山行 おじさんは山へ顔を洗いに 箱根外輪山
昨日、待ちに待った梅雨明けが宣言さたが、話は少し前のこと。早起きした朝、どんよりと雲が垂れ込めた丹沢に背を向けて、R134を一路西へ。箱根外輪山の山裾、小田原の和留沢にやってきた。ここから箱根外輪山まで延びている奥和留沢みはらしコースは、沢沿いから笹藪のトンネル、植林帯の九十九折、岩尾根越えと変化に富んだハイキングが楽しめる。登山道も地元の有志の手によって道標などが整備されていて安心である。
梅雨の合間の山歩きでは、濡れたり泥んこになることはある程度覚悟の上であるが、初っ端の笹薮あるきでびっしょりになってしまった。寝起きの脂ギッシュ男の顔だったので、ちょうど良い洗顔になった。
ホタルブクロ
ヤマボウシの花は最盛期
ホタルブクロ、ヤマアジサイ、ヤマオダマキ、ヤマボウシなどの花が良く咲いていたが、特にヤマボウシは満開である。葉が生い茂ってから開花する種なので、花があまり目立たないのだが、この日一番よく咲いていた。
花も良いが、湿気の多いこの季節は多様な菌類を育む。足元から、岩陰から、傍らの木の幹から、ニョキニョキしていた。菌類は名前も味も全く分からない。玄人の世界である。
登山口から1時間余で外輪山の尾根上に到達した。金時山や丸岳など外輪山の背後に富士山が良く見えていた。箱根の最高峰神山は、強羅温泉郷を挟んで対峙している。大涌谷のガレ場が正面に見えた。
このまま外輪山縦走ルートを明神まで歩こうとしたが、草が深くて途中で引き返してしまった。冬場はよく歩かれる外輪山であるが、この時季歩く人はまれのようである。
« アメリカンに占領された蓮池 | トップページ | WWⅠより百年 »
「登山、ハイキング」カテゴリの記事
- 山行 大天井岳山頂に遊ぶ 表銀座縦走その3(2018.08.05)
- 山行 雷鳥が散歩するガスの燕岳 表銀座縦走その2(2018.08.04)
- 山行 台風追撃!まだ雨の降る信濃路へ 表銀座縦走その1(2018.08.02)
- 山行 花の散歩道を歩いて雲の上へ 金時山(2018.07.27)
- 山行 堅く守られた山のお宝アヤメ平 櫛形山その3(2018.07.20)
コメント