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2014年7月10日 (木)

八ッ場ダム未だ姿見ず

 嬬恋から吾妻川沿いに下っていくと、長野原町です。長野原は万座、草津温泉郷への玄関口で、上野から特急もやってきます。長野原から更に下ると、両岸に山が迫り出した吾妻渓谷に至ります。それにしてもこの辺りの道路は、今まで下ってきた川沿いのクネクネとした道から一変して、高台を橋梁で渡して真っすぐに延びる実に走りやすい道です。このR145と平行するJR吾妻線も、新幹線の線路と見間違えるような立派な橋梁が架けられています。そこを懐かしい国鉄近郊型電車の115系がガタゴトと走っているのもかなり違和感ありありですが・・・

Dsc04714 立派な吾妻線の橋梁 Dsc04716 道路も走りやすい

 それもそのはず。吾妻渓谷は政治宣伝の餌にされた八ッ場ダムの建設予定地です。今から50年以上昔に、利根川水系の治水ダムのひとつとして計画がスタートし、その後地域住民の反対運動などで長らく中断し、近年では公共工事見直しの象徴ともなったのがこの八ッ場ダムです。上から読んでも下から読んでも「ダムのムダ」ってやつですね。結局川原湯温泉など水没予定地の住人を代替地に移住までさせておいて、そりゃあねえだろうということで、計画は再スタートしたわけです。

Dsc04720 眼下に見える全てが水没します。

 ダムが完成すれば、吾妻川の沿って走るR145も吾妻線も水没してしまうため、高台にルートを付け替えなければなりません。周辺の立派な道路は、ダム建設の付帯工事というわけです。この狭い地域に莫大な税金が投入されているんですね。

Dsc04719 渓谷の底を吾妻線が走る

 じゃあ八ッ場ダム本体は何処か?と、探してみても、姿形は見えません。付帯工事が先行しているため、本体の着工はまだまだのようです。新しい道路から目もくらむような峡谷を見下ろすと、遥か下を吾妻線がのんびりと走っていきました。季節毎に変化する渓谷美が楽しめたローカル線の列車旅も、この秋からは長いトンネルを通過するだけになってしまうのは残念ですね。

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