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2014年5月 8日 (木)

山行 奥大井の花の山を訪ねて 大札山その1

 茶所川根の奥山は南アルプスから延びる「深南部」と呼ばれる山々です。山深く豊かな自然が残るこの一帯は、奥大井県立自然公園に指定されています。交通アクセスが不便なためハイカーが少なめな山々ですが、その中でも登山口までのアクセスが容易で、山頂までのルートも比較的短いため人気を集めているのが大札山です。

 この山魅力は、楽に山頂に立てること以上に、山頂からの眺望が素晴らしいことと、4月下旬から5月中旬まで咲くヤシオツツジが群生していることです。ヤシオツツジは本州中部の山地に分布して、枝先に五枚の葉が開くことからゴヨウ(五葉)ツツジとも呼ばれています。4月下旬にアカヤシオが開花して、後からシロヤシオが開花しますが、山地に自生するためかこれらの種は一般的に知られていないようです。

Dsc03692 3つのルートがあります。

 南アルプス深南部の山々では、アカヤシオがGWに見頃を迎えるということで、ババ、天然児を伴って大札山に登ることとしました。大札山の登山口は、大井川上流の川根本町役場近くから延びる南赤石幹線林道に入り、途中尾呂久保地区を経て小1時間ほど進んだところにあります。登山口は3箇所あって、南北に延びる尾根を歩くルートと肩ルートです。今回は最短の肩ルートから山頂を踏んで北尾根ルートを下ってみることにしました。

Dsc03543 見事なシャラの大木 Dsc03570 ブナ林もいいね♪

 肩の登山口には20台ほどの車が駐車してあってほぼ満車状態。林道に路肩駐車をしようと思っていたところ下山してきた方の車と入れ違いで駐車することができました。正午に登山口を出発。最初はブナ、ツガ、モミ、ヒメシャラなどの大木が群生する急斜面をひたすら登ることになります。松の樹皮のようなシロヤシオも交じりますが、こちらはまだ花が咲いていません。九十九折の急登に天然児は早くもアップアップして、座り込んだりうめき声をあげていました。苦戦する状況下、ババはいつの間にか先行して見えなくなってしまいました。

Dsc03561 最初の群生地  Dsc03565 尾根道をいく Dsc03567 ヤマカガシの絡みシーン

 30分ほど歩いて分岐点に到達。左手のルートが少し遠回りですが、アカヤシオの群生地ということでそちらに進みますと、ピンク色のアカヤシオがポツポツ咲いていました。美しい花ですがちょっとボリューム感に欠ける気がしました。尾根道に出合うとアセビが両側に生える尾根道を山頂に向かいます。前述の樹林にカラマツも目立つようになりました。

Dsc03607 大札山山頂

Dsc03585 寸又三山を望む(遠景中央に前黒法師岳、右寄りに苦しいが薄く朝日岳、右双コブが沢口山)

 登山口から1時間で平坦な大札山(1373m)の頂に到達。登山口からの標高差は200m余りしかありません。20人ほどのハイカーが思い思いの場所でお昼をとったりゴロ寝を楽しんでいました。北~東~南側の展望が開けていて、春霞で遠くまでは見えなかったものの北には寸又三山を望むことができました。南東に落ちる尾根上の部分的にピンクに色づいている場所にはアカヤシオが群生しているようです。

Dsc03589 南尾根上の群生地 Dsc03600 群生地まで下りて山頂を望む

 我々も南の展望を眺めながらお昼にしましたが、天然児は水ばかり飲んで嘔吐を繰り返していました。爽やかな山頂を楽しんでいた人にはちょっと迷惑でした。(つづく)

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