« 2015年1月 | トップページ | 2015年3月 »

2015年2月

2015年2月27日 (金)

上野のお山でのぞき見しちゃうぞ

 暖かくなってきたのでお昼休みの散歩コースを少し延長することにしました。今までは湯島天神から上野不忍池周遊や東大キャンパス内散策が多かったのですが、不忍池から上野山方面へ足を延ばしています。上野山公園は多くの観光客で賑わっていますが、そのほとんどが外国人です。最近は春節で中国、台湾の人が多かったように思われます。

 さて、上野山といえばかの天海僧正が開山した東叡山寛永寺の境内ですが、不忍池を見下ろす台地上に清水観音堂があります。不忍池の弁天堂方面から上野山に向かってくると、ちょうどこの観音堂を見上げることになりますが・・・あれ?どこかで見たぞ?でも何かが違う?

150225_124430_2 上野山の清水観音堂

 その清水の名のとおり、この観音堂は京都清水寺の舞台作りを模して1631年に建立されたそうで、安産の祈願所として信仰を集めているそうです。寛永寺は比叡山延暦寺を模して建立され、この観音堂は清水寺。不忍池の弁天堂は琵琶湖に浮かぶ竹生島を模していますので、ちょっとしたパクリワールドですね。

150225_123938 かの広重も描いた

 そうそう、写真でも一目瞭然ですが、清水観音堂のすぐ横に面白い形をした松が生えています。その名も「月の松」地から伸びた幹はぐるりと輪を書いて天に伸びています。月の松は江戸時代にこの地にあった名木で、歌川広重の浮世絵「江戸名所百景」のひとつ「上野清水堂不忍池」にも描かれています。

 その後、江戸時代の月の松は明治になって台風で倒れてしまったそうですが、江戸の風景を復活させる試みとして、平成24年に寛永寺が造園業者に依頼して月の松を復活させたそうです。観音堂から月の松の輪を覗くと、ちょうどその先に不忍池の弁天堂が見えるようになっています。何とも風流じゃありませんか。

2015年2月24日 (火)

湯島天神さんの梅 その2

 昨日2月23日はとっても気温が上がって小田原では22度を記録したとか。私も今年初めてワイシャツでお昼の散歩を楽しみました。

150223_123117 紅梅のしだれ

150223_123356 猿まわし

 さて、先日職場近くの湯島天神さんの梅まつりを紹介しましたが、2月も末になって、境内の梅はいよいよ満開を迎えました。小春日和に誘われて多くの参拝客で境内は賑わっていました。甘酒や和菓子の出店のほか、お昼時には猿まわしも行われていて賑やかさ一入でした。

150223_123108 白梅の下に白無垢の花嫁

 また、23日は大安ともあって、神前式の結婚式も挙げられていました。ちょうど新郎新婦がお庭に出て記念撮影をしていました。白梅の下に白無垢の花嫁さん。何ともお似合いですなぁ~あ、新郎の手前、失礼しやした。

2015年2月20日 (金)

私の散歩道

 毎年春が近づいて寒さが緩んでくると朝の散歩が休日の日課となります。時間的な制約の厳しい我が家ではありますが、惰眠を貪る家族よりも2時間ほど早く起きるので、たっぷり歩くことができます。コースは自由気侭、定まっていませんが、吾妻山に登ったり、山伝いに大磯の丘陵地帯を歩くことが多いですね。

Dsc00021 まっすぐな林道を行くと・・・
Dsc00022
突然開けて富士山登場

 丘陵はクヌギなどの落葉樹林にクスノキやスダジイなど常緑の大木が混じって、実に林相豊か。朝早くからの珍客を野鳥たちが大合唱で迎えてくれます。丘陵の上部にはみかんなどの畑が広がっていて、明るく陽射し暖かな中を歩くことができます。大磯丘陵では旧来からみかん農園が多かったのですが、それが廃れゆく一方で、レモンやオリーブなど新しい商品作物を模索している若手農家もいるようです。サラリーマン辞めてーなぁ。

Dsc00030 大楠公の道を行く清き姿の老け桜 Dsc00028 遊び心ある農地

 陽射したっぷりの道端には、早くも春の使者スミレの花が姿を見せてくれました。スミレは種類が多いのでいちいち種類を確認しないのですが、この小さな花凛ほど春到来の喜びを感じさせてくれるものはありません。

Dsc00020 スミレ咲いていました。 Dsc00025 梅は冬のイメージ強いんだよね。

 田舎道を歩いていると、道端の小さな石仏や道祖神に出会うことが多いですが、珍しい道祖神をご紹介しましょう。

Dsc00032 小田原厚木道路のすぐ脇

 小さな道祖神が三つ並んでいます。どれも個性が有って見ている私たちの心を和ませてくれます。

Dsc00031 その1 おなじみ三猿

 三猿は日光東照宮の陽明門を飾る木工装飾が有名ですが、素朴な石彫の三猿です。「見ざる 言わざる 聞かざる」って厄介事には関わらないという思想なのでしょうけど、人生そう生きていけたらどれだけ楽でしょう。正直嫌いですね。

Dsc00034 その2 素朴な神さんの家

 石を組んだだけの何とも素朴な祠です。原始的な信仰には、自然の中存在する万物全てに精霊が宿るというアミニズムというものがあります。日本的に言えば八百万の神さんになるのですが、こんな祠にも素朴な神さん暮らしていることでしょう。

Dsc00035 その3 謎の暗号

 前述の素朴な祠に対してこちらはずっと精巧に作られた祠です。表面には太陽と三日月。そして桜の花が刻まれています。太陽が東に昇り、月は西に傾ける。春曙の頃、この祠の謎が解き明かされるかもしれません。

 我が家の神はそろそろ目を覚ますことでしょう。先を急ぎましょう。では皆さん。今日も1日、ご機嫌よう!

2015年2月19日 (木)

そして天然児の父になる

 仕事帰りの電車の中で同級生の女性を見かけることがある。声こそかけないが、彼女を見ると懐かしく嬉しい半分、後ろめたさを感じてしまう。

 彼女は少し知恵の遅れた子だったけど、私たちと共に通常学級の中で静かに生活していた。当時は今ほど障がいに対する周囲の認識がなかった。といえば、言い訳がましくなるが、彼女は人の言うことを素直に受け入れてしまうため、しばしば周囲からいじめの対象にされた。その中に私もいた。

 風邪をひいて小学校を休んだ日。事件が起こった。私の親友が何かの拍子で彼女を突き飛ばして、前のめりに転倒した彼女は顔面を強打して前歯を折ってしまったのだ。親友の行為を信じられなかったのであろう。親友の親御さんは普段グルになっている私に事実確認の電話をしてきたが、無論病床の私が知る由もない。もし、その場に私がいたら・・・この悲劇を止められたであろうか。いや、むしろ突き飛ばしたのは私だったかもしれない。子供ながらにそんなことを考え動揺したことを今でも鮮烈に覚えている。

 あれから30年の歳月が経って、私も父親になった。それも彼女と同じ天然児の父になった。あのときの事件を彼女の親御さんはどう受け止めたことだろう。愛する我が子がいじめを受け、身体的、精神的に一生残る傷を負わされた悲しみ、恥辱、怒り、苦しみ・・・今でもそれを思うと、子供ながらに自分たちの行った行為に恥ずかしさと悲しみを覚えずにはいられない。

Dsc09345 そして父になる

 彼女も成人し、社会人として自立している姿を見ることはとても嬉しい。外見的には当時受けた外傷も気にならない。しかし、心の傷はどうであろうか。彼女なりに当時の悲しい思い出は忘れることはないだろう。親御さんもまた然り。その苦味を噛み締めつつ、天然児を暖かく見守っていかねばならないと自覚するのである。

2015年2月18日 (水)

みかんの里から子抱富士

 2月15日(日)、沼津湾沿いをぐるっとドライブしました。波穏やかな沼津湾に浮かぶ淡島、その背後に富士山が重なって、沼津版子抱富士です。

Dsc00089 ちょっと淡島が強いかな

 沼津湾をぐるっと回って、西浦地区にやってきました。西浦地区はみかんの産地として有名なところです。西浦みかんを代表する銘柄は寿太郎です。寿太郎は甘味たっぷりで人気の銘柄です。

Dsc00044 可愛い寿太郎には旅をさせよ

 ちょうど寿太郎の出荷時期を迎えて、直売所には全国各地から注文を受けたみかんのダンボールが山積みになっていました。私個人的な好みですが、寿太郎は甘味が強すぎるので、多少酸味もある青島の方が好みです。「青島じゃよ、青島じゃよ、カッカッカッ」知ってるかな~?

2015年2月16日 (月)

車山行 富士山の前でおにぎりを

 2月14日(土)は冬晴れの中でも特に空気が澄んだ1日でした。こんな日には心は山に飛んでいきますが、かみがパートの日なので天然児と丸1日のお付き合いです。せめて山の眺めが良い場所でお昼でも食べようと、暇を持て余しているババを誘ってドライブに出かけました。

 「暇人多くして車山に登る」とはいいませんが、どうせなら車で山を登ってしまおうと、山北町の大野山に軍馬を向けました。大野山は標高723mの低山ですが、丹沢山地、箱根連山の中間にあって360度の好展望台です。特に西には遮るもののない雄大な富士山を望めます。山頂一帯は県の乳牛育種牧場になっているので、山頂まで車道が通じています。

 山北の市街地を過ぎR246から分かれて、東名高速都夫良野トンネルの入口を横目に山道に入っていきます。南向きの急斜面に人家と畑がへばりつくように集まる深沢集落を抜けて行きます。足柄辺りに平坦な土地はいくらでもあるのに、ここに住まなけれなならないのか疑問に思えてしまうのですが、そこは先祖代々開かれ守られてきた土地なのでしょう。よそ者には分かるべくもありません。

Dsc09980 足柄平野、相模湾を見下ろす

Dsc09982 左から明神ヶ岳、神山、金時山(神山の懐に大涌谷の噴煙)
 九十九折のヘアピンカーブを上っていくと牧草地になりますが、冬期は牧場が閉鎖されるため、牛たちは下界で暮らしています。展望は一気に開けて、南に箱根連山と向き合い、その山裾から足柄平野、相模湾まで見下ろします。相模湾には伊豆大島が浮かんで、目を凝らすと三浦。更には房総半島の洲崎までが見えました。

Dsc00007 イヌクビリから望む丹沢

 山頂近くのイヌクビリの十字路まで上がると、今度は正面に丹沢主稜の蛭ヶ岳、檜洞丸、大室山などオールスター勢ぞろいです。この晴天の日、多くのハイカーがあの峰々を歩いていることでしょう。チクショー!

Dsc09986 大野山山頂

 大野山の山頂までは車が入れないので、イヌクビリに軍馬を停めて、嫌がる天然児を引っぱっていきます。山頂は冬のひだまり。風もなくポカポカ陽気です。いつもは多くのハイカーがお弁当を広げる山頂ですが、この日は不思議と誰もいませんでした。こんなこともあるんだねぇ。

Dsc09988

 山頂ではデッかい富士山が迎えてくれました。この展望を三人だけで見るのは何とも勿体ない。さあお昼にしよう~三人で食べたいな 富士山の前でおにぎりを パックン、パックン、パックンと♪天然児もこの春1年生(養護中等部)です。図体ばかり大きくなっちゃって(泣)

2015年2月14日 (土)

菜の花まだまだ見れます。

 昨日は飲み食いしてきたので、今朝は腹ごなしに吾妻山まで散歩してきました。冷え込み厳しい昨今ですが、最初だけ我慢すればすぐに体は温まってきます。

Dsc09957 この木なんの木気になる木・・・ 

 朝の山は野鳥天国。人の立ち入りも疎らなので、歩いていると驚くほど近くで野鳥を見ることができます。山を歩き始めて随分経ちますが、野山では樹木や野鳥、昆虫などの小動物との出会いが楽しみになっています。でも、年でしょうか、なかなか名前を覚えられませんね。写真に撮って家で調べてみるのですが、残念ながら野鳥は撮影も難しいので一番後回しになっています。

Dsc09970 菜の花、まだまだ元気です。 Dsc09965

 今日は山頂からの展望は最高でした。富士山や丹沢山地、箱根連山も文句なしの展望です。吾妻山の菜の花ウォッチングは2月8日に終了しましたが、菜の花はまだまだ元気です。早くも数人のカメラマンが菜の花にシャッターを切っていました。

Dsc09960 雲ひとつない快晴です。
Dsc09962 丹沢表尾根

 明日も快晴の予報。お出かけになってみてください。

2015年2月13日 (金)

枯れ蓮の除去で始まる不忍池の1年

 お昼休みの散歩コース上野不忍池。春は水面に映る桜並木、夏は水面を覆う蓮の葉花、秋は桜やメタセコイアの紅葉、そして冬は・・・

150202_123057 ありゃりゃ~ 140722_123118 夏の頃

 夏には水面を覆い尽くして、美しい大輪の花を咲かせていたいた蓮が冬枯れした光景は見るも無残なものです。不忍池の水底はヘドロが堆積していて、真夏は悪臭を発するほど水質は悪いのですが、逆に蓮にとってはヘドロが絶好の温床となっているようです。

150212_122951 作戦始動!

 しかし、これだけ群生している蓮が毎年冬枯れして水底に堆積したら、不忍池はそのうちなくなってしまうでしょう。そこで、毎年冬場に枯れた蓮の除去が行われます。但し、蓮は不忍池の大切な夏の風物詩です。除去されるのは茎より上で、根っこの部分を残しておけば、今年の夏も青々とした蓮の葉が水面を覆うことでしょう。

P1110859 そして春・・・

 毎年の恒例行事とはいえ、厳冬期の水辺の作業は苦労が偲ばれます。名所の管理も手間とお金がかかるものですね。除去作業は始まったばかりですが、一面の枯蓮が撤去されると桜並木が水面に映る春が訪れます。

2015年2月12日 (木)

湯島天神さんの梅

 紀元節も過ぎて2月も早半ばです。寒い陽気が続いていますが、冬晴れの陽射しの下では暖かく感じられるようになってきました。朝晩も少しずつ日が延びて、定時に退社するとまだ薄明るいのが嬉しいものです。

3807

 職場の近くの学問の神様湯島天神さんは、年末年始から受験シーズンに突入して、連日参拝客で大盛況が続いていますが、2月に入ると第二ラウンドの梅まつりが始まりました。境内には白梅を中心に多種の梅が植えられていますが、開花もチラホラ進んできて、樹によっては満開のものもあります。梅まつりは3月8日までの開催で、期間中は演芸大会、展示会、物産展なども行われる予定です。

150123_122418 受験生もラストスパート。ガンバレ!

 和やかなお祭り模様の境内を歩いても、梅の花以上に境内を賑わせている大量の絵馬を見ると、受験生を抱える親としては今ひとつ落ち着かないところです。受験シーズンもいよいよ大詰め。受験生諸君、ガンバレ!努力の先にはきっと春が訪れるでしょう。

2015年2月 8日 (日)

山行 ちょいと雪遊びに 大山

 2月5~6日にかけての低気圧の通過では、関東南部も積雪の予報でしたが、都内でも雪がちらつく程度、雨が少し降っただけの肩透しで終わりました。まあ、雪は降らないにこしたことはありませんので、ありがたい予報外れでした。

Dsc09835 雪ありそうですね。

 童心未だ抜けきらない山笑。山には雪が積もったろうと、身近な大山に雪遊びに出かけしました。麓から見上げると、中腹の阿夫利神社下社より上は積雪があるようです。

Dsc09838 山道から山頂を仰ぎ見る。

 朝一だと参道口の急坂が凍結している危険があるので、スロースタートにしました。第2駐車場を11時前にスタートです。初詣の喧騒もひと段落して、駒参道を歩く人はポツポツです。お昼も近い時間なので、既に下山してくる人も結構いました。

Dsc09847 女坂からいきなり雪 Dsc09846 ミツマタ

 ケーブル追分駅より先は女坂を歩きます。女坂に入るといきなり雪が積もっていました。これは想定外。でも、場所によって積もったりなかったりしていたので、アイゼンは着けずに行けました。参道脇に生えるミツマタのつぼみもかなり大きくなってきました。早く花の季節になるといいですね。今の時期は意気消沈の山笑も花が咲く頃は本領発揮です。

Dsc09848 雪を払っていきやしょう。

 大山寺周辺はケーブルカーの線路の周辺や林道工事の真っ最中。下界の道路工事と同じく、年度末は追い込みでしょうか。寒い中の作業、ご苦労様です。

Dsc09855 阿夫利神社下社

 阿夫利神社下社境内では神職が雪掻きに追われていました。下社でも標高700mを超えているので前日は積雪があったんですね。これまたご苦労様です。下界から見上げても木々についた雪しか見えないので、それほど積もっているように見えませんでしたが、山に踏み入ってみると、樹下には結構積雪があって、標高を上げるにつれて深くなっていました。

Dsc09860 雪の参道

 登拝門から表参道に入ります。鬱蒼とした杉木立の下、雪の積もった登山道を歩いていきます。表参道は南斜面なので、日当たりの良いところは雪が溶けて地面が露出していました。しかし、溶けたところは泥濘になっているので、これまた厄介なのですが。

Dsc09875 富士見台からの展望 Dsc09889 どんどん積雪がましていきます。

 いつもは真冬でもハイカーで賑わう大山ですが、雪があるとその数はかなり減っています。もの好きの世界ということでしょうか。お陰で雪道はそれほど踏まれておらず、凍結箇所も気にならなかったので、上る分にはアイゼンを装着する必要はありませんでした。

Dsc09890 山頂の雪景色 Dsc09899 ゲレンデにいるようです。

 山頂一帯は雪に覆われていて、積雪は10~20cmほどありました。周辺の木の枝には、雪がこびり着いていて樹氷のようです。特に常緑の杉の木は茂らせた葉に雪がついて見応えがあります。この日は風もなく日差しが暖かでしたので、山頂でゆっくり雪山気分を堪能できました。

 下りはスリップが怖いのでアイゼンを着けて下りました。途中で必要なくなってザックにしまいましたが、溶けた雪と泥でいつもザックの中を汚してしまいます。学習しないなぁ。

 女坂の下部まで下ってくると、ギャルのグループがキャーキャーと雪合戦をしてはしゃいでいました。こういう雪遊びもしてみたいなぁ・・・

★コースタイム:3時間25分

第2駐車場10:45→11:30阿夫利神社下社→12:25大山山頂12:50→13:35下社→14:10第2駐車場

2015年2月 5日 (木)

丹那盆地に大規模空挺作戦

 2月になりました。あてもなく軍馬を走らせ、湯の街熱海にやってきました。寒い時期だからこそ、湯の街は賑わいを見せています。熱海市内には寒桜「熱海桜」があちらこちらに植えられていますが、早くも三分~五分の咲きでした。

Dsc09758 早くも熱海桜が開花 Dsc09760 熱海梅園

 熱海といえば梅林も有名です。梅園の前を通過すると思ったよりも咲いていて、多くの観光客を集めていました。駐車場が満車なのでスルーです。

Dsc09774 丹那といふところ

 熱海市内は車窓だけにして、熱函道路の鷹巣山トンネルを抜け函南町丹那盆地にやってきました。丹那地区は伊豆半島の付け根に位置して、箱根・伊豆火山帯の山並みの中にある盆地ですが、かつてこの火山帯の活発だったころのカルデラだったともいわれています。

 丹那といえば、盆地よりも有名なのがJR東海道線の丹那トンネルです。丹那トンネルは丹那盆地の地下を通ずる全長約7.8kmのトンネルで、大正7年から16年の歳月と67名の尊い犠牲者を出しながらも難工事の末完成し、東海道線は箱根山の北を迂回する山ルート(現在の御殿場線)から変更されました。

Dsc09785 酪農王国になった丹那地区

 丹那トンネルは、東京-京都・大阪間を結ぶ大動脈東海道線の発展には必要不可欠でしたが、工事による大規模な出水は丹那盆地の水脈を枯らして、稲作とワサビ栽培を営んでいた丹那の人たちに大きな打撃を与えました。その後、国鉄からの補償を受けて、丹那地区には酪農が導入されて今に至ります。

Dsc09771 断層公園(右側に水路の食い違い)

Dsc09770 断層面

 トンネルと並んで丹那で有名なのが、箱根から修善寺まで南北約30kmに渡って走る丹那断層です。即ち地震の巣という訳ですが、昭和5年11月に丹那断層を震源として発生した北伊豆地震は、伊豆地方に大きな被害をもたらし丹那断層を世に知らしめました。このとき、断層を通過する丹那トンネルは北に2mずれ(食い違い)を生じたそうです。北伊豆地震で生じた丹那断層上の食い違いは、国の天然記念物に指定されて、丹那断層公園として今に残されています。一見の価値ありですよ。

Dsc09778 酪農王国オラッチェ Dsc09800 子牛にイルカのジャンプを調教

 丹那地区の観光スポットといえば、何といっても酪農王国オラッチェです。ここでは訪れる人が家畜と触れ合い、農耕体験、製品加工体験などを通じて、農業の大切さや環境を考える場とうたわれていますが、まあ観光農場といったところでしょうか。地産食材を使用した料理を食べられるレストランのほか、ソフトクリームや牛乳など乳製品、ビール、スイーツと美味しいもの盛りだくさんです。

Dsc09790 丹那盆地空挺作戦 Dsc09791 かっこいいね!

 ふと、空を見上げると、青い冬空に無数のカラフルな落下傘が。すわ!空挺部隊の奇襲攻撃だ。こちら天然児、丹那地区にて敵の大規模空挺作戦を認む。藍より蒼き 大空に大空に たちまち開く百千の 真白きバラの花模様 見よ落下傘空に降り 見よ落下傘空を征く 見よ落下傘空を征く♪

2015年2月 4日 (水)

海猫は眠らない

 散歩で日没の海岸にやってきました。既に箱根の山に陽が落ちて、振り返ると月が高く上っていました。

Dsc09741 遠き山に日は落ちて・・・
 風もなく凪いだ海に糸を垂れる人がチラホラ。しばらく見物させてもらうと、見事!ラバージグに良型メバルが食ってきましたよ。別名「春告魚」ともいわれるメバルです。春遠からじですね。

Dsc09742 春も近いか
 海辺には無宿の猫たちが沢山いるのですが、ほとんどはねぐらに帰ってしまったようで、2、3匹がのんびりと海を見ていました。

Dsc09733 立派になって
 その中でたてがみが延びてボス的な風格の猫がいます。猫の中には野生の山猫がいますが、この猫はさしずめ海猫といったところでしょうか。こんな顔してカメラを向けると「にゃー」と愛想よく鳴いたりします。でも、私が餌を持っていないのが分かると、すました顔で潮騒を聞いていました。

2015年2月 2日 (月)

山行 獣になって家畜の山へ 西丹沢低山縦走その3

 日影山をスルーして更に西に延びる尾根を歩きます。樹林帯と尾根上には笹薮がひどく、進むにつれて深くなっていきます。ついには笹の背丈は人の頭より高くなってしまいました。踏み跡もかなり不明瞭なので、キョロちゃんになって藪を分け入っていきます。たまに笹が目に入って痛てー痛てー(涙)また、藪の深い場所は、夏場はダニに要注意ですね。

Dsc09679 丹沢湖と西丹沢の山々 

Dsc09681 ひぇ~溺れる! Dsc09682 潜っちゃいました。

 藪が深い分、尾根は平行移動なので助かります。足元にはシカやカモシカの糞が沢山落ちていて、特にシカのものは色艶良く新鮮なもののようです。バッタリであってみたいものです。藪のトンネルを進むと、なんだか獣道を歩く獣の気分になってきました。ウサギウサギ斥候だ、シカシカ追いかけろ、リスリス伝令だ、クマクマ待ち受け組討ちだ~♪童心に帰って鼻歌もこぼれます。

 少し登って竹藪の広いピークにやってきました。踏み跡が四方八方に迷路のようになっていて迷います。地図で確認すると小毛坊沢ノ頭というピークのようです。一部藪が空いている場所があって、丹沢湖の青い湖面が見えています。ちょっと覗いてやろうと藪をかき分けると・・・

Dsc09688 この草の向こうは崖

 ワーィ!大規模崩落地でした。丹沢湖畔まで一気に崩れ落ちていました(汗)ここは要注意ですよ!

Dsc09684 高松山と西ヶ尾が見えました。 Dsc09696 重機が道を塞ぎます。

 何とか下り道を確認して、急な道を下っていくと丹沢湖畔方面と大野山方面への分岐点に到達しました。ここからは南へ転進して大野山を目指します。樹林帯の中を軽くアップダウンしていくと整備中の林道に出ました。この先、大野山までは林道歩きになります。この林道も2、3年前歩いたときよりも随分山深くまで延びたようです。

Dsc09701 イヌクビリ付近(左奥が高松山)

 しばらく、退屈な林道歩きをして、大野山の肩であるイヌクビリに出ました。イヌクビリという地名は、その昔、山犬(ニホンオオカミ)が生息していた頃、罠を仕掛けて山犬を縊り殺したことに由来しているようです。昔は丹沢にも山犬が出没して、人々を恐れさせたことでしょう。

Dsc09704 大野山山頂から北の展望 Dsc09706 自慢の富士山はこのとおり

 大野山(723m)の山頂周辺は県の乳牛育成牧場になっていますので、山上に牧場が広がって気持ちの良い場所です。でも、真冬のこの時期は牧場は閉鎖されていて、牛たちは下界に下りています。イヌクビリまではマイカーが上がってきますので、ハイカーだけでなく、富士山の写真撮影に訪れる人も多いのですが、さっきまで鮮やかな青空に引き立っていた白い富士山は、いつの間にか雲隠れしていました。でも、風もなく比較的暖かい陽気だったので、山頂では多くの人がお弁当を広げていました。

Dsc09712 眼下の集落まで駆け下れ!

 さて、ここまで来て気になるのが帰りの電車の時間。大野山山頂から麓の御殿場線谷峨駅までの下りは、地図上のコースタイムは70分です。時刻は13時をとっくに回っていましたが、次の電車は・・・14時3分!本数の少ない御殿場線ですので、ここはひとつ力試しです。呆れたおっさんの鵯越がスタートです。大野姉さん、どうか止めねえでくだせえまし。帰りが遅くなればなるほど、かみの態度が硬化していくので、あっしとしては当然の選択なのでござんす(涙)

Dsc09711 頑張れ~ Dsc09713 走れ~

 牧場を一気に下って、雑木林に入り、林道を跨いで、段々畑の中を湯触集落に出ました。ここからは東名高速の巨大な橋脚を見上げながら、道路をジグザグ下っていきます。

Dsc09716 対岸に谷峨駅

 酒匂川の畔まで下りてくると、対岸の谷峨駅は目の前です。が、手の届きそうな駅まで行くには、橋を渡って、田んぼ道を歩いて、R246の跨道橋を渡って行くのでかなりの遠回りです。先を見れば田んぼの道を先行者が駅に向かって走っているのが見えました。来る!

Dsc09717 キターーーーーーッ!
 酒匂川の清流には目もくれず、橋を渡って、田んぼを抜けて・・・跨道橋を渡れば・・・ガタンゴトン、ガタンゴトン・・・あ、あ、あ~!

Dsc09719 谷峨駅 Dsc09722 Oh!No!山

 ああ無情。跨道橋上から御殿場線を見送ることになりました。ホームで炭酸をがぶ飲みしていると、下りで抜いてきた人たちが次々と駅に到着して、ちょっと小恥ずかしい思いをしてしまいました。

★コースタイム:6時間40分

東山北駅7:30→7:50高松山登山口→8:10農道終点→8:50ビリ堂→9:10高松山9:20→9:35花じょろ道交差点

→10:40秦野峠10:50→11:25ブッツェ峠→11:45日影山→12:20三叉路→13:20大野山→14:10谷峨駅

Photo

« 2015年1月 | トップページ | 2015年3月 »