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2014年8月19日 (火)

中越地震から10年の山古志

 長岡市山古志(旧山古志村)は、山間の傾斜地に耕作される棚田、豊富で清らかな水による錦鯉の養殖、そして角突きと呼ばれる闘牛で有名な山村です。「日本の原風景」として観光PRされたこの村ですが、平成16年10月に発生した新潟県中越地震により被災し、震源地に近いため、人的被害のほか、錦鯉や家畜にも大きな損害が生じました。

Dsc05537 山古志支所の錦鯉

 その後、中越地震も東日本大震災の影に薄れてしまいましたが、魚沼まで行って山古志の名を目前にして行かない理由はないと被災地を訪れてみました。先ず訪れたのは木籠地区です。ここは地震で発生した土砂崩れによって河川が堰き止められて、集落が水没したところです。地元近くにも関東大震災によって生じた震生湖があるだけに、見ておきたい場所でした。

Dsc05529 木籠の水没集落 Dsc05532 家屋、立ち枯れ樹木、そして軽自動車

 高地に通ずる道路から見下ろすと、川面は細いもののその周辺は一面の葦が生い茂っています。その葦原の中に家屋が点在しているのです。葦は堆積した土砂の上に繁茂しているのでしょう。これらの家屋は既に廃屋となっていて、集落は高台に移転して復興が宣言されています。でも、自然を切り崩して営みをしていた人間の生活が、再び自然に帰ろうとしている脅威を感じました。人間なんて地上を支配しているようで、大地の営みの中では小さい存在なんですよ!

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