« 山行 湘南妙義にリス跳ねる 鷹取山その2  | トップページ | 大山は燃えているか?紅葉報告その1 »

2014年11月14日 (金)

山行 そこから旅順港は見下ろせるか? 鷹取山その3

 鷹取山(139m)の山頂は凝灰岩の岩肌が露出した、さながらロックガーデンともいうべき場所である。切り立った岩肌は、戦前までここから石材を切り出していたためである。凝灰岩は太古の昔、火山灰やプランクトンの死骸などが海底に堆積してできた地質で、比較的軟らかく加工しやすい石材として、門柱や石塀、土台などに重宝された。有名な栃木県の大谷石と同類である。

P1120654 ロックガーデンの様相 P1120656 クライミングの練習場

 石切場として使用されなくなった後は、ロッククライマーたち格好の練習場になった。そのためであろう、岩を見上げると銃撃戦の後のように無数の凹穴はあいている。しかし、凝灰岩は風雨に晒されるともろくなるので、うち残した残ピンが抜ける事故が多く、現在では許可された者のみが利用できる場所となっているらしい。この日も数名のクライマーが準備をしていた。

P1120657 立派な磨崖仏も

 山頂の公園は景色もよく最高である。住宅地からも近い低山が故に散歩をしている人、ゴルフクラブを振る人、太極拳をやる人もいた。山頂部は結構広くて、ウロウロしていると、大きな磨崖仏があって驚かされた。東京湾を隔てた千葉の鋸山日本寺を彷彿させる。

P1120646 そこから横須賀港が見下ろせるか?

P1120647 見えます!港内に潜水艦と工作艦あり。
P1120650 港外にはイージス艦も!

 展望台に登ってみると、東から南にかけての展望は最高である。東京湾に沿って、横浜港湾部辺りから、八景島、追浜、田浦、横須賀軍港、観音崎の辺りは一望の下である。また、横須賀港内、郊外に停泊する艦船が一望の下である。米海軍か海自の艦艇かよく判別できないが、潜水艦やイージス艦などは判別できた。ふと、日露戦争の名シーンが甦った。ロシア軍の占領する203高地を多大な出血をもって攻め落とした日本軍の前線部隊に対して、参謀長児玉源太郎大将が電話で「そこから旅順港が見下ろせるか?」と聞く。「見えます。丸見えであります。敵の各艦一望の下におさめることができます!」というやり取りは、歴史好きの人にはおなじみの名場面である。

 いやぁ、いい景色を見ることができた。低山とで馬鹿にできないものである。まだ時間があるので、尾根伝いに南下して三浦アルプスを少しかすめて下山しよう。

« 山行 湘南妙義にリス跳ねる 鷹取山その2  | トップページ | 大山は燃えているか?紅葉報告その1 »

登山、ハイキング」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 山行 そこから旅順港は見下ろせるか? 鷹取山その3:

« 山行 湘南妙義にリス跳ねる 鷹取山その2  | トップページ | 大山は燃えているか?紅葉報告その1 »