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2014年7月19日 (土)

山行 ああ、あの山もこの山も 甲斐駒ヶ岳その4

 「日本百名山」の著者深田久弥をして、「日本アルプスで一番きれいな頂上」とか「日本アルプス一のピラミッド」といわれた甲斐駒ヶ岳。そして、深田氏曰く「日本アルプスで一番辛い登り」の黒戸尾根を登り切った。そこで待っていたのは360度の大展望であった。

Dsc04906 何とも男性的な荒々しさ Dsc04931

 北東方向は、甲信国境の富士見高原を挟んで八ヶ岳と対峙している。盟主赤岳を一番右手に、横岳、阿弥陀、硫黄、天狗、麦草峠を挟んで北八ツと一番左手には蓼科山まで、ほぼ全山が望めている。

Dsc04904 北東方向に八ヶ岳 Dsc04953 南東方向は早川尾根と鳳凰三山

 南東には摩利支天。遠くへ視線を転じていくと早川尾根が延びていて、尾根の先には鳳凰三山が見える。中でも地蔵岳は、山頂のオベリスクと呼ばれる大岩が目立つので判別し易い。快晴ならば、鳳凰三山の背後に富士山が見えるのだろうが、この日は雲がかかっていた。

Dsc04934 南には北岳、間ノ岳ほか南アルプスの屋根

 南に転じると、真っ先に北岳が飛び込んでくる。富士山に次ぐ我が国第二の高峰である。北岳のすぐ右には間ノ岳が立ち、その右後方に悪沢、赤石、塩見などの南ア三千m級の高峰を望む。

Dsc04932 「南アの女王」仙丈ヶ岳

 南西方向、目の前には甲斐駒の荒々しさに対して、女性的な大らかさを見せる仙丈ヶ岳が立っている。その懐には氷河が削り取ったカールを有している。甲斐駒が山梨の人々にとって身近な存在であるのに対して、千丈は山梨側から望めず、逆に信州伊那谷から大きく望まれるため、伊那地方の人々に親しまれてきた山だ。甲斐駒の次はあの山を歩いてみたい。

Dsc04941 北西方向、右手前に鋸岳。遠くに乗鞍(雲)。戸台川の先に御嶽山と中央ア(雲)
 

 西の方を見てみると、甲斐駒から続く岩峰鋸岳。その左手の眼下には戸台川が流れている。その先を追うと木曽御嶽山が確認できた。右手、鋸岳の先には雲勝ちではあるが乗鞍が見えている。その他、じっくり観察してみると、北ア穂高の大キレットや中央アルプスの山並とそれに連なる恵那山なども確認できた。

 360度見回して元の位置に戻ると、黒戸尾根が遥か下界に向かって延びている。あの長く苦しんだ上りを下らねばならないと思うと少々憂鬱である。いつまでも眺めていたい眺望であったが、山頂に別れを告げた。

★コースタイム:11時間40分

5:20登山口P→7:45刃渡り→8:45五合目8:50→9:40七丈小屋天場9:55→10:40八合来迎場→12:00甲斐駒ヶ岳

12:20→13:35七丈小屋→14:15五合目14:25→15:05刃渡り→17:00登山口P

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