が切れ落ちた沢沿いのルートとなります。ちょっと頼りない鉄の橋がギシギシいうのを笑いながら渡る一行ですが、足場が悪い鎖場では真剣そのもの。ホレホレ、「帰ろうか」を言わんかい。ここでは父が先に進んで振り返って息子の奮戦を見守ります。これまた羨ましい光景です。

Dsc03746 最終のゴルジュ帯 Dsc03754

 何だかんだで、山笑の期待(?)を裏切ったファミリーは、最終段階のゴルジュ帯を歩いています。滑めた沢を楽しく歩いていきます。そして鉄梯子を登り切って雨山峠に到達しました。峠では重装備の二人の紳士が憩っていましたが、軽装のファミリーがひょっこり上がってきてやや意外そうな表情でした。

 復路も疲れた様子もなく、自然のサンショウの風味を楽しんだり、河原でトカゲを追いかけたりと楽しみながら無事に水源の森ゲートに戻ってきました。黙々と登り一辺倒の山登りよりも沢を渡渉したり、梯子や鎖場を通過する変化に富んだルートが子供にとっても楽しめたようです。怪我の功名とでもいいましょうか。「またヨロシクね!」と喜んでもらえてまんざらでもない山笑でした。

2014年5月15日 (木)

金谷沖 大サバ釣り大会!

 5月10日(土)釣り会の春季定例会を開催しました。私自身個人プレーを含めて今年は年明けの1月以来4ヶ月のブランクです。趣向は定番の東京湾のビシアジ釣りです。当会はビシアジに始まりビシアジに終わる?がモットーの釣り会ですから。今年初めての定例会は当然のごとくアジとなります。

 船宿は久里浜の鈴福丸。最近東京湾のビシアジでは定宿にしている船宿です。集合時間は7時。幹事の身としては、集合時間から出船までの30分が大忙しです。電車組を京急久里浜駅に迎えに行き、車組の駐車位置を確認、集まった人から受付を指示して、竿、ビシ、キーパーのレンタルを確認、仕掛けの受け取り、釣り座の誘導、氷の配布といったことをバタバタとこなして、自分の道具をセットするときには既に船が浦賀水道に出ています。

P1120074 船が賑やかな浦賀水道 

 最初のポイントは浦賀水道のど真ん中で、水深は100m弱とやや深めです。タナは底から5m。最初の2、3回は魚寄せと思って仕掛けを上下させますが、イマイチ当たりが来ません。この日は表面の潮流が速く、お祭りが頻発してなかなか手返しが悪い状況です。その中で仕掛けが落ちている人は大型のアジを上げていました。

P1120075 で~っかい船やら P1120080 カッ飛び号やら

 しかし、それも長くは続かず、大型サバの群れが侵入してきてお祭りは更に酷くなります。このサバがアジのタナから水深30mくらいまで跳梁跋扈していて、釣れてくるのはサバばかり。アジの当たりを感じてあげてきても途中で空針にサバが掛って、上がってくるのはサバに化けてしまうんですからやるせないです。

 船頭さんはポイントを変更。大型船の往来が賑やかな浦賀水道を横断して、対岸の金谷沖にやってきました。正面には鋸山がよく見えています。水深は少し浅くなって70mほど。金谷沖は根に居つくいわゆる「金アジ」が釣れるポイントとして知られていますので、気を取り直して頑張ります!

P1120085 鋸山が大きい金谷沖

 しかし、この日はサバがとっても元気で、このポイントにもサバが入ってきました。いつもならアジの当たりがあってもすぐ巻き上げず、追い食いさせて空針を残さずサバをかわすことを考えるのですが、この日は天にも見放されて、折から北風がビュービューと吹き荒れて三角波が立ち始めました。船は上下にはねて、ミヨシに座した私はほろ酔い加減になってしまいました。

140510 アジは小さいようですが30cm級。サバが大きいのだ!

 結局14時過ぎの上りまで海上は荒れ続けて、沖上がりしてみるとアジが7尾と低調な結果に対してサバは15尾(キープ)と好調。やや小さめだったり、細い個体はリリースしたので何れもが大サバで、クーラーはとりあえずいっぱいにはなったのですがね。魚雷のように大きなサバでしたが、脂がのっていてしめさばで美味しくいただきました。ついでにアジも酢でしめてアジ寿しになったとさ。

 次回はアジをい~っぱい釣ってやるぞー!いや、梅雨イサキの季節だなぁ・・・

2014年5月13日 (火)

ひと月遅い御坂路の春

 GW明け、御坂山地の三ツ峠山に登ろうと河口湖から御坂峠の登山口へやってきました。御坂峠からのルートは山頂付近の山小屋がジープで荷揚げをする道でもあるので、天然児でも歩き易いだろうと思ったのですが・・・

Dsc03770 太宰が愛でた御坂路の富士

 お昼過ぎに登山口に到着してみると、「さ、寒い」登山口付近は風が強くてとても寒いのです。沢筋には結構な残雪が残っています。そういえば河口湖畔で桜が咲いていたっけな。薄着で来てしまったので三ツ峠はあきらめることにしました。

Dsc03766 残雪多し Dsc03767 まだマメザクラが見れました。

 元来た道を戻るのも面白くないので、登山口から三ツ峠山の山腹を巻いて富士吉田市街に至る西川新倉林道を下っていくことにしました。カラマツ林の中を走る林道沿いには残雪が多く残っていて、所々にマメザクラが咲いています。この辺りは下界に比べて春の訪れがひと月遅いようです。

Dsc03776 カチカチ山越しの富士 Dsc03774 河口湖と足和田山

 この林道上には富士山や河口湖を展望できるポイントがあります。余り天気の良くない日でしたが、富士山は大きく見えていました。林道を下って来るとミツバツツジが結構咲いています。景色を楽しみながらゆっくり走って、小1時間ほどして富士急行線の下吉田付近に下ってきました。

Dsc03772 ミツバツツジ

 さて、富士吉田の市街を抜けて、杓子山の山裾にある明見湖(あすみこ)に立ち寄りました。かつてはこの明見湖も先述の四尾連湖(参照:http://yama-umi.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/post-75c3.html)と共に現在の富士五湖と肩を並べる「富士八海」のひとつに数えられていましたが、今では住宅地の中にある周囲500mほどの小さな池です。農業用の溜め池といわれても違和感がありません。静かな湖面いっぱいに蓮が生えていて、夏には湖面を美しく飾って蓮見湖になることでしょう。

Dsc03785 静かな明見湖と・・・ Dsc03786 徐福氏!?

 明見湖の近くに見つけたのが徐福の像。かの秦の始皇帝に命じられて、東海に浮かぶ島にある蓬莱山にあるという不老不死の薬を探しにやってきた人です。昔、紀伊半島をぐるりと一周の貧乏旅行をしたときに新宮市内で徐福の墓を見た思い出がありますが、日本全国に伝説が残る人です。蓬莱山(富士山)にやってきた徐福は、吉田の辺りに滞在して養蚕や機織りの技術を伝えたといわれています。

 結局、不老不死の薬は存在せずに、手ぶらで帰国することもかなわず徐福は日本で亡くなったそうですが、死んだ後鶴に変化して飛び去ったことから、この地域は都留(つる)郡と名付けられたそうです。

2014年5月 9日 (金)

山行 天然児 桃色吐息 大札山その2

 大札山の山頂から北の尾根を下山します。山頂付近の尾根上の平行移動から肩のルートと分かれると、突然の急降下のなります。この辺りからしばらくアカヤシオの群落の中を歩くことになります。この辺りは見事な満開っぷりで辺り一面ピンク色です。それにしても不思議なことは、肩のルートを歩く人が結構多かったのに比して、北尾根ルートを歩く人は一人もいません。皆さんアカヤシオを求めて登っているはずなのですけどね?

Dsc03615 ピンクの花道が続きます。 

 そんな見事なアカヤシオには全く興味がないのが天然児。下りが苦手な彼はこの急降下に苦戦して悲鳴を上げています。ババは何処からか拾ってきた棒切れをストック代わりにしてどんどん下っていきます。75にもなる婆様にしては達者なフットワークです。山頂では挨拶を交わした女性から「お元気ですね」と称えられていましたが、ババはこの手の年寄扱いが大嫌いで、どうやら火をつけてしまったようです。

Dsc03623 満開のアカヤシオ♪ Dsc03624 これを見ないのはもったいない

 急降下点を過ぎるとややザレ気味の尾根道をアップダウンしながら進みます。地図を見たところそれほどでもなかろうと判断した北尾根ルートですが、意外と手ごわいルートでした。ヤセ尾根を渡ったり、岩場を下る場所では天然児は鳴き声を上げて座り込んでしまう一幕もありました。ピンクの花道に天然児のうめき声だけが響き渡っていました。

Dsc03638 双コブの蕎麦粒山 Dsc03648 立ちすくむ天然児

 ピンクの切れ間を見上げてみれば、正面に双コブの蕎麦粒山が迫ってきます。蕎麦粒山はシロヤシオの咲く花として知られて、あと半月も経った5月中頃には多くのハイカーがこの山を目指すことでしょう。蕎麦粒山の山腹には手術痕のように南赤石幹線林道の擁壁が辿っていて、痛々しい姿でした。

Dsc03685 林道歩きで駐車場所へ Dsc03682 ここまでよく手をかけましたね。

 山頂から1時間20分で南赤石幹線林道の北尾根コース登山口に降りてきました。ここからは肩のコース登山口まで未舗装の林道を歩いていくことになります。それにしてもこの林道。崩落が頻繁に発生するらしく、擁壁工事がかなりしっかりと施工されている何ともお金がかかった林道です。いつも思うのですが、恩恵を受けるのはほんの一部の人だけなのに何でこんなにお金(税金)が投入されるのでしょうか。まあ出来てしまったものは遠慮なく利用させてもらうんですけどね(笑)

Dsc03679 林道脇の水たまりにカエルの卵が

 林道を30分ほど歩いて肩のコース登山口に戻りました。久しぶりの山行に苦戦した天然児ですが、よく歩いてくれました。

2014年5月 8日 (木)

山行 奥大井の花の山を訪ねて 大札山その1

 茶所川根の奥山は南アルプスから延びる「深南部」と呼ばれる山々です。山深く豊かな自然が残るこの一帯は、奥大井県立自然公園に指定されています。交通アクセスが不便なためハイカーが少なめな山々ですが、その中でも登山口までのアクセスが容易で、山頂までのルートも比較的短いため人気を集めているのが大札山です。

 この山魅力は、楽に山頂に立てること以上に、山頂からの眺望が素晴らしいことと、4月下旬から5月中旬まで咲くヤシオツツジが群生していることです。ヤシオツツジは本州中部の山地に分布して、枝先に五枚の葉が開くことからゴヨウ(五葉)ツツジとも呼ばれています。4月下旬にアカヤシオが開花して、後からシロヤシオが開花しますが、山地に自生するためかこれらの種は一般的に知られていないようです。

Dsc03692 3つのルートがあります。

 南アルプス深南部の山々では、アカヤシオがGWに見頃を迎えるということで、ババ、天然児を伴って大札山に登ることとしました。大札山の登山口は、大井川上流の川根本町役場近くから延びる南赤石幹線林道に入り、途中尾呂久保地区を経て小1時間ほど進んだところにあります。登山口は3箇所あって、南北に延びる尾根を歩くルートと肩ルートです。今回は最短の肩ルートから山頂を踏んで北尾根ルートを下ってみることにしました。

Dsc03543 見事なシャラの大木 Dsc03570 ブナ林もいいね♪

 肩の登山口には20台ほどの車が駐車してあってほぼ満車状態。林道に路肩駐車をしようと思っていたところ下山してきた方の車と入れ違いで駐車することができました。正午に登山口を出発。最初はブナ、ツガ、モミ、ヒメシャラなどの大木が群生する急斜面をひたすら登ることになります。松の樹皮のようなシロヤシオも交じりますが、こちらはまだ花が咲いていません。九十九折の急登に天然児は早くもアップアップして、座り込んだりうめき声をあげていました。苦戦する状況下、ババはいつの間にか先行して見えなくなってしまいました。

Dsc03561 最初の群生地  Dsc03565 尾根道をいく Dsc03567 ヤマカガシの絡みシーン

 30分ほど歩いて分岐点に到達。左手のルートが少し遠回りですが、アカヤシオの群生地ということでそちらに進みますと、ピンク色のアカヤシオがポツポツ咲いていました。美しい花ですがちょっとボリューム感に欠ける気がしました。尾根道に出合うとアセビが両側に生える尾根道を山頂に向かいます。前述の樹林にカラマツも目立つようになりました。

Dsc03607 大札山山頂

Dsc03585 寸又三山を望む(遠景中央に前黒法師岳、右寄りに苦しいが薄く朝日岳、右双コブが沢口山)

 登山口から1時間で平坦な大札山(1373m)の頂に到達。登山口からの標高差は200m余りしかありません。20人ほどのハイカーが思い思いの場所でお昼をとったりゴロ寝を楽しんでいました。北~東~南側の展望が開けていて、春霞で遠くまでは見えなかったものの北には寸又三山を望むことができました。南東に落ちる尾根上の部分的にピンクに色づいている場所にはアカヤシオが群生しているようです。

Dsc03589 南尾根上の群生地 Dsc03600 群生地まで下りて山頂を望む

 我々も南の展望を眺めながらお昼にしましたが、天然児は水ばかり飲んで嘔吐を繰り返していました。爽やかな山頂を楽しんでいた人にはちょっと迷惑でした。(つづく)

2014年5月 6日 (火)

天然児 田舎駅ヲ占拠ス

 GW真っ只中の5月3日(土)、おなじみ天然児、ババのトリオで川根路にやってきました。夏も近づく八十八夜。お茶所川根では、お茶農家の方々がGW関係なしでお茶の収穫に精を出されていました。大井川のゆったりとした流れと渡る川風、青々とした茶畑と山並みの新緑。どれを取っても爽やかです。

 大井川鉄道の福用という駅に立ち寄りました。大井川に沿ったR473をかっ飛ばしていたところ、並走する大井川鉄道の沿線に三脚を構える人の姿が多いことに気付いたので、SLがやってくるかな?と思ってたまたま近くの駅に立ち寄った次第です。

Dsc03536 可愛らしい福用駅

 福用の駅は小さな木造駅舎の無人駅で、駅前には切符売り場と郵便局を兼ねた商店が1軒あるだけです。付近には何があるかといえば、小さな集落と八高山という山、それに大井川です(笑)田舎の駅には無料の駐車場があって、堂々と乗り付けられるのがありがたいことです。大井川鉄道には何の益もにもなりませんが。

Dsc03520 金谷行普通電車到着

 駅の時刻表を見ると・・・電車は1時間です。でもすぐに踏切の警報器が鳴りだして、金谷行の普通電車が到着しました。この普通電車は、かつては近鉄特急ビスタカーとして活躍していた車両ですが、今は大井川沿いでのんびり余生を送っています。

 普通電車がしばらく停車しているので、千頭方面の通過電車がやってくるようです。通過電車=SL急行でしょうか。きっとそうでしょう♪期待どおりに遠くから汽笛と煙が近づいてきました。

Dsc03521 SL急行かわね路号、10時22分定刻通り?福用を通過。

Dsc03525 プッシュ・プル運転

 急行通過後に金谷方面に普通電車も出発していきました。大井川を渡る風音が聞こえてきそうなほどの静けさを取り戻した福用駅ですが、事件発生!今日1日をここで過ごすつもりになった天然児が駅構内に立て籠もってしまいました。駅舎に飾られているSLの写真を眺めてみたり、ホームのベンチに腰を下ろしてみたり。

Dsc03535 ホームを占拠する天然児

 まあこういう休日の過ごし方もあろうかと思ったのですが、こっちも目的があってここまで来ているので、天然児を駅構内から排除するため強行突入を図りました。しかし、天然児が大声をあげて抵抗したので、ご近所迷惑を考えて撤退。第1次突入は失敗しました。第2次は作戦を変更し、強行突入ではなく、例の駅前商店から好物のコーヒー飲料を買ってちらつかせる作戦です。

 案の定、コーヒー飲料に釣られて駅舎から出たところを取り押さえられ、そのまま軍馬に押し込まれて拉致された天然児でした。

2014年5月 5日 (月)

山中の青い宝石 四尾連湖

 御坂山塊の最西部に蛾ヶ岳(ひるがたけ)という山があります。この山の懐に抱かれた標高900mほどの高所に四尾連湖(しびれこ)という湖があります。湖といっても周囲は1.2kmほどの小さなカルデラ湖で、湖と池の中間のような規模です。

Dsc03386 蛾ヶ岳(後方)に抱かれた青い宝石

 「しびれこ」という名称は、なかなか読めないところです。その名の由来は地元に伝わっている湖の神が竜で、この尾が四つに分かれているためつけられた名称だそうです。

 蛾ヶ岳を挟んで南には富士五湖の本栖湖、南東には精進湖が位置していて、その昔は富士五湖に四尾連湖、富士吉田にある明見湖などを加えて富士八湖とされていたこともあったようです。

Dsc03396 こんな良いところはない。湖畔の白いキャンプ♪

 四尾連湖の水は流入する河川も流出する河川もない湖沼ですが、その水は清らかでハヤ、オイカワ、コイ、フナ、ブラックバスなどの魚が生息しているそうです。その昔はワカサギが名物だったそうですが、前述のブラックバスが放流されたことで全滅してしまったそうです。どこでもある話、人間の身勝手さが招いた生体バランスの破壊ですね。ワカサギのフライ食べたいなぁ・・・(これはこれでワカサギにとっては困る)

 また、昔は冬になると湖面が全面結氷して、スケートやワカサギの穴釣りが楽しめたそうですが、残念ながら近年では氷が薄くなって不可能になってしまったそうです。

Dsc03405 桜が満開の湖畔

 湖畔には山荘が2件並んでいて、宿泊ができますし、それぞれキャンプ場を経営しているので、静かな湖畔に幕営することができます。私自身もう30年以上前に家族で山荘に宿泊したことがあって、釣りをしたけど全然釣れなかったり、湖畔で食卓を囲んた思い出がかすかに甦ってきます。

Dsc03378 桜が見頃でした。

 4月最後の週末、久しぶりにババ、天然児を伴って四尾連湖を訪れました。山荘周辺には桜並木があって、ちょうど見頃を迎えていました。ババには行き先を知らせていなかったので、「こんな静かな湖があったんだね」などと湖の名称を見ても全く思い出せない様子でした。前述の思い出話をすると、「あーそうだよね?山荘の前で食事したのは覚えているよ。ここだったんだー!」と興奮していました。今回訪れなければ思い出を墓までもっていったことでしょう。

Dsc03385 天然児と湖畔を散歩(この直後に悲劇が訪れようとは)

 天然児と湖を1周する遊歩道を散歩しました。しかし!この静かな湖畔で悲劇が起こります。天然児が「大」のサインを出したのです。何とか山荘までたどり着けないかと彼をせかしますが、ちょうど湖の反対側で辿りつけそうもありません。仕方がないので木陰で済ませてそれを木の葉でちょいと隠し。あーこいつにはいつもやられっぱなし。懐かしい思い出に浸る余地も与えてくれないんですから。天よ、願わくば我に七難八苦を与えないでくれ!

Dsc03399 龍神様、どうか天然児に幸多からんことを・・・ Dsc03401

 風に散った桜の花びらが、どういうわけか一筋になって湖面を渡っていました。御神渡り。龍神様の御神渡りだ!

2014年5月 4日 (日)

山行 泣く泣く下る三頭山 奥多摩三山その5

 雷鳴におびえながら三頭山の山頂を離れた。縦走も終わってここからは北に延びるヌカザス尾根を伝って奥多摩湖畔に下山することになる。このルートの下降は傾斜がきつくて泣かされる。そのくせ入小沢ノ峰、ヌカザス山、無名尾根、イヨ山と小ピークの登り返しが連続しているのだからたまらない。

Dsc03240 三頭山北面に残る雪

 時折しもオツネノ泣坂と呼ばれる急坂に差し掛かった。そのいわれを紹介すると、その昔、奥多摩湖畔川野にあった城にオツネという女性が仕えていた。オツネは城下の寺で修行していた香蘭という美男僧と恋仲になり、逢瀬を重ねるようになった。それを見かねた住職は、香蘭を上野原市西原の寺に移してしまったのだが、香蘭への思いを断ち切れないオツネは三頭山を越えて香蘭としばしば会ったという。そんなある日、本懐を遂げて夜の三頭山を越えるも、この坂道に差し掛かった時に夜が明けてしまう。朝帰りを主人に知られたら咎めを受けるであろうことを考えたオツネは泣く泣くこの坂を下っていったという。

 夜中の三頭山を単身歩いた女の情念には驚くべきであるが、香蘭、お主僧籍にありながらなかなかの悪よのう。暗くなった空を見上げながらそんな悲話を思っていると危うく足を滑らせそうになる。こんなおっさんが転んで泣いても誰も手を差し伸べてくれることはなかろう。

Dsc03245 オツネノ泣坂付近で見たヤドリキ Dsc03254 イヨ山付近のミツバツツジ

 三頭橋方面に下るムロクボ尾根ルートと分かれて、小ピークと格闘しているうちにいつの間にか空は明るくなっていて、西日が差し込むようになった。どうやら雷雨の洗礼を受けることは回避できたらしい。ヌカザス尾根を下っていると、所々ミツバツツジが咲いていて心和ませてくれた。

Dsc03263 ドラム缶橋を渡る

 暗い植林帯を下っていくと奥多摩湖畔に出た。ここから周遊走路の車道を少し歩いて、ドラム缶橋こと麦山の浮橋を渡る。渡りながらも対岸の道路に注意は釘づけである。バスの時間をメモってきた手帳を忘れてしまったからだ。上流のほうからバスが走ってこないかソワソワしながら橋を渡る。静かな湖畔にバタンバタンと浮橋を繋ぐ金具の音が響き渡った。

 階段をあがってR411小河内神社バス停に到着。この縦走のゴールである。ここからバスで奥多摩駅へ向かい、そこから青梅線で御嶽駅へ。少し歩いて駐車場に向かうのだ。しかし、バスは30分以上先である。ここで湖面を眺めながら待つのも嫌だったので、少し歩いてみたが、歩道のない道、特にトンネルを歩くときはすぐ脇を車がかすめるように高速で走り去るので、恐ろしいというか、むしろドライバーに迷惑だろうと思い2つ先の坂本園地バス停で待つことにした。

Dsc03265 対岸に御前山を望む Dsc03272 奥多摩駅ホームの曲がり

 静かな湖畔。対岸には今日1日かけて縦走してきた尾根が望めた。中でも御前山がおおらかな姿を見せていた。時計の針が1周の長時間に渡ったが、実に充実した山行であった。

★コースタイム:11時間40分

御岳渓谷P5:20→5:50ケーブル滝本駅→6:40御岳神社→8:05大岳山8:20→9:15大ダワ→9:45鞘口山→10:50御前山11:05

→11:40小河内峠→12:10月見第2駐車場→12:50風張峠→13:30鞘口峠→14:25三頭山14:40→15:20ヌカザス峠

→15:55イヨ山→16:40小河内神社バス停

2014年5月 2日 (金)

山行 雷鳴下の三頭山 奥多摩三山その4

m カタクリ見物のハイカーで賑やかになってきた御前山山頂を出発。御前山からその先の惣岳山周辺は、陽当りの良い穏やかな山容で、名物のカタクリが群生していた。惣岳山の分岐点でハイカーが次々と登ってくる小河内ダム方面からの大ブナ尾根と分かれ、西の縦走路を下りだした。奥多摩の春の妖精よ永遠なれ。

Dsc03174 Dsc03173 奥多摩の妖精よ永遠なれ・・・

 御前山と三頭山の鞍部に当たる小河内峠(1050m)を通過する頃、右手には奥多摩湖が見えてきた。この辺りでは小ピークを次々と越えていかねばならず、かなり苦しい状況になってきた。縦走ではアップダウンは当たり前の話だが、そうはいってもせっかく稼いだ標高を手放すのは辛いことだ。そう思っているうちに、奥多摩周遊道路の月夜見第2駐車場手前でついに標高は1千mを切ってしまった。

Dsc03182 三頭山へ向かう Dsc03176 ハジリドコロ

 奥多摩周遊道路は昭和48年に開通した奥多摩湖畔の三頭橋から三頭山の山麓を走って檜原村数馬に至る高原道路であるが、ワインディングが連続しているため、平成2年に無料開放されて以来ライダーやチャリダー御用達の道路である。そういえば御前山を下っていく頃からバイクの爆音が山に響いていた。静かな山行を楽しんでいてこれほど興が冷めることはない。

Dsc03189 ハイブリットの時代ですなぁ・・・ Dsc03198 奥多摩周遊道路と御前山

 さて、月夜見山(1147m)から風張峠までの縦走路は奥多摩周遊道路と並行しているので、間近で車やバイクの爆音が聞こえている。車道を歩いてしまった方が早そうだが、はねられてもシャレにならないし、縦走路には所々ミツバツツジのきれいな箇所があった。先を急ぐ旅ではないのだし。

Dsc03204 縦走路のミツバツツジも良いが・・・ Dsc03201 このキャラもすて難い

 風張峠から鞘口峠へ。これも辛い小ピーク越えであった。ここいらから檜原都民の森の領域に入っているため、軽装のハイカーが増えてきた。三頭山方面から下ってきた陽気なおじさんおばさんたちが「こんなに急だと遊歩道じゃないな。登山道だよ」とか「お兄さんあと少し頑張って!」などと声をかけてくれる。お兄さんは嬉しいのだが、こっちは遥か20km先から歩いてきているんだから。そこんとこ宜しく。

Dsc03208 都民の森から雲取山が見える Dsc03221 都下に残る数少ないブナ林

 三頭山に近づくにつれて都民の森らしく整備されていて歩きやすくなってきた。しかし、先ほどまで賑やかだったハイカーの姿がいつの間にか消えていた。それもそのはず!奥多摩湖を挟んだ石尾根方面は黒い雲が立ち込めていて、ゴロゴロと雷鳴が聞こえ始めた。向こうのお山に黒雲かかれば今日も来そうだ大夕立 そなえよ常にだ干物片付け テントに雨水入らぬように♪山にはスカウトソングが合う。などと悠長に構えている場合ではないぞ。

Dsc03222 山がパックしていました。 Dsc03232 三頭山山頂

 14時半頃、暗雲立ち込め始めた三頭山東峰(1528m)に到着。展望デッキからは遠く御前山と大岳山が望めた。感無量である。雷様のご機嫌をうかがいながら中峰(1531m)、西峰(1525m)とその名の通り三つのピークを歩いた。この状況下では、奥多摩三山の縦走を果たした爽快感を噛みしめる余裕がないのが残念だ。

Dsc03226 御前山(左)と大岳山を遠望 Dsc03219 前半と後半のギャップが

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