紅葉狩りを名目に林道走行 奥武蔵の林道
地元周辺で赤いモミジの紅葉ばかり見てきたので、ここいらで天然色の紅葉を求めて奥武蔵の山に出かけてきました。11月16日(日)、やってきたのは、埼玉県飯能市名栗。一昔前は名栗村という村でした。偶然にもちょうど1年前の同じ日に、同地区の鳥居観音で真っ赤なモミジを楽しみました。(参照:http://yama-umi.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-ee0e.html)
訪れたのは名栗湖です。名栗湖は、入間川流域の治水と埼玉県南部の用水を目的として、昭和61年に入間川支流の有間川を堰き止めて造られた埼玉県内唯一のロックフィルダムです。山に囲まれた静かな湖面ではカヌーを楽しむことができるほか、ワカサギ、ヘラブナ、スモールマウスバスが放流されて釣りの対象魚となっているほか、従来有間川に生息していたイワナやヤマメ、マスなどもごく少数生息していると思われます。
湖畔に植えられているモミジが見頃を迎えているので、湖を周回する道路には多くの車やバイクが入ってやや窮屈なくらいです。静かなはずの山奥はバイクの爆音が反響していました。また、湖畔から多摩境の人気の山、棒ノ嶺へ登る登山口もあるため、ハイカーの姿も目立ちましたね。
さて、有間川とその支流逆川沿いに延びる林道を走っていきます。三国峠越え以来(参照:http://yama-umi.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/post-0541.html)の林道走りに40オヤジの心はウキウキします。広河原逆川林道は、名栗地区から標高約1200mの有間峠を越えて秩父浦山ダム方面に延びる全長約22kmの林道で、有間山稜を越えるダイナミックなドライブと東京都心方面を望む展望が楽しめる林道です。
逆川沿いに延びる林道はクネクネとカーブを繰り返しますが、路面は舗装されているため車高が心配な軍馬もスイスイと走ります。但し、場所によっては斜面からの落石や土砂の流入があるため用心にこしたことはありません。沢沿いの暗い道からすぐに明るい道になって素晴らしい天然色の紅葉が目に飛び込んできました。快晴の空の下、黄色いトンネルを軍馬は抜けていきます。
林道には支線が分岐していて、そんな道はダートの道です。そんなコースへジムニーやモトクロスバイクが出たり入ったり。標高を上げていくと山の稜線が近づいて、東側の展望が開けてきます。一面の人工物が広がる関東平野を見下ろすススキの原。ここではテーブルを広げてお茶を楽しむ人もいました。当に特等席です。皆さんそれぞれに秋の山を楽しんでいるようです。
そんな中、休日返上で崩落箇所をパワーショベルで復旧している業者の方もいらっしゃいました。ショベルが道を塞いでいるので、恐縮しつつ近づいていくと、わざわざショベルを動かして道を開けてくれました。もう感謝の他ありませんよ。
有間山稜の稜線が近づくと、既に辺りの木々は葉を落としていて冬近しといったところです。紅葉は眼下にありました。名栗湖から約1時間で有間峠に到達しました。標識には浦山ダムや秩父さくら湖の表示がありますが、峠より先は通行止め。どうやら崩落個所があるようです。
峠からは紅葉の山並み、その先に名栗湖、関東平野、そして東京の高層ビル群と見渡すことができました。目を凝らせば東京スカイツリー見っけ!
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